社会
物語の時代においては我々の考える国家の枠組みはなくなっていると考えられます。
多くは都市レベルの規模で、その運営もほとんどの場合企業やなんらかの影響力のある組織によって為されています。
小規模な都市運営は無駄を減らせますが、多くの都市で防衛を外部リソースで賄っていることは小さくない不安材料でもあります。
わたしたちの時代のような国家体制を再び作り上げようという動きもありますが、その志を簡単に実現させるほど、物語内の時代は優しくはありません。いくら人々が願ったとしても世界をめぐる情勢や環境がそれを許してはくれないでしょう。
通貨は基本的にDollarが使われますが、現代のドルとは異なる通貨単位です。
物語の時代では電子貨幣による取引がほとんどです。
都市によっては都市内で流通させるための限定的な現金通貨も発行されていますが、お金は物理的に汚いものという過去の教訓による衛生観からあまり積極的には利用されていないこともあり、あまり出回りません。
エネルギー
物語の時代において主流と呼べるほど大きな地位を築いている発電方式はありません。
もっとも数が多く事実上主流となっているものは核融合発電ですが、核というイメージからクリーンで健全な印象は市民レベルでは持たれていないようです。
多くはありませんが従来の核分裂を利用した発電も未だ現役のところもあるようですが、その多くが老朽化が進み本来であれば廃炉されるべき状態で運用が続けられています。
比較的勢力を増しつつあるのはソールサイト発電です。
ソールサイトを用いた発電は、従来のような熱でタービンを回すといった方式とは異なり、鉱石それ自体から電力を生み出します。生み出された電力はそのままでは使えず、処理工程を経る必要がありますがそれでも高い効率を誇っています。
表向き有害な廃棄物などが出ないことや鉱脈が日々見つかっていることから積極的な利用が試みられています。
発電施設はほとんど無人化されており、人間がその運用に関わることは滅多にありません。人的資源の損耗と二次災害発生の可能性を減らすためです。
また、ソールサイト及び発生粒子への被曝による変質作用、ソールサイトが結晶化の要因であることを秘匿する目的も少なからず介在します。
劇中では無線送電システムの実用化と一般化が進み、ほとんどの都市や地域に普及しています。
様々な電子機器には自動で無線給電を行うバッテリーユニットが内蔵され、我々の想像する一般的な生活の範囲内では、ほとんどの機器でバッテリー切れやセルの著しい機能低下はなくなっていると考えても問題ありません。
なかには敢えて、バッテリーを充電する必要がある道具を好んで使う懐古趣味な者もいます。
しかしそういった物品の多くは軍や法執行機関向けの製品であり、一般では入手が困難だったり高価だったり、そもそも一般人の所持が認められていない都市もあったりします。
石油などの燃料も多く使われていますが、都市の内部で使われることはほとんどなくなっています。
極端な例では火や炎といったもののイメージが湧かない世代もいるようです。
食料
物語の世界の食料事情では合成食料が大きなウェイトを占めています。
この合成食料は生物由来のものと化学合成されたものに大きく分けられます。どちらも成分や味に大きな違いはありませんが、比較すると天然成分由来のものの方が人気があるようです。
食材を再現した合成食料も比較的廉価で安全な食品として流通しています。こうした合成食品は再現元の食材に比べると栄養的には強化されており、実はどの種類の食材を選択しても必要な栄養素は十分に摂取できます。
もちろん、模した食料にもともと含まれていなかったり少ない栄養素を大量に摂取できるような極端な調整はされてはいません。
天然のものを再現することではなく、自然に存在しない新しい味覚を作り出す方向に舵を取り成功を収めたメーカーもあります。
それ以外の食料もほとんどが工場で生産されています。
作物などを室内で管理して栽培するという形です。
扱いとしては、中級や高級な食料とされることが多いです。この時代において自然派な食品と言えば特に断りがなければ工場で育てられたものになります。
