鉄壁の軍人まりさ
※創作用語が多数出てきます あまり虐待要素は無いです
ある山奥に、伝説のゆっくりと呼ばれるまりさが住んでいた。好奇心満々な若いゆっくりたちは、皆このまりさに会うべく山奥へ進む。しかしそこには、クマやシカ、あるいはれみりゃやふらんなど、超危険な生物も生息していた。
「ばりさぁー!ゆっくりしないででいぶをだずげろー!」「にゃぁー!わがらにゃいよー!」しかし、こんなに騒いでも助けは来るはずなどな無く、逆に危険生物をおびき出すだけだ。運良く助かっても、結局は長くは持たない。
じゃあどうして伝説のまりさはこんな危険な山奥に住めているのだろう。それには、彼の経歴が全てを語っていた。
彼の本名はきりさめまりさ ゆっくり国防軍に入隊後、代1次れみりゃ大戦に置いて初陣、はじめは2等兵として前線に配置され、その後敵れみりゃ150匹殺害した功績が讃えられ、ぐんぐんと出世した結果、ゆっくり歩兵12大隊を背負う中佐まで上り詰めた。この部隊に入隊するには、単に足が早い、狩りがうまいなどでは入隊はできない。れみりゃ、ふらんその他の危険生物の知識をもった(パチュリーは体力がないため入隊はできない)真のエリートである必要があった。
この部隊の戦績は凄まじく、今もゆっくり国の国防の2分の1はこの部隊のお陰でもあるとかないとか
そしてまりさはこの後も凄まじい戦績を上げ、遂には代1次、代2次れみりゃ大戦を勝利まで持っていった伝説の魔理沙である。彼に授与された勲章は、一級鉄十字章、白兵戦章など、様々な物がある。しかし今は山奥でひっそりと暮らしている。これはなぜなのか。それは今から25年前まで遡る...
25年前…
「くそっ…これじゃあこの陣地は占拠されてしまうのぜ…」「中佐殿!敵のすぃー部隊がたっくさん!こちらに向かっていると本部から連絡がはいったよ!」「たっくさんって…具体的にどのくらいだぜ?」「だからたっくさんって言ってるでしょぉぉぉ」「……わかったのぜ」こうしているうちにも、れみりゃ軍は攻めてくる、そんなことを考えている時、ある兵士が大声を上げた。「今こそ重装甲すぃー車を出す時じゃないのかぜ!?」
重装甲すぃー車とは、人間さんと交渉して手に入れたすぃーを改造した、要は装甲車だった。このすぃーは、周りにてっぺき(笑)の装甲が貼り付けられている。まあ、要は対れみりゃ用に作られたすぃーなのだ。
それじゃあ解説おわり!
まりさ中佐は大声で言った。
「……よし、重装甲すぃー車!全車展開なのぜ!国防軍兵士諸君も前線に突撃するのぜ!」「「うぉー!!」」「突撃なのぜぇ!!」
ダダダッ ボカーン 「もっど…ゆっくじ…じだがっ…」「おい1等兵!しっかりするのぜ!」「衛生兵!衛生兵!」「突撃なのぜぇ!」
数時間後…
結果としては、ゆっくり国防軍兵士の奮闘のお陰で、れみりゃ軍を掃討した。しかし、まりさ中佐はこの戦いの間で右目を負傷。現在でもまだ眼帯をつけている。こうして各陣地のゆっくりたちも奮闘の甲斐あり、無事、代2次れみりゃ大戦はゆっくり国の勝利となった。その後、右目が完全に失明したまりさ元中佐は軍隊を辞め、山奥でひっそりと暮らすようになった。
そして現在…
「まりさは伝説のゆっくりに会いに行きたいのぜ!」「辞めたほうがいいわ」「そうよそうよ!あんな危ない山奥は都会派じゃないわ!」「でもどうしても会いたいのぜ」
「………」「……好きにするがいいわ」「ぱちゅりー!………お願いまりさ、山奥は危険だからあまり言ってほしくないの!」「大丈夫なのぜありす!必ず帰ってくるのぜ!」「……そんなに言うなら……必ず帰ってきてね…」「わかったのぜ!」 こうしてまた命知らずな若いゆっくりが伝説のゆっくりを探しに山奥に入っていった……
数時間後…
「もうやじゃぁぁ!おうじがえる!」
まりさはもう限界を迎えていた。運良く危険生物には出くわさなかったが、そもそも山奥は自然そのものが危険である。出っ張っている木の根っこに流れの早い川、尖った石など、普段まりさが住んでいる平野とは比べ物にならないほど過酷な環境であった。
もうまりさは体力的にも精神的にも苦しかった。
しかもそこにさらなる危険が降り注ぐ。
「う~♪まりさは食べちゃうぞ〜♪」
まりさ「れみりゃだぁぁぁ!じにだぐないぃぃ!」
まりさは確実に死んだ、そう自分で思った。しかし次の瞬間、「う~?」
グサ…
「もっど…ゆっくじ……」
「???」
「危ないところだったのぜ。お前も早く逃げるのぜ」
「あなたは…あ、あの!まりさは伝説のゆっくりを探してるのぜ!なにか知らないのぜ?」
「………何か事情がありそうだな………よし、ついて来るのぜ」まりさは言われるがままについていった
「ここが住処なのぜ」そこは、洞穴であり、かなり広い空間であった
「ちょっと待ってるのぜ」そう言うと謎のゆっくりは消えて行った。
数分後、例の謎のゆっくりが帰ってきた。
「これしかなかったのぜ。ごめんなのぜ」
「あの…」「何なのぜ?」「あんたは誰なのぜ?」
「ん?わたしか?わたしの名は、きりさめまりさなのぜ。中佐って呼んでくれると嬉しいのぜ」
「もしかしてあなたは伝説の……」
「別に私は伝説のゆっくりでもなんでもないのぜ。私はただ国の為に働いてただけなのぜ」
「でもれみりゃを倒せるのはすごいと思うのぜ!」
「それは昔の話だ。今じゃ私は山奥でひっそり暮しているただのゆっくりなのぜおっと、そろそろ暗くなる。私が家まで送ってあげるのぜ」まりさは中佐に家まで送り届けられた。まりさ「バイバイなのぜ中佐!」
その後……
「まりさ!無事に帰ってきたのね!」
「運が良かったんだねー。わかるよー」
「まりさは実際に伝説のゆっくりにあったのぜ!すごかったのぜ!」
「「どんな感じだったの?」」
「実は……」 ザワザワ わいわい…………
「近頃の若ゆっくりは元気だなぁ」
そう言いながら中佐は山奥へ帰っていきました。
ちなみに、中佐と会えたゆっくりはこのまりさはだけだったとか………
終わり
最終更新:2023年06月29日 15:17