ゆっくりいじめ小ネタ551 狩りごっこ

※小説の1シーンを丸パクリ






      狩りごっこ





じりじりと照りつける太陽の下、5、6人の少年達が涼を求める様に森の中に入っていく。
しかし彼等の目的は涼しむ為では無い。
覚えたばかりの遊びをする為だった。

彼等は森の中に入ると慣れた風にして散開した。
その中の、黒い髪を後ろで結んだ背の高い少年が
ゆっくりの居た事の分かる、まん丸の形に踏み固められた茂みを見つける。
その先を見ると、ゆっくりが今さっき通ったのであろう丸い足跡が続いていた。

少年が他の仲間達に"静かにする様に"の合図をし、自分一人で前進する。
リーダー格の、彼の上半身は裸だったが、森の湿っぽい空気を身に纏ったような気分になった。
坂道を這い登り海辺によくあるような岩や木がごろごろしている所へ出た。

水ぶくれをした脂肪のかたまりの様なゆっくりれいむが、木の下のその日陰をだらしなく楽しんでいた。
少年は物音を立てず、風も無かった為、ゆっくりれいむは少しも警戒していなかった。
すっかりこの遊びに慣れてしまっていた少年は影の様に静かだったのだ。
彼はもともと来た道をそっと引き返していき、ふざけて隠れていた仲間達に合図を与えた。

間も無く、彼等は深い沈黙と酷熱の中に身を晒し、汗を流しながらじりじりと全身を始めた。
木陰で意味も無く鼻歌を歌う、大きなゆっくりれいむが居る。
かなり大きな子持ちのゆっくりだったようで、その体は車のタイヤの様だった。
母親らしい幸福感に浸って寝そべっている。
そのゆっくりれいむは汚れ無き肌色の体と、綺麗な紅いリボンをつけており
その底部には眠ったり、髪の毛に潜り込んだり、ゆーゆー鳴いている子ゆっくりが
ゆっくりれいむを囲む様にしてお昼寝をしている。

ゆっくりれいむから10m程のところで、少年は立ち上がった。
彼の腕は真っ直ぐに伸ばされ、そのゆっくりれいむを指差していた。
全員が彼の意図を了承しているのかどうかを確かめようとして
彼は探る様な目つきで周辺を見回した。
他の少年達は彼に向かって頷き、その右腕に持ったものを振りかざした。


 『今だ!!』


子ゆっくりのうちの一匹が目覚めた。
僅か10m程向こうから先の尖った木の槍が、目標に選ばれたゆっくりれいむに飛んでいった。
大きなゆっくりれいむは狂った様に悲鳴を上げ、
髪の毛の中に刺さった槍をくっつけたまま、森の更に深くへと跳ねて逃走した。
ゆっくりれいむは、喘ぐ様な悲鳴を上げながら、
たぷんとした頬に二本の槍を打ち込まれて泣いていた。
そして、ワケも分からず、その巨体で凄まじい音を立てながら薄暗い森の中に跳ねていった。

少年達は喚声を上げて突進した。
眠っていた小ゆっくり達が次々に目を覚まし、
不思議そうに母の居なくなった場所をつぶらな瞳で見つめていた。


 『あとを追うんだ!!』


ゆっくりの通る道に沿って彼等は追跡したが、森の中は酷く暗く、
それに凄く錯綜していたので、結局リーダーの少年は
ぶつぶつ言いながら皆を押しとどめ、木の中をじっと窺った。
彼がイライラしたように一言も口をきかず、ただ激しい息づかいをするばかりだったので
少年達は畏怖の念を覚え、不安な気持ちを抱いたまま互いに顔を見合わせていた。
間も無く、彼は地面を指で示した。


 『ホラ、見てみろよ』


彼は足跡を見つけ、踏まれて折れた枝に手を触れたり、ぐいと違う方向に曲げた。
彼はそういう風にして、実に不思議なくらいに的確に追跡していった。
他の少年達はそんな彼に静かに付いて行った。