農業や畜産に関しては非常に規模は小さいですが伝統的な方法も生き残ってはいます。それはだいたいは高級品として徹底管理されたものか、あるいは都市外の自給自足に近い形かに二分されます。
また安全な地帯が近くにある都市以外では出回ることはまずありませんが、狩猟採集によって得られた食料にも一定の需要はあります。
水産分野はほとんどが陸地での養殖です。
自然のものを漁獲することもありますが、河川や湖に限られ、海での漁業はほとんど行われていません。
単純な海洋汚染だけでなく、いままで無毒だった生物が個体単位で毒性を持つケースが増えており従来の知識があまり役に立たなくなってきているからでもあります。
身体拡張
人間の能力をAIや機器を使って、特に埋め込み型の装置によって向上させようという取り組みはこの時代においても大きな関心を寄せられています。
しかし、外骨格やヘッドマウントディスプレイなどの外部機器による補助とは異なり、埋め込み型の機器や薬物による強化は確実かつ簡単に効果を得られるというわけではありません。それでも身体を改造することで楽に高度な能力を得られると考える人間は少なくなく不必要な拡張を行う者が後を絶ちません。そのため、拡張や投薬の副作用、粗悪な機器や薬物による被害、レベルの低い施術による後遺症が問題となっています。
ほとんどの埋め込み型機器や義肢などの補助機械は人工知能によってその制御を行っているため、純粋に人間の機能を機械を用いて拡張しているとは言い難い状況ではありますが、多くの人はその現実を深く考えることもしません。
全身義体は、この世界において比較的認知度が高く信頼性も高い技術です。
自動人形の制御系統を人間のものと置き換えた形でもあるため、少なくとも肉体面に関しては極めて良好な結果を得られます。
しかし自動人形とは異なり、人間の感覚は全身義体に最適化されていないため、いくつかの問題が生じやすくなっています。
そのため術後は定期的なカウンセリングを受けることが勧められています。
義体化技術はそのほとんどが身体機能の多くを喪失し、生活が困難な人に向けた技術であり一般には高度な医療行為とみなされており、全くの健康な人間が身体機能の拡張を目的に行うことは通常では認められていません。ただし例外として身体感覚が通常の人体に比べて大きい場合(指が5本ではなく感覚上は10本ある、身長が170cmだが感覚上は250cmなど)は気が遠くなるような量の審査とサインをこなすことで義体化の施術を受けられることもあります。
劇中の時代においても、わたしたちの想像するような人間の脳とネットとを接続するタイプの補助脳や副脳といったものは一般化していません。
治安
多くの都市は現代日本を基準にしても同水準かそれ以上に治安が良いです。
ただし、一部の都市や都市外はその限りではありません。
都市内部にはいたるところに監視カメラが設置されています。
プライベートな空間である自宅にも設置が義務付けられていますが、プライベート空間の監視カメラは画像を記録したり送信することは通常時はしませんが、犯罪感知は機能しており、振動や温度の計測は行なわれています。
カメラには犯罪を事前に感知するシステムが連動しています。このシステムは莫大なデータから導き出された犯罪を計画し実行しようとしている人に特有のパターンを検出するものです。
システムは高い感知率を誇りますが、100パーセントではありません。
また、ごく短時間で衝動的に行動を起こした場合はシステムが反応しない場合もあります。
仮にシステムがパターンを検出しなくとも、犯罪行為と判断できる行動が映った場合は自動で通報し、治安維持を請け負う警察などの組織にその情報が受け渡されます。
一部の人間たちの間では顔を隠すことで感知の目を誤魔化せると信じられていますが、それはまったくの嘘で、むしろ逆に不必要に顔を隠すことで社会に反する行為とされ警告を受けることもあります。
この顔などを隠して身元をわかりにくくすることで警告を受けるという事実が歪められ、システムから逃れられると誤認されている面もあります。
