編注:タイトル未設定と判断し、無題としました


※注 意※

この作品は、俺の今までの作品と同時列という設定と。

飼いゆっくり 無事なゆっくり
頭のいいゆっくり
ハートマン軍曹に負けず劣らずな量の暴言
原作キャラと交流のある鬼井山
ほかの漫画や小説のパロネタ
軍人鬼井山
虐待分ほぼ無し

と言う設定があります
それが許せるならどうぞ。ごゆっくりと・・・・
               あ、いや間違えたごゆっくりせず




朝。 鬼井宅
やぁ。俺は鬼井。
みんなからは親しみやらなんやらをこめて鬼井山とよばれてるよ!
いまね。自分の家のベットで寝てたところなんだが、早起きしてしまった。
いつもは目覚まし代わりに使ってるゆっくり共が起こしに来るんだが・・・・早く起きすぎたか。
まぁ、ゆっくりが来るまでに軽く自己紹介をしておこうか。メタ発言となるが初見の読者もいるかもだしな。
俺は人里の外れにすんでる菓子職人兼里守。まぁ里守の方は慧音さんやら妹紅さんのお陰でとくに役をなさないが。
菓子を売り歩いてるうちに幻想卿の巨大勢力のいくつかと仲良しになってしまった。
人里から始まり、紅魔館、永遠亭、彼岸の人々、騒霊姉妹・・・・
まぁ、それはおいておいて。
数ヶ月前。家の前で襲われていたゆっくりゃを助けてから頭のいいゆっくり達を助けるようになり。家にはたくさんのゆっくりがいる。
まぁ、ゆっくりなんぞしてないが。
最近、自己防衛用に銃を入手した。鹿撃ちや猪退治に使われているが・・・・・
む?もうこんな時間か。そろそろ起こしに来る時間だが。
 キィー・・ッ
 「おにいさん。朝よ・・?あら、もう起きていたのね。おはよう。
 ふぅ。無駄な労力は使いたくないからさっさと起きてきてくれればよかったのに」
お、今日の当番はありすのようだ。
飼いゆっくりの中には数匹頭のいい奴がいて、その内の一匹だ。
 「おう。GoodDay. 起きていかなかったのは少々考え事をしていた。まぁ、いいだろ?
 朝の軽い運動って奴さ。」
 「あら、ゆっくりの体には中々の重労働なんだけれど?」
 「まぁ、饅頭にはつらいのは確かだな、ハハハ」
と、まぁ軽い雑談を終えた後。食事を取るために居間へと降りた。


