イントロダクション
テロと戦争、未知の物質によって姿を変えた近未来。
都市は破壊され、大地は汚染され、かつての世界は失われた。
崩壊した世界の中、人々は各地に都市を形成し文明の復旧を成し遂げ、壁の中で一時の安寧を享受していた。
夢のエネルギー鉱石、人の理解を超えた発明、結晶化する病、AIとアンドロイドの反乱、世界を書き換える力。
楽園の創造、秩序の復活、世界統一の夢、人類の進化。
いくつもの視点が、信念が、目的が交錯する。
そんな人間の思惑すらも飲み込んで、世界は結晶へと変わっていく。
そして運命の日が人知れず訪れようとしていた。
プロジェクトについて
本プロジェクトzoetrope projekt は、seasongraf/雪上が考えたものの諸事情によってひとまとまりの完結した作品という形になっていないもの、特に『zoetrope』と名付けたプロット群の世界設定やキャラクターをオープンな(あるいはクラウド化された)リソースとして開放することで皆さんに再利用してもらおう、命を吹き込んでもらおうという企みです。
なぜ未完のアイデアを(しかも無名と自称するのさえ烏滸がましいほどの無名が)格好つけてプロジェクトなどと言って共有しようとしているのか、自分で完成させれば別にいいじゃないか、という話かもしれません。
理由としては、単純に大事に温めすぎてまとまりがつかない、自分の能力を越えて構想をしてしまった、要するに腐らせてしまったわけです。
自分一人でこもって考えてもしっくりとこない、外に向けて作品として出せる水準に達しない、そう自分では感じてしまうー。
そういった閉塞感、孤独感のようなものを強く覚え、曇った景色から抜け出せずにいます。
また最近、死の足音が聞こえてくるような気がしてきまして、自分の痕跡を何か残しておきたいと、より強く思うようになり、思いつきに近い形でひとまず看板だけでも出してしまおうと考えた次第であります。
新たな才能の開花する瞬間を見たい、それに間接的に関わりたいという願望も少なからずあります。
そういった打算的な考えにより、このプロジェクトは動き始めようとしているわけです。
当プロジェクトのポリシー
まず大前提として設定やアイデアは厳密には著作物ではない、つまりはこのウィキに載せてあるものは創作物ですらないということは頭に入れておいてください。
その上でzoetrope projektシリーズという架空の作品が存在すると仮定し、その二次創作やスピンオフという体で一次創作を作ろうというものです。
単純に格好つけです。
こういったものがあったほうが〝それっぽい〟
しばらくの間はポリシー自体をフレーバーとして捉えてもらっても問題ありません。
提供される情報の範囲はこのサイト(現状ではアットウィキ)並びに指定したいくつかのサイトに公開している、世界設定やキャラクターの設定、デザインになります。
当プロジェクトが提供するリソースにはキャラクターなどのデザインも含まれますが、デザインをそのままリソースとして利用できるのは管理人の手によるものに限られます。(管理人とは別の作者様によってデザインされたキャラクター等のデザインは自動的にプロジェクトに組み込まれるというわけではありません。)
また、管理人によるキャラクター等のデザインはプロジェクトが提案する一例に過ぎないと考えているので、完全・絶対的なものではありません。
そもそも〝オリジナル〟が作品の体を成していないので、なんの話だという感じでもありますが。
基本的にプロジェクトによって公開されたデータを利用して作られたものは、商用非商用、作品の形態、ジャンル問わず、一次創作として公表、表明できます。
当プロジェクトの公開データは限りなくフリーに近いオープンとして考えられますが、データを用いて作られた作品までも同様の扱いというわけではありません。公開データ自体に著作権はありませんが、それを元に誰かが作った作品はその方の著作物ということです。
もしあなたが、公開データを利用し作られた作品を元に作品を作りたいという場合は原則としてその作品の二次創作という形になります。(その作品の作者様がオープンにしても良いとされた場合は例外ですが、当プロジェクトはそれを強制するようなことはありません。)
ただし、表現の自由など様々な自由や権利を盾にすることでありとあらゆる行為が許される、保証されるというわけではないということは気に留めておくべきことと考えます。
そもそも〝オリジナル〟が作品の体を成していないので
- 公開データ(世界設定、キャラクター設定等)を使用した際のお願い
公開データを使用した作品を公開する際に可能であれば、各種投稿サイトの作品のタグに『zoetrope_projekt』とつけるか、あるいは「zoetrope projekt」の設定を用いていることがわかる表記をしていただければありがたいです。
- 公開データ(世界設定、キャラクター設定等)を用いた著作物の権利
当プロジェクトのデータを用いて作られた著作物の権利は、それを作った各著作者、各制作者様にあります。
これらの著作物や著作者様に対して、当プロジェクトは何らかの特別な扱いをすることはありません。
また創作された個々の作品に対して、当プロジェクトや管理人は一切責任を持たないものとします。
- プロジェクト利用作品はプロジェクトに組み込まれるのか?
当プロジェクトの公開データを用いて作られた作品の独自要素(世界設定やキャラクター、デザイン、ストーリー等)は、自動的にプロジェクトの共有部に組み込まれるということはありません。
当プロジェクトの公開した情報、設定を用いた著作物は互いに競合することはありません。
公開情報を利用する以上、管理人を含め各著作者様においても同一の設定を元にした作品なので近似する可能性は大いに有り得ます。プロジェクトの公開データを利用し、いわゆる”ネタ被り”が起こった場合も互いの創作と権利を妨げることのないようにしてください。
全ての著作物の内容を把握することは、(このプロジェクトに関わらず)不可能であることは頭に留めておくべきことの一つです。
また、今後管理人によって追加される設定と他著者様が作品内で追加した設定とが矛盾、競合することもあり得ますが、それ自体が他著作者様やその作品を否定することにはなりませんし、そのようなことになるべきではないと考えます。
- このプロジェクト、ポリシーは他のアイデアに対して権利を主張するためのものではありません
このプロジェクトやポリシーは、類似した、酷似したアイデアや作品に対して権利を主張する目的で作られたものではありません。
自分の他に作品やアイデアに対する権利者がいないのになぜか?
いままでであれば単にウチの子を好きに描いてもいいですよ、くらいで済んでいたかもしれませんが、誰でも創作を行い、公開することのできる現在であるからこそ、意志表示を行うことで自分だけでなく、他の方の権利を守ることに繋がると考えています。
現状では管理人が勝手に自由にやっているだけですが、今後多くの方々が関わる可能性は限りなく低いですがゼロではありません。また当プロジェクトのルールやポリシーに不備がある可能性や、法務上の問題が発生する可能性、あるいは既に何らかの問題が発生している可能性もあり得ます。
そのような場合に対応するための柔軟性は残しておきたいと考えます。
最終更新:2019年08月30日 11:12