ゆっくりいじめ系723 ゆっくり査定


山の中をゆっくりと歩く。

普段からこの近辺の里の人間はこの山の恩恵を預かっている。

その山にゆっくりの群れが移住してきたというので私がそれを確かめに行く事になった。

山の中を歩いていると程なく目的の物体を見つけた。

言うまでもない、ゆっくりだ。

「ゆ~♪みてまりさ!ここにはごはんがいっぱいあるよ!!」

「本当だねれいむ!ここはゆっくりできるね!」

オーソドックスなペアの饅頭を見つけると私は話しかけた。

「やあこんにちは。ゆっくりしているかい?」

「「ゆ!ゆっくりしていってね!!」」

こちらに気づいてお決まりの挨拶を返した

「おじさんもゆっくりしていってね!」

「おじさんはゆっくりできるひと?」

まだ対して山に踏み入っていないのに見つかるとは……思ったよりも人里の近くに住み着いたんだろうか。

「ああ、ゆっくりできるよ。ほら、これをやろう」

そういって私は持っていた袋の中からお菓子を渡してやる。

「「む~しゃ、む~しゃ、しあわせ~!!」」

よし、食ったな……。

「「おじさんありがとう!もっとお菓子をちょうだいね!!」」

さてと、目的を果たさないとな

「ああ、もっとあげよう、ただその前にちょっと聞いていいかい?」


「「ゆ!ゆっくりきかせてね!!」」

私は質問を続けた。

「君たちの群れのリーダーに会わせてくれないかい?」

「りーだー?ねえまりさどうしよう?」

「ゆ!だいじょうぶだよれいむ!このおにいさんはゆっくりできるひとだよ!」

「わかったよまりさ!ゆっくりつれていこうね!」

「「ゆっくりついてきてね!!」」

そういってゆっくりたちは私を案内する様に跳ねていった。

よし、まずは成功と。


少しの間歩くと、開けた草原にたどり着いた。

ここは里から来た時に休憩に使ったりする人も多い場所だ。

今は山に立ち入る時期でもないから人の姿を見る事はない。

その代わりに、大量のゆっくりがゆっくりとしていた

数が多いな……。

「「ゆ!ついたよ!!ゆっくりおかしをちょうだいね!!」」

全くこの饅頭、もう約束を忘れているな。

「その前にリーダーを連れてきてね。そうすれば皆にもお菓子をあげるよ」

そんな問答をしていると、突然目の前に鈍い音を共に巨大な何かが降ってきた。ふむ、これは……

「「「どすまりさだーー!!」」」

ゆっくりの群れってのはドスが登場する時は必ずこう言うのであろうか?まあどうでもいいが

とつぜんのドスの登場に群れのゆっくり達も集まってきていた。

「ゆ!人間がなんの用なの!ここはまりさたちのゆっくりプレイスだよ!!」

そう言って威嚇している。

「ゆゆ!ちがうんだよどす!!」

「そうだよ!このおにいさんはゆっくりできるひとだよ!!」

「ゆ?どういうことなの?」

そうドスが聞き返したので代わりに答える。

「いやなに、最近ここらにゆっくりが住み着いたっていうからね、これはお近づきの印だよ」

そう言うと私は持っていた袋を逆さまにして中身をぶちまけた。

あふれ出るお菓子の山に集まっていたゆっくり達は呆然としていた。

「ゆ?ゆゆ??」

「おかしだ!ゆっくりできるよ!!」

「でもにんげんのもってきたものだよ!たべたらゆっくりできなくなるかもしれないよ!!」

「ゆ~でもおいしそうだよ!!」

「おか~しゃんゆっきゅりちゃべたいよ!!」

突然の出来事にゆっくり達がざわめく。ここで一斉に群がらなかったのは意外ではあった。

「ドスまりさ、私は別にお前達をどうこうしようと思ってきたわけじゃない。ちょっと聞きたいことがあるんだ」

とつぜん食べ物をくれる人間に正直戸惑いを隠せないドスまりさだが

食べ物が増えるのは正直望ましい。

「だいじょうぶだよどす!」

「さっきまりさたちもたべたけどゆっくりできたよ!」

その言葉が決定打になったのか、ドスまりさは私のほうに向かって口を開いた。