朝(朝食後) 鬼井宅、居間
俺達は居間に降りた後。軽い朝飯を作り、それをさっさと平らげた。
朝食は決まってトースト。うん、おいしかった。
 「ハァー、各々、ほーこくをどーぞー。」
やけに間延びした言葉遣いになってしまった。まぁ、いいかな?
 「むきゅー。騒霊姉妹から仕事が来ているわ。おにいさんが起きてくる前に次女さんが来たわ
 ・・・材料は用意しておいたから、いつでも調理してね。」
と、俺の飼いゆっくりを束ねるぱちゅりーが言った。
こいつは中々に頭がよく、そして言語能力も高い。ゆっくり特有のウザいしゃべり方をしないので外交官役としても重宝する。
 「う〜!今日、人里でプリズムリバー三姉妹のライブがあるみたい。暇な人はきてね。ってラッパのおねーさんがいってた!」
こいつはゆっくりゃ、俺が最初に助けたゆっくりで人間並みに頭が回る。身体能力も高めである。
胴無しだが、頭の弱いドスぐらいだったら屠れるぐらいの強さである。よく俺の相棒として狩りに付き合わせる
と、まぁ紹介はおいておいて・・・ふむ、急ピッチで仕上げて人里へ行けば合流できるかね?
まぁ、不安だがやってみよう。
 「それ以上は問題ないわ。食料、弾薬、ゆっくり、その他菓子材料、畑。どれも充実してるわよ」
こいつはゆうか、農作業と畑管理担当としてがんばってくれている奴。ゆっくりゃの次に古参だったりする。
 「食料、弾薬、菓子材料、土地。すべて問題なし。生活費問題なし。軍資金問題無し。仕事ひとつ。
 と言うことで仕事の量は少ないぞ、喜べ。
 俺とれみりゃ、ぱちゅりー以外は全部留守番!以上ッ!」
と、いうと同時に暇だー、とか横暴だー、とかなんかしたいー、とか言うほかの飼いゆっくりからブーイングが飛んできた
こいつらは俺が気まぐれで助けてやった奴らで、頭のいい奴らとまでは行かないが、中々に頭がよく。よく尽くしてくれる奴らだ。
ゆっくりという名前をかざしているのにかかわらず、率先して仕事をしてくれるのはいいんだが・・・・よくわからない奴らだ。
 「お前ら、この前農作業頼んだらブーイングだしてきたじゃねーか。どっちなんだ、二者択一ッ!」
 「サー!仕事ください!サー!・・・とでも言えばいいか?だぜ。」
こいつはまりさ、荒くれ者だが仲間には中々やさしい。俺の影響か知らんが、暴言や皮肉、おちょくる言葉を好んで使う。
茸狩りやらなんやらと、狩り師としてやっていけるんじゃないか?という程勘が良い。
だが飼い主の俺に向けて暴言を使うのは感心しないなぁ・・・・
 「ふむ。じゃぁ仕事をプレゼントだ。
 ・・・・この森の木の本数でも数えてやがれ!くそったれが!」
 「そ、それはひどいんだぜ!どこのスターリンだぜ!」
 「俺に筆髭は生えてねぇ!無精髭だ!」
 「いつまりさがおにーさんのこと筆髭の独裁者っつったんだぜ!」
 「今言ったァッ!」
わいのわいの。
 「し、仕事はあきらめるから、さっさと仕事行けだぜ・・・・」
 「・・・お前はその態度を直しやがれ。後でみっっっっちり躾けてやるよ」
 「やめてほしいんだぜ!」
と、軽い漫才を終えて、俺は菓子を作るために材料を持って、居間を後にした。