ゆっくりれいむは震えながら、深い茂みの中に身を隠していた。
抜け目の無い人間に追われている事も分かっていたので
震えも隠さなくてはいけないのに止める事は出来なかった。
やがてそんな怯えは、少年の平坦な一言によって気が狂う程の恐怖に変わっていった。


 『この中だ』


彼等は茂みを包囲したが、結局ゆっくりれいむの必死の抵抗によって
更に一本の槍を突き刺されただけで逃げられてしまった。
突き刺さった槍を引きずっているので、思う様に逃げられなかった。
そればかりか、鋭い、鉤状の切っ先の痛みがぐいぐい食い入るようであった。

逃走の途中にゆっくりれいむは木にぶつかったが、
その為に槍の先っぽはいっそう中に食い込んでいった。
もうこうなってしまえば、こぼれた餡子を辿って獲物を追いかける事は
未だ幼い少年達の誰に任せても出来る事だった。


じっとりとした暑さに朦朧ととなるような、血なまぐさい午後であった。
小走りに追う少年達の前方をよろめきながら、
ゆっくりれいむは絶えず涙と血を流し、狂った様に跳ねて逃げていった。
それを追う少年達はワザと本気では走らず、
そんな必死のゆっくりれいむを嘲笑する様にくすくすと笑っていた。

やがて、終わりにしようとリーダーの少年が走る脚を速めて
ゆっくりれいむに追いつかんばかりになると
それに気付いた様に、ゆっくりれいむは最後の力を振り絞って彼等を引き離した。

しかしそのゆっくりれいむが、華麗な花が咲き、蝶々が輪を描いて飛び交い、
大気が灼熱し静まりかえっている、開けた原っぱまでよろめいて逃げ込んだ時、
少年達はすぐその後ろにまで迫っていた。


ここまできて、暑さと痛みにへこたれてしまい、ゆっくりれいむはぶっ倒れてしまった。
少年達はわあっと波のように押し寄せていった。
思いがけない世界からの、この恐るべき襲撃に、
ゆっくりれいむの顔は涎と涙と葉っぱで、くしゃくしゃに汚れていた。


叫び、飛び上がった。
辺り一帯には汗と騒音の恐怖の渦が巻き起こった。


ある少年はうずくまったゆっくりれいむの周りを走り回り、
その皮の裂け目を見つけ次第、槍で突いて回った。


ある少年はゆっくりれいむの上に馬乗りに乗りかかって
太い木製の針をぐさっ、ぐさっと突き刺した。


ある少年は穴の開いたゆっくりれいむの傷口に
ピストン運動の様にして槍を突き刺し続けたが、
しまいには歯に引っかかってしまって抜けなくなってしまった。


細っこい槍は一寸刻みにゆっくりれいむのぷりぷりとした体の内部へと食い込み
怯えきったゆっくりれいむの悲鳴は、やがて耳をつんざくような断末魔の絶叫となった。
それからリーダーの少年がゆっくりれいむの頭の中心に
槍を突き刺す事でとどめを刺し、まだ暖かい餡子をその両手一杯に浴びた。

ゆっくりれいむは遂に彼等の手に掛かってあえなく最後を遂げた。
少年達は重苦しい、そして満たされた感じを味わった。
蝶々は原っぱの真ん中で、無心に舞い続けていた。


少年達は苦悶の表情で息絶えている、ゆっくりれいむの体から槍を引き抜きにかかった。
最後の一本が引き抜かれる前に、少年達はくすくすと笑い始めた。


 『おい、もっと丸くなれって!』

 『こう?』

 『もっとしゃがんで!体育座りみたいに!』


少年達のうちの二人が、ゆっくりれいむとそれを殺す役を演じていた。
突っかかって来る槍を避けようとする、ゆっくりれいむの必死の努力の真似をする少年の演技が、
あまりにも滑稽だったので皆はどっと笑い出した。


ゆっくりれいむにようやく追いついた小ゆっくり達は、
悪魔達に強姦される親の姿をずっと見つめていた。
震え、涙を浮かべながら、悲鳴も上げられず、皆で寄り添い合ってずっと眺めていた。


やがて少年達のうちの一人が、
自分達を見つめる子ゆっくり達を指差した。

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最終更新:2011年07月28日 03:58
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