≪メンバー≫「生き残り13人」
人吉善吉(超高校級の???)
苗木誠(超高校級の幸運)
安心院なじみ[?年](超高校級の???)
戦刃むくろ(双子の妹の超高校級のギャル江ノ島盾子の変装中)
桑田怜恩(超高校級の野球選手)
●弐大猫丸[二年](超高校級のマネージャー)
狛枝凪人[二年](超高校級の幸運)
九頭龍冬彦[二年](超高校級の極道)
球磨川禊[三年?](超高校級の過負荷)
不二咲千尋(超高校級のプログラマー)
七海千秋[二年?](超高校級のゲーマー?)
●朝日奈葵(超高校級のスイマー)
不知火半袖(超高校級のフードファイター?)
名瀬夭歌(超高校級の生体工学者)
音無涼子(超高校級の???)
≪保有スキル≫
【お母さん直伝サバット】戦闘補正+2
【大博打・改】コンマが1~4なら0個、5~0なら7個のアイテムを手に入れられる。
【七光り】ミス時のダメージ減少
【詭弁】発言力の最大値増加
【アルゴリズム】ダミーセリフが減少
【草食系】コンマ判定に+1される。
【情報通】書庫での情報収集時のコンマ判定に+1
【剛腕】遠距離戦闘コンマで+1
≪保有アイテム≫
【男のマロン】【脱出装置】【雲仙のスーパーボール】【お母さんの裁縫道具】【松田の似顔絵】
食堂に向かうと、そろそろ朝食を食べ終わりそうな苗木と会った。
善吉「苗木っていっつも早いよな」
苗木「そうかなあ。でもこんなところじゃなおさら規則正しく過ごさなきゃいけない気がして……」
たしかに苗木の言うとおりだった。
窓もドアもすべてが封鎖されたこの空間では、時間の流れ方すら把握しづらい。
善吉「俺ももう少しくらい早起きすっかな……」
そういいながら、俺は給食当番の名瀬から朝食を受け取って席に着いた。
しばらく会話をしていると、突然寒気がした。
善吉「!?」
球磨川『あー!』『いたいた!』『こんなところにいたんだね!』
善吉「球磨川……!?」
食堂に駆け込んできた球磨川を追うように、見張り当番だった安心院がやってきた。
安心院「おはよう人吉くん」
善吉「……」
球磨川は追いかけてきた安心院には目もくれず、まっすぐにこちらにやってくる。
善吉「何の用だよ」
球磨川『まったく、探したんだからね』『早寝早起き規則正しい食生活なんて君らしいけど』『そんなことより僕とすごそう!』
善吉「……?」
何か球磨川の様子がおかしい。普段から発している負のオーラは相変わらずだが、これではまるで球磨川なりの好意的な接し方のような……
球磨川『ねえ!』『苗木君!』
善吉「は?」
球磨川は苗木に手を差し伸べた。
苗木「えーっと……」
食堂にいる全員からの視線をあびて、苗木は気まずそうだった。
善吉「苗木?」
苗木「ぼ、ボク、球磨川先輩と行くね!」
視線に耐えきれなかったのだろうか、苗木は球磨川の手を引いてあわてて食堂を出て行った。
安心院「とりあえずボクが見張っておいてあげるから安心しなさい(安心院さんだけに)」
安心院もそれについて行った。
善吉「えーっと」
昨日、苗木は球磨川の見張り当番だったはずだ。
善吉「……何があったんだ?」
朝の球磨川騒動は、予想に反して意外とあっさりと終わった。
朝食を食べ終わったあと、俺は食堂を出た。
さて、はやく見張り当番に行かなくてはならない。
どちらを見張る?
↓1
球磨川
俺の担当は球磨川だ。
球磨川を探しに歩き回った。
一緒に見張る人は誰?
↓1
九頭龍
苗木と過ごす球磨川を見つけ、夜からの見張り当番だった安心院と交代した。
善吉「……いや、おかしいだろ絶対」
九頭龍「どうしたんだよ」
善吉「おっ、来たか九頭龍。つーかあれだよあれ。球磨川の様子」
九頭龍「球磨川の様子……?」
九頭龍は理由を知っているか?
直下コンマ5以上なら……?
