美鈴×ゆっくり系13 美鈴と森のゆっくり_中編_3


「そうね、じゃあ間を取って……まりさは、ここから下ろして自由にしてあげる。ありす
とゆっちゅりーは、自由になったまりさを好きにしていいわよ」
 言うが早いか、美鈴は青竜刀を横に薙いだ。
 狙い違わず、刃はまりさの髪の毛を斬り払い──まりさは地上へ落下した。
「ゆびゅっ! い゛、い゛だじぜぇぇぇぇぇっ! ぐじゅっ、う゛ぅぅぅっ!」
 落下の衝撃で、薄く削がれて醤で湿らされ弱った皮がところどころ破け、餡子が漏れる。
「あ゛びゅっ……な゛っな゛がう゛ぃがぁっ……びぃぃぃぃっ!」
 生命を維持する大切な命の素が、少しずつ身体から出て行く恐怖が、まりさを襲う。

「あら、なにぼーっとしてんの? 自由にしていいのよ、それ」
 美鈴は、ありすとゆっちゅりーを促した。
「ゆっ!? う、うん、おねえさんっ! じゃあ、ありすはまりさをいじめるね! いい?」
「むきゅっ! ぱちぇは、ゆっくりみていたいわ……にくたいろうどうは、にがてなのよ。
それでもいいのかしら?」
 長い間ずっと命令される立場にいたためか、二匹は美鈴に行動内容を述べて許可を求め
る。
 てっきり喜び勇んで即座に動くと思っていた美鈴は、少し意外に思ったが、
「いいわよ。ご自由にどうぞ」
 ここで否と答えても無意味なので、許可を出した。

「ゆ゛ぎゅっ! ゆ゛ぎう゛ぃっ! や゛べでぇぇぇぇっ! あ゛づぅぃずぶぅぅぅぅぅ
ぅぅっ! ごう゛ぇう゛な゛ざい゛ぃぃぃぃぃぃっ!」
「んほっ! んはっ! んひゅっ! ま゛っま゛ま゛じぃざぁぁぁっ!」
 都会派らしく、ありすはまりさをレイプする。
 体当たりとか、食いちぎるなどと言う野蛮な事を、ありすはあまり好まない。
「ぶべっ! やう゛ぇでぇっ! あ゛じずぅっ! じに゛ぞう゛だぜぇぇぇっ!」
「う゛ぁ! う゛ぁじざぁっ、だいっぎらい! だい゛ぎら゛い゛よ゛っ! みにぐく、
がう゛ぁりはてた、ごみ゛ぐずのぐぜにぃぃぃっ! ぎぼぢう゛ぁる゛い゛ぃぃぃっ!」
 声を聞く限りでは、犯されてるまりさはまだしも、犯しているありすもあまり気持ち良
く無さそうである。
「ねぇ、ゆっちゅりー、なんかありす泣いてて、苦しそうなんだけど……なんで?」
「むきゅぅんっ、ありすはこうびがきらいなのよぅ……すっごいとらうまがあるの……」
 交尾が嫌いなありすがいるのかよっ! 思わず美鈴は突っ込みを入れたくなった。
「そ、そうなの……でも、きらいなのに、なんでわざわざ?」
「むーきゅーぅん……たぶんだけど、じぶんがきらいなこういをするのが、いちばんのい
じめになるとおもったんじゃないかしら?」
 これ以上は見たくないわ、と言いたげにゆっちゅりーは目を閉じた。

「やう゛ぇっ! ごう゛ぇん゛う゛ぁざい゛ぃぃぃぃっ! な゛、な゛ぁっがびがぁっ、
どう゛ぇでる゛ん゛だぜぇぇぇぇっ! じぬ゛っ! じん゛じゃう゛ぅぅぅぅぅっ!」
 性交時に「死ぬ」とは、すなわち「絶頂」の事を指すのが一般的である。
 しかし、この場合は普通に生命活動の停止を意味していた。
「じべっ! じん゛じゃう゛ぇっ! ぎぼぢう゛ぁる゛い、ごみ゛ぐずう゛ぁびぃざぁぁ
ぁぁっ! だい゛っぎら゛びぃっ! ばや゛ぐ、じべぇぇぇぇぇっ!」
 ずぶっずじゅっべぢゃっ、と汚らしいくぐもった液体音がやけに大きく聞こえる。
 先ほど「まりさのまむまむはさいこうなんだぜ!」と自慢していたその器官は、全く情
け容赦の無いありすのキラーファックによって、ゆっくりと壊されつつあった。

