ウマゴン

概要

「メルメルメ~」の鳴き声が印象的な馬型の魔物の子。
本名は「シュナイダー」、本の色はオレンジ。

ガッシュ達がイギリスから日本に帰る直前の場面で初登場(原作53話)。
当初、清麿からは犬と勘違いされていた。
その後、荷物に紛れて日本まで付いてきたのち、ティオからの進言もあって、本の持ち主が見つかるまでの間は高嶺家に飼い犬として身を置く事になる。

魔界時代からガッシュとは親しい間柄だった。
この事は登場間もない頃から終盤までにおいて複数の描写がされている(第57話・第311話等)。
また、清麿には懐かなかった理由も、「清麿がいるせいで大好きなガッシュが戦わされるため」と清麿の推察ではあるものの作中で明かされている(第121話)。

パートナーとの出会いは石版編とかなり遅い(第122話)。
だが、強い決意によって初戦の時点で第2の術まで発現させ、パートナーとのコンビネーションによってダルモスに圧勝。
その後もガッシュ達いつもの四人組の中ではひときわ高い戦闘能力を持つ魔物として活躍した。

パートナーの「カフカ・サンビーム」は日本の自動車会社に勤めるドイツ系イギリス人。
ナゾナゾ博士曰く「僧侶のような力を持っている」とされ、ことの真偽を見極めたり、動物との意思疎通をしたりといった描写が見られる。
決め台詞の「グルービー」を叫ぶ際は毎回コマの前面に出てくる事もあってかなり印象に残りやすい。

ガッシュTCBにおいては、原作同様に変身呪文によって強化され、主に格闘効果によって戦う事がメインの魔物となっている。
しかし、それよりもイベントカードE-014 ウマゴンウマゴン《メルメルメ~》による魔本めくりシュナイダー《命名ウマゴン》による妨害や除去など、どちらかといえばコントロール系の魔本における活躍の方が印象的か。
現在では、ウマゴン《先制攻撃》による格闘攻撃や、ウマゴン(ディオエムル・シュドルク形態)《炎の天馬》によるコマンド術攻撃といった攻撃系の役割も担いやすくなっている。
ウマゴン(ディオエムル・シュドルク形態)《灼熱の炎》という強力なジャマー効果のカードも出ているので、取れる戦術は広い方と言えるだろう。


代表的なカード

魔物カード

自分のバトルフェイズに捨て札にする事で、相手の魔本を1枚めくる効果を持つ。
魔物を消費してしまうとはいえ、MPを消費せずに魔本めくりが行えるため扱いやすい。
ゾフィス《手駒》等による再利用手段を用意しておくと、継続的に魔本めくりで攻めるという戦術も取りやすくなる。

捨て札にして使用し、次の自分のターンのスタートフェイズにMPを4増やす効果を【スタンバイ】させる効果を持つ。
時間差があり解除効果が弱点になるものの、E-038 ティオの手料理E-133 卵焼きで朝食をに並ぶMP補給能力は優秀。
能動的に捨て札にできる事も、魔物を入れ替えて戦う魔本構築ではメリットとなるだろう。

このカードのすぐ上に「シュドルク形態」か「ゴウ・シュドルク形態」を重ねた時に、自分のMPを4増やす効果を持つ。
すぐ上に重ねた時だけなので基本的には使い切りの効果だが、それらの形態に変身させる事が前提の構築であれば、優先するメリットは大きいだろう。
「ディオエムル・シュドルク形態」に対応していない点には注意。

MP2を支払い、このターン中、相手の魔物1体の名前を「ウマゴン」に変更する効果を持つ。
本来の術が使えなくなる、本来のパートナーを新たに付けられなくなる、W魔物S魔物の展開妨害ができる等、その妨害能力はかなり高い。
また、「正しい術者でないと術は使えない」というゲームルールによって術を封じるため、「「術を使えない」ときでもこの魔物で術が使える。」といった効果を貫通する点も強力。
パートナーのカフカ・サンビーム《いねむり》による除去、カフカ・サンビーム《ウマゴンのしつけ》による「魔物の効果」封じのコンボも行える事も忘れてはならない点と言える。

