第三の学級裁判

全員がそろったのを確認した後、俺たちはエレベーターに乗った。
エレベーターはどこまでも下に潜っていく。
誰もしゃべらない。長い長い間エレベーターの機械的な音だけが鳴り響いていた。


……次にこのエレベーターに乗るときは、シロ9人か―――クロ1人。

チンという音とともにエレベーターが止まった。




開いた扉の先にあったのは、円形に並べられた机のある、裁判所だった。





第3の学級裁判



開廷





≪スキル一覧≫
最大5つまでセットできます。

【七光り】ミス時のダメージ減少
【詭弁】発言力の最大値増加
【アルゴリズム】発言ウィークポイントが3個以内になる。

使用しますか?
↓1

しない



≪アリバイ一覧≫
人吉善吉…7時から0時まで男子会に参加。その後自室に向かう。
苗木誠…7時から0時まで男子会に参加。その後自室に向かう。
○安心院なじみ…7時から女子会参加。0時から大浴場を使用した後女子会を3時くらいまで女子会を続けていた。深夜に球磨川にあったらしい。
○戦刃むくろ…7時から女子会参加。0時から大浴場を使用した後女子会を3時くらいまで女子会を続けていた。
桑田怜恩…7時から0時まで男子会に参加。その後自室に向かう。
狛枝凪人…7時から0時まで男子会に参加。その後自室に向かう。
九頭龍冬彦…自室にいた。
●球磨川禊…11:00~1:00前後に死亡。12日目の深夜に安心院の風呂を覗きに行ったらしい。
不二咲千尋…7時から女子会参加。11:30から自室にいたが、0時頃男子会メンバーと覗きをした。その後は3時くらいまで女子会を続けていた。
○七海千秋…7時から女子会参加。0時から大浴場を使用した後女子会を3時くらいまで女子会を続けていた。
○名瀬夭歌…7時から女子会参加。0時から大浴場を使用した後女子会を3時くらいまで女子会を続けていた。


≪言弾一覧≫
【モノクマレポート】被害者は球磨川禊。現場は脱衣所。午後10:30以降に死亡した。心臓を貫いている螺子が死因。
【失われた映像】昨日突然監視カメラの映像が途切れた。監視カメラに目立った外傷はないが……詳しいことはわからない。
【血の跡】血の跡はにじんでいない。死体は移動されていないようだ。
【排水溝に落ちていた鍵】大浴場の排水溝に詰まっていた写真の入っていたロッカーの鍵。
【写真】更衣室のロッカーに入っていた写真。希望ヶ峰学園の制服を着た苗木と球磨川と戦刃が写っている。記憶を消された2年間の間にとられたもの。
【床に落ちている螺子】凶器の螺子以外にも、床にもう一つ螺子が落ちていた。床の螺子に血はついていない。
【男子会】12日の7時から12時頃まで善吉苗木狛枝桑田は男子会を開いていた。
【球磨川の死体】球磨川は薄笑いを浮かべたまま息絶えている。突き上げるように刺さっている螺子は球磨川自身のもの。
【脱衣所前の監視カメラの映像】10:00すぎに球磨川が脱衣所に入っている。
10:30ごろには狛枝が映り、狛枝がカメラに向かって笑いかけたあと映像は途切れた。監視カメラのデータはそこまでしかないらしいが……
【食堂の監視カメラの映像】午後7:00ごろに食堂にメンバ全員が集まった映像。その後みんなでボードゲームをしているが、そんな記憶はない。
10:00ごろに球磨川がトイレに抜け、10:30頃に突然ほかのメンバーが狛枝に螺子伏せられた。映像はそこで終わっている。
【ゲーム結果】七海と九頭龍が2トップの点数で、それを追うように苗木と人吉
そしてふつう位のポイントの桑田名瀬不二咲戦刃と続き、球磨川が平均を大きく下回り、断トツの最下位は狛枝だった。
【人身バイバイ】人の身体を入れ替えるスキル。精神のもとへほかの体がやってきて入れ替わる。
【座標交体】人と人の居場所を入れ替えるスキル。複数人同時に対象にできる。
【鍵の開いた扉】今朝、全員の個室の部屋の鍵が開いたままだった。
【劣化・大嘘憑き】球磨川の大嘘憑きは劣化していた。強い思いが込められたものはなかったことにできないらしい。
【球磨川の引きこもり】第二の裁判後、球磨川は記憶喪失をなかったことにした反動で熱を出していた。
考え事もしていたらしいが……。12日目の夜には安心院に目撃されている。
【謎のボードゲーム】球磨川の部屋のベットの下にごちゃごちゃにしておいてあった手作りっぽいボードゲーム。
11個の駒と4つのサイコロとボードのセット。駒はメンバーの才能に対応しているようだが……
【名瀬の検死】球磨川の推定死亡時刻は夜0:00前後。誤差は1時間くらい。
【球磨川のベッドの下のボードゲーム】七海のボードゲームがベッドの下にごちゃごちゃに押し込まれていた。あわてて隠したのだろうか。
【七海の証言】ボードゲームは七海が作っていたもの。今日の昼に完成させる予定だったが
朝にはなくなっていたそうだ。完成された状態で球磨川の部屋に置いてあった。
【負け犬の駒】食堂のテーブルの下に落ちていたLOSERの駒。七海のボードゲームのもの。
【モノクマの証言】今日はコロシアイ学園生活14日目。



