ヘスティア


  • 特に竈を守る女神として知られる。

  • クロノスの長女にあたるが、クロノスは自分の子どもによって覇権を奪われるという予言から
   自分の子をすべて飲み込んでしまい、やがてゼウスによって吐き出させられることになった。

  • ホメロス風讃歌』所収「アプロディテ讃歌」に、ヘスティアを「クロノスの長女にして(中略)もっとも年下でもある」としている。
   これは、クロノスが先に飲み込んだ子を一番最後に吐き出したため、このような表現になっているとのこと。


  • ヘスティアは処女神としても知られる。
   先述の「アプロディテ讃歌」に、ヘスティアがかつてポセイドンアポロンに求婚されたが拒絶し、
   ゼウスの頭に触れつつ永遠に乙女であることを誓った、とする記述がある。
   またそれゆえ、アプロディテの、生き物を情熱に駆り立てる能力が効かない女神として、
   アテナアルテミスと共に名前を挙げられている。



      参考文献
『四つのギリシャ神話』



最終更新:2015年11月07日 02:34