今から5億年ぐらい前の話。
ここは地球。そこに宇宙人がやってきた。
「遂に地球にやってきたぞ。でもおかしいな。建物もなにもないぞ?」
「ジンルイガタンジョウスルマエニキテシマッタヨウデス」
「えーそんなー…折角地球人のためにこのカプセルを持ってきたのに…」
この男が持っているカプセルは、燃料がいらないロケットの設計図、何でも治す万能薬などなど、更にそれの作り方を絵付きで紹介した物が入っていた。
「本当なら地球人に手渡しするはずだったんだが…しょうがないな…」
「ナラ、コノチキュウ丿ドコカにオケバイイノデス。」「なるほどな…でも何処に置けばいいのだろうか…」
「サバクガガイイデス」
「おk」
こうして宇宙人は、砂漠にカプセルを置き、地球を去った。
そのカプセルは、長い長い眠りについた。
カプセルに興味を持った物もいるだろうが、
チタン合金で出来ているので、開けることは出来ないから、長い間放置されたのだ。
そして遂に、遂にカプセルが開く時が来た。
しかしカプセルの中身は永遠に使われる事はなかったのだ。愚かにもゆっくりという生物が踏みつけて開けたからだ。
「ゆんしょ!ゆんしょ!」
「「「「がんばれ!どすー!」」」」
「ゆんしょ!ゆんしょ!」
ボカーン!
余りに乱暴に開けたので、爆発し、このゆっくりの群れは全滅した。最後にどすが放った言葉は、
「ゆっぐじ…でぎ…ないかぷ…せるは…ゆっくりしないで…し…ね…」
こうして、宇宙人が託した思いは、伝わることなく幕を閉じた。
          終わり








星新一の作品をパクっ…オマージュしました。
何で砂漠にゆっくりがいるのって話は無しで。

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最終更新:2023年07月22日 10:01