線文字B

  • 古代ギリシャ、ミケーネ時代に使用されていた文字。

   発見された粘土板に記されていた。文字は二種類あり、古そうな方を線文字A、新しそうな方を線文字Bと
   エヴァンズにより名づけられた由。

   線文字Bを記した粘土板600枚余りが発見され、その精密写真が第二次大戦勃発時の最後の引き揚げ船で
   アメリカに渡る。



  • 線文字Bによって記された文書には、日付はあるがそれを記された年に関する記入がなく、
   この事からこれら文書は一年限りのもので、年が変われば廃棄・再利用されていたのではないかと考えられている。

  • これら文書が発見されたのは、主に粘土板が火災などによって焼成されたため。


      参考文献

『古代ギリシアの歴史』伊藤貞夫


最終更新:2014年12月19日 17:58