伸吾は小学○年生。ぴっちぴちのショタだ。
今日も元気よく学校から家へ帰っていると、河川敷の近くで捨て猫を見つけた。
「ねぇお母さん飼わせてよ!」
「だーめ、うちにはもうれいむがいるでしょ?」
「いっしょにゆっくりしてね!」
母親の足下に構ってもらおうと、ゆっくりれいむが動き回っている。
「いいじゃんちゃんと面倒みるから!」
「れいむの時もそんな事いって、お母さんが飼ってるじゃないの、だめよ」
「ゆっくりしようね! れいむはすごくゆっくりできるよ!」
周りをぴょんぴょん飛び跳ねながら回り始めたれいむを、母親が踏みつける。
「ゆぐっ!?」
「ぐーりぐーりぐーり」
「ゆゆゆゆゆっ!! れいむへこんじゃうよ! ゆっくりやめてね!」
自分を放ってれいむと遊び始めた母親に、伸吾の顔がゆっくりそのものになった。
「飼って飼って飼って飼って飼って飼って飼って飼って飼って飼って飼って飼って飼って飼って!!」
「ゆゆっ!!」
子供独特の騒音に驚くれいむだが、母親は気にせずにれいむを足でぐりぐりし続けていた。
次第に声は小さくなく、伸吾は叫ぶのを止めて黙り込む。
「うぅ……もういいよこのくそババァ! しね! 死んでしまえ!」
「アンタの今日のご飯はにんじんサラダだけね」
「いやだぁぁあ゛ぁあ゛あ゛ぁぁっ!!」
嫌いな野菜を前に、必死に謝り倒す伸吾。
その間、母親にずっとぐーりぐーりされ続けたれいむは、すっかり涙目になっていた。
「ゆぐうううううううううぅっ!!」
数日後。
伸吾が変わらず学校から帰っていると、今度は「ゆっくりわかってあげてください」と書かれた箱に入れられ、捨てられていたゆっくりちぇんを見つけた。
「ねぇねぇお母さん! これ飼ってもいいでしょ!!」
「またアンタって子は……」
ため息をつくと、母親は伸吾が抱えているゆっくりちぇんに目を向ける。
「わかる、わかるよー」
「……」
母親が猫を飼わせなかったのは、何も伸吾がまた飼育を放棄するからだけではない。
猫がいたら、今飼っているれいむが食べられてしまう事を心配してだ。
しかしゆっくりちぇんなら、そんな心配はいらなかった。
「まぁいいけど、ちゃんと面倒みるのよ」
「やった! ありがとうお母さん!!」
ちぇんをそのまま抱えて、伸吾は自分の部屋へ戻っていく。
「やれやれ……」
我が子のわがままに軽く脱力感を覚えながら、母親は晩ご飯の調理を再開した。
「わかるよーわかるよー」
「へへっ、ほれほれほれ」
「わっ! わがるにょにょにょにょにょにょにょ……」
下脹れなちぇんの顎を指で触り、鳴かせる伸吾。
普通の猫とは違う鳴き声と体を震わせ、赤くなるちぇんの様子に、伸吾は何度も顎の辺りを刺激していく。
「にょにょにょにょにょにょにょにょにょ……わかるー……わかるよー……」
「おもしろいなこいつ! ……ん?」
見ると震える体の後ろで、さらに二股の尻尾が左右に大きく揺れている。普通の猫なら不機嫌とも取れる動作だが、ちぇんの様子は明らかに喜び、寛いでいる。
「……」
徐に。
伸吾はその尻尾を鷲づかみした。
「にゃにゃにゃにゃがっ!?」
途端、饅頭型のちぇんの体が三角形に変わった。
「おおっ!?」
「にゃ、にゃが……わからない、わからないよー!」
三角形の体はすぐに力が抜けて元の饅頭型に戻ったが、ちぇんの目から溢れる涙は止まらない。
「すげーっ! 三角に変形した!!」
しかし伸吾の頭を占めていたのは、三角形なちぇんだけだ。
伸吾はそのまま、掴んだ尻尾をぐりぐりと弄り始めた。
「にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃっ!?」
「ほらほら、変形しろよ!」
「にゃにゃがっ! わからないーわからないぎゃなぁあぁぁぁっ!!」
ちぇんの尻尾を先から先まで弄り倒しすが、三角には変形しない。
変わったことといえば、徐々にちぇんの顔が赤く染まり、呼吸が荒くなっているぐらい。
ゆっくりちぇんにとって、尻尾は何よりも勝る性感帯だった。
「しんごー、ごはんよーっ!」
「あ、はーいっ!!」