≪裁判開始≫

発言力 ●●●●●



全員が沈黙している。
……やはり、調査時間中にクロの正体にまでたどり着いた人物はいないようだ。
順番に整理していくしかなさそうだ。

まずは何について話し合おうか?
↓1

引きこもっていたクマーがなぜ脱衣場で死んでいたか

善吉「まずは、なんで第二の裁判の後からずっと閉じこもっていたはずの球磨川が脱衣所で殺されてたかを話し合おうぜ」

狛枝「妥当なところだね」

九頭龍「おい、なんで脱衣所で殺されたって確定させてんだよ」

苗木「え……?」

九頭龍「他の可能性だってあるはずだぜ?」

名瀬「……話し合いの地盤となる話題だしな。いっぺん確認しとくか」


≪ノーストップ議論を開始します≫


九頭龍「球磨川が脱衣所で死んだともかぎらねえだろ?」

不二咲「球磨川君が【襲われた後に移動した】ってことはないのかなぁ」

名瀬「螺子は心臓を一突きにしてたんだ。即死のはずだ」

桑田「でも【犯人が死後移動させる】のはできるはずだろ?」

七海「殺害現場をごまかしたかったのかな?」

狛枝「僕は【球磨川禊は脱衣所で殺された】んだと思うよ」

むくろ「……いったいどうだったんだろう」


同意しろ!
↓1

狛枝
【血の跡】

善吉「それに賛成だ!」


善吉「球磨川の血の跡なんだが……全くこすれた様子がないだろ?」

七海「移動したなら、こんなに綺麗な跡にはならないね」

桑田「じゃあじゃあ! 球磨川は脱衣所で死んだってことで間違いねーんだな!」

九頭龍「……」

桑田「ぷっ」

九頭龍「……テメエ」

狛枝「まあまあ。とにかく話し合いを進めようよ」

善吉「えっと……引きこもってた球磨川が脱衣所で死んでた理由だな」

狛枝「球磨川禊の様子がおかしかったことからして、理由は予測できそうかな」



≪ノンストップ議論を開始します≫


狛枝「脱衣所には【監視カメラがなかった】んだ」

名瀬「つまり着替えをのぞかれる心配はねーってことだ!」

九頭龍「素っ裸で堂々と人前に出てきた奴がそれを言うのか……」

七海「……秘密話にはもってこいだったってことだね」

むくろ「考えられる理由としては……【脅されて連れて行かれた】とか」

苗木「【黒幕に聞かれたくない話をしたかった】とかかもしれない」

不二咲「の、【覗きに行った】とか……」

桑田「なんかそれが一番ありえそうな気がしてきたぜ……」


同意しろ!
↓1

【覗きに行った】
【球磨川の引きこもり】

発言力●●●●


狛枝「ごめんね人吉君。その言弾でどう不二咲さんの発言の裏付けができるのかな?」

善吉(しまった!? みんなからの信用が落ちた気がするぜ……)


善吉(考えろ……現場にはあれがあったはずだ……)
同意しろ!
↓1

【黒幕に聞かれたくない話】

【失われた映像】

発言力●●●

善吉(しまった!? みんなからの信用が落ちた気がするぜ……)