MP1で合計魔力6000・1ダメージの格闘攻撃を行い、相手の魔本か魔物にダメージを与えると、次のターンのエンドフェイズまで相手は術を使えなくなる。
未変身で格闘攻撃が行える貴重なウマゴンであり、《灼熱の炎》《炎の闘志》等と好相性。
追加効果も同ターン中の防御、次の相手ターンの攻撃の両方を抑制できて優秀。

MP2で、相手のバトルフェイズに、相手が使ったイベントカードをジャマーできる。
自分のターンで使えないという弱点はあるものの、継続的に使用可能なイベントジャマーは強力。
《灼熱の炎》と共に、妨害担当として採用を考えても良いだろう。

「カフカ・サンビーム」が付いていれば、「使用を宣言する→」で合計魔力4000・1ダメージの格闘攻撃が行える。
汎用性は《先制攻撃》に劣るが、MPを節約して攻撃したいのであれば候補に入る。
カフカ・サンビーム《コンビネーション》と組み合わせて1ターンの攻撃回数を稼ぐのも効果的だろう。

ウマゴン(シュドルク形態)

+ 呼び出す事のできるカード

「使用を宣言する→」で使用し、このターン中、自分の場の魔物全てが、相手の効果の対象にできなくなる。
現在だと「効果の割り込み」で使えなくなったのがやや痛い点。
とはいえ、対象を取る効果はE-056 およしになっておとのさま等現在でも珍しくはないため、仮想敵次第では採用を検討できるか。

MP1で合計魔力7000・かばえない1ダメージの格闘攻撃が行える。
ダメージこそ控えめだが、かばえない効果のおかげで魔本を狙い撃ちできるというのが長所。
《炎の闘志》を重ねてダメージを+1して使うのも効果的。

すぐ下にある魔力1000以下の「ウマゴン」の「魔物の効果」が使える「魔物のルール」、MP1でこのバトル中のダメージを1回だけノーダメージでかばえる「魔物の効果」を持つ。
かばうを活用して戦えるのであれば悪くない効果と言える。
しかし、作用するのはかばう時だけなのでかばえない攻撃相手には無力という事、下にあるウマゴンの効果を使う場合は魔力の制限が厳しい事には注意して使いたい。

ウマゴン(ゴウ・シュドルク形態)

+ 呼び出す事のできるカード

「ゴウ・シュドルク」を使わなくても場に出せるカード。
効果は捨て札にすると、このターン中、相手は「魔物の効果」を使えなくなるというもの。
使い捨てではあるものの、「魔物の効果」を広範囲にロックできるというのは強力。

すぐ下にある魔力2000以下の「ウマゴン」の「魔物の効果」が使える「魔物のルール」、MP1でこのバトル中のダメージをかばえない時でもこの魔物でかばえるようにする「魔物の効果」を持つ。
かばえない効果を用いた攻撃は現在のビートダウン魔本では基本なのでその対策になり、直下のウマゴンの効果も使えるのでそちらを使ったコンボも邪魔せずに済む。
ただし、かばえるようになるだけでダメージは受けてしまうので、V-001 バルカン三代目等の回復手段は用意しておきたいところ。

ウマゴン(ディオエムル・シュドルク形態)

+ 呼び出す事のできるカード

「ディオエムル・シュドルク」を使わなくても場に出せるが、出した次の自分のターンの終了時に下のカードを残して捨て札にする必要のあるカード。
効果は「使用を宣言する→」で合計魔力10000・2ダメージの格闘攻撃を行うもの。
魔物カード1枚分の消費のみで、MPを使わずに格闘攻撃の権利を2回得られるものとして運用可能。
中盤以降に攻撃の手を増やしたいタイミングがあったなら、採用を考える価値はあるだろう。
また、「ディオエムル・シュドルク形態」に変わりはないので専用コマンドを使う目的でも使えるが、そちらが目的であれば現在は《炎の天馬》の方が優先順位は上だろう。

