ゆっくりれみりゃ系いじめ20 れみりゃのボランティア

「う~~~♪ ここはれみりゃのおへやにするどぉ~~~♪」
「ばぁ~か♪」
「うっう~♪ うあうあ~♪」
「ぎゃ~をた~べちゃ~うぞ~♪」
「れみりゃはつよいんだどぉ~~♪」
「ざぐやにいいつげるどぉ~♪」
「う~♪ ぷぅっでぃ~ん♪ ぷぅっでぃ~んもっでぎで~~♪」
「ちがうの!! ぷりんじゃなぐでぷぅっでぃ~んなの~!!!」
「いりゃにゃい!!! おやさいにがいからきらい!!!」
「おさかなもおにくもくしゃいからきらい!!!」
「ぽいするの♪ ぽいっ♪」
「れみ☆りゃ☆う~♪ にぱ~♪」
「う~~♪」 
 これは全てゆっくりれみりゃの言葉である。
 更に詳しく言うと、紅魔館に住んでいる ザ・メタボリックれみりゃ の言葉である。
 このれみりゃは、普通の俊敏な動きのできる四肢無しれみりゃに少し劣るが運動性能が高いれみりゃよりも遥かに劣る種類?だ。
 だからこそ、普段は食料として出荷されている。
 人間が侵入するのは難しいが、良く訓練された同系のれみりゃで友釣りするのだ。
 そこで、俺は思った。
 他にもれみりゃができる仕事があるんじゃないだろうか、と。
 ゆっくりとはいえ四肢もある個体だ、可能性はある。
 俺はその可能性を探求するために、イジメ、じゃ無くて研究を始める事にした。
「……」
 そうして、紅魔館が見える所で張り込む事一週間。
「うっう~~♪ れみりゃう~♪」
 きた!!
 ゆっくりれみりゃだ。
「みゃみゃ~~♪」
 しかも四匹の子供連れだった。
「大丈夫ですかれみりゃ様? 家族だけでお出かけなんて?」
「う~~♪ れみりゃはこ~まかんのおぜうさまだど~~♪ だいじょうぶだど~♪」
「「「「う~う~♪」」」」
 ……ふむ。
 どうやら今回は勝手に抜け出したんじゃなくて、きちんと伝えてから出て行くらしい。
 これはひょっとしたら不味いかもしれない。
「うっう~いっでぐるどぉ~~♪」
「いってらっしゃいませれみりゃ様」
 手を振っているメイド長は、ずっとれみりゃ一家を見続けている。
「うっう~~♪」
 おそらく、特製であろう日傘を片手で持ち、もう片方の手をブンブンと振りながら先頭を切って歩いてくるお母さんれみりゃ。
「う~ごっじにいくど~♪」
 角を曲がってメイド長から見えなくなると、やはりメイド長がコソッと追いかけてきた。
 仕方ない、これは諦めよう。
 そう思い仮眠を取ろうとしたら、メイド長の動きが止まった。
「……どうしたの?」
「はい、レミリア様が至急お話があるそうです」
「そう。……分かったわ」
 これはラッキー、屋敷の中へ戻って行った。
 この機を逃す手は無い。
「おーいおまえたちー!!!」
「う~~~♪ うっう~れみりゃはこ~まk」
「よこせ!!!」
 先手必勝、れみりゃの手から日傘を、そして帽子を奪い取る。
「うあああーーーー!!!!! れみりゃのぼーじかえぜーーーー!!!!!」
 おお酷い酷い。
 頼むからそんな顔でこっちを向かないでくれ。
「んー。こんなきったないものは処分しないとなー!」
「だめーーー!!!! それはゆいじょだだじーこーまがんのれみりゃのものなのーーーー!!!!」
「じゃあやっぱりごみだね!!! ごみがこはこっちだったね!!!」
「までーーー!!! までーーー!!!!」
 俺の後ろを必死になって走ってくるれみりゃ。
 必死になって走っているが、俺は唯歩いているだけなんだがな。
「まぁまぁ~~まっで~~~♪」
「う~~~♪」
 その後ろからは、赤ちゃんれみりゃが追いかけてくる。
 これは面白い事になりそうだ。
「うーーーー!!! がえじてねーー!!!!」
「はいはい。この帽子だったかな?」
