突如大量発生した
ゆっくりによって人間の里が占拠されてしまった。
人間たちが持てる限りの食料を持って脱出した後の里では普段虐げられているゆっくりが我が物顔で闊歩していた。
里はゆっくりに陵辱されつつあった。
見張りをしているはずの紅白饅頭は勝利の余裕からか居眠りし、
巡回歩哨の黒大福は任務を果たさずに民家の棚と言う棚全てを漁っていた。
その油断が良くなかった。
突然、ゆっくりたちの体に響くゴロゴロゴロ…という重低音。
人間が里を取り返しに来たのだ。
「ゆっくりの奴ら、もう勝ったと思っているな。」
「そうらしい。では教育してやるか。」
突然現れた小さな家ほどもある鋼鉄の塊、TigerIを見上げて固まるゆっくりたち。
その後はお決まりのようにゆっくりがゆっくりしていけと挨拶をし、それが受け入れられないとでてけと言い、結果ゆっくりは吹き飛ばされた。
「目標 真ん中の饅頭ども!弾種榴弾! フォイア!」
アハト・アハトが咆哮をあげるたびに、何匹か、何十匹かのゆっくりが炭化水素と炭素の混合物へと変えられた。
正面以外には攻撃できないと考えた聡明な黒大福の指揮で数百匹のゆっくりが虎の側面に突撃したが、
何かが飛び出したかと思うと全てズタズタに切り刻まれた。
おそろしい鉄の棒は連続で爆発を起こせない事に気づいた紅白饅頭たちが砲撃の間隙を縫って虎の正面に突進したが、
矢張りというべきか、車体機銃で蜂の巣にされた。
里に戻った人間たちはカラメル焼きのような香りを感じ、そこらじゅうに転がった黒い塊を見た。
ゆっくりにとっての地獄が現出していたのだ。
WTMのヴィットマンタイガーを見てたらつい書いてしまった。設定ガン無視サーセン
最終更新:2008年09月14日 09:31