9
九頭龍「あー、あれか……」
善吉「知ってるのか!?」
九頭龍「知ってるっつうか、昨日一緒に見張ってたっつうかよ……」
九頭龍は事情を説明し始めた。
九頭龍「要するに、苗木が球磨川に話しかけたんだよ」
善吉「……はあ?」
九頭龍「んでそのことにあのキチガイが感激したのか、それ以降ずっとあんな感じだぜ」
善吉「……」
意味が分からない。
善吉「い、いやいやいやいや! あの球磨川がそんなわかりやすい理由で苗木に引っ付いてんのか!?」
九頭龍「知るか俺に聞くんじゃねえ」
善吉「だって俺の知ってるあいつはこの世のすべての悪性を凝縮したような奴で……」
安心院「だからこそマイナス同士のなれ合い以外に、プラスからのやさしさに慣れてないのさ。あれでいて球磨川君は意外と惚れっぽいんだぜ?」
善吉「うおおおおお!? 安心院さん!?」
いきなり安心院が俺の背後から話しかけてきた。
九頭龍「いつの間に嫌がったテメェ……!」
安心院「まあ細かいことは気にしなくていい」
安心院はいつも通りだった。
安心院「時に人吉君、九頭龍君。君たちは球磨川君に自主的にかかわりに行った人を見たことがあるかい?」」
善吉「ないです」
九頭龍「……苗木以外にはみてねーな」
安心院「この場にいるマイナス以外で球磨川君に話しかけることができるのは、ノーマルでありながらあれだけのプラスの絶対値を持っている苗木くんくらいなんだよ。球磨川君はそれに感動したんだろうねえ」
善吉「……」
苗木との交流が球磨川がまともになれる糸口になるのだとしたら、それは素晴らしいことだと思う。
しかし、そんな単純なことなんだろうか。
俺には、苗木がマイナスに堕ちる(引きずり込まれる)ような気がしてならない。
安心院「そうだね。マイナスに限っては、嫌われるよりも好かれるほうが厄介だ」
善吉「……安心院さんはどうなると思いますか」
安心院「さあ。ただ、僕は中学の頃球磨川君に顔をはがされたからね。二の舞にならないとは言い切れない」
善吉「!?」
女生徒の顔面をはがした。
それは、中学の頃球磨川がやった事件の一つだ。
安心院「あの時の球磨川君は僕に好意を抱いていたしね」
善吉「って、あの時の生徒は安心院さんだったんですか!?」
九頭龍「おい待てよ、何の話をしてんだ?」
俺は九頭龍のために球磨川の中学時の悪行を伝えた。
九頭龍「……まあ、あのキチガイならやってもおかしくねえな。だけどどういうことだ? てめえが顔面を引っぺがされたのなら、なんで傷跡が残ってねえんだ」
九頭龍の言うとおりだった。
そもそも、昨日書庫で発見した写真と言い、中学の頃のことといい、才能のことといい、安心院はやはりなにかがおかしいのだ。
安心院「僕の才能のおかげだね」
しかし安心院はそれだけ答えると、背を向けた。
善吉「おい待てよ!」
安心院「まだネタ晴らしには早いと思うぜ? とりあえず今は、苗木君の安否でも気にしているといい」
そう言い残して、安心院はいつの間にか消えていた。
九頭龍「……気味の悪い女だぜ」
今回は九頭龍に同意だった。
九頭龍にどのプレゼントを渡す?(渡さない場合も安価指定)
↓1
あげない。
喜びそうなの無いし。
そのまま苗木と過ごす球磨川を見張っているうちに午後になり、見張りを交代した。
さて、何をしようか?
↓2
モノクママシーン
モノクママシーンに挑戦することにした。
現在の保有アイテム
【男のマロン】【脱出装置】【雲仙のスーパーボール】【お母さんの裁縫道具】【松田の似顔絵】
保有スキル
【大博打・改】:コンマが1~4なら0個、5~0なら7個のアイテムを手に入れられる。
コンマ↓1 スキルを使うかどうかも選択してください。
4,使わない
4、よって2個。
何を手に入れた?
↓1~↓2
【星の砂】
【財部ちゃんのパンツ】
【星の砂】【財部ちゃんのパンツ】を手に入れた。
善吉「……いや、なんでパンツが出てくるんだよ!?」
何をしようか?
↓2
書庫へ行く
善吉「書庫で調べものでもしてみるか」
解放されたばかりの書庫に向かった。
誰かいた?(人物指定)
↓1
ちーたん
書庫で不二咲に会った。
不二咲「あっ、人吉君?」
善吉「不二咲か。何やってるんだ?」
不二咲「ええっとぉ、あのパソコンの元の持ち主のヒントがないか探してたんだ」
図書室は例のパソコンが見つかった場所だ。書庫のすぐ隣なのだから、納得だ。
不二咲「でも何も見つからなかったんだ。ごめんねぇ……」
善吉「いや、謝る必要なんてねーよ」
不二咲「ありがとう……」
不二咲は少し元気を出してくれたようだ。
不二咲「そういえば、調べものか何かなの? 手伝うよ」
善吉「本当か!? 助かるぜ。ありがとな!」
不二咲の助力を遠慮なく借りることにした。
何について調べる?
