このまりさは人の言葉を程よく理解するぐらいの餡子脳ということにしておいてください。
虐待描写はほとんどないですが、なにとぞご勘弁お願いします。
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「ゆっゆ~。おさかなさん、ゆっくりしていってね~」
ゆっくりまりさである。
前面を半球状のガラス、後部を金属の甲殻、そして尾部に推進装置を設けた機器、潜水艇を思い浮かべてもらえば、それに似た物に乗って水中にいる。
「まりさ、聞こえるか?」
「ゆっ、おにーさん!」
「右側にあるレバーを前に倒すと下に、後ろに倒すと上に向かう。左のレバーを前に倒せば前に進み、左右に倒せばその方向に曲がる。後ろに倒せば推進装置が止まる。わかったか」
「わかったよ!」
「じゃあ、好きなように動かしてみてくれ」
まりさは舌を使いレバーを操作する。
「ゆ~ん。おさかなさん、まりさもいっしょにおよぐよ~」
〈ケイコク。ケイコク。ばってりーノコリワズカ。ばってりーノコリワズカ〉
「ゆぅ?なんだかおそくなってきたよ?ゆっくりがんばってね!」
のんきなものである。ゆっくりらしいいといえばそれまでであるが。
そして・・・
「ゆぅ、うごかなくなったよ!おにーさん、ひきあげてね!ゆっくりしないでいそいでね!・・・おにーさん?おにぃーさぁん!ゆっくりしないでたすけてね!まりさをたすけ〈〈ブツッ〉〉・・・・・・」
「う~ん、やっぱりバッテリーの持続時間が問題かぁ」
「博士、あのまりさ助けなくてもよいのですか?」
「別に構わないよ。今朝ここへ来る途中で拾っただけだからね」
「そうですか」
「ところでこのバッテリー問題を解決するいい案は無いかい?商品化まであと一歩なんだけど・・・」
「そもそもゆっくりごときにわざわざこんなもの買う人はいないと思いますが」
「がーん」
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スィーとか見てたらなんか思いついた。あとはスカィーとか作れば空もいけるかな?
ところで潜水艇みたいな狭い空間内ではまりさは帽子が邪魔とかいうのは内緒。きっとぺしゃんこにプレスしたんだよ。
あ、舌は一つだけだからレバーは片方ずつしか動かせないや。没かな
最終更新:2011年07月28日 12:37