MP1で合計魔力8000・火属性2ダメージの格闘攻撃を行い、このダメージを受けた魔物は、このゲーム中付いているパートナーの効果を使えなくなる。
MPに対するダメージ効率が良く、追加効果のおかげでパートナー効果が大切な魔物は迂闊にかばう事もできなくなる。
コンボ無しでは狙った魔物のパートナーを封じられない、パートナー効果を使わない魔物でなら気にせずかばえるといった弱点もあるものの、格闘効果の「ディオエムル・シュドルク形態」を使いたいなら選択肢には入るだろう。

すぐ下にある魔力3000以下の「ウマゴン」の「魔物の効果」が使える「魔物のルール」、MP1で相手の「魔物の効果」をジャマーする「魔物の効果」を持つ。
MP1で使える「魔物の効果」ジャマーというだけでかなりの汎用性を誇るが、それに加えて下にあるウマゴンの効果も使用可能になるので、戦略の幅はかなり広い。
重ねる対象は《命名ウマゴン》《先制攻撃》《吼えよウマゴン》等が主な候補となるだろう。

「ディオエムル・シュドルク」を使わなくても場に出せる。
MP1でこのターン中1回だけ、好きなページから「ウマゴン(ディオエムル・シュドルク形態)専用コマンド」を使えるようにできる。
術無しで場に出す事ができるのがまず優秀なポイントで、《燃える闘魂》のようなデメリットもなく、「ウマゴン(ディオエムル・シュドルク形態)専用コマンド」を積極的に使っていきやすい。
そして、その効果によって1ターンに使える手札が増えるというのも魅力的。
かばえない3ダメージが出せる上級カードのS-600 炎の槍を序盤から使えるようになるというのが何よりの長所だろう。
相手ターンでも効果は使えるので、S-371 炎の盾S-598 球の盾S-599 彫炎の盾よる防御が狙いやすいというのも大きい。

S魔物カード

この魔物の「魔物の効果」による攻撃のダメージを1増やす効果を持つ。
強化対象は「魔物の効果」だけなので、《先制攻撃》等の格闘効果持ちのカードを下に重ねる事が必須。
強化量は+1に留まり、継続的に攻撃する上では使う価値があるカードと言える。
また、カフカ・サンビーム《コンビネーション》によって付与される《突進》は「ウマゴンの魔物の効果」扱いになるので、そちらも強化対象となる。
ウマゴン単独では連続攻撃や連続ダメージを出せる「魔物の効果」が存在しないので、このコンボによる連続攻撃も検討したいところ。

W魔物カード

MP1で使用し、このターン中、「この魔物を飛行状態にする」効果と「この魔物による攻撃のダメージを、相手は飛行状態でない魔物でかばえなくなる」効果を適用する。
どちらかと言えばガッシュ・ベルの攻撃補助としての方が使いやすい。
しかし、ウマゴンの攻撃補助としても問題なく使用できるので、ウマゴン主体の魔本への採用も十分検討できる。

場にあると、相手は「1ターンに2回以上使える術」や「1ターンに2回以上攻撃できる効果」を使えなくなる。
S-216 ザケルダニー《連続パンチ》等を封じられるので連続攻撃系のビートダウンに強く、S-309 ディガン・テオラドム等によるワンターンキル防止も見込める等、相手によっては強く刺さるカード。
ただし、相手次第では全く刺さらない可能性もあるので環境予想が重要となる。
また、真ルール移行時のテキスト変更によってS-294 ペンダラム・ファルガ等は防げなくなった事も、使用する際の注意点と言える。

