ゆっくりいじめ小ネタ510 修羅の国

名無しなんださんからのお題「カイオウ」
先に名前書いておくんでみんなにげてー
by バスケの人





「うー!」
可愛らしい鳴き声を放つのはうーぱっく。
現在海の上を飛行中である。どうみてもごく普通のうーぱっく。
しいて普通と違う所をあげるとすれば、体長3m以上なことぐらいだろう
その中に一人の男が寝そべっていた。
がっしりとした体の男だった。

うーぱっくの下には、何かが水面を泳いでいた。
それは帽子の上に乗り、オールを口で器用に動かして進んでいるまりさだった。


「しかし遠すぎるだろ。その修羅の国とやら。」
「うーぱっくがいてよかったね!!!」
この1人と一匹は海に浮かぶ島に向けて現在移動中だった。


事の発端はまりさからの話だった。
なんでもゆっくりも人もゆっくりできない国が海の向こうにあるという。
その国の名は『修羅の国』ゆっくりは生れてからずっと厳しい訓練をさせられ、大人になるまでの生存率は1パーセント
という国。
なんとその国へ自分の群れのれいむが連れて行かれたとの事。一足早くふらんも助けに向かったらしい。
そして俺は暇だから付いていくことにした。




そんなこんなで島に到着。
見た感じ、真ん中に大きな山がそびえ立つ以外は普通の島である。


と、砂浜の向こうに一匹のゆっくりが倒れていた。
あの羽根は・・・・・・ふらんだ。


「どうしたのふらん!ゆっくりしてね!!!」
意外に素早い動きでふらんの元へ近づくまりさ。しかしどう見てもふらんの傷は致命傷である。
羽はボロボロ。眼は虚ろ。体のあちこちに切り傷があり、片腕が既に無くなっていた。

「ううぅ……ふらんまだがんばれるー。」
ふらんの傍には折れたれーばていん(鉄パイプ)が落ちていた。どうやら敵に折られたのだろう。


「おにーさん……おにーさんはしぬまえにげんきになれるわざがつかえるってきいたよ。ふらんにも」
言わずとも分かった。命を削る代わりに力を増大させる技だ。本当は使いたくないが、そう言うなら使おう。


「刹活孔! はあああああ!」
ふらんの肩に思いっきり指を突っ込む。 その瞬間
「うわああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」


ふらんはトラックにでも衝突したかのように思いっきり吹っ飛ばされていった。そのまま100m先の岩に衝突。


「……ありゃ死んだな。しかも星二つ美味しいです。」
「いみがぜんぜんわからないよ!!! ふらんをゆっくりさせてどうするのぉおお!!!」
「気にすんなまりさ。それよりふらんをここまで痛めつけた奴が居るはずだ。気をつけろよ。」
まりさは自信満々と言った顔で答えた。
「まりさにはドスからおしえてもらった『ゆすたーすぱーく』があるよ!ゆっへん!」
そういやそんな事もあったか。そりゃ余裕面できるわな


「このくにではどすすぱーくなどしらぬつうじぬよ!!」



「誰だお前は!!!」
突然の声に辺りを見回す、すると、10m先の大岩の上に一匹のゆっくりがいつの間にか乗っていたではないか。
金髪の髪のゆっくりだ。その周りには蜘蛛の巣のようなものが張られていた。
誰にも気付かれずにここまで近寄るその実力。男はここが油断を許されない地だと理解した。



「しんにゅうしゃをたいじしにきたゆっくり、スパイダーマぶぅうううううううう!!!」
思いっきりの右ストレートでゆっくりをぶっとばす。
そのまま海まで吹っ飛んだゆっくりはポチャンと海に落ちた。