「分かったよ!人間さんはゆっくりできそうだね!皆!食べてもいいよ!!」

その言葉を皮切りに、群れ全体がお菓子の山に向かって殺到していった。

ゆっくり達の群がる山から聞こえるしあわせ~の連呼。

それを尻目に私はドスまりさに質問を始めた。

「じゃあ聞きたいんだがドスまりさ。お前達はなんでここに移住していきたんだ?」

「前に済んでいたお山さんがゆっくりできなくなっちゃんだんだよ!!」

「ふむ…それは何でだ?」

「皆でゆっくりしようと食べ物を集めていたんだけど、虫さん達やお花さんたちがいなくなっちゃったんだよ!!」

「なるほど、それでここに来たのか」


そこまで聞いて私は話す内容を変えることにした。

「ところでドスまりさ。お前はいっぱいリボンがついているな」

「そうだよ!皆が自分の命よりも大事なおリボンをつけてくれたんだよ!!」

そういって誇らしげに胸(?)を張った。

「そのリボンはこの群れのゆっくりたちのなのかい?」

「そうだよ!それだけ皆に信用されているんだよ!!」

「ふぅむ。なあドスまりさ、それは群れの皆のリボンなんだよな?」

「そうだよ!さっきも言ったでしょ!!」

……こいつは気づいていないのか?

「じゃあドスまりさ。なんでここのゆっくり達はお前にリボンを預けているのに、リボン無しのゆっくりがいないんだ?」

「……ゆ?…ゆゆゆ!??」

ここまで言われてやっと気づいたらしい、この群れには飾りのないゆっくりが一匹もいない事に。


「どゔい゙ゔごどな゙の゙ーーーー!!!??」

その言葉を聞いて一匹のゆっくりれいむがドスに近づいてきた、このタイミングで来たってことはサブリーダーか何かかな?

「どうしたのどす!ゆっくりしようよ!」

「れ゙い゙む゙!!ごの゙り゙ぼん゙ばど゙ごがら゙もっ゙でぎだの゙ーーー!!?

その一言で察したのか、ゆっくりれいむは慌てた様子だった。

「ちがうんだよどす!これはどすがよろこぶとおもってみんなでやったんだよ!!」

「ゆ゙ゔゔゔ!!?どゔじでぞん゙な゙ごどずる゙の゙!??」

尚も言い募るれいむだが横槍を入れてやる

「あーあ。可愛そうにな、そのリボンのゆっくりたちは今頃全然ゆっくりできなくなっているだなあー」

「ゆ゙ゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔ!!!??」

ドスまりさはショックで叫んでいる。さて少し様子をを見るか。ちょうど騒ぎを聞きつけたゆっくり達が固唾を呑んでいる。

……しばらくたって叫び続けていたドスまりさがいきなり黙った。落ち着いたようだ。

さて、どうでるかな。

「ゆうう……。仕方ないね!おリボンを取られたゆっくりは可哀想だけど皆でゆっくりしようね!!」

ふむ……それがお前の答えか、ドスまりさ。

その答えを聞いたゆっくり達は安心したかのようだった。

「そうだよ!しかたないよ!」

「どすにつけるからっていったのにいやがったゆっくりたちがわるいんだよ!」

「れいむたちのリボンはあげちゃうとゆっくりできなくなるからそうしたんだよ!しかたないよね!!」

次々と言い出すゆっくりたち。

さて、じゃあ最後の仕事にかかるかな…。

「ふーん。まあいいや、ところでドスまりさ。ちょっとこっちを見てくれ」

「ゆ?ゆっくり見るよお兄さん」

そういって素直にこちらを見つめるドスまりさに

私は隠し持っていたものをゆっくりを突きつけた。

「ゆゆ?お兄さんそれは何?」

そう言ったドスまりさの声と、突きつけられたものから出た轟音は同時だった。

「ゆ゙っぎ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙っ゙ぃ゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い」