「ゆ゛う゛ぅう゛ぃでぇぇぇぇっ! う゛ぉう゛ぅう゛ぉう゛ぃぃぃぃっっっ! じん゛
じゃう゛ぅぅぅぅぅっ! あ゛じずぅぅぅぅぅぅぅっ!」
「じべっ! じね゛っ! ぢう゛ぇっ! ま゛じざぁな゛ん゛がぁぁぁっ! ぎら゛う゛
ぃっ! ぎら゛い゛っ! だぁぁっい゛っぎら゛い゛ぃぃぃぃぃぃっ!」
 いつになったら終わるんだろう──美鈴は、もういい加減気分が悪くなってきた。
「ねぇ、あんたちの交尾って、こんなに時間かかるもんなの?」
 前に何度かゆっくりの交尾を見かけた時は、もっと早く「すっきりぃー」とか言って終
わっていたような気がする。
「むきゅ! どっちもすっきりしてないからおわらないのよ。どっちかがすっきりすれば
おわるわよ」
「……聞くけど、まりさとありす、どっちが先に「すっきり」すると思う?」
 どんな返答が返ってくるか、聞く前からだいたい想像がついている。
「むぅぅぅきゅぅぅ……あれだけだめーじをうけてるから、まりさはすっきりできないわ。
すっきりするにはたいりょくがひつようだもの……ありすは、まりさとのこうびじゃ、す
っきりできないわね……」
 美鈴が予想した通りの答えであった。

「ありす! もう、やめなさい! ……ほら、ゆっちゅりーも言って」
 こんなのを見続けていたら、おかしくなりそうだ──美鈴は音を上げた。
 凌遅刑によって表皮のほとんどを削ぎ取られ、切り剥がされた箇所には醤を染み込まさ
れた事により、赤黒いグロテスクな球体となったまりさと、苦痛に顔を歪めたありすが、
聞くに堪えない声を上げて絡み合う姿は、普通に気持ち悪い。
 喩えて言うならば、肥溜めに浸かり、ずびずびと腐った糞便を啜りながら、ホモセック
スに興じるアメリカンサイズのヒゲデブオヤジ集団の方が、まだマシと思えるほどに。
 もっとも、そんな場面には、出来れば一生遭遇したくは無いが。
「むきゅ……わかったわ! ありすぅ~、もうやめてあげなさいっ! もうじゅうぶんに
ふくしゅうしたでしょ?」
 いつの間にか静かに泣いていたゆっちゅりーが、涙声で叫んだ

「がひゅうっ……う゛ゅっ、ぐぼっ……ゆ゛ぐぐぐぐっ……」
 まりさは苦しげな息をつき、口から餡子を吐き出す。
 レイプによる激しい動きによって、身体の至る所からも餡子を漏らしている。
 このまま放置すれば余命一時間程度となる出血……出餡子量であった。
「うぐっ、ぐじゅっ、う゛ゅじゅんっ……き、ぎぼぢわ゛る゛がっだぁぁぁぁ~っ!」
 そんなに嫌ならなんでしたんだよ──美鈴は声には出さず、突っ込みを入れた。
「むきゅ! ありすはばかねっ! そんなこと、いやならしなければいいのにっ!」
 ゆっちゅりーは声に出して突っ込んだ。
「だ、らっでぇ……ほかにほうほうが、おもいつかなかったんらもぉんっっっ!」
 だからってレイプするかよ、普通──再び心中で美鈴は突っ込む。
「むきゅ! たいあたりとか、かみつくとか、いくらでもほうほうあるじゃないの!」
 再び、ゆっちゅりーは突っ込みを声に出す。
「そ、そんな……そんなやばんなこと、ありすはできないよぉぉぉぉぉぅっ!」
 レイプは野蛮じゃないのかよ──三度、美鈴は頭の中で突っ込んだ。
「むきゅきゅっ! ごうかんは、じゅうぶんにやばんよっ! なにがやばんか、ありすは
ゆっくりりかいしてねっ!」
 三度、ゆっちゅりーは声を荒げて突っ込みを入れた。
「ああ、なるほどね……そう言うことか」
 被レイプ経験のあるゆちゅりーは、愛するありすがそんな行為に及んだので、腹を立て
ているのだと美鈴は気付いた。