朝、鬼井宅、厨房
さて、居間を後にし、厨房へと立った。
此処から調理をするわけだが、その前に甘くする処理をしなければならない。
この食材は拾った野良を水洗いで綺麗にして冬眠処置をし、倉庫に大量に寝かせてある。という品物である。
なので、甘くない代物、むしろばさばさな固体とか、不快感のする味等、食べられたもんじゃない代物である。
だが、処理を通すと、甘くなり、瑞々しさも出てくるので、処理、加工。と呼ばれるものを行うのである。
・・・ぶっちゃけると、虐待である。
だが、この処理はルールがあり、それを守らないと人前に出せない代物になってしまう。
そのルールとは。
1、恐怖、痛み以外を与えてはいけない。
恐怖、痛みで甘く、そして上質な餡になるが。諦め、憤怒を与えると甘くならないほか、軽い毒性を持つようになる。
毒性といっても、少し胃が痛くなる程度の物なのだが・・・売り物にはならない
2、肉体だけで『処理』を行うこと。
道具、食材等を使うと、餡子に不純物が混ざる他、効率的に恐怖を与えられない。
ゆっくりが甘くなるのは、恐怖、痛みを感じたときだけである。
・・・以上の2つだ。
ん〜・・・完成した菓子を出すのは楽団。そして女の子。
甘め、かつさっぱりした味のゆっくり菓子を作らねば、対等な価値をもらえない。
うむむ。中々に難しい。しかも、ぱさぱさした。クッキー等もだめだ。気管に入ったらコトなので・・・
 「よし、シュークリームにしよう。俺も食べたい。」
と、誰に向けるでもない独り言を呟いた後。早速作業に取り掛かる
ぱちゅりーに渡された袋の中から、成体のありすを4匹取り出す。おー、すやすやすやと・・・・気持ち悪いなぁ。
さて、此処で起こす。虐待は起きているときの方がやりやすい。が、その前に。
吐餡されても困るので口を塞ぐ。使うのは味のない、そして食べても問題のない食用のり。
張り付いたかな?という頃合で起こす。このときはなるべく驚かせたほうが虐待に入りやすい。
 スゥーッ・・・
 「起きろ!起きろ!起きろッ!ゆっくりやめ!さっさと起きるッ!」
 「「「「・・・・・!!!・・・?・・・・?!?」」」」
ゆゆゆっ、とかいはじゃないわ!!!ゆゆゆ?こえがでなぃいいい?!?・・・かな?
はっはっは、出せない声を必死に出そうとする様は見ていて愉快なものではないな。
なのでさっさと処理しよう。口の塞がれたゆっくりはとても無様だ。
まず、一匹を掴み、
 「・・・・?・・・・!!」
手のひらに置く
 「・・・・!!!・・・・!」
バッと握るッ!
 「・・・・!!!!!!!!」
徐々に握る力を強くする・・・
 「・・・!!」
 ググググ・・・・
 「・・・・!!!!」
潰れるかどうかというところで力をこめるのをやめる。
この糞饅頭が流した涙・・・もとい砂糖水で手が汚れてしまったが。そこは無視だ
 「・・・・・!!!!!!・・!!!!!!!・・・・?」
まだ泣きやまぬ饅頭の頭髪を徐々に引き抜く
髪を一摘みして引っこ抜くという作業を繰り返す
 「・・・・・!!!!!!!!!!!、!!!!!!!!」
・・・と、興がのってやりすぎた、禿げ饅頭にしちゃったよ・・・・
とりあえず、やりすぎたお詫びとして一緒に取れた飾りにしんだゆっくりの餡子を付けて載せてあげた
 「「「・・・・・・!!!」」
 「・・・・!?!」
あ、殺し合いしてる
まぁ、そうなるように仕向けたのが俺だから、仕方ないが。
体当たりだけなので、潰れないうちに禿ありすを取り出し。
 「・・・・・!!」
背中に穴を開け
 「!!!!!!!!!!!!!」
中身を搾り出すッ!!!!!
 「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
手の中でゆっくりの各パーツが潰れる感覚がするが。日常茶飯事である。
自分達の代わりに制裁をやってくれた。自分達の意のままに動く人間。という視線をおくってくるありす3匹の髪の毛をまとめて引っこ抜く
 「「「!!!!!!!!!!!!!!!!??????????!?!!!!?!!!!!」」」
あっという間に禿饅頭が3匹できた
こいつ等もさっきのありすと同じように背中に穴を開ける
此処まですると、自分達もさっきの奴と同じことになるとわかったらしく、涙をぼろぼろとこぼしている
一匹の中身をゆぅーっくりと搾り出した後。震える饅頭二匹に向かって俺が作れる中での最上のスマイル
  「「??????」」
笑顔を向けたまま中身をゆっくり搾り出す
 「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」
恐怖を与えて、安心させてからどん底へ。のコンボは良くやるが。毎回毎回引っかかってくれる。
中々使いやすいコンボで、便利である。
それで、先ほど搾り出したカスタードクリームをかき混ぜ、それを4等分して、シューにつめる。
これで、ゆっくりシュークリーム(成体サイズ)が4つ完成した。
と、シュークリームをひとつを手に取り味を見る。
・・・・・・・少し甘くしすぎたかなー? でも、いい出来にできて良かった。と思いつつ。シュークリームを箱につめ始めた。