善吉(考えろ……現場のロッカーの中にはあれがあったはずだ……)
同意しろ!
↓1

【写真】

善吉「それに同感だ!」


善吉「脱衣所のロッカーからこんなもんが出てきたんだ」

不二咲「写真……? あっ、球磨川くんと苗木くんと戦刃さんの写真!?」

善吉「たぶん、球磨川はこれについて誰か呼び出して話してたんじゃないか?」

桑田「おいおい!? どういうことだよ!」

苗木「これは……たぶん僕たちの2年間の学園生活の間にとられた写真なんだ。江ノ島盾子に記憶は奪われちゃってたんだけど」

九頭龍「……は?」

不二咲「それ、本当なのぉ……!?」

名瀬「……ありえねー話じゃねえな。記憶に関しては俺の守備範囲だ。断言できる」

桑田「お、おい!? そんなことありえんのかよ!? むしろ俺にはこの写真に写ってる3人がグルで俺たちをはめてるっていう意味にしか取れねーよ!」

善吉「いや、きっと球磨川は黒幕じゃねえ。この写真を発見したからこそ、自室にこもってたんだ」

桑田「はあ!? なんでだよ!?」


球磨川が引きこもっていた理由
↓1

【球磨川の引きこもり】

善吉「これだ!」


善吉「安心院に聞いたんだが、球磨川は第二の裁判のあと知恵熱を出してたらしい」

桑田「はあ? 知恵熱!?」

名瀬「……知恵熱は赤ん坊しかださねーぞ」

善吉「というか、記憶が戻った反動だそうだ」

狛枝「球磨川禊には「あらゆるものをなかったことにする」ことができる大嘘憑きがあったよね。記憶喪失もなかったことにできたんだと思うよ」

九頭龍「おいおい、そんなの信用できるかよ……!」

七海「でも、私たちは第一の裁判で球磨川君の大嘘憑きの威力を知ってるよ」

桑田「……じゃあ、球磨川は記憶を取り戻して、証拠の写真をもって誰かと話し合おうとしてたのか?」

狛枝「たぶんそうだろうね」

桑田「じゃああいつは誰を呼び出したんだよ? 写真に写ってた苗木と戦刃か?」

苗木「え……」

むくろ「……」

善吉「その可能性は高いが、確定したわけじゃねえ。それに……今回の事件はとんでもないことが起きてる気すんだよ」

狛枝「確かにややこしいからね……話を整理していった方がいいだろうね」



何について話し合う?
↓2

今日が何日か?
犯行日時が何日なのか?

狛枝「さて……殺害現場についての話がひと段落したところで、そろそろアレについて話し合ってみようか」

苗木「アレ?」

狛枝「今日が何日目なのかってことだよ」

名瀬「何日目って……13日目じゃねーのか?」

狛枝「いや、それは違うよ。ねえ、人吉君?」

善吉(なんでこの人俺にふるんだよ)「……ああ。俺の予想じゃ、今日は13日目じゃねえ。今日は14日目なんだ!」

不二咲「えっ……!?」

七海「……どういうこと?」

善吉「証拠ならあるぜ」


人吉(確かあいつがはっきりとそう言っていたはずだ……!)
↓1

【モノクマの証言】

善吉(これだ!)


善吉「だってそう言ってたよな……モノクマ!」

モノクマ「はいはい……そーですよ、今日はコロシアイ学園生活14日目ですよ。あーもう、これだから推理小説後ろから読んじゃう子は嫌いなんだよ……」

九頭龍「おいまて、じゃあ13日目はどうなってるんだよ!? 俺にはそんな記憶はねえぞ!?」

不二咲「うん……ボクもないよぉ」

善吉「たぶん、何らかの方法によって記憶が消されてるんだ」

桑田「おいおい! 信じられっかよんなこと! 大体モノクマが言ってるだけなんだろ!? こいつを信用するのかよ!?」

狛枝「はあ……仕方ないね人吉君。物的証拠を提示してあげなよ」

善吉「えっと……」


証拠を提示しろ!
↓1

【食堂の監視カメラの映像】

善吉「このDVDを見てほしいんだ」

不二咲「DVD……?」

善吉「ここには、14日目の俺たちの過ごした記録が残っている」

名瀬「マジかよ……」

善吉「この映像には、俺たちが覚えていない一日の記録がしっかりと映ってんだよ!」

七海「本当にそんなことがあり得るのかな……?」

狛枝「ははっ、この映像ってこれ以上ないってくらいの証拠だよね?」

九頭龍「ほんとうに今日は14日目だってのかよ……!?」

桑田「うっせえ! 俺はそんなこと認めねえぞ!」

苗木「く、桑田君……!」



桑田「それは違うんじゃねぇ!?」


≪反論ショーダウンを開始します≫


桑田「俺は今日が14日目だなんて絶対に信じねえからな!」

「大体お前ら【消えた13日目とやらを覚えてない】じゃん!?」

「お前らが言ってる証拠だって、【全部モノクマから与えられてる証拠】じゃねーかっ!」

「そんなもん信じられるわけねーよ!」

「【モノクマから与えられた以外の証拠なんてない】んだろ!?」

「あったとしても全部黒幕が与えた偽の証拠に決まってる!」

「んなもん却下だ却下!」

「お前らは黒幕に踊らされてるんだよ!!」



善吉(いや、モノクマが関係していない証拠もあったはずだ!)
↓1

【負け犬の駒】

発言力●●

桑田「んなもんモノクマが置いといたんだろどうせ!」

善吉(だめだ! これじゃ説得しきれねえ!)