場にあると「自分のW魔物は、ダメージ以外の相手の効果で捨て札にならない」効果と「自分はかばえない時にもW魔物でかばえるようになる」効果が適用される。
このカード自身もW魔物なので、効果が封じられない限りは常にこの両方の効果が適用された状態となる。
自分の他のW魔物にも適用されるので、W魔物中心の魔本構築にすると更に強力。

T魔物カード

かばえない時にもかばえる効果と、相手のダメージ以外の効果では捨て札にならない効果を持ち、どちらも相手の効果にかかわらず使える。
場に出すまでが少々大変なカードだが、出せれば非常に強力なので目指す価値はある。

VS魔物カード

MP3で、自分の場の魔物とカード名が同じ相手魔物1体を捨て札にできる。
ウマゴンウォンレイに対しては、VS魔物なので出す時の処理による捨て札と、このカードの効果の両方で除去が見込める。
他にも、味方魔物にガッシュ・ベル等のよく使われる魔物を採用していれば、相手魔物を除去できる機会は増えるので魔物破壊を狙う場合に使用を検討できる。

パートナーカード

場にある間、相手はウマゴンの「魔物の効果」と、イベントカード「ウマゴン」(E-014Ex-045)が使えなくなる。
シュナイダー《命名ウマゴン》とコンボさせるのが基本的な使い方となる。

場にあるだけで常に自分のウマゴンの術のコストと、イベントカード「ウマゴン」(E-014Ex-045)のコストを1減らす事ができる。
「魔物の効果」は対象外かつ、イベントのウマゴンも現在だとやや使い辛いので、術カードを積極的に使う魔本において採用を考えたい。
特に「ディオエムル・シュドルク形態専用コマンド」を多用する魔本とは相性が良く、《炎の天馬》のMP消費を相殺する事が可能。

ウマゴンに《突進》(MP1で合計魔力7000・1ダメージの格闘効果)を付与する。
元々持つ格闘効果と合わせて、連続攻撃を狙っていく目的で採用したい。
また、付与された効果はあくまでも「ウマゴンの魔物の効果」扱いになるため、《炎の闘志》の適用対象となるのもポイント。

捨て札にすると相手のウマゴン1体を捨て札にでき、ジャマー効果で無効にならないという耐性も持っている。
相手がウマゴンを使うとは限らないので、基本的にはシュナイダー《命名ウマゴン》とのコンボ専用カード。
コンボに成功すれば低コストの魔物破壊となる。

捨て札にする事で、相手からの除去効果1つをジャマーできる。
注意点はいくつかあるものの、ジャマーによって除去を防ぎたいなら採用する価値はある。

自分のバトルフェイズに捨て札にする事で、相手の魔本を1枚めくる事ができる。
同じターン中に「相手の魔本をめくる」効果を合計1回しか使えなくなる制限が働くものの、パートナー効果単体で魔本めくりが行えるというのが大きな特徴。
パートナーなのでE-145 黒と白のHarmony等で2枚目以降の用意が狙いやすいという点も大きく、他に魔本めくり効果を使わない魔本であれば、複数採用も検討できる。

捨て札にする事で、好きなページから「シュドルク」か「ゴウ・シュドルク」1枚を使用できる。
今のページから出して使うくらいなら、そのページにそれらの術を入れておいた方が良いため、基本的にはE-080 スカイダイビング等でまとめて出した際に使う事となるだろう。
シュドルク形態やゴウ・シュドルク形態を狙う魔本で、そういった展開系カードと共に採用できるのであれば、採用する価値はある。

術カード

―第1の術「シュドルク」
MP1で魔本の好きなページのシュドルク形態を、ウマゴンに重ねるカード。
追加効果等は無いものの、癖がなく扱いやすい。

MP1の1ダメージの攻守両用術で、合計魔力が7000固定となる効果、コイントスでオモテならダメージを+1する効果を持つ。
オモテが出ればコストパフォーマンス良好の攻撃として使用でき、ウラが出ても特にデメリットはなく1ダメージ攻撃にはなる。
ウマゴンで低コストの攻撃術が欲しければ、検討する余地はあるか。