 漸く、目的の場所に到着した俺は、れみりゃに帽子を返さなかった。
「ほれ、ここにすでじゃう~♪ ぽいするど~♪」
 そこの側溝に何時もれみりゃがやるように捨ててやった。
「あああーーー!!! れいむのぷりでーなおぼーじがぁー!!!!!」
 躊躇なく側溝に飛び込んでいくれみりゃ。
 そのまま、帽子と同時に側溝に落ちる。
「うっう~♪ うーーー!!! きだないーーー!!!!」
 帽子を被り、漸く周りの状態を理解したれみりゃが勢い良くその場から上がってこようとする。
「セイヤ!!!」
「うぎゃ!!!」
 上がってくるれみりゃをけり落とす。
 そのままお尻を打って尻餅をつくれみりゃ。
「うーーー!!! ぎたないどーー!!! こーまかんのおじょーざまのごーじゃすなおよーふぐがよごれじゃったどぉーーー!!!!」
「そのほうが似合ってる。お前は今からそこを綺麗にするんだよ!!」
「うっう~♪ いやだぁ~~♪ ざぐやにやってもだう~~♪」
 仕方がないなぁ。
「うっぎゃー!!! まぁまぁーーー!!!!」
 取ったままだったれみりゃの日傘で一匹の赤ちゃんれみりゃを串刺しにする。
「あああ!! あがじゃん。れみりゃのぷりでーーなあがじゃんがーーーー!!!」
 その言葉を無視し、その子供を放り投げると相違していたスコップでどぶをさらいれみりゃの頭にかけてあげる。
「うあーーー!! ぎだないーーー!! こーまgん!!!」
「ちがうだろ? お前は紅魔館のお嬢様じゃないんだよ?」
 余りにも紅魔館紅魔館煩いので、スコップでガンガン叩く。
「うあーーー!! うあーーー!!!」
「分かったか? お前は紅魔館のお嬢様じゃないんだよ?」
「わがったーー!! わがったからゆるじてーー!!!」
 よーし。
 これで漸く計画どおりに事が運べる。
「よし、それじゃあさっさとココを綺麗にするんだ」
「うーーわがったーーー!!!」
 少し小さめのスコップを投げてやる。
 小さくても鉄製なのでずっしりと重い。
「うーーおもい!! ざぐやーーーれみりゃのかわりにやっでーー!!! んびゃあ!!」
「お前が一人でやるんだよ」
「はいーーー!!!」
 全く。
 れみりゃは、よろよろと立ち上がり必死になってスコップを持った。
「う~~?」
 そうか、どうして良いか分からないのか。
「こうやって、すくってこっちに捨てるんだ」
 身振り手振りを交えて、れみりゃに教えてやる。
「うーー!! うーー!!!」
 単純な作業なので、ゆっくりにしては簡単に覚えた。
 そして、今れみりゃは必死になってどぶをさらっている。
「うあーーー!! づがれだーー!! もうおわり~~♪」
「……」
「あぎゃああ!! まぁまぁーー!!!!」
 もう一匹、赤ちゃんれみりゃの四肢を引きちぎってみた。
 その後スコップで本人を殴打。
「さっさとやれ」
「はいーー!!! はいーーー!!!!」
 何度も何度も、重いスコップを持ってかき出していくれみりゃ。
 最後の方になると、疲れて何度も転びながら、何とか100Mのどぶさらいを終える事ができた。
「うーーー!!! うーーーー!!!」
「おい! 最後の仕事だ」
 未だ側溝で荒い息をしているれみりゃに、最後の仕事を言いつける。
「うーー? ざいご?」
「そうだ。これで最後だ」
「う~~♪ れみ☆りゃ☆う~♪ にぱ~♪」
 コンだけ元気があれば大丈夫だろ。
「ほい」
「うっぎゃーーー!!!」
「ほいほい」
「まぁまぁーー!!!!」
「ほーい」
「ぎゃーーー!!!」
「ラスト」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー!!!!」
 四匹の子肉まんをバラバラびしてそこに放り込む。
