概要
第72話~第74話で登場した大きな翼を持つ人型の魔物の子。
初登場シーンを見る限り、本が光っていないため術の力無しで空を飛ぶ事ができ、それもパートナーを掴んだまま飛行するパワーがある模様。
更にこの翼は「ザケル」のような弱い呪文までなら簡単に防ぎ切る防御力を兼ね備えており、本人は「鎧の羽」と称している。
本人もパートナーも口悪く、あくどい性格。
そうした発言が
ウォンレイが戦意を持つ一因に繋がったり、
ガッシュが「ザケルガ」を発現させるきっかけになっていたりと裏目にばかり出ている。
また、登場エピソードの本筋は「リィエンの父の組織から
ウォンレイを救出する」というものであり、ザバスは言わば第三勢力として加わり、まともな出番は登場した3話中の2話だけで終わった形となるため、キャラとしての掘り下げも薄い。
ガッシュに対しては優位に戦っていたものの、
ウォンレイには完敗を喫しており、最後は
ガッシュの「ザケルガ」のお披露目で撃破されていた事からどうにも「かませ犬」という印象が強いところ。
そんな彼だが、前述した飛行能力や、魔力感知能力を持っている事を示す発言、「盾の呪文など…今までに何度も見たわ!!!」と過去の戦闘経歴を示唆する台詞など、ポテンシャルを窺わせる描写は複数存在する。
良い描写に恵まれなかったのが他の悪役魔物と比べても不運だったと言うべきだろうか。
ガッシュTCBにおいては関連カードが全4枚と少ない上に、登場時期を鑑みても性能は低い部類に入る。
ガリオント《妖岩島の戦い》の効果で他魔物の
風属性の術を使用可能になるが、そちらに該当するカードも少なく、パワーも控えめなのが残念なところ。
それらの難点を理解した上でファンデッキとして構築するか、仲間内で縛りプレイのような
ルールを設けて使うくらいでないと使用は厳しいだろう。
代表的なカード
魔物カード
バトル中にMPを1払って使う事で、そのバトルの相手の1ダメージの攻撃1つを無効にできる。
「1ダメージの攻撃」であれば術かそれ以外の効果による攻撃かは問わず、
かばえない攻撃や追加効果を伴う攻撃も無効にできる。
ダメージの数値を参照するので、ダメージ値が1なら
S-294 ペンダラム・ファルガのような連続ダメージの攻撃も無効化できる。
そのような利点はあるが、やはり1ダメージの攻撃限定なので汎用性は低めというのが実情である。
パートナーカード
捨て札にすると、そのターン中、ザバスで全ての
風属性の術を使えるようになる。
ハイドや一部
フェインの術が使用可能となり、攻撃の選択肢を増やせる。
使用するのであれば
S-185 ガルウルクや
S-038 ジキルガが狙い目だろう。
なお、【ステイ】効果なので
取りのぞく効果で解除されてしまう危険があり、捨て札にして使う効果なので複数回使う場合には消耗するカード枚数も大きくなる。
1ターン中は効果が続くので、なるべくならここぞという場面で、
魔本めくりまたは
魔本もどしを利用した連続攻撃に繋ぎたい。
術カード
―第1の術「ガルウルク」
―第2の術「オル・ウイガル」
MP4で魔力+4000・2ダメージの攻守両用術で、コインを投げてオモテなら
かばえない効果が追加される。
術自体が
かばえない効果を持っているのは高評価だが、コストがやや高く、それでいてコイントス依存というのが課題。
現在だと
S-595 テオザケル等のように、他魔物なら同コストで確実に
かばえない効果を適用できる術も出てきているので、それらより見劣りするのは否めない。
一応、ザバスで使える攻撃手段としてはマシな部類に入るので、ザバスでアタッカーを務める必要があるなら採用できるだろう。
相性の良いカード
関連カードリスト
関連リンク
最終更新:2024年10月08日 22:26