↓2
希望ケ峰学園の最近の歴史、事件について
善吉「希望ヶ峰学園の最近の歴史や事件について調べたいと思う」
直下見つかるかどうか。
【情報通】+1
【不二咲】+1
直下コンマ5以上なら……?
7(5+2)
成功
不二咲「結構いろいろ見つかったねぇ」
善吉「ああ、そうだな」
見つかった資料は
予備学科のパレードについて
カムクライズルプロジェクトについて
箱庭学園との関係性について
の3つだった。
予備学科のパレードは、文字通り予備学科制によるデモのことだ。
予備学科とは希望ヶ峰学園が金策のために設置した学科で、完全スカウト制の本科と違い試験で入れるものだ。
しかし実質はほぼ完全に金ずるあつかいであり、そのことに対する不満や怒りは年々増大しているらしい。それと比例するようにデモも過激化してきていて、死亡者も出ているそうだ。
死亡者については相当厳重に隠ぺいされているのか、判明しなかった。
善吉「気分の悪い話だぜ」
不二咲「……」
善吉「大丈夫か不二咲?」
不二咲「うん、大丈夫だから……」
不二咲は顔を真っ青にしていた。
これ以上この資料を見るのはやめよう。
カムクライズルプロジェクトとは、ロボトミー手術を行い人工的に「あらゆる才能を持った天才」を作り出すという計画だった。
その計画には様々な希望ヶ峰学園のOBや現役生などが携わっているようだ。
そして、ある一点に俺は驚愕した。
善吉「手術主任、名瀬夭歌だと……!?」
不二咲「名瀬さん……!?」
そこに乗っていたのは、まぎれもなく名瀬夭歌本人だった。
善吉「名瀬先輩は超高校級の生命工学者だったよな……」
不二咲「う、うん……七海ちゃんの体も名瀬さんにつくってもらったんだよぉ」
善吉「……」
カムクライズルプロジェクト……正直眉唾ものだが、名瀬先輩が手術担当ならあり得ないこともないと思えてくる。……勘だが。
不二咲「名瀬さんが……こんなことをしてたの……?」
善吉「……本人に聞いてみるしかねえな」
最後に―――箱庭学園との関係。
善吉「というか、創設者が安心院なじみかよ……」
年季の入った創設者の写真に移っていたのは、ピースをした安心院だった。
不二咲「安心院さんと同一人物じゃないよねぇ……?」
善吉「あいつのことだから、どうとも言えねえな」
安心院なじみ。この中でも断トツの謎を秘めた人物だった。
不二咲「でも……この【異常】と【特別】ってなんなんだろうねぇ」
不二咲は資料の文章を指さしながら言った。
善吉「箱庭学園と希望ヶ峰学園の差、らしいな」
異常と特別……箱庭学園は【異常】から天才を作り出そうとし、希望ヶ峰学園は【特別】から天才を作ろうとした。
それが二つの学園の一番の大きな差のようだ。
善吉「さっきのカムクライズルプロジェクトは……箱庭学園側のフラスコ計画との共同計画だったみたいだな」
アプローチの仕方はどうあれ、天才を作り出そうとする目標の身においては箱庭学園と希望ヶ峰学園は同じだ。
カムクライズルプロジェクトもお互いの学園の計画の一環だったらしい。
カムクライズルは異常と特別の申し子だったということだ。
善吉「……気分悪ぃ話だな」
不二咲「……」
創設者の代から、希望ヶ峰学園と箱庭学園にはずいぶん交流があったらしい。
一見水と油のように見えて、関係は良好だったようだ。
善吉「……ん?」
その交流履歴の中に気になるものがあった。
善吉「箱庭学園からの交流生?」
前代未聞のことだったようだが、あまり詳しくは乗っていない。
ごく最近の出来事なので、妙に気になった。
善吉「まあ、このくらいか……ありがとな、不二咲」
不二咲「ううん、役に立てたみたいでよかったよぉ」
俺は不二咲と図書館前で別れた。
直下事件発生コンマ判定
5以下なら……?
8
異常なし
8日目を終了します。
最終更新:2013年01月04日 03:25