善吉(モノクマが介入できない証拠があるはずだ……!)
↓1

七海の証言

善吉「それは違うぜ!」


善吉「消えた13日目があるっつう証拠ならまだある。なあ、七海」

七海「……私?」

善吉「七海、お前はボードゲームを作ってたんだよな。で、製作途中のそれが今朝なくなってた。間違いないよな」

七海「うん、そうだよ。かなり時間をかけて作ってたのに、なくなっちゃったんだ」

桑田「それがどう証拠になんだよ!?」

善吉「ところがそのボードゲームが完成された状態で球磨川の部屋から見つかったんだ!」

桑田「は……?」

七海「完成品を見てみたけど……まるで私が完成させたのかなって思うくらい、完成度が高かったんだ。本来なら今日の昼に完成させるつもりだったんだけど」

桑田「そんなのモノクマか球磨川がこっそり完成させりゃいい話で……」

狛枝「あの球磨川禊やモノクマに七海さんを満足させるゲームを作れるとは思えないし……筆跡もすべて七海さんのものと一致した。これって、消えた13日目の午前中に七海さんがボードゲームを完成させたからだよね」

桑田「うっ……。じゃあ、本当に今日は14日目なのかよ!?」

善吉「……俺はそうだと思ってる」

七海「でも、どうやってみんなから13日目の記憶を消したのかな?」

苗木「一度話し合ってみようか」


≪ノンストップ議論を開始します≫


七海「私たち全員から、13日目の記憶がなくなってる……これはいいよね」

不二咲「でもぉ……いつどうやってなくしたんだろうねぇ」

名瀬「考えられる理由として【薬物投与】なんてのはどうだ?」

苗木「……禊先輩の【大嘘憑き】じゃないかな」

桑田「被害者自身が俺たちの記憶を奪ったってのか?」

九頭龍「むしろあのうさんくせー【安心院の仕業】じゃねえのか?」

安心院「……」

むくろ「頭を打ったとか……」

桑田「【黒幕の仕業】……はねえよな、たぶん」

九頭龍「記憶操作……それも全員がってことは絶対に何かあったはずなんだ……」



善吉(記憶操作を受けたタイミング……あの時あいつにやられたとしか考えられねえよな……)
同意しろ!
↓1

【大嘘憑き】

善吉「それに同感だ!」


善吉「一番怪しいのって……食堂の映像の内容からして、球磨川の大嘘憑きだよな?」

名瀬「……妥当かもな。だけどよー、なんで被害者自身が記憶操作を行ったんだ?」

善吉「うっ……それはわかんねーけど……」

桑田「つーかさ、食堂の映像の話から考えるなら、犯人って狛枝なんじゃねーの?」

狛枝「あはっ、僕をあんな負け犬と一緒にしないでくれないかな」

桑田「でもさ、10:00に球磨川が脱衣所に入って、10:30に狛枝が脱衣所に入ったとこで映像が終わってるわけっしょ? 螺子伏せたのも狛枝だしよ」

狛枝「……桑田君、君はあの時食堂で何が起きてたのか覚えてるよね?」

桑田「えーっと……」



何が起きていた?
↓1

人身バイバイ

善吉「13日目って確か……入れ替わりが起こってたんだよな」

苗木「安心院さんの才能の【人身バイバイ】……だよね」

狛枝「そういうことだよ。つまり、外見が僕だからと言って、中身が僕とも限らないのさ」

桑田「あっ……そーいやそうだったな」

名瀬「異常性は精神に宿る……螺子伏せた、っつう行為やゲーム成績、括弧つけてたとこからしても、狛枝の中身は球磨川だったんだろーな」

桑田「なるほどな」

善吉「さてと……次は何について話しあうとするか」

苗木「入れ替わりから禊先輩殺害までの間に、まだよくわからないところがあるよね……」


何について話し合う?
↓2

誰が入れ替わってたか考える
監視カメラの時刻からして脱衣所に入った狛枝はクマーとしてクマーの中身は誰か

善吉「13日目の夜に、誰が誰と入れ替わってたのかを考えようぜ」

苗木「監視カメラの時刻からして、狛枝先輩の中には禊先輩だったとして……」

善吉「球磨川の中身はだれだったか、だな」

狛枝「こればかりは見直してみないとわからないかな」

七海「

不二咲≪はあ!? どうなっちゃってるわけ!?≫

桑田≪なにしたんだ!?≫

安心院≪大したことじゃないさ。ただ、君たちの体を入れ替えただけだからね。そう、言うならばこれはRRPG・Ver.Sってところかな≫
 
むくろ≪あんまなめたこと言ってんじゃねえぞ!≫

みんないきなりのことに動揺しているようだ。


ここが、みんなが体の持ち主の演技をしようって案を出す前の様子だから……あそこは素だよね」

善吉「いくらか絞れるんじゃないか……?」

名瀬「最初に騒いでるやつらは……残ってるメンバーからして、口調と騒ぎそうなやつかどうかってことで埋まるな」



不二咲、桑田、むくろの中身として考えられる人物
↓2

不二咲→七海

桑田→善吉

むくろ→九頭龍

発言力●


七海「……。うーん、私はそんなに早く反応できないとおもうなあ」

善吉(そういやそうだよな……!)


