棲む沼の底の洞窟に、「巨人が造った」巨大な剣があり、ベーオウルフはこの剣によって
グレンデルの母である女怪を退治し、グレンデルの首級をあげる。
(通常の人間ではとても使えないほどの巨大な剣であったが、常人離れした膂力を持つベーオウルフはこれを用いたと云々)
この剣の柄には、洪水(旧約聖書創世記にある洪水)によって巨人族が溺れる様が刻まれていたという。
なお、『ベーオウルフ』作中では巨人がこの剣を使う場面は無い。
またこの剣には柄部分にヘビの意匠があり、また誰のために作られたのかが
ルーン文字によって刻まれていたという。
(zsphereコメント:が、本文中に「巨人が造った」と明記されているのであるから、カインの末裔である巨人たちは
剣を作る技術=製鉄技術、さらにそこに細かな彫刻を施す技術を持っていたわけである)
参考文献
『ベーオウルフ』
最終更新:2016年10月25日 04:08