朝〜 鬼井宅近く

 「ゆ〜っくりしていってねーー!!」
きょうもいいてんきだよ!いつもよりはやくおきたのかな?
 「「「「ゆゆ、ゆっくちしていっちぇね!!!」」」」
 「ちーーーーんっぽ!」
 「「「おちんちーん!」」」
きょうもみんなゆっくりしてるよ!みょんもかわいいし、あかちゃんたちもかわいいよ!
さすがかわいいれいむがおなかをいためてうんだこだよ!
 「あさごはんをたべるよ!ためておいたごはんをたべてね!!!」
 「ゆっくりわかったよ!!」
 「でかペニース!!」
 「ちんぴょー!」
あさごはんはそんなにいっぱいたべれないけど、みんながいてしあわせー♪だよ!
 「うっめ!これうっめ!ハフッ!ハフハフッ!しあわせー!」
 「みさくらっ!ちーんぽっ!でかまらー!」
 「なんこちゅっ!ぺにちゅっ!おちんちーん!」
にんげんさんがそだてたおやさいより、しぜんのめぐみのほうがおいしいから、それをとってたべるといいよってまえぱちゅりーがいってたけど。ほんとうなんだね!しあわせー♪になれるね!
それに、おいしいごはんがたくさんたべれるから、ついついおなかのなかにこどもができちゃったよ!
ふゆのあいだにゆっくりそだってね!

昼前〜 人里、広場
ふむ、やっと人里まで着いたな、昼近くになってしまった・・・・
ライブは1時ごろ、と言っていたからまぁ平気だろうが、急ぐに越したことはない。
早めに騒霊三姉妹に会おうと、移動しようとしたとき、あせる俺の心情を察したのか、ぱちゅりーが
 「むきゅん、お早いご到着、とは言えないけれど十分余裕はあるわ、心配しないでいいんじゃないかしら?」
と、声をかけた。
むぅ、それもそうだなぁ、まぁ、まだあわてるような時間じゃない。と言うことは確かだな。
さて、あわてるような時間じゃないとは言え、無駄に時間を浪費してたら乙る事は確定である。
 「うー!ひろばの小屋でまってる、って言ったから、いこう!」
 「Roger.目標を確認した。これより進入を試みる。Over.」
と、言ったものの普通に玄関口から入るだけだ。
どこかの大尉のようにドアを軽く開けてそこからフラッシュバンを投げ入れて突入するわけじゃない。
・・・・ん?何故お前がそれを知っているかって?禁則事項だ。
 ギィー・・・
 「お邪魔します。お菓子のお届けに参りました。鬼井です。」
 「「お邪魔します。」」
俺はドアを開け、小屋の中に入った。
・・・・暗い小屋だなー・・・リリカさんの悪戯が怖いなぁー・・・・
まぁ、縄が仕掛けられてたりしたら冗談じゃないので万一のときのために持ってきたサバイバルパックからフラッシュライトを取り出す
 ピカッ!
 「うわっ!まぶしいなぁ!」
あ、リリカさん発見。
 「あ、どうもです。暗いのでライトを付けさせていただきました。」
 「むぅー、そのままきてくれれば良かったのにぃー。」
 「前、お屋敷で暗闇にして、トラップを仕掛けて俺を待ってたのは何処のどちら様でしたっけね?
 ハートマンでしたか?ゴルゴでしたか?マクミランでしたか?栗林でしたか?スターリンでしたか?」
 「だ、だれのことだかわかんないけどさ。アレは謝るよ。ねーさんかだれかかと思ったんだもん・・・・」
と、自分の非礼を詫びるリリカさん。
・・・・・まったく持って活発なのは困るなぁ。でもかわいいから許す!ゆるすでござるよ!!!!げふん。
まぁ、その事は置いておこう。
 「うー!うー!頼まれたお菓子もってきました!」
 「あ、ありがとーねー、中身は何?」
 「あ、演奏前、と言うことを考えてぱさぱさした物を避け、シュークリームなんぞを作って見ました。」
 「おぉー!ほんと!やったぁー!」
リリカ嬢はシュークリームがお気に召したようです。
 「ルナサさん達と合流してから渡しますよ。それまでは移動しましょう」
 「あ、うん。わかったよー。移動しよう。」
と、言うようなやり取りをしてから移動を始めた。
それから数分間歩き、鬱ってるルナサさんとテンションあがってきてるメルランさんに合流した。
 「はぁ・・・・あ、どうも。」
 「あ、この前のお菓子の人じゃない!どう?!ハッピーしてる!?」
ずいぶんと極端な反応を返してくださった。
ついでにバイオリンでぎこぎこと鬱の音を流すのをやめてください中々につらいですルナサさん。
 「頼まれたお菓子、あー、シュークリームを3つ。持ってきました」
 「あ、どうも・・・・」
 「やったぁ!シュークリーム!!!テンションあがってきた!!!!!」
控え目に喜ぶルナサさんと自重しないメルランさん。もう耳が結構つらいです。
 「むきゅっ。崩れないで手軽に食べられる甘いもの、と言う事でシュークリームにしました。
 おいしく食べていただければ菓子職人として光栄です。だそうです。」
 「あ、お心遣いありがとうございます。有難くいただきますね。」
 「あ、御代だけど。どうすればいいかな?」
あー、御代・・・・
・・・・
やっべ!!!金の事すっかり忘れてた!!!菓子職人としてこれはいいのか?!
うぐぐぐ・・・・お金!って言うにはアレだし、うーん、うー・・・・ん
・・・・まぁ、別にいいか。大した量じゃないし。
3つでかかる手間なんて、シューの用意代ぐらいだしねぇ。
 「あー、御代ですか?シュークリーム3個で御代を取ったらアレですよ。良心価格鬼井の名が廃れますって」
 「むっきゅ。良心価格だったのね。今はじめて知ったわ。」
 「うー!れみりゃもいましったよー!」
と、俺が格好を付けようとした瞬間茶々を入れるゆっくり二匹。
うぐっ!カッコぐらい付けさせろよ!
おもいっきりルナサさんに苦笑されてんじゃん!!!
と、悶える俺を横にパチュリーが又口を開く
 「むきゅっ。まぁ、そういうことなのでどうぞ。タダで。」
 「ほ、ほんとにいいんですか?ありがとうございます」
 「やったぁラッキーね!ハッピーねリリカ!」
 「本当にハッピーね!私達のライブが開けるし、お菓子代が浮くし!ありがとうね!」
 「えぇ。まぁ、大した品じゃないですけどね。」
あははははは、と軽く笑う一同。
その後騒霊三姉妹とはライブの関係で分かれた。さて。ライブまではどう時間を潰そう。
軽く散歩でもするかな?



