fuku0692.txtの便乗犯&中途半端虐待。
「ゆっくりレティの帽子を奪って逃走劇」ものを考えていたのに、ゆっくりした結果がこれだよ!!
ゆっくりについて、面白いことを聞いた。
いわく、飾りがないゆっくりは苛められる。
いわく、死んだゆっくりの飾りをつけたゆっくりは殺される。
いわく、ゆっくりの飾りを盗ったものは死ぬまで付きまとわれる。
へぇー。そーなのかー。
というわけで、加工所で働いているおじさんに土下座した。「ゆっくりさせてください!」
ダメだった。
しかたがないので、朝から所長に直訴した。それでもダメだったので色々やった。具体的にはテロ。
執念が認められ、どうにかこうにか、実験させてもらうことになった。
場所は加工場から離れた実験用地域の一角。
結界が張られているため、妖怪や野良れみりゃ、野良犬などの襲撃による想定外もない。
さっそくゆっくり霊夢一家の住処を発見した。手のひら大の子れいむが10匹、直径20cmぐらいの親れいむの11匹家族。
ゆっくり一家が寝静まるまでじっと待ち、チャレンジ開始。
寝ている子れいむからリボンを全て奪い、1匹に結び付ける。
うむ、ゴージャス。
完成したゴージャス子れいむ、略してゴれいむを、用意していた透明な箱にいれて、準備完了。
満足して箱を抱きかかえ、巣の近くで横になる。
興奮してなかなか寝付けなかった。さてうまくいくといいが・・。
翌朝、「「「ゆっくりしていってね!」」」の声で起こされる。
声でけえなおい。野生でもこんな声なのか・・?
抱きかかえたゴれいむも箱の中で目が覚めて、
「ゆっくりしていってね!」
はいはい、ゆっくりゆっくり。
「おじさんだーれー?ゆっくり出来る人?」
はいはい、ゆっくりしろモーニング!
「ゆっ!なーにこれー?ゆっ!ゆっ!」
箱で暴れ始めた。ああ面倒だ。ゴれいむは脇に放置して、巣の中の様子を伺うことにした。
連鎖して声が響く。
「ゆっくりしていってね」「ゆっくりしていってね」「ゆっ」「ゆゆゆっ!」
ざわざわと騒ぎになる。ニヤニヤが止まらない。
「りぼんがないよっ!」「ゆっ!れいむのりぼんがない!」
「へんなのー!」「ゆ゛っ!!れいむもないよー!」「え゛ーっ!」
・・・なるほど。鏡とか知らないから、リボンが無いのに気がつくのが遅いのか・・。
遅れて親れいむが反応する。
「みんなのりぼんがないよー!」
巻き起こる悲鳴。
「「「「う゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛お゛があ゛ざあ゛ん゛!!!」」」」
しかし、それを聞いても親れいむは困惑顔だ。
「・・・本当にれいむのれいむ??」
・・リボンが無くなると識別できなくなるというのは本当だったか・・。
それにしても・・・・なんて表情だ。
こわいこわい、とか言う変わった
突然変異を見せてもらったことあるが、あれより顔がでかくて眉間にしわがよってる分腹立たしい。グーパンチしたい。
「「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」」」
あーあ、ショックだろーなー。かわいそうに。
腹筋が捻れてきたので、ゴれいむを箱から取り出す。
叫びが聞こえていたのだろう。すっかり怯えている。
「ほら、早くお母さんところでゆっくりしていってね!」
箱から出してやると、一目散に巣に戻っていった。
「お゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん」
「ゆっ!れいむー!」
それに気がつく親れいむと・・・
「あ゛あ゛あ゛・・・ゆゆっ!!りぼん!!りぼんいっぱい!!りぼん!!りぼん!!!」
リボン無しの子れいむ達。
「ゆゆっ!?だれ!?ゆっくりできないこはでていってね!」
親れいむが識別できないのに、ゴれいむに認識できるわけがないか。
初めて見るリボン無しに一瞬怯むゴれいむ。慌てて親れいむの元に跳ねていく。
「おかーさん!しらないこたちがいるよ!そとにへんなひともいるよ!これじゃゆっくりできないよおおおおおおおお!!」
「れいむ!れいむ!」
親もゴれいむのことはわかるらしい・・。リボンの数は気にならないのか?