MP2で魔力+2000・1ダメージの攻守両用術で、このバトルの「効果の使用」のタイミングで、魔本の好きなページからシュドルク形態を出してウマゴンに重ねられる効果を持つ。
変身するだけのカードよりもコストが掛かるものの、攻撃や防御を行いながら変身できるのが特徴。
基本的には、ダメージを撒きながら展開したいという場合に検討したい。

MP3で魔力+2000・魔物1体に攻撃できる術で、術を使った時に魔本の好きなページからシュドルク形態を出してウマゴンに重ねられる効果を持つ。
魔物攻撃術なのでS-223 シュドルクよりもコストは高く、おまけに防御として使用する事もできない。
一方、ウマゴンで魔物を攻撃できる貴重な術であり、変身させずに攻撃だけで使う事も可能。
これによって魔物にとどめを刺したり、以降相手がかばいにくくなる状況を期待して使う事もできるだろう。
ただし、そういった攻撃目的だけで見るならS-368 ゴウ・シュドルクもある事は頭に入れておきたいところ。

MP1で 今のページ からシュドルク形態を出してウマゴンに重ね、【スタンバイ】している効果を全て取り除く効果を持つ。
【スタンバイ】解除が付いているのが特徴で、自分の効果も巻き込みうるとはいえ解除が行えるのは悪くない。
しかし、変身後のカードを出せるページが今のページだけに限定されているというのが中々大きな課題となる。

―第2の術「ゴウ・シュドルク」
MP2で2ダメージの攻守両用術で、攻撃時は合計魔力8000、防御時は合計魔力11000という固定の数値になるのが特徴の術。
特に防御時の合計魔力は中々高い数値となるので、シュナイダー《命名ウマゴン》等の元々の魔力が低いカードを使用する場合なら検討できるか。

MP2で魔本の好きなページのゴウ・シュドルク形態を、ウマゴンに重ねるカード。
追加効果等は無いものの、癖がなく扱いやすい。

MP3で魔力+3000・2ダメージの攻守両用術で、このバトルの「効果の使用」のタイミングで、魔本の好きなページからゴウ・シュドルク形態を出してウマゴンに重ねられる効果を持つ。
やはりコストは高くなるものの、攻撃としてもまずまずの性能が出せるので、攻撃と変身を兼ねたいのであれば検討できる。
防御にも使用する事ができ、その場合でも変身は可能だが、2ダメージを持っているのでなるべくなら攻撃として使いたい。

MP3で魔力+3000・魔物1体に攻撃できる術で、術を使った時に魔本の好きなページからゴウ・シュドルク形態を出してウマゴンに重ねられる効果を持つ。
S-367 シュドルクの「ゴウ・シュドルク」バージョンで注意点等はそちらと同様。
ただし、魔力はこちらの方が1000高いので攻撃だけで使うならこちらの方が有利。
また、コストはS-224 ゴウ・シュドルクと同じなので、ゴウ・シュドルク形態への変身兼攻撃の観点でも使い分けを検討できるだろう。

MP2で 今のページ からゴウ・シュドルク形態を出してウマゴンに重ね、【ステイ】している効果を全て取り除く効果を持つ。
自分の効果も巻き込みうるとはいえ【ステイ】を全て解除できるのはかなり強力。
しかし、変身後のカードを出せるページが今のページだけに限定されているので上級者向け。

―第3の術「ディオエムル・シュドルク」
MP3で魔本の好きなページのディオエムル・シュドルク形態を、ウマゴンに重ねる中級術。
基本的にはS-392 ディオエムル・シュドルクの方が優先する価値が上と言えるが、MP消費を少しでも抑えたいならこちらを使う手もあるだろう。