「版権的に強敵だったな。早く行くぞまりさ。」
「ゆっくりりかしたよ。」
しかし雑魚でもふらんを倒すほどの強さ。
心の片隅に不安を残しつつ奥へ進んでいった。




その後も、数多の修羅と呼ばれるゆっくり達が襲いかかってきた。



「ふぃーばぁあああああああ!!!」
「ゲラゲラゲラゲラゲラ」
「おちろ、かとんぼ!」
「ふーじょん!」


全方向から雷や砲弾や炎や銃弾が降りそぞぐ。
それを男とまりさはお互いに背中を預けながら退けていった。


「ゆろーすぱーく!!!」
口から放たれた直線上のほそ長い光線が敵を貫き
「ゆーれりーずさん!!!」
まりさの周りに現れたビットが近づく物をぶっ飛ばす。
「ゆびるだむとーち!!!」
帽子から取り出した謎の瓶を投げつけると、たちまち敵は爆発した。



「っでなにみてるのぉおおおおおおお!!!おにーざんもでづだっでよおおおおおおおおおお!!!」
まりさはそう言って男の方を向く。男は板チョコ片手に座って携帯を弄っていた。


「ああ待て待て。今テトリス良いところなんだ。」
「いいがらでづだっでよねぇええええ!!!かずおおいんだよぉおおおおおおお!!!」
「あー待て待て。ああもう!なんで来ないんだよ長い棒!」
「だがらてつだってぇええええええええ!!!!」



そうして修羅達を蹴散らしたまりさ達は、なにやら大きなお城の前にたどり着きました。
中に入ってしばらくすると、何者かの影が見えた。
その影の大きさと形から行ってあれは……



「に、人間だとぉ?」
「にんげんさんだね!どうしてここにいるのかな?」


近づくにつれて、その人間の顔が分かってきた。
髪を短く切ったちょび髭の男だ。


目の前まで来ると、その男は口を開いた。

「我が名はゼロ……」
「どうみても羅将ハンだろてめぇええええええええ!!!おぉぉぉ… くらいやがれぇ! 」
力を溜めた拳で目の前の敵を薙ぎ払おうとする男。
それと合わせるようにまりさも
「ゆろーすぱーく!!!」



結局二人の合体技で謎の男をなんとか撃破。
そのまま一行は先を急いだ。







そうして、やっとこの国を支配する『カイオウ』なる人物の元へたどり着い。
顔を兜で覆った謎のゆっくり。その傍にはあのれいむがいた。


「でいぶぅうううううううううう!!!」
「ばりざぁあああああああああ!!!」」

感動の再会である。ここまでの多くの犠牲(ふらん)を伴ったが、嬉しさのあまり涙するまりさ。



すると、兜をつけたゆっくりが話始めた。


「そいつをたすけたいかじゃおーん?」
「ゆ!あたりまえだよ!さっさとれいむをかいほうしてね!!!」


ガシャン!っと兜がひとりでに外れた。そこから現れたのは
めーりんだった。
それも体中に傷を負い、明らかに常ゆっくりとは違う殺意を纏っためーりん。
そのめーりんがゆっくりと、しかし恐ろしいほどの威圧感と共に口を開いた。




「私は一向にかまわんッッ!!!」





「・・・まりさ。」
「ゆ?」
「必殺技だ。俺が許可する。やれ。」
「ゆすたーすぱーく!!!」
「じゃおおおおおおおおおおおおおんんん!!!」


まりさの口から放たれた極太光線は、めーりんを包みこみそのまま屋敷を破壊した。





「最後まで似たような展開だったな。」
「ゆぅ。そーだね。」
「とりあえずはやくおうちかえろうね!れいむおなかすいたよ!」
「……れいむ。」
男はひょいとれいむを持ち上げた。
「ゆぅ?」
れいむは頭の上に?マークを出しながらこちらを見ている。




「パクリ。うめえ。」
「でいぶのおがおだべないでぇええええええええ!!!!」
「おにーざんなにじでるのぉおおおおおおおお!!!」





【あとがき】
あとがき……そんなものはうちにはないよ?

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最終更新:2009年06月05日 02:25
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