「さて、それじゃ約束を果たしてあげるわ」
 厳かに美鈴は、ありすとゆっちゅりーに語りかけた。
 虫の息のまりさは放置である。
「そ、そうだったね! おねえさんっ! ありすのおねがい、きいてくれるんだよねっ!」
「むきゅきゅっ! おねえさん、やくそくおぼえててくれてありがとう!」
 にこにこと二匹は笑顔を浮かべて喜んだ。

「もちろんよ。で、どっちのお願いを聞いて欲しいの?」
「んっと……そうだんしてもいい? おねえさん!」
「むきゅ! すこし、じかんがほしいわ!」
 美鈴の言葉に、二匹はこのように反応した。
「相談が必要なの? 二匹とも死ぬか、ありすが生きるか、どっちかなのに」
 にやりと美鈴は笑う。
「えっ!?」
 不思議そうな顔をするありす。
「むきゅっ! お、おねえさん……まさか……」
 ありすより察しの良いゆっちゅりーは、美鈴の意図に気付いた。

「そうよ、察しがいいわね。あなたたちが、さっきなんてお願いしたか覚えてないの?」
 美鈴はあざ笑うように言うと、
「ありすは一緒に殺して、ゆっちゅりーはあなたを殺してありすを助けて、そう言ったわ
よね?」
 もう願い事は聞いてるわ、あとはどっちにするかだけよ──と選択を迫った。
「ちょっとっ! そんなのって……ひ、ひどすぎるよぉぉぉぉぉっ!」
「むきゅっ! おねえさん、いいたいことはわかるわっ! でも、それはひどすぎるわ!」
 二人は抗議した。

「いいから決めなさい。あなたたちが決められないなら、私が決めるわよ!」
 抗議は却下され、選択を迫られる。
「そ、そんな……そんなのって……なに、これ……ひどい、ひどいぃぃぃぃぃっ!」
 ありすは愕然とした。あまりの事に涙も出ない。
「むきゅぅ……きゅぅぅっ……ぱちぇがしぬか、ふたりともしぬかってことよね……」
 ゆっちゅりーの中では、もう結論が出ていた。

「どっちがいい? 言いなさい……あと10秒よ」
 美鈴はカウントダウンをはじめた。
「きゅー……」
「ぱちぇをころして!」
 即答が返ってきた。

「…………あ、き、決まったのね……そう」
 思い切り肩すかしをされたような気分だ。
 薄々こうなるんじゃないかと予想していたが、あまりにも早すぎる。
「……そ、それじゃ、覚悟し」
 美鈴が青竜刀を振り上げ──
「まって、おねえさん! ありすをころして!」
 ようとしたところで、ゆっちゅりーを守るようにありすが立ち塞がった。
 やっぱり、こう言う展開になるわよね──何となく予想してはいたが。

「なによ? あんたを殺すなら、ゆっちゅりーも殺すわよ。ゆっちゅりーだけ死ぬか、二
匹とも死ぬか、どっちかなんだから」
 あくまで「お願い」された内容にこだわって見せる。
「い、いい゛わよ゛ぅっ! あ、あ゛じずは、お゛……おあぢゅじーと、い゛、い゛い゛
っじょがい゛い゛の゛ぉぉぉぉぉぉぉっ!」
 一緒に死にたいありす。
「むきゅぅぅぅぅぅぅっ! らめぇぇぇぇぇぇぇぇっ! お、お゛ねえざんっ、あ゛りず
は、こ……ごろ、ころ゛しぢゃら゛めぇぇぇぇぇぇぇっ!」
 ありすに生き延びて欲しいゆっちゅりー。

 非常にどうでもいいことだが──美鈴にとってはジレンマなのであった。
 約束したとは言え素直にお願いを聞いてやるのは、なんとなく癪と言うか、どうにも気
分がすっきりしない。
 畜生に神は居ない! そう言って、ゆっちゅりーだけ殺して、ありすを見逃し、約束を
反故にするのは簡単であるが、それだと何か負けたような気になる。
 二匹とも殺すのは、ありすのお願いを叶える事になる。
 ──そのため、美鈴は処遇を決めかねていたのであった。