監視の目を誤魔化す方法が全くないというわけではありませんが、少なくとも一般市民に手に入るようなものではありませんし、そういった方法を入手しようと計画、実行した瞬間にシステムによって通報されてしまうでしょう。
監視社会に対して不満を持っているものも少なくはありませんが、彼らはあくまで自己の環境や境遇に対する小さな不満を監視を行なっている社会に向けているだけで、実際に社会に対して大きな悪意を抱いているわけではありません。彼らは生まれた時からこうした監視社会に身を置いているため、それが当たり前であり、当たり前のものに対して反抗することをファッション化しているに過ぎません。少なくとも犯罪を事前に感知するシステムからは脅威ではないと判断される程度でしかありません。
ただしAIの判断からは白とされても人間の目からは要注意としてマークされるケースもあるようです。
銃火器は所有が許可された都市でも、弾薬の扱いには厳しい制限が掛けられています。弾薬は射撃場などの銃を発砲できる場所でのみ所持と装填、使用が許されています。
銃自体は都市に持ち込んで自宅でメンテナンスしたり鑑賞したりできますが、撃つことはできないということになります。都市内であっても私有地外で濫りに武器を判別できる状態で携行することは、罰則を受ける場合があります。
薬莢のみ、弾頭のみなどのバラバラの状態でも所持は認められません。同様に、弓やクロスボウなども制限されています。都市によってはスポンジや液体などを飛ばす銃を模した玩具も規制されているところもあります。
ちなみに刃物の所持は銃の所持よりも厳しく取り締まりがなされていることが多いです。
弾薬は都市内への持ち込みがほぼ100パーセントに近い形で不可能なのに対し、刃物は誰でも購入できるからです。
一部では食器類や文房具、工具類なども規制すべきだという声も挙がっていますが、現実的ではありません。
交通
道路
整備の整っている都市のほとんどで、道路には自動運転と送電のための設備が埋設されています。
都市内向けの自動車はそのすべてが自動運転かつ無線給電になっています。そして年式の新しいものに多く見られますがハンドルをはじめから装備しない車両も存在します。高度に交通網が整備された都市においては人間が運転することで事故のリスクが上昇したり、不必要な渋滞を引き起こす恐れがあるからです。
二輪車は、一部の地域を除いて整備された都市では公道を走行することは許されていません。
ほとんどの都市内をガソリンなどの燃料を用いる車両は自動車、自動二輪問わず走行できませんが、都市外においてはいまだ現役で、場所によっては鉄道では蒸気機関車が主力として運用されていたりもします。
鉄道
鉄道の運行や管理は無人化や自動化が進んではいますが、その光景は現代のものと大きく変化はしていません。
地下鉄の比重が増しており、これは有事の際のシェルターとして機能を期待してのことでもあります。
一部の都市間を結ぶ鉄道路線では石炭などを用いた蒸気機関車が運用されています。送電網が完全に整備されていない地帯も存在するからです。
日本内においては、新幹線の路線は分断され、2080年代に入ってもわたしたちの知る路線は完全に復旧はしていません。
ただし大きな都市間を結ぶ路線は比較的早い段階で路線の再利用や新設が進められてきました。
我々の知る新幹線の路線が復旧していないのは、主要都市圏が現在といくらか異なるからというのも理由に入れられるでしょう。
空路
復旧が進んだと言っても未だ寸断された道路や鉄道も多く、また戦闘地帯や汚染区域も多数存在します。
そのため、航空機による輸送は重要性を増していますが、その重要性に比べると規模は縮小傾向にあります。
必要な滑走路や燃料の確保が難しくなってきている面もあります。それ以外にも安全に飛べる地域が限られているためどうしても危険地域を避けて遠回りする必要があり、その分コストが嵩むからでもあります。
そのため、そのほとんどが緊急性を要する物資や少人数の人員輸送を行うなど小規模なものに留まっています。
海路
この世界においての物流、旅客の大きなウェイトを占めています。
ほとんどの船舶が高度な自動航行機能を有しています。