そう思っている矢先、
「りぼん・・」「れいむのりぼん・・・」「りぼん・・・」
いい感じに出来上がっていく子れいむ。
そこにゴれいむが、いい感じに火種を投げ込んだ。
「ゆっ?・・・りぼんないこはしらないよ!ゆっくりでていってね!」
「「「「がえ゛じで!がえ゛じで!ゆ゛っ゛ぐり゛り゛ぼん゛がえ゛じでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!」」」」
ゴれいむに襲い掛かっていく子れいむ達。
「や゛め゛っぐっげぶ、や゛め゛でえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」
すごく・・・フルボッコです。
そして動く親れいむ。
「ゆっくりできないこはしね!」
「ぎゅっ!」「げぶっ!」
2匹踏み潰された。容赦ないな。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛がえ゛ぜ!お゛があ゛ざん゛を゛がえ゛ぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!」
ますますヒートアップする子れいむ。
だがこのままでは、親+ゴれいむ側の圧勝だろう。
・・・そうはいくものか。
「ゆっくりしろモーニングゥアアアアアアアアア!!!」
「「「ゆ゛っ!」」」」
全力で怒号をあげて巣の中に突進。親れいむを両手でがっちりホールドする。
「おじさんだれ!?ここはれいむのおうちだよ!!ゆっくりできないからさっさとでていってね!」
ゴれいむ・・・おにいさんは君にだけは言われたくなかったよ。
「おにいさんはゆっくりマン!君たちをあの悪いゆっくりから助けにきた!」
と、子れいむ達に語りかける。
「君達の親は私がゆっくりさせておくから、早くアイツからリボンを奪い取るんだ!」
子れいむ達の顔に理解の色が広がっていく。
「ありがとう!おにいさん!」「ゆっくりしね!」「りぼんとるこははやくゆっくりしんでね!」
そして再開する死刑執行。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛れ゛い゛む゛の゛!!れ゛い゛む゛の゛こ゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
親れいむうっせ!ゴれいむが・・・あ、食われてる。朝飯まだだったなそういえば・・。
そんな食事風景が終るまで親れいむをがっちりホールドしておいた。落ち着いたのを見計らって巣から引っこ抜き、透明箱に閉じ込める。まだ声も出さずに泣いている。その様を見てテンションあがってきた。
さて・・・こっからが本番よ。
「やったね君たち!」
子れいむ達に話かける。
「「「ありがとうおにいさん!ゆっくりできたよ!」」」
「おかーさんはどうしたの?」
「おかーさんはゆっくりさせているよ!さて、リボンつけてあげるね!」
「「「わー、ありがとうおにいさん!!」」」
いわく、死んだゆっくりの飾りをつけたゆっくりは殺される。
「はい、みんなつけ終わったよ!」
「ありがとーおにーさん!」
・・・しばらく待ってたが、こいつら同士では殺しあいは発生しないようだ。
ガセネタか・・・と、親れいむを箱から出して巣の中に戻してみる。
まだ泣いてた。ほーら、可愛い子れいむたちだよ。
「ゆっ!!!」
ビグンッ!と親れいむの体が激しくうごめいた。ゴれいむが殺されたときですら、ここまでの衝撃は無かったというのに。
ワクワクしながら、手を離して見守っていると、子れいむ達が寄ってきた。
「おかーさんもとどーりだよ!」「れいむたちだよ!」「わるいこはゆっくりさせたよ!!」「ゆっくりしていってね!」
和気藹々としている。
突然、親れいむが跳ねる。子れいむが4匹下敷きになった。
「ゆっくりしね!」
「ぎゅっ!」「ゲベッ!」「ギャベぶっ!」「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」