再安価
↓1

不二崎だけわからん
むくろは九頭竜
桑田は善吉

不二崎はむくろか?

失敗

すまんややこしかったかも。
とにかく騒ぎそうなやつ3人上げてもらえたらそれで正解にします。

善吉、桑田、九頭龍

善吉「このメンバーであんな騒ぎ方しそうなやつっていったら、俺と桑田と九頭龍しかいねーよな……俺は桑田の中か?」

九頭龍「おれは多分戦刃の中にいるんだろーな……」

桑田「おいおい……つまりは俺、美少女の中に入ってたってことか!? なんで覚えてねーんだよ俺!」

七海「……」

桑田「……わりい、冗談だって!」

七海「……」

名瀬「あとは……九頭龍も絞れそうじゃねーか?」

狛枝「九頭龍君の様子と、あんな提案をしそうな人物っていう点から見れば特定できそうだね」


九頭龍の中身は誰?
↓2

狛枝

狛枝「……本当にそうかな? 僕なら妙に長く考え込んでから発言したりしないと思うけど」

善吉「それもそうだな……」



善吉(やべえ……! みんなからの信用が落ちすぎた! くそ……こんなとこで終わっちまうのか……!)


リトライしますか?
↓1

善吉(こんなところで……終わってたまるかよ!!)