昼〜 人里、広場
あの後結局、いい暇つぶしがなく。食事処へいき、ゆっくり2匹とそばをすすった。
ギラギラった視線と「アレ・・・・菓子職人の鬼井じゃないか?・・・・ザワ・・・・ザワ・・・」とかやられたのはちょっといただけなかったが。
と言う事で、今は食事を終え、ライブ一色となった広場へと足を運んでいた。
 「はぁー、丁寧な飾り付けだなぁー。なぁ?」
 「むっきゅ。そうね。前見たときより飾り付けが綺麗になってるわね。」
 「うー!うー!上から見たらもっと綺麗かも!」
と、他愛の無い会話をしつつ、特設席のひとつに腰掛けようとしたら
 「あ、いたいた。おぉーい!鬼井ィー!」
と、声をかけられた
誰だ?と思って振り向くと、そこには中々いい席に慧音さんと里長がいた。
おぉ!二人も此処にいたのか!と思ってそっちまで行ったら。
 「お、鬼井じゃないか。久々だなぁ。」
妹紅ねーちゃんもいた。
 「も、もこねーちゃんじゃんか。ひっさしぶりだなぁー!」
 「ねーちゃん言うな、マセガキ!」
 「ひでぇ!せんせー!もこねーちゃんにわるぐちいわれましたぁー!」
 「あ、ちょ、おまそれは反則だろう!」
 「コラもこー!」
と、軽いコントを終えた後、近くの空席に腰掛けた。
 「いやー、マジで久しぶりですね。4人でこう揃うのは20年・・・そっかー、まだ20年しか経ってないのかぁ・・・」
 「お、お前も長生きの秘訣がわかってきたのか?それとも妖怪になったとかか?」
と、妹紅ねーちゃんに軽く笑われた。
 「ははっ、そんなんじゃないって。俺やゆっくりからしたら『もう』だけど、慧音さんや妹紅ねーちゃんからしたら『まだ』でしょ?」
と、軽い口調で口に出した。
 「ふふふっ、お前がそんな思考ができるようになるとはなぁー・・・・先生嬉しいぞ?」
 「はははっ、なんならお前も私達と歩んで見るか?」
 「くくくっ、ご冗談を、こんな濃い人生100年も続ける自信ないですもの。それに。俺は道端の草ですよ」
 「かっかっか、あんたが道端の草なら人里は原っぱか?」
 「「「「ははははは!」」」」
と、4人で笑い合った。
久々にこんな時間すごすな。と思ってたとき空かられみりゃが降りてきて
 「うー!うー!もうはじまるみたいだよー!」
と、声を掛けた。
 「お、んじゃぁライブを楽しむとしましょうか?」
 「そうだな。私は騒霊の演奏を聴くのは初めてだなぁ。わくわくしてきたなぁー」

