※リハビリ的な何かなので読まないの推奨
「かっぱっぱ〜かっぱっぱ〜♪」
さらさらと言う擬音がぴったりなほど穏やかに流れる清流。
そこからどこか間の抜けた、それでいてなんとも憎めない声が聞こえていた。
緑の帽子を被った、ゆっくりにとりだ。
主には川の中や川岸で生活するゆっくりだ。
にとりは川の真ん中でぷかぷかとに浮いている。
水面から顔だけだした(ゆっくり自体が顔だけと言えるが)状態である。
大きな眼をパチクリさせながらにとりは空を見ていた。
彼女の頭上に行われている戦いを。
「う゛ー!う゛ー!」
「ゆゆ! ゆっくりゆっくりふゅーじょんしていってね!!!」
空には二匹のゆっくりが居た。
片方はゆっくりれみりあ。
もう片方はゆっくりうつほ。
二人がどうして出会ったか。そんなこまけえこたぁいいんだよ!
問題は、今の状況である。
うつほはれみりゃに頬を擦りつけている。ゆっくり間ではよく見られる親愛の印である。
が、それを受けるれみりゃの方はと言うと。
「う゛ゥゥゥゥゥー!!!!!」
泣いていた。しかも普段泣き虫なところを考えても尋常じゃないくらいの泣きっぷりである。
その理由はすぐわかった。うつほに擦りつけられている頬の部分がどんどん灰になっているのである。
「う゛ー!あ゛づい゛ー!」
泣きながらもなんとか離れようとする。が、あまりの熱さに動きも鈍くなっている。
しかもうつほはれみりゃの状態に気づいてないので、すぐに間を詰める。
つまりチェックメイトである。
「ゆゆー! うつほとゆっくりしてね!!!」
「ざぐや゛ー!!! う゛ー!!!」
その地獄絵図をにとりは目の当たりにしていた。
正直なところ、「うわなんかめんどくせーからぎったんぎったんにひきさいてやろうか。」と思っていたのだが
とりあえず水の中にいる限り安全だろう。そう思って高みの見物としゃれこむとした。
自分の方が低い位置にいるくせに。
「?」
異変に気づいたのはその時だった。
なんだか先ほどよりれみりゃとうつほが近くに見える。
いや近づいているのだ。うつほの熱はついにれみりゃの羽根にまで及んだのだろう。
片羽になったれみりゃはバランスを取ることさえできずにフラフラと下に落下していく。
うつほはそれに今だに気付かないのでそのまま一緒に降りてくる。
つまり
「う、う……う…………」
「ゆ? しずかだねれみりゃ!うつほもいっしょにおやすみするよ!」
「か、かっばぁああああああああああああ!!!!こっちこないでぇえええええええ!!!」
【あとがき】
200X年 ゆ虐wikiは核の炎に包まれた。
だが人類とゆっくりは死滅しなかった。
でも俺は死滅しそうだよパトラッシュ。
最終更新:2022年05月18日 23:15