発言力●●●●●


≪リトライしました。スキルは使用不可です≫


九頭龍の中身は誰?
再安価
↓1

七海

善吉「九頭龍の中身……七海じゃねえか?」

七海「……うん、たしかに、私っぽいかな?」

苗木「話す前に妙に考える間があるしね」

狛枝「提案も超高校級のゲーマーらしいものだしね」

苗木「えっと……桑田くんと戦刃さんと七海さんと九頭龍君、それに狛枝先輩は誰が入っていたか判明したね」

狛枝「安心院さんはGMだし……あとは球磨川、名瀬、七海、人吉、苗木の5人の中身がわかればよさそうだね!」

名瀬「でもよー、この映像の球磨川って寡黙気味だし、演技に致命的なミスがあるわけでもなさそうだしよー、特定しにくそうだぜ?」

七海「だったら消去法をすればいいよね。……と、思うよ」

善吉「そうだな」

狛枝「ねえモノクマ。ここで映像って見れるよね」

モノクマ「見れるけど……あんまりだらだら続けないでよね?」

狛枝「もちろんだよ」

善吉「じゃあ、誰かに注目してみてみるか」

七海が入った九頭龍と同じ成績トップだった七海}

善吉「まずは七海から見ていくか。七海が入った九頭龍と同じ成績トップだったし、そういうのが得意そうなやつが入ってそうだ」

苗木「みてみよっか」



≪七海の様子≫

七海「……」

七海は椅子に座ってボーっとしている……

不二咲「七海、次お前だぜ……だよ!」

七海「……。うん、わかったよ」

七海は椅子から立ち上がって、さいころを2つふる。

七海「……。えーっと、6と6だから12だね」

桑田「なっ!? おいお前がそのマスに止まったら、俺が借金しちまうじゃねーか!」

七海「えっ……そのぉ……ごめんねぇ……」

七海は涙目になりながら謝った。

桑田「わ、わりい! なくなって!」

七海「う、うん……。……えっと、12だよね」

七海は駒を動かした。
その後も七海はいい目を出し続け、見事九頭龍と同じ成績トップになった。

苗木「これは……」

善吉「たぶん七海の中身って……」



選択肢【名瀬・むくろ・狛枝・苗木・不二咲】
七海の中身は?
↓1

不二咲

善吉「どう考えても不二咲だな……」

狛枝「みたいだね。暫定不二咲さん、というかほぼ確定かな?」

苗木「じゃあ、次は誰をみようか?」


名瀬・人吉・苗木のうち誰に注目する?
↓1

苗木

善吉「じゃ、次は苗木だな」

苗木「うん……」



≪苗木の様子≫

苗木は盤面をじっと眺めている……

苗木「あっ、うん! ごめんね」

苗木はあわててさいころを2つ振った。

苗木「えーっと、2と3だから、5だね」

九頭龍「……。連帯保証人になっちまったな」

苗木「えっ!?」

狛枝「ははっ、さすが苗木くんだね」

えー……と苗木は困っている。

しかし、そんな不利な条件を得ながらも、苗木は七海や九頭龍に継ぐ成績を出した。

善吉「これは難しそうだな……」

狛枝「これはなかなか演技派の人が入ってるみたいだね?」

苗木「……どうしようか」


苗木の中身は誰? もしくは先に他の人を見る?
↓1

先に名瀬見てみよう

善吉「……先に名瀬を見てみようぜ」

狛枝「そのほうが確実かな?」



≪名瀬の様子≫

名瀬は自分の胸に手を当てている……

桑田「名瀬先輩、あんたの番だぜ?」

名瀬「おー。わかったぜ」

名瀬はさいころを2つ振る。

名瀬「買い物のマスか」

九頭龍「……。何か買うか?」

名瀬「じゃあ防弾チョッキで」

桑田「このゲームにそんなものはありませんよ!?」

名瀬「なんだと……!? あれ無しでどうやって戦ってけっつーんだよ桑田……!?」

桑田「真面目に驚かないでください!」

その後名瀬は平凡な目を出し続け、平均ぐらいの成績を出した。

善吉「しゃべり方に違和感はねーが……」

名瀬「微妙に似てるぶんなんかみたくねーな……」

狛枝「これはあの人かな?」


選択肢【名瀬・むくろ・狛枝・苗木・不二咲】
名瀬の中身は誰?
↓2

どう見てもむくろさんです本当にありがとうございました

善吉「……」

狛枝「……」

名瀬「……」

むくろ「……なんでみんな私を見るの?」

善吉「これは確定でいいな……」

名瀬「あの残念っぷりはまねできねーよ」

むくろ「……」(防弾チョッキって便利なのに……)


先に人吉の様子を見る? 苗木の判断をする?
↓1

善吉で

善吉「最後に俺の様子を確認するか」



≪人吉の様子≫

人吉はじっと盤面を見つめている……

七海「……。次、人吉君のばんだよ。……と思うよ」

人吉「あっ。ありがとな、七海」

髪をかきあげたあと、人吉は2つさいころを振った。

人吉「えっと、6と2で8だね」

名瀬「あ、臨時ボーナスか」

九頭龍「……」

名瀬「わりーな、九頭龍君からお金とっちまってよ」

九頭龍「……」

九頭龍は名瀬をじっと見つめている……ひたすら見つめている……

人吉「ご、ごめんねぇ……ボクがこんな目を出したばっかりに……」

桑田「な、泣くんじゃねえよ!? その絵面はかなりきっついんだよ!」

人吉「ごめんねぇ……」

その後人吉は安定していい目をだし、七海・九頭龍に次ぐ成績を出した。

善吉「……は?」

九頭龍「どういうことだよ!?」

桑田「まさか不二咲が二人に……!?」

狛枝「……それはないんじゃないかな。不二咲さんらしき人が2人いるってことはつまり……」

善吉「どっちかが不二咲のふりをしてるっつーことだな」

狛枝「うーん、どっちが本物の不二咲さんなんだろうね!」



七海に入ってる人物 と 人吉に入ってる人物 どちらが本物の不二咲か? 理由も含め。
↓3

ボクって言ってるから人吉がちーたん?

