E-082 ガッシュを信じて

E-082 ガッシュを信じて
イベント MP0
相手のターン
【ステイ】次のターンのエンドフェイズまで、自分の場に「キャンチョメ」「ティオ」「ウマゴン
が1体ずついるとしてあつかう(場の魔物が4体以上いることになってもよい。
すでに場に「キャンチョメ」「ティオ」「ウマゴン」がいれば、その魔物はふやせない)。
●これらの魔物の魔力は0、「負傷状態」としてあつかう。
●自分は、これらの魔物の術を使ったり、これらの魔物で「かばう」ことができる。
●これらの魔物には、パートナーカードをつけたり、魔物カードを重ねることができるが、効果がきれると捨て札にする。
●これらの魔物を捨て札にしてW魔物カードやVS魔物カードを出すことができる。効果が切れても捨て札にはならない。

アンタの鼻っ柱をへし折りに、きっとガッシュは戻ってくるわよ!
白き賢者の魔本

「バルドフォルス」を使う前に使いたい。
他にもいろいろな使い方があるぞ。

実体の存在しないカードを場に展開するというガッシュTCBでは唯一のカード。
他のTCGでいう「トークン生成カード」に近い。
PR-026 バルドフォルスPR-048 ユウジョウのバオウ・ザケルガのような4人揃える事で活かされるカードとの相性は勿論だが、用途はそれだけに限らない。
このカードはイベントカードのため、魔本構築の魔物8体制限に囚われずに展開できるため、W魔物やVS魔物の素材にできる。
ガッシュ・ベルVSリオウ《素の力》が場にいるなら《格闘》の攻撃回数を3回も増やす事が可能。
MP0で使用できるため、かばわせるだけとしても悪くない効果である。

しかし、 テキストに不備があり、エラッタ以外のFAQもないため、解釈によるトラブルには気を付けたいカード となっている。
まず第一に、この効果で「いる扱いになっている魔物」がダメージを受けたり、「健康状態」や「石版状態」になる効果、捨て札になる処理を受けた場合の裁定が無い点。
他のTCGで見られるようなトークン生成であれば「捨て札になる場合は消滅」といった処理が考えられるが、このカードはテキストを率直に受け取ると【ステイ】効果*1で「いる扱い」になり続けているだけのため、「それらを受けても【ステイ】中は負傷状態で復活し続ける」と解釈できてしまう。
1ターンの間、無限にかばえるゾンビ壁というのは、MP0のカードとしてはおかしな性能であり、前者の処理で考えてもおかしくはないのだが公式裁定も類似カードも無いため判断不能となっている。
(もっとも、消滅する扱いとしてもダメージ3回分をかばう事に使えるため十分な性能を持っているとは言える)

次に「場の魔物が4体以上いることになってもよい」というテキストの扱いである。
ハザマの兵士《○○○もどき!!》S-444 ディマ・ブルク等に見られる「通常の「場の魔物は3体」とは別に」とは異なる表現であり、以下のような問題が考えられる。
  • このカードの【ステイ】中に、通常の3体の枠が空いているなら、そこに魔物を出す事はできるのか。
  • このカードの効果による魔物に重ねて出す魔物や、捨て札にして場に出すW魔物やVS魔物は、出した際に通常の3体の枠に移動するのか。
  • あるいは、この効果の【ステイ】中は通常3体の枠が取り払われ、この効果の「キャンチョメ」「ティオ」「ウマゴン」に加えて、場に魔物カードを好きなだけ展開できるようになるのか。

このカードが登場した時点では、「通常の「場の魔物は3体」とは別に」というテキストは未登場だったため、致し方ない点はある。
しかし、真ルール移行時に脚注が増えたが、「通常の「場の魔物は3体」とは別に」に合わせる事はされなかった。

収録パック


エラッタ

誤:次の自分のターンのエンドフィズまで
正:次の自分のターンのエンドフェイズまで


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最終更新:2023年07月22日 00:00

*1 他TCGで「継続的効果」や「残存効果」と呼ばれる処理。