 たかがゆっくり、二匹殺すも一匹殺すも、どっちも殺さないも、同じ事。
 重要なのは、どう言う結末にすれば、より美鈴の気が晴れるかである。
 ──だからこそ、ふんぎりがつかないのであった。

「面倒くさいわね。それじゃ、どっちも生かしてあげようかしら?」
 二匹にとって最高の結末を提示してやる。
「だめ゛ぇぇぇっ! ぞれ゛じゃ、や゛ぐぞぐどぢがっぢゃう゛ぅぅぅぅぅぅっ!」
「むぎゅぅぅぅぅっ! いばざらぞんな゛の、らめ゛ぇぇぇぇぇっ!」
 愚直なまでに、二匹は約束に固執して見せた。

「うるさいっ! 生かしてやるって言ってんだから、素直に喜びなさいよ!」
 美鈴は怒鳴った。
「うぞづぎになっぢゃぅぅぅぅぅっ! あ゛じず、あづぃずぅ、う゛ぞづぎじゃな゛い゛
も゛ぉぉぉぉん゛っっっっ!」
「う゛ぎゅっ! いぎるだべだがら゛っで、おべえざんどの゛っや゛ぐぞぐや゛う゛れ゛」
なう゛ぃう゛ぁう゛ょょょょょっ!」
 この二匹にとって、ウソつきになるのは、死よりも耐え難い事であった。

「なんなのよ、あんたたちは……そんなに死にたいの?」
「だっでぇ、だぁぁっでぇぇぇ! ま゛じざどお゛な゛じに゛な゛ぢゃう゛ぅぅぅぅっ!」
「む゛ぎゅう゛っ! あ゛れ゛ど、どう゛れう゛ぇるに゛な゛るの゛い゛や゛ぁぁぁぁっ!」
 二匹の魂の叫びを聞いて、美鈴は腹を固める。
「決まりね。殺してあげない! あんたたちは、あのまりさと同じうそつきになって生き
なさい。一生、死ぬまで!」
 どことなく釈然としない気分だが、これが一番こいつらを苦しめられる結末だろう。
「い゛っい゛や゛ぁぁぁぁぁぁっ! や゛だぁぁぁぁぁぁっ! あ゛じず、あ゛じず……
ま゛り゛ざどお゛な゛じ、い゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「む゛っむ゛、ぎゅう゛っ! ぞう゛な゛づみ゛う゛ぉぜお゛っで、い゛ぎだぐない゛ぃ
ぃぃぃぃっ! い゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

「死は易く生は難し。死ぬよりも生きる事の方が難しいのよ。おやすみなさい。うるさいから」
 おもむろに美鈴は自機狙い弾を放った。
 殺すためではなく意識を失わせるために威力を抑えて。
「ひゃう゛ゅっ!」
「むっぎゅう゛っ!」
 衝撃。激痛。暗転。二匹は沈黙した。

「ん~っ、さて……帰り支度しましょうか」
 大きく伸びをしながら、美鈴は呟いた。
 ちらりと、まりさを見る。
「……ゅ、う゛ゅ、ゆっ……ゆ゛っ……ゅゅゅ……ゆ……」
 ──まだ、生きていた。
「しぶといわね……楽にして欲しい?」
「……ゅ……! ……っゅっ……!」
 声が聞き取れない。
 腰をかがめ、まりさの口元に耳を近づける。
「……ん? ……うん……そう、わかったわ。ゆっくり、おやすみなさい」
 あまり触れたくない姿と成り果てているそれに、美鈴は手を伸ばし触れる。
 気を練り、そして気を放つ──。

 大空に瞬く星達が、昇る日輪によって掻き消される。
「……ゅ! ……ゆっ……ゆぅ~んっ……」
 ずっと気絶していた子れいむは目を覚ました。
「ん~っ……ゆっくりしていってね!」
 元気良く朝の挨拶をする。
 昨夜は怖い夢を見た……れみりゃがこの巣を襲撃する夢──その話を母にして慰めて貰
おう、それからご飯を食べて、みんなでゆっくり遊ぼう。
 そんな事を考えながら、あたりを見回す。