「「「「「「どずま゙り゙ざがあ゙あ゙あ゙あ」」」」」」

轟音の後には片目から大量の餡子を流して悶えるドスまりさと、それを見て混乱に陥ったゆっくりの群れだった。

別にたいしたことはしていない、ただ隠し持っていた猟銃をほぼ零距離でドスまりさの目に向かって撃っただけだ。

いくら硬い皮だといっても目は別だ、至近距離で当てれば目を突き破り中まで弾丸で抉られる。

変わったところといえばその猟銃は隠しやすいように銃身を切り詰めてあるのと、中に入っているのが対巨大ゆっくり用の

弾丸である所くらいだ。その弾丸はゆっくりの体内で反応を起こしてゆっくりの餡子をどろどろにしてしまう。

即効性が高く即巨大ゆっくりを行動できなくして、じわじわと死に至らしめる。

この弾丸、試してはいないが実はドスまりさの皮に当たっても体内にめり込んでくれるらしいので、当たりさえすればいいらしいが

わざわざ目に撃ち込んだのこの方が苦しいからというのと、弾丸を撃ち込むゆっくりは大体気に食わないというだけだ。

普通ならば銃を突きつける前にドスまりさに警戒されるようなものだが、前もってお菓子を与えた事と話をしたことで

ワンクッション置いてから、握手をするように銃を突きつけたことがドスまりさの判断を鈍らせることになった。


「さてドスまりさ、お前に言っておくことがある」

「ゆ゙ぎ゙ぎ゙ぎ゙ぎ゙ぎ゙ぎ゙ぎ゙」

身悶えているがこちらを睨んでいる事から聞こえてはいるだろう。



「お前は前いた山から食べ物が消えたといったな?それは間違いだ。お前達が後の事を考えずに取りすぎた結果だ」

「ゆ゙……だっ゙でだべも゙の゙な゙い゙どみ゙ん゙な゙ゆ゙っ゙ぐり゙でぎな゙い゙でじょ゙よ゙お゙お゙!!」

「それも間違いだ。お前が群れを考えなしに肥大化させずに管理していれば、その山はそんな事にはならなかった」

さらに私は続ける

「そしてお前は自分のリボンは他のゆっくりを犠牲にしたものであるにも分かったのに外さなかった。自分の群れの事しか考えられない

お前達はこの山を食い尽くし、その後は近くの人里にも襲い掛かるだろう。そんな群れはここに置くわけにはいかない」

まあ他にも言いたいことはあるが大まかにはこんなものだ。

「ぞん゙な゙ごどじな゙い゙よ゙お゙お゙お゙お!!!!」

弾丸の毒が効いて動けないドスまりさが叫ぶ。

叫びながら餡子を口から大量に吐き出した。あ、なんか幻覚とかドスパークとかに使うキノコも一緒に出てる。

これで完全に危険は無くなったな。まあどのみち後は死ぬだけだが。

「お前がどう思おうと別にそれはどうでもいいんだ。問題はお前達はいずれはそうするから駆除するって事だけさ」

そう言いながら、私は用が済んだので帰り支度をする。

そうしている私の周りをゆっくり達が取り囲んだ。


「よ゙ぐも゙どずを゙ごろ゙じだな゙!お゙ま゙え゙ばゆ゙っ゙ぐり゙じね゙!!」

「「「「「「「ゆ゙っ゙ぐり゙じね゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙!!!」」」」」」」

そう言って群れ全体が波のように私になだれ込んできた。

もうドスは死亡認定かよ。

ここで反省すれば死なずに済んだかもしれないのに…。

そう思っていると私を囲んで突進してきたゆっくり達が私にたどり着く前に突進する勢いのまま倒れ込んでいった。

「ゆ゙ゔ!!ぐる゙じい゙よ゙お゙お゙お゙!!」

「どゔじでえ゙え゙え゙え゙え゙!!」

「ゆ゙ぎゅゔゔゔゔぐる゙ぢい゙よ゙お゙お゙お゙お゙お゙゙!!!!」

まあさっきあげた菓子にも当然一服盛ってある。

これも特殊なものでゆっくりのみに反応する毒らしい。

食べても普通に生活する分には問題は無いが、殺意を持った攻撃を仕掛けたりする位興奮すると反応するらしい。

それにしてもこれをくれたあの鬼意山…一体どうやってこんなものを。


そう思いながら私はゆっくりと苦しみながら壊滅するしかない群れを後にした。

私のする事はたいしたことではない。新しく来たゆっくりの群れがそこにいても大丈夫なものかを判別するだけだ。

山の生態系を再起不能なまで壊さないか、人間に害が無いかぐらいを確かめて、大丈夫ならば何もしない。

どんな群れでもとりあえず毒入りの菓子は渡しておく。

群れが心変わりした時の為の、言わば保険だ。

毒の効き目は一世代のみらしいので次の世代のゆっくりや新しく群れに加わったゆっくりがゲスだったりしたら

あまり意味は無いが他の問題は別に対処する鬼意山がいるので私の考えることではない。

あくまでも私のすることは住み着いた時点のゆっくりの査定だけだ。

最近はドスのふりをした巨大ゲスゆっくりとかもいるらしいし、案外今回もそうだったかもしれないなあ。



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最終更新:2008年09月14日 07:56
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