台所からの母親の声に、伸吾は元気よく駆けだしていく。
後に残されたのは、すっかり発情しきったちぇん1匹。
「……にゃ……にゃが」
床の上で動かず、ただ虚ろな目をして震えている。
そこに、家の中を散歩していたれいむが通りがかった。
「ゆっ!」
今まで家にいなかったちぇんの存在にれいむは戸惑う。
しかしちぇんのいる部屋が、伸吾の部屋だった為、自分と同じように拾われてきたのかと解釈した。
「おにいさんにひろわれた子? これからいっしょにゆっくりしようね!」
大きく飛び跳ね、一気にちぇんの側までやって来る。
そんなれいむを、ちぇんが逃すわけがなかった。
「にゃがぁああああぁぁぁあぁぁあぁっ!!」
「ゆ、ゆゆっ!?」
「わかってるよね? わかってるよねっ!」
「だ、だめだよ! れいむはまだゆっくりしたいよ!」
「わかってる、わかってるよーっ!!」
「だめだよ! やめてね! ゆっくりざせてね!!」
「わがってね! わがっでるがらねぇえぇ!!」
「ゆ、ゆっぐりざぜでぇえぇぇえぇっ!!」
その後、れいむの体からは立派な茎が生え、子ちぇんと子れいむがそれぞれ3匹ずつ実をつけ、産まれてきた。
初めてのゆっくりの子に、当初、はしゃいでいた伸吾だったが、すぐに面倒くさくなったのだろう。餌やりも遊ぶこともしなくなり、すっかり親ちぇんだけに構うようになっていった。
そのため、残りの子供達は全員、母親が面倒をみている。
「ぐーりぐーり」
「ゆゆっ! おかあしゃんやめてね! れいみゅのからだがほそくなっちゃうよ!」
「わかる、わかるよー」
「ぐーりぐーり」
「にゃががががががががっ! わからにゃい、わからにゃいよーっ!」
きゃっきゃ、きゃっきゃと母親の周りに集まり、足でぐりぐりされている子供達に、親れいむは思わず叫んでいた。
「お母さん! その子達のおやは私だよ! ゆっくりやめてね! こどもかえしてね!」
「れいむ、ごはんよ」
叫んでいる親れいむの話を無視し、母親はその目の前に料理の乗った皿を置く。
見ると、怒っていたれいむの表情が笑顔に変わっていた。僅か1秒の出来事だ。
「ゆゆっ! お母さんありがとう!」
そのまま大きな口を開けて、料理をガツガツと食べ始める。
「むーしゃむーしゃ……」
瞬間、親れいむの目が点になった。
「辛ぇえぇえぇええぇええぇっ!! メチャクチャ辛ぇえぇえぇえええぇっ!!」
今日のご飯は母親特性の激辛麻婆ナスだ。
火を吐きかねない様子で親れいむは口を開け、飛び跳ね続ける。
そんな親れいむを気にせず、子供達は母親に構ってもらおうと「ゆっ!」「ゆっ!」と鳴きながら周りを飛び跳ねていた。
一方、開いた襖の先にある隣の部屋では、伸吾が親ちぇんと一緒に遊んでいる。
「ほーら、ほーらっ!」
「にゃがっ!! やめてね! わかってぎゃ、ぎゃ、ぎゃ、ぎゃっ!!」
伸吾は2股の尻尾をまとめて握り、そのまま親ちぇんを床に叩きつけていた。
ゆっくりの弾力性に富んだ体は、伸吾の体ぐらいまで簡単に跳ね上がる。
尻尾の刺激よりも体の衝撃が勝っているため、ちぇんは発情せず正気のままだ。
「だーんだーん、だーんっ!」
「わかってよー! わかってよー!」
必ず体を歪ませ、跳ね上がってくる姿が楽しくて、伸吾はリズムに乗りながら親ちぇんをバウンドさせ続ける。
夜が目を覚まし、辺りは闇夜。
微笑ましい、ゆっくり混じりの家族団欒だった。
「にゃがーっ!!」
「辛ぁあぁぁぁぁっ!!」
End
いぢめを意識して書いてみた。上手くいったかどうかはあまり自信がない。最初愛でるノリになってたのでいぢめ分を増したけど、増しすぎたかも。ちぇんバウンドはちょっとやり過ぎた感が。
……でも、ゆっくりに尻尾があるとバウンドさせたくなるんだよなぁ……。
関係ないけど、ちぇんにレイプさせるならやっぱりゆっくりらんだよね。
「わかってる、わかってるよねぇ!!」
「ちぇ、ちぇえええええええええええんっ!!」
ちぇんにレイプされるらんしゃまハァハァ。
少しでも楽しんでもらえたら幸いです。
by 762
最終更新:2022年05月22日 00:07