昼〜 鬼井宅、居間
あぁ、おにーさんが出て行ってから何時間経ったのかな?
 「あー、暇だぜー。暇で死ぬぜー。」
と、口に出して特に変わるわけでも無いけれど、何かを期待して発言してみる。
そうすると横のありすが
 「そうねぇ、向こうではライブが始まった頃じゃないかしら? 
 いいわねぇ。私も行きたかったわぁ・・・・」
と、呟くありす。そうだなぁ。わたしも付いて行きたかったなぁ・・・・。
 「ふふふっ、確かに音楽はいいわね。植物を育てるのにも音楽はいいのよ?
 ・・・・・って、おにーさんが言ってたんだけれどね。本当かしら? 気になるわ」
うーん、あのおにーさんが農業を指導するなんて・・・・驚天動地だね。
 「そーれーにーしーてーもー。暇なんだぜ。どうするんだぜ?」
と、口を開く私。誰かいい案を持ってるかもしれない。
 「ん〜・・・。あ、そうだわ。外に野良のゆっくりがいるらしいのよ。
 もし菜園を襲われたら困るから、災いの根は絶っておきましょう。」
と、ゆうかが言う。
うーん。いい暇つぶしにもなるし。肥料もできるしで一石二鳥だね?
 「ゆーっはっはぁ!やーっと仕事だぜ?最近、仕事らしい仕事してなかったから、ちょうどいいんだぜ!
 腕が落ちてないかどうか。調べるのにちょうどいいんだぜぇ!」
 「あらあらまぁまぁ、困ったわぁ。菜園の近くに巣を作るなんて少し荒らされてるかもしれないじゃない。」
 「あら、それは困ったわ。なら正当防衛じゃない?潰しても文句は無いわね」
と、みんな一様にノリノリだった。ゆふふ。久々の運動で少しわくわくするんだぜ。