善吉「俺の中にいる奴が不二咲、か? ボクって言ってるし」

狛枝「それもあるかもしれないけど……けど、それだけじゃ確定はできないよね」

名瀬「……ちーたんは演技がしやすいな。だけどよー、無意識の癖とかはまねしにくいんじゃねーの?」



どちらが本物?(理由安価)
↓2

人吉に入ってる人物が本物

理由は七海に入ってる人物はサイコロで6を出しまくってるから幸運の才能持ちの可能性が高い

善吉「七海の方は、いい目を出しすぎてる。これって、狛枝先輩じゃねーか?」

狛枝「確かにそうだね。6・6くらいの目なら、僕なら簡単に出せる」

桑田「ホントにそうなのか?」

狛枝「僕には運なんてちっぽけな才能しかないからね……」

九頭龍「よく考えてみたら、こいつもつくづくオカルトだよな……」



どっちが本物彼の理由(ラスト)
↓1

髪をかきあげる仕草から人吉の中の人がちーたん

善吉「いや、俺の中身のやつが不二咲で間違いねーはずだ。だって見てみろよ。この映像の俺は髪をかきあげてる」

桑田「なんかおかしいのか?」

善吉「おかしいに決まってんだろ。俺は髪が短いんだぜ? なのにかきあげてるっつうことは、この映像の俺の中身のやつの癖なんだ」

七海「……残り候補の中で髪が長いのはお父さんだけだね」

桑田「なるほどな。つーかさ、じゃあ七海の中身は誰なんだよ?」


善吉「……こんな面倒なことするのは」

狛枝「……」


七海の中身は誰か?
↓1

狛枝

善吉「……言うまでもねーな」

狛枝「あはっ。きっと13日目の僕は、希望であるみんなを相手にするんだから全力でごまかさないと失礼だって思ったんだろうね!」

善吉「……で、残りは苗木と球磨川だな」

名瀬「で、中身候補は【苗木・名瀬】だな」

狛枝「……あれ? これって、入れ替わらないで本人のままって可能性はあるのかな」

善吉「安心院さん、これは答えてもらえますか?」


直下コンマ判定。
5以上なら……?
【草食系】+2

9(+2=9)

安心院「仕方ねーな。答えはノーだ。せっかくの完全院さんのサービスだってのに、そんなミスをする理由なんてないだろう?」

善吉「ありがとうございます」

狛枝「……じゃあ、球磨川禊の中身って」



球磨川の中身は誰か?
↓1

苗木誠

善吉「……もしかして、苗木か?」

苗木「……」

桑田「おい、じゃあもしかして今回のクロって……!?」

善吉「そ、そんなはずねーだろ!? 第一苗木は球磨川を一番心配してたんだぜ!? 殺す理由がねーよ!」

苗木「……」

善吉「なあ! 苗木!?」



直下コンマ判定
5以上なら……?
【草食系】+2

3(+2=5)

苗木「そっか」

善吉「……苗木?」

苗木「やっぱり、僕だったんだね。今回のクロは」

善吉「何言ってるんだ!? おい、苗木!? 反論しろよ!!」

苗木「ボク初めに言ったよね。「真実を確かめなきゃいけない」って」

善吉「……苗木!?」

確かに苗木はあの時「確かめる」と言っていた。「知る」ではなく「確かめる」と。
苗木は顔を真っ青にしながら言った。



苗木「ボクが、禊先輩を殺したクロなんだ」




善吉「何言ってるんだ苗木!?」

狛枝「……そう言うってことは、もしかして君には記憶があるのかな?」

苗木「うん。全部あったわけじゃないけど。殺した時のことは確かに覚えてる」

九頭龍「じゃあなんでさっさと自白しなかったんだテメエは?」

苗木「確信がなかったから。僕にあったのは殺した時の記憶だけだったし……今朝起きた時は夢だとさえ思ってたから」

不二咲「そんな……」

苗木「でも今朝起きて、自室に禊先輩がいなかったいなかったときに不安になって……脱衣所で禊先輩の死体を見た時、やっぱりそうだったのか、って思ったんだ」

善吉「あんま変なこと言うんじゃねーよ!? 嘘だろ!? お前がそんなことするはずが……!?」

七海「辛いかもしれないけど……殺した時の話、聞かせてもらえないかな?」

苗木「……」

苗木「ボクが覚えてるのは、脱衣所に入ったあたりからだ。多分……食堂のカメラに写ってた、朝禊先輩に話しかけられたときに呼び出されたんだと思う。

ロッカーを背にしてしばらく待ってると、狛枝先輩が入ってきて……気が付いたら狛枝先輩は禊先輩に代わってた。そして、ロッカーにあった写真のことや失われた2年間の学園生活のこと、その記憶を禊先輩が取り戻してることなんかも聞いたんだ。

当然いきなりだったしびっくりしたんだけど……それ以上に驚いたのが、禊先輩が『苗木君になら殺されてあげてもいい』って言ってきたことなんだ。
螺子を取り出して、僕に持たせて、『さあ!』なんて言って。

当然断った。そんなことしちゃだめだと思ったし、口にしてすら欲しくなかったから。

でも、そうしたら……


―――

球磨川『ふーん』『じゃあボクが苗木君を殺そうかな!』

苗木「え……!?」

球磨川『だって、大切な大切な、大好きな友達が誰かに殺されるなんて耐えられないだろ?』『苗木君は僕を殺さない』『だったら僕が苗木君を殺せばいい!』

苗木「み、禊先輩!?」

―――

そういって、禊先輩はもう一本螺子を取り出した。そして僕の方に向けて振り下ろしてきたんだ。
それは上手くよけれたんだけど、禊先輩は話もろくに聞かずに僕を螺子伏せようとしてきたんだ。
その時ぐらいから、なんで今ここにいるのかがわからなくなったから……きっとその時大嘘憑きで記憶を消されたんだと思う。