しかし、自動航行が普及していると言っても全ての船舶で航行以外の部分でも無人化が進められているというわけではありません。
また、現代に比べると海賊の危険はより身近なものとなっており、自衛火器を搭載する船舶も中には存在します。しかし多くの場合は、自社で護衛機能を持たせた船舶を随伴させたり、海上護衛を専門にする民間警備会社と契約したりしています。民間警備会社との契約は荷の発送側と受取側の折半で行われることが一般的です。
また、旅客分野や一般運送では乗船料金や送料に保険や護衛費が上乗せされていることがほとんどです。
宇宙
この時代において宇宙開発は絶望的な状況にあります。
一定高度以上への飛行は何者かによって攻撃を受けるからです。
一説には宇宙人による攻撃説や地球人を地球に封じ込めようとしている説、天罰説などが噂されていますが、実際には衛生局の攻撃衛星による封鎖が行われているからです。
人工衛星はそのほとんどが撃墜、機能喪失状態で、従来の衛星測位システムは使用不可能にあり、新たな人工衛星の打ち上げも失敗に終わっています。
予てから、衛星測位システムの既知の脆弱性や技術的限界から、地上系の測位・電波航法システムの見直しや応用、開発が進められており、衛星系の壊滅による地上系への移行もさほど大きな混乱も起こらず完了しています。
自動人形
自動人形は、我々の想像するアンドロイドのようなものという認識で大きく間違ってはいません。
戦争や災害によって人口が激減し、利用可能な人的資源は減少しました。
その穴を埋めるために、多数の自動人形が人間の代わりとして運用されてきました。
自動人形にはいくつか種類があり、大きくは二つに分けられます。
労働力としての人間の代替と、人口としての人間の代替です。
前者は細かい自律性までは有しておらず、あくまで所有物として見られます。
広義には家庭用の家事労働用途の人形や、顧客の多くが男性の〝鑑賞〟用人形もこちらに含まれます。
後者の人口補填のための人間の代替としての自動人形は、高い自律性を有し、人間に近い権利も認められています。しかしその権利自体も良き市民であることを要求するため、彼らは一定期間で審査を受ける必要があります。この審査はそれほど厳しいものではなく、よほどの反社会的な思想や行動を取らない限りは問題にはならないことがほとんどです。
その特性上、消費活動に対して積極的な行動傾向を設定されています。
また人間との間に子供を儲けることや結婚することも可能です。
自動人形が家事労働用や鑑賞用の人形を購入するということもあります。
なお、わたしたちが言っているような三原則は自動人形には存在しません。
なかには、自動人形が自主的に三原則と同等の決まりごとを持って生活するということもあるようですが、これは個人的な主義や信条に近い行動です。
一部で自動人形に対する人形という呼び名に疑問を呈し、人形を人間と同等のものとすべきだという意見も存在しますが、当の自動人形たちはこういった問題に無関心です。
自動人形によって作られた人形の為の人権団体も、人形(DollやAutomataなど)と言う呼び名自体に差別的な意味はないと考えています。ただし、ロボットやヒューマノイドという呼称に対しては否定的な意見が見られます。
アンドロイドという呼び方は一部の人形たちの間ではもっとも好ましい〝オリジナル〟の呼称と認識されています。反対に一部ではガイノイドという呼び方はアンドロイド以上に封建的な単語だという向きもあります。
人形たちは自分たちをなんと総称するかの単語単体にはさほど関心はなく、むしろ文脈や言い回しに関心がある傾向があります。
亜人
私たちの想像するポップカルチャー上の獣人や人外、半獣半人、獣耳などとほぼ同じと考えて差し支えありません。
しかし、人間の範疇を大きく超えることはなく、あくまでヒトと別の生物の(主に外見的)特徴を持つ人間であるため、ヒト以外の生物の習性や能力が必ずしも顕われるわけではありません。
また、耳や尻尾のみなどの要素だけを持つ亜人の中でも、耳が二対ある場合や一対のみなど差はあります。