昼〜 鬼井宅近く

と、颯爽と家から出てきたはいいものの。その巣が中々見つからない・・・
 「ふぅッ、困ったもんだぜ。逃げ隠れしやがって、シット!」
と、開いた口から悪態が飛び出てしまう。
ぐぬぬ、自分でも気付くくらい日に日に口が悪くなっていってしまう・・・
 「あーら、身嗜みを整えた淑女が口にするような台詞ではないわね。
 まぁ、身嗜みと言っても杜撰な物だけれどね・・・」
ここの身嗜みとは私達が狩りし易いように装備してるバトルナイフ、ゆっくりサイズのこととギリースーツのことだと思う。
まぁ、淑女はこんな服は着ないね。
 「あ、アレじゃないかしら?一部不自然よ、アレ」
と、ゆうかが指(?)指した場所には木の根元に、石で積み上げて作られた巣のようなものがありました。
 「・・・・草やらなにやらが置いてあるけれど。アレでカモフラージュなら笑えるわね・・・」
 「ゆふぅー。同種とは思えない知恵の差だぜ・・・・」
と、軽く愚痴ってみる。本当にアレの同種ということが恥ずかしい。人として生まれたかった。
 「まぁ、さっさと済ませましょう。家に戻りたいわ。」
 「ふふふっ。そうね、外は寒いわ。」
 「はははっ。都会育ちのゆっくりは揃いも揃って軟弱なのかだぜ?
 もうすこしタフに育つべきだぜ。」
 「あら、言ってくれるじゃない。都会派の実力見せて上げるわ」
とか、軽いやりとりをしつつ。巣に近づいていく私達。
お昼寝タイム真っ只中のようだ。気楽なものね。
 「あらー、お昼寝中?ならその楽しい夢を悪夢で塗りつぶして上げなきゃね?ゾクゾクするわぁ・・・・・♪」
と、ゆうかが横でサドっ気MAXな中。私は腰(?)に帯びていたナイフを抜刀し。口に咥え臨戦体制へと構える。
 「あら、もうまりさは殺るき満々ね?行きましょう。援護するわ」
と、後ろで石やら木の棒を構えるありす。援護射撃が頼りになる。
 「ふぅー・・・・ッ。行くぜッ!」
農作業やらなにやらで鍛えた足(?)が唸りを上げる。
子供の駆け足ぐらいの早さだが。ゆっくりにとっては十分な速さのはずだ。
十分とは言えないが、中々の距離から走り、その推進力で巣に体当たりする。
 「ゆゆぅっ!?すがくずれちゃったよ!?」
 「にぐぼうっ!」
と、気持ち悪い声を上げ、崩れた巣から出てきたゆっくり2匹・・・・2匹?
 「あらぁ?赤ゆっくりがいるはずなんだけれど・・・・もしかして?」
 「あかちゃん?なにいってるの?ここにいるでしょ・・・・?
 あがぢゃん!?どごいっだの?!」
あ、と言うことは・・・・
 「みんな仲良く石の中、ね。南無阿弥陀仏♪」
 「「あがじゃぁああああああああああああああああああああああああああん!!!!」」
あ、ふつうのみょんでもしゃべれるんだね?
でも、どちらにしろキモチ悪い声だなぁ。
 「ゆーっへっへ!子供すら守れない屑親が2匹いるんだぜ?
 ブーヤーッ!ってな、だぜ!」
 「「ぐずっでいわないでぇえええええええええええええ!!!!」」
本当にキモチわるいなぁ・・・
 ヒュン!ヒュン!ヒュン!
 「ゆっ!ゆべっ!ゆびゃぁっ!ゆっくぢでぎないいいいいいいい!!!!!」
あ、ありすの援護射撃だ。さっさと狩り始めろ。って事かな?
まぁ、悩んでも仕方ないので目の前にいるれいむの腹にナイフを差し入れる
 「ゆ、ゆぎゃぁあああああああああああああああああああああああああ!!」
 「で、でかまらぢーんぼっ!べにーず!」
あ、向こうでゆうかがみょんが2つになってる。やるなぁ。
いつまでも刺してるわけにもいかないのでこの武器の特徴をつかって最大限に攻撃する事にした。
その特長を生かすために、刺したナイフを一気に引き抜いた。
 「ゆ、ゆびぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!!からだのなかが!でいぶのがらだのながが!!!!!」
このナイフの刃の部分には、返しが付いているため。かすり傷が致命傷になるわけだ。
 「ゆっへっへ!くそったれ饅頭にはこいつがお似合いだぜ!おにーさんが作ってくれた凶器で逝ける事を光栄に思うんだぜ?」
さっきの一撃で、大量に餡子が出たのでこのれいむはもう死ぬと思うから。放置してゆうかのお手伝いをしに行く事にした。
と、思ったが、みょんの体全体に裂き傷があり、むしろ、裂き傷の塊みたいな感じになっている。
 「ゆ、ゆへぇ。手伝う暇なんて無いみたいなんだぜ・・・・?」
 「うふふ、うふふふふふふふふふふふふ・・・・・」
と、久々にガス抜きができてご満足顔のゆうかと後方支援をがんばってくれたありすに「もう家に帰ろう」という旨をつたえ。
私は先に、帰宅路へと着いた。


