「ゆー!どすー!」
「どすー!たいへんなんだよー!」
「………」
「ど、どす?」
「ど、どす!早く起きてね!とにかく大変なことになってるんだよ!」
「………」
この街を守ってきたどすの最期は、老衰という、大変名誉なことであった。
しかし、どすが死んだ影響で、街はパニック
に陥った。
「あああああああああああああああああ!!!!!!」
「どうしたらいいのぜえええええ!?!?」
「ばびぶべぼおおおお!?!?!?」
「こ、こんな街でもうやってられるか!まりさはでていくのぜ!」
混乱して街を出ていったゆっくりは、全員死んだ。
しかし、こんな街でもまだ希望があったのであった。






「れいむ村長とようむ少佐!助けてくれなのぜ!」
「ど、どうしたの?」
「どすまりさが死んだ影響で街は混乱に陥り、各地で暴動がおきてるのぜ!」
「どどどどどうしよう!!!」
「みょんがいくみょん。」
「少佐!」
「わかってるみょん。なるべく傷つけない…」
そう言うとようむ少佐は、暴動を見事鎮圧した。 
「全く…もう我々も長く無いっていうのに…」
「そんなことより、れいむ、長をきめるみょん…」
「ああ、そうだった…」
数時間後…
「ああ!全然決まらない!」
「べべべへべべべべべへべ…」
あまりにも長が決まらないので遂には発狂してしまった。
「そうだ!一人候補がいるみょん!」
「その名は?」
「零無という修行僧だみょん。」
「早速呼んできてくれ…」
零無。それは昔は普通のゆっくりだった。 
だが、この街で病気(現在では中枢餡肺炎)
が流行り、それに感化され、修行僧になったという。
「おお、零無か、早速だが、長になってくれないか?」
「いきなりですね…」
「たのむよ…この街の発展には長が必要なんだ…」
「だが拙僧、皆に好かれるような者ではございませぬ…」
「とにかく長がいないとこの街は崩壊してしまう。
たのむよ。」
「わかりました。では…」
この長こそが、後の箔零天皇である。
「ああ、ようやく暴動が収まりましたな、ようむ少佐。」
「ああ、お陰様で仕事がなくなったみょん…」
「だが、命はなくなってないよ…」
そして…
れいむ市長とようむ少佐は、寿命により死亡した。
どちらも、この街…いや、国に大いに活躍したとして、
箔零天皇自ら国葬を執り行ったと、ゆっくり書記に書かれている。



1000年後…













町の発明家、霧雨まりさは、なやんでいた。
「うーん…幕府のお偉いさんから大仕事をもらったはいいが、一体どうすれば良いんだろう…」
まりさは、幕府から、雷を発生させる装置の開発を頼まれ、試行錯誤をしている途中だった。
この研究中、なんゆんかが踏み潰された状態で発見された。
噂では、巨大な生物がいるという話もある。
そんなこんなで、雷発生装置は、まだ作れていないのである。
「ああ!まだ布を1枚仕舞い忘れてた!めんどくさいからこの箱にいれてしまえ!」
そう言うとまりさは、箱の中に鉄の芯が入ってる、友達の行商人からもらった奇妙な箱にいれた。
その瞬間…
バチ!バチバチバチッ!!
「な、なんなのぜ!?」
そう、この箱から、バチバチ!という音が聞こえ、更に謎の電気(雷かも?)が出ている。
これは、後ほど発電機と呼ばれる物に進化していった。



「た、大変なことになりました!」
「どうしたんだまりさ。研究所が吹っ飛んだのか?」
「ち、違うのぜ!な、なんか、箱から、か、雷がぁぁ!!」
「「「なにぃ!?」」」
この発明は、天下を轟かせた。
このまりさの出身地桐雨国(きりさめのくに。)
は、今でもその発電機は発電機第一号として残っている。

発電機が開発された後、電気化学工業という新しい産業が生まれた。
そして、これは後に、産業革命と呼ばれている。
しかし…
「あの発電機のせいで、れいむたちのしごとがなくなったんだよ!どうしてくれるの!?」
「あれのせいでまりさたちはクビになったのぜ!せきにんとれなのぜええええ!!!」
「「「無責任な幕府は責任取って死んでね!」」」
そう、この発電機の発明のせいで、国は2つに別れ、戦争することになってしまったのだ。
慌てた幕府は、まるで狂ったような行動をしだした。
「おまえが発電機を開発したせいでこんな事になったんだ!責任取ってしね!」
まず手始めに発明家のまりさを処刑した。
その殺し方とは…
「あづいいいいいい!やべでえええええ!!ばでぃざのぼうじがあああああああ!!!」
「早くしね!」
「やべでえええ!!!おさげざんもやざないでえええ!!!」
「さっさとしね!」
「ばびぶべぼおおおおおおおおお!!!!」
「おまえはこれからめちゃくちゃ熱いマグマに入ってもらうよ!」
「アジュいいいいいいいいい!!!!!!」
「「「「(地獄に)かーえれ!かーえれ!」」」」
「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛」
次に、何故か幕府の中心人物をさらし首にした。
どうやら幕府の中心人物は全員胴付きだったようである。
更には、何故かどさくさに紛れて他の国に攻め入って滅ぼしてしまったのである。
こんな中、天皇と貴族達は何をしていたのだろうか。






「おほほほほ!麻呂は働きたくないのでおじゃる!」 
貴族ゆっくり達の間では、麻呂病が流行っており、
何故か全員語尾がおじゃるになっていた。
そして天皇はというと…
「zzzz…」
寝ていた。
完全に、寝ていた。
明らかに、寝ていた。
こうした中、着々と戦争覇着々と迫ってきたのであった。



おまけ
ある看護兵の日記
4月4日
またあの大きい足跡が発見された。
皆はあれはどすと言って疑わないが、
私の家系は、いままで代々どす直属の研究者だったからわかる。
あれはどすではない。
おそらくは、新種のゆっくりか、動物かのどちらかでしょうね。

続く。

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最終更新:2023年09月12日 22:24