二対の耳がある場合も、耳としての機能はどちらか一方に偏っており、もう一対はただの筋肉や軟骨組織でしかない場合がほとんどです。
ただし、聴覚を持たないもう一対の耳が別の感覚器として機能していることもあります。
また、爬虫類や魚、両生類のような特徴を持つ亜人も古典的な変温動物的な体温制御を行なっているというわけではありません。(ただし、特徴の多少によってはヒトより体温調整が外気温に影響を受けやすい場合もあります。)
一部では古典的な差別が存在しますが、そもそも外見的な特徴に関して亜人が多く発生する以前からいわゆる獣耳の人形が存在していたため、見慣れた世代も多かったり(亜人の)社会進出に伴って、差別的な感情は2070〜80年代ではそれほど多くはありません。(裏を返せば、人外要素の多い亜人や2070年以前では我々が想像するような差別があるということでもあります。また、特徴の多少に関わらず、特定の地域などでは特定の特徴を持つ亜人が吉凶のイメージと結びつけられ何らかの特殊な扱いを受けることもあるようです。)
汚染
多くの核兵器や生物兵器、化学兵器の類が使用され、いまだにその危険性が残る地域もこの世界には存在しています。
しかし、それよりも大きな問題となっているのが、正体不明の汚染です。この未知の汚染領域はソールサイト・錬金術師の粒子によるものですが、その事実は公にはされていません。
この汚染領域は既知の法則から逸脱していることが知られています。その反面、通常では作ることが困難な物質や未知の新物質なども発見されているため、封鎖を破りそうしたオブジェクトの回収で一攫千金を夢見る者も少なくありません。
感染体による被害
ステージの進んだ感染体は、大きな問題になっています。
いくつかの汚染地帯が彼らにとっての巣になっており、その浄化が計画され実行されてきましたが、完全な駆逐には至っていないのが現状です。
また、いくつかの地域では都市の外壁や防御ラインのすぐ外で汚染され変異した生物が跋扈するなど、ほとんど彼らによって制圧されている場所もあるようです。そうした場所では、積極的に防衛も兼ねて浄化作戦が行われていますが、結果としてそれが変異生物の勢力を増す要因となってしまっているケースも少なくありません。
ソールサイトや錬金術師の粒子、一部では戦力として能力者に頼っている以上、感染の可能性はゼロにすることはできず、都市も内部から崩壊する危険性を排除しきれていないことも問題視されています。
特にユニークネームがつけられ災害とも呼べるレベルに達した変異体の処理は喫緊の課題となっていますが、確実かつ安全な手が現状では存在しません。
文化・風俗
ほとんど、わたしたちが想像し得る範囲から逸脱はしていないと思われます。
特に戦前の(つまりはわたしたちの時代)様々な物品は貴重なもので、物によっては所持することがステータスとなっている場合もあります。
紙媒体の本も未だ現役ですが、その扱いは現代のレコードなどに近いイメージでより趣味のものとなっています。
電子書籍を物理書籍に製本する業者もいくつか存在します。
一部の都市では、指定薬物の他に禁制品としてポルノが密輸されることもあるようです。
宗教
あくまでこの世界は我々の時代の延長線上にある架空の歴史です。
そのため宗教もおよそ我々の知り得る、あるいは想像し得る形を大きく逸れるということはないと思われます。
架空の歴史である、フィクションであると言っても、宗教はセンシティブかつ深い知識が必要である部分でもあるため、プロジェクト側から既存の宗教がこの世界においてはどう変遷しているのかを明確に示すということはできません。
少なくとも
キャラクター個人の信仰はともかく、この世界に暮らす多くの人々の信仰をこちらの一存で設定することは避けたいと考えています。
しかし、既知の法則から逸脱した領域や存在は、新たな信仰のようなものを生み出す可能性は十分にあります。実際作品世界ではそのようなものを信奉する者たちもいますが、形としては宗教というよりは気付きや個人的あるいは小さなコミュニティ的な主義に留まっており、宗教としての体系化を成すまでは至っていない部分が多く残っています。
最終更新:2019年10月23日 17:23