「……ゆっ? なんだろ、あれ……?」
 巣の出入り口に、何かがぶら下がっている。
 逆光になっているため良く見えないが、黒っぽい丸い何かが二つ並んで。
 子れいむは、それが何か確かめようと、ゆっくり近づき──
「ゆ゛っ……ゅ……う゛ゅっ……ゆ゛……っ……」
「……ゅ…………う゛ゅっ……ゆ゛っ……ゅ……」
 小さな声で喘ぐその姿を見た。

「ゆ゛ゆ゛ゆ゛っっっ! ゆ゛っぎゃあ゛ぁぁぁぁぁぁぁっ! お゛、お゛お゛があ゛ざ
ぁぁぁん゛っっ!」
 巣穴内に絶叫を響かせ、母の姿を探し求める。
 ──こわい、なにあれ……わかんない、なんなの……?
 早く母に会いたい、会って、金色の糸で吊り下げられている、黒い何かの事を知らせた
い。

「お゛があ゛ざぁぁぁぁぁぁん゛っ! お゛っ、お゛があ゛ざぁぁぁん゛っっっっ!」
 巣の中を飛び跳ね、母の姿を探す。
 ──いた! おかあさんだ! うしろむいてるけど、おかあさんだ!
 こちらに背を向けて、ゆっくりしている母を見つけた。

「お゛があ゛ざん゛っ! ごう゛ぁびの゛がぁ、ごわ゛い゛の゛がい゛る゛よ゛っ!」
 母に向かって、必死で叫び、呼びかける。
「う゛っ!? あ゛っあ゛あ゛あ゛あ゛っっ!」
 ──あれ、おかあさんのこえ……どうしたんだろ、おかぜひいちゃったの?
 母れいむは我が子の声がする方向へ、ゆっくりと振り返る。

 そして……子れいむは母の顔を見た──
「ゆ゛っ!? ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛っっっっ? お゛っ、お゛っ、お゛っがぁあ゛ざ
ぁぁぁぁぁぁん゛っっ!?」
 れみりゃアームを目から生やし、だらんと開いた口元から涎餡子汁を垂らす顔を。
 ──なに? どうしてっ! なんでなのっ? こわいよっ、こわいっ!
「ゆ゛ぎゃあ゛ぁぁぁぁっ! や゛だぁぁぁぁぁぁっ! どう゛じでぇぇぇぇぇっ?」
 ──わからない、なにがあったのか、わからないっ!
 寝ている間に何が起きたのか、子れいむには見当も付かなかった。

 起きた時は、怖い夢を見たが、今日もみんなでゆっくり出来る一日だと思っていた。
 いつもいじわるするけど大好きな子まりさたち、一緒にいると落ち着く姉妹子れいむ、
頼りがいのある母まりさ、優しい母れいむ、みんなのために頑張ってくれるありすとゆっ
ちゅりー、家族みんなで今日もゆっくり出来るはずだったのに──

「ごれ゛じゃ゛ゆ゙っ゙ぐり゙でぎな゛い゛よ゙お゙お゙お゙お゙ぉぉぉぉぉっ!」

 子れいむは──泣いた。


                                   ■つづく■
続き_18禁
続き_全年齢

あとがき

 クソ長ぇもんを、ご笑覧いただきありがとうございます。
 長いわりには中編で、後編に続くで、申し訳ございません。
 おろかにも伏線を張ったりしたので、その回収でやたらと長く……やれやれですね。
 馬鹿正直に8匹全部+ゆくっりゃをまんべんなく虐待したとしたら、とんでもない量に
なる事に気付きましたので、れいむ母子は軽めにしました。

 スレの流れの速さには、最早ついて行く事能わずでございます。
 他の方の作品拝読させていただくのも、追いついておりませぬので、ネタ被りが発生し
ないか気がかりです。
 そんなわけで、この場にてスレで頂いたご感想のお礼を申し上げます。ありがとうござ
います。
 書き手の心情投影しまくりで、前編ではゴミクズなど連呼すみません。もっと客観的な
気分で書かないとなりませんね……目の前に、ゆっくりが居て、それに向かって罵倒して
る訳じゃないんですから。

 後編は、気付いたら18禁になってました。ふしぎ!
 れみりゃを見ると、つい犯っちゃうんですよ。可愛いから。

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最終更新:2008年09月14日 11:19
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