夕方〜 鬼井宅
俺達はあの後、騒霊三姉妹の曲を聞き、その感想を語り合ってるうちに中々な時間が過ぎてしまい。少し焦った。
感想をある程度はなし終えた後は、寺小屋で4人と2匹で思い出話や世間話をしていた。
お陰ですっかり暗くなってしまった。でも、楽しかったので良かったとしよう。
と、回想しつつ、歩いていたら。家まで着いたようだ。寒い事なのでさっさと入ろう。
 ギィー・・・
 「ただいまー」
 「「「「「おかえりなさーい!」」」」」
と、帰りの挨拶を言ったら、飼いゆっくりすべてからお帰りなさいを頂いた
少し耳が痛い。
 「元気なのはいい事だが、少しうるせぇぞお前ら。耳が痛い。」
 「「「はーい。ごめんなさーい」」」
 「あら、そうだったかしら?」
 「うふふ、ごめんなさいね?」
 「ゆへへっ、まぁ、ごめんだぜ。」
うーん、やけに上機嫌三匹がいるな。なんか留守中にあったかな?



.....ゆっくり説明中。


.....鬼井納得中。

・・・ふむ。俺がいない間に野良のゆっくりを潰してた。と
近くには家の菜園があり、もしかしたら盗まれているかもしれなかった。と
 「ゆうか、まりさ、ありす。良くやった。もしその話が本当なら害虫を取り除いたと言うことだしな。
 それに、ここいらへんにゆっくりなんぞたくさんいるんだからひとつ家族が全滅しても文句言う奴はいるめぇ。」
 「ふぅ、もしかしたら説教かとおもったけど、そんなことは無くてよかったわ。」
 「ゆふぅ。安心したんだぜ」
・・・まぁ、問題は無いだろう。









夜〜 鬼井宅近く

 「ゆ、ゆぅ・・・ゆっぐぢじだいよ・・・・・」
あたまいたい、おなかいたい。あかちゃんがへんじしてくれない・・・・・
 「どぼぢで・・・・どぼぢでごんだごどに・・・・・」
おやさいにてをだしてなかったのに、しあわせにくらしてただけなのに。
うるさくしてなかったのに、めいわくかけてなかったのに。
 「ぼっど・・・・ゆっぐぢじだがっだよ・・・」
あたまが、ぼーっとする、あぁ、ゆっくりできる・・・・
 ヒュー・・・・・
ん?なんだろう。ながれぼしかな?うえをみてみよう。
え?なに?いし・・・・?
 バシャァッ!!!!!!
・・・・・・・
・・・・
・・







<前書き後段>

あと、fuku4370.txtさん。あんたぁ・・・あんたぁ神だよぉ・・・
俺みたいな奴に指導くれるなんてぇ・・・・・
がんばって今回も書きます。でも場所表示やらなんやらの
朝〜 何処何所、〜〜は俺の癖みたいなものなので。すみませんがこれからもそれは使います。
半年ROM

後書き。

どうも半年ROMです。
仕事の方が忙しく、虐板をみれずにさいきんムラムラしていたのですが。暇を縫って作成しました。
お陰でところどころテンションがあがったり下がったりしています。
冒頭でも触れましたが。俺に指南をくれた人に感謝、感謝です。
自分は、暇なときに、好きな御題で、好きなように虐待する糞作家ですが。もし。リクエスト等ありましたらどうぞ。
答えられる、もしくは創作意欲がわいたときだけですが。やります
リクったからといって、全部できるわけではないので。もしもやるなら。的な感じでどうぞ。

もし、リクが無かったらどこかの軍人さんがゆっくりを淡々と狙撃する虐殺ものでも書こうと思います。
By,半年ROM

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最終更新:2022年05月21日 23:16