突然の凶行に残った4匹は言葉も無い。
「ゆっくりしね!!」
ストンピングが続く・・もはや4匹は原型も残っていない。
親れいむがこっちを振り向いた。平時の表情となんら代わりが無いが・・・
「しね!!!」
動けなかった2匹はそのまま下敷きに、残り2匹は慌てて巣から抜け出そうとする。
・・ギリギリ、逃げる2匹をどうにか捕まえることが出来た。
「しねしねしねしね!ゆっくりしね!」「お゛がぁざあ゛あ゛あ゛・・・」「ゆ゛っぐり゛・・・じだ・・・」
振り返ると、着実に押しつぶし作業が進んでいた。うわさ通りとはいえ、これは一体どういうメカニズムなのか・・。
巣から抜け出し、1匹を透明箱に入れてもう1匹とともに隠れた。
しばらく巣で暴れまわる音が響き・・それが止むと、親れいむが中から這い出てきた。
ぐったりしている。あれだけ暴れれば当然か・・。
そして、透明な箱に気がついた。
瞬時にして親れいむの形相が鬼のように変わり、全力で透明な箱に体当たりを行う。
体が箱にめり込む。こぼれおちる餡子をものともせず、箱を踏みつけにかかる。
「シネ!ゴボッ!シネッ!シネッ!シネッ・・・」
殆ど中身を出し切って、ようやく親れいむは力尽きた。箱にベッタリ張り付いている。
「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「うわっ?しまった!!」
あまりのことに呆然としてしまい、子れいむを取り逃がした。
慌てて後を追ったが・・・・・ゆっくりまりさの家族に遭遇した子れいむを見つけた。・・・これは間に合わない。
せんべいになるまで10秒かからなかった。
もったいないことをした・・・。
「「「すっきりー!」」」」
・・・・??ゆっくりまりさがつぶやいた言葉に疑問を抱いた。え?すっきりなの??
「ねえ君たち?」「おじさんだーれー?ゆっくりできないならあっちいってね!」
冷静に、用意していた袋にゆっくりまりさ一家を全部詰め込んで2、3回叩きつけるのに、10分はかからなかったと思う。
「ねえ君たち?」「「「う゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!」」」」
落ち着いて、1匹小さいゆっくりまりさを口の中に入れて甘噛みした。もちろん、顔が見えるようにだ。
「や゛め゛でえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!」
吐き出して告げてやる。
「ゆっくりする?」
「「「ゆ、ゆっくりするよ!」」」
一番デカイゆっくりまりさを取り出し、おせんべいになった子れいむを見せて質問する。
「なんで、アレを潰した?」
「なんかいらいあらするからだよ!ゆっくりできないこはしんでね!」
いらいら・・・そうか。
さっそく、まりさの帽子を奪い取った。
「あああああああかえしてええええええええええ!!」
聞く耳もたずに、潰された子れいむからリボンを取り出し、結んでやる。
「やめてやめてやめてああああああああああ!!」
そしておもむろに袋の中のゆっくりまりさを開放する。
そして始まるフルボッコ。
20分ぐらいかかった。親まりさは善戦したとだけ言っておこう。
なるほど・・・デカさとか親とか子は関係ないか・・・メモメモ。
「「「すっきりー!」」」」
・・・手元に残っている親まりさの帽子を、生き残っているうちで1番目でかいまりさとトレードしてみた。
「帽子おっきー!」「おかあさんのぼうしだー!」「いいなー!」
なにも起きない。生きているうちに奪うのはアリなのか。これは不思議だ。
魔理沙一家に別れを告げ、親れいむの元まで戻って透明な箱の中を見てみると、
最後の子れいむも死んでいた。
箱ごと加工場に持って帰り、調べてもらったところ、死因はストレスらしい。驚くほど餡子が甘くなっていた。
・・・まだ加工場での実験日数はある。餡子を食しつつ次の実験方法を考える。
いわく、ゆっくりの飾りを盗ったものは死ぬまで付きまとわれる。
最終更新:2009年04月23日 04:41