まだ間もないと言うのに各地で命をかけた戦いが起きている今。
このホテルの一室にも戦士がいた。
戦国武将伊達正宗
彼もまた歴戦の強者でありその強さは一般人のそれを遥かに凌駕する。
無論武器に頼らなくても体は充分に鍛えられている。
幸い彼の武器である刀はちゃんと六本支給されているようだ。
ホテルの一室にもすでに戦いの音は聞こえていた。
音の正体は主にセル周辺の戦闘音だ。離れてはいるが爆発音は僅かだがしっかりと聞こえてくる。
魔女となれ果てたまどかの攻撃による地震。この二つが音の正体。
音から察するにかなりの激しい戦闘なのは誰でも分かるほどだ。
今にでも関係無き者が死んでゆくかもしれない。無駄な血が流れていいものか。
そんな悪党外道には容赦はない。無論主催者もそうだ。この手で必ず討ち取る。
それが竜。戦国武将奥州筆頭伊達正宗。
戦国武将の名は伊達じゃない。
彼ならば弱き者のため戦うだろう。
彼ならば悪を討ち取る戦士へとなり得るであろう。
彼は現在ホテルで寝ているわけだが。
★★★
とあるホテルの一室から飛び出した男は階段を駆け下りる。
鍛え抜かれたその脚力はあっという間に廊下を駆け抜け階段を跳躍で飛ばす。
彼が走る理由。それは戦いが起きている地に向かうため。
ここまで聞こえてくる音に興味を持ったのは事実。
だが彼はそんな事よりも理由もなく弱者をいたぶる輩が許せないのだ。
名簿を確認してないため民間人が居ない事も知り合いが参加している事も知らない。
だが走る。その拳で戦いを止めるために。
名をトキ
その病故に光を浴びなかった男
考える時間も無いほどの速さでホテルを飛び出す。
外に出たことにより奥の方に光が見えては消えの繰り返しが目に映る。
確信する。あれが戦闘が起きている場所だと。
目的地目掛け走るトキ。
しかし目の前の地面は突如流砂となり彼の足を阻む。
突然の出来事により足を止める。
自分の知っている知識では理解できない事が目の前で起きている。
すると前方――――流砂の先に一人の男が見える。
姿は長身であり黒いロングコートに口には葉巻顔には傷に片手には黄金に輝く鉤爪。
その姿はどこかのマフィアのボスを連想させる。
トキは彼に言葉を投げかける。
「之はお前の仕業なのか?」
出された疑問に男は笑みを浮かべ投げ返す。
「だとしたらどうする?」
「私の邪魔をするならお前を超えて行く」
答えは決まっている
この世に無駄な命などない。
それを脅かす存在があるのならば
容赦はしない
人を救う事に繋がるのならば
それが病に侵されし男の願い――――
【G-2 /1日目・深夜】
【伊達正宗@戦国BASARA】
【状態】 気疲れで睡眠
【装備】 刀
【持ち物】 ランダム
支給品0~3、基本支給品一式
【思考】
基本:主催を倒し元の世界へ帰る
1:現在睡眠中(疲労により)
【備考】
※織田信長を倒した直後により参戦
※名簿は確認してません
【トキ@北斗の拳】
【状態】
【装備】 なし
【持ち物】 支給品1~3、支給品一式
【思考】
基本:弱き者を救い悪を倒す
1:目の前の男をどうにかする
2:戦いの地へと急ぐ
3:他は後回し
【備考】
※ラオウ戦前より参戦
※名簿は確認してません
【サー・クロコダイル@ワンピース】
【状態】
【装備】 なし
【持ち物】 ランダム支給品1~3、基本支給品一式
【思考】
基本:邪魔者は排除し元の場所へ帰る
1:目の前の男を殺す
2:情報を知っている人がいたら情報を聞き使えない奴なら殺す
【備考】
※エース死亡後の赤イヌ戦より参戦
※名簿は確認していません
※砂の体はただの攻撃なら無効化可能
最終更新:2014年07月30日 23:04