MP4で魔本の好きなページのディオエムル・シュドルク形態を出し、自分のウマゴンがいるならそのカードに重ね、いなければ重ねずに場に置く事ができる。
コストこそ若干高いが、相手の除去や展開妨害によって、場にウマゴンがいない場合においてもディオエムル・シュドルク形態を出す事が可能という保険要素が大変大きい。
変身後のカードを呼び出す元のページも好きなページからと癖がないため、ディオエムル・シュドルク形態を使う魔本では優先的に使いたい。

―専用コマンド
自分のターンで使うMP0の非バトル術で、好きなページから魔物かパートナー1体を場に出せる。
1枚しか展開できないので展開目的だと今一つだが、中級カードやVS魔物等を呼び出す事を考えるなら選択肢には入る。

―ウマゴン(ディオエムル・シュドルク形態)専用コマンド
MP3で魔力+4000・3ダメージを出せる術で、ダメージを与えられなかった時にはもう1回だけコスト0で使えるという「カードのルール」を持つ。
基本的にはS-600 炎の槍の方が採用価値は上だが、低めのコストで高ダメージを出せるカードに変わりはないので、別途かばうを封じる手段を用意する等、使い方次第では採用できるだろう。

MP1で魔力+8000という高い防御力を発揮した上、魔力勝負に勝てばこのターン相手は攻撃できなくなる効果を【ステイ】させられる防御術。
ディオエムル・シュドルク形態専用コマンドの防御術は他にもあるが、このカードは追撃を防げる点が優秀なので《炎の天馬》を使って魔本を組むなら1枚入れておく価値はあるだろう。

MP1の魔力を持たない防御術で、「自分の魔本と魔物の両方にダメージをあたえる攻撃」「自分の魔物2体以上にダメージをあたえる攻撃」「2回以上ダメージをあたえる攻撃」「1ターンに2回以上使える攻撃(1回分だけ無効にする)」を無効にする。
《炎の天馬》を使う場合に、S-371 炎の盾S-599 彫炎の盾で防御し切れない術に備えて採用しておく事が考えられる。
ただし、S-599 彫炎の盾でも大部分の攻撃は防ぎ切れるので、必要になりそうかはよく考えたいところ。

MP1で魔力+8000の防御術で、コストを1増やして使えば、更に魔力を+2000する事もできる。
非常に高い魔力で防御できるので、こちらも《炎の天馬》を使う魔本に1枚は入れておきたいところ。
S-371 炎の盾と使い分けを考えて両方積むか、片方だけあれば良いと考えるかは要判断。

MP3で魔力+5000・3ダメージの攻守両用術で、コストを1増やして使えば「かばえない」効果か「相手の防御の術の魔力を0にする」効果を追加できる上級術。
合計MP4でかばえない3ダメージが出せるというのが非常に強力な上、《炎の天馬》を使えば上級という問題も無視できる。
ディオエムル・シュドルク形態を使う魔本においては、主力の攻撃術と考えて良いだろう。

相性の良いカード

取れる戦術が多い分、使用するカードに合わせて組み合わせるカードを選出したいところ。
例えば、アタッカーとして起用するのであれば、ウォンレイ《愛のために》等で相手からの妨害を防ぎ、安心して攻撃していけるようにしたい。
シュナイダー《命名ウマゴン》を軸にしたコントロール魔本とするなら、ゴーレン《悪夢》を併用してロックする方向で立ち回ったり、ゼオン《絶望へのスタート》で確実に除去を通せるようにしたりといったものが候補に挙がる。

ウマゴン全体の傾向としては、変身術・カフカ・サンビーム《いねむり》の呼び出し・《炎の天馬》の効果等、「別ページからカードを使う・呼び出す」ものが多めと言える。
それらの戦術を使う場合には、アポロ《自由人》ザルチム《千里眼》の対策は用意しておきたいところ。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
―S魔物カード
―W魔物カード
―T魔物カード
―VS魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード
+ その他専用サポート
―その他専用サポート

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最終更新:2024年04月18日 18:21