「あああ!!! れみりゃのぷりでぃーなあがじゃんがーーー!!! んびゃ!!」
「違う! それはどぶだよ。さっさとそれをすくってココに入れろ」
 大きなバケツをれみりゃの前に落とす。
「ちがうのーー!! これはrぎゃーー!!!!」
「はやくしろっていってるんだよ?」
「はいいーーーー!!! いれまずーーーー!!!」
 おお早い早い。
 随分と速いペースでバケツの中に入れ終えたれみりゃに、それを上にもってこいと命令する。
「ううーー!!! うーーー!!!」
 律儀にスコップを持ったまま、バケツを上にあげたれみりゃ。
「ご苦労さん。それじゃあ、これ持って」
「う?」
「こうやって摺ってみて」
「うーー」
「あ、折れちゃったね。もっと早くやってみてね。折れたのはバケツの中に捨ててね」
「うー。う~~~!! う~~~♪」
「火がついたね。それもバケツの中に入れてね」
「う~~~♪ ぽい♪ うあああ゛あ゛ーーーー!!!!!」
 うん、予め灯油を入れていただけあって良く燃える。
「まぁまぁーー!!!」
「あずいーーー!! あずいーーー!!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛!!! あがじゃんがーーー!! あがじゃんがーーー!!!」
 物凄い炎を上げるバケツの前で、唯呆然と立ち尽くすれみりゃ。
 ここは一つ言葉をかけてやらねば。
「おまえがころしたの」
「!!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー!!!!」
 おっと、馬鹿なれみりゃにも分かりやすく言ったのに、意味が分からないから泣き叫んだのかな。
 まあいいや、もう焼け終わったみたいだし。
「ご苦労さん。これはごほ-びだよ」
「あああ!! う♪ ぷぅっでぃ~~ん♪」
「そうだよ。食べて良いよ」
「う~~♪ ぷぅっでぃ~~ん♪ うまうま!!!」
 やっぱり働いた後のプリンは最高だよね。
「赤ちゃんは?」
「うあああーーー!!!」
「プリンは?」
「うっう~♪」
 わースイッチみたい。
「それじゃあね…………」
 俺は、二・三れみりゃと言葉を交わした後に紅魔館に返した。
 俺も、先回りして張り込み現場に戻る。
 ……。
 待つ事数時間。
 漸くれみりゃが帰ってきた。
「れみりゃさまーー!!! おそかったですねーー!! 咲夜心配しま……した……よ?」
「う~~~ざぐや~~~♪ れみ☆りゃ☆う~♪ にぱ~♪」
 メイド長さんが驚くのも無理はない。
 全身どぶまみれで差している日傘には、一つの赤ちゃんれみりゃの帽子が中身をべた付かせて同道と刺さっているのだから。
「あの? その格好は?」
「う~~~!! ざぐやはばぁかだ~~~♪ こ~まかんのおぜうさまのれみりゃのえれがんどながっごだどぉ~~~♪」
「それじゃあ、その傘は?」
「うっう~♪ れみりゃのかさはかっこいいどぉ~♪ たたぐとつよいんだど~~♪」
「……それじゃあ、子供達は?」
「う~~~?」
 予想通り、混ざりまくった記憶から必死に子供の事を探し出すれみりゃ。
「う~~♪ こどもおいじかっだどぉ~~♪ うごいでつがれだがら、おながいっぱいだべたどぉ~~~♪」
 呆気に取られたメイド長。
 俺は、その結果を必死にメモに取った。
 その為、屋敷の中で、数人の笑い声が聞こえた事など知る由も無かった。


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最終更新:2022年01月31日 01:30
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