逃げ切れなくなって……本当に殺されてしまいそうになって……思わず螺子を振り下ろしてしまった。

そして、目を開けたら……血があふれてて……禊先輩が倒れてて……頭が、真っ白になった。

そこから先は、覚えてない」


善吉「……違う!」

苗木「……違わないよ。だって、だって、僕はこの手で禊先輩を刺したんだよ!? あの感触が、嘘なはずがない!」

善吉「……ッ!! 違う!」

狛枝「……」

九頭龍「夢中で偽造耕作をしたってことか」

名瀬「そういや、現場には2本螺子が落ちてたな」

苗木「……」

善吉「なあ! 違うんだろ!? そうだ、誰かをかばってるだけじゃねえのか!? なあ、苗木!?」

苗木「っ……」

苗木「……ごめんなさい」

苗木の顔は真っ青だった。
目がぐるぐると渦巻いていて、汗をかいていて……とても演技には見えなかった。

善吉「苗木……」

モノクマ「うぷぷ、やっぱりクロは苗木君だったみたいだね! それじゃあそろそろ投票タイム、いってみよー!」

モノクマがそういうと、みんなは投票ボタンに手を伸ばした。

善吉「なあ! 違うんだろ!? 苗木!」




狛枝「ねえみんな、投票するのはちょっと待ってくれないかな。まだすべての謎が解けたわけじゃないよね?」



狛枝「もし苗木君がクロだったとしたら……名瀬さんの検死結果はどうなるの?」

名瀬「俺の検死結果は0:00の前後1時間に球磨川禊が死亡、だったな」

狛枝「そう考えると、苗木君が殺したっていう時間は少し早くないかな。それに今朝みんなの部屋の鍵が開いていたことについてもまだ話し合ってないよ。ほかにもいろいろあるしね」

九頭龍「……多少の謎はべつにかまわねーんじゃねーか? 立場上、嘘をつく人間は大量にみてきたが……苗木が言ってるのは間違いなく真実だ」

狛枝「でも、せっかくの学級裁判なんだ。とことん話し合おうよ」

苗木「……」

善吉「……狛枝先輩」

狛枝「さあ、まずはなにについて話し合う?」



何を話し合う?
↓2

死亡推定時刻について

狛枝「まずは死亡推定時刻について話し合ってみようか」

桑田「苗木が殺したんじゃねーのか? 脱衣所に入ったのが10:30だろ? 30分くらい話してたら、推定死亡時刻県内に入るぜ?」

狛枝「でも、超高校級の名瀬さんが調べたにしては、ちょっとずれすぎだよね。本来ならもっと……たとえば11:00前後、なんて結果が出るんじゃないかな?」

不二咲「な、何が言いたいのぉ?」

狛枝「それはね」


狛枝の言いたいこととは?
↓2

球磨川はその時間に死んでいなかった。つまり、苗木は殺していない

狛枝「球磨川禊はその時間に死んでなかったんじゃないかな?」

善吉「えっ……!?」

安心院「……」

七海「どういうことなの?」

狛枝「つまり、苗木君はクロじゃなかったんだよ!」

苗木「違う! ボクが、ボクがころしたんだよ!? それだけは覚えてるんだ! あの時確かに禊先輩は死んじゃったんだよ!」

狛枝「さあ、どうだろうね」

善吉「……根拠が、あるんですよね」

狛枝「もちろんだよ。人吉君なら、冷静に考えればわかるはずだよ」



根拠とは?
↓2

苗木は螺子を振り下ろしているが、球磨川には螺子が突き上げるように刺さっていた

善吉「あっ……! 苗木は「螺子を振り下ろした」って言ってたけどよ、球磨川の死体には「螺子が突き上げるように」刺さってたんだ!」

苗木「えっ……」

狛枝「振り下ろすって行為自体は、忘れにくい動作だし、間違ってないはずだ。なのに、球磨川禊には螺子が突き上げるように刺さっている……これって、苗木君が殺してないって証拠だよね!」

九頭龍「ま、マジかよ……!?」

苗木「でも! 僕は……僕は……!」

狛枝「あはっ、これで苗木君じゃないのは間違いなさそうだね」

苗木「でも……」

善吉「……」



何について話し合う?
↓2

14日目に開いていた部屋の鍵について

善吉「そういや、今朝に全員の部屋の鍵が開いてたんだよな」

むくろ「……あれは全員だったの?」

桑田「おいおい、全員が鍵占めるのを忘れるとかどんだけ?」

狛枝「一度話し合ってみようか」


≪ノンストップ議論を開始します≫


七海「【全員の部屋の鍵が開いてた】んだよね」

狛枝「10:30時点で【球磨川禊と苗木君以外はおそらく記憶をなかったことにされていた】……」

桑田「もしかしてよー、全員の体を自室まで運んだんじゃね?」

むくろ「【鍵自体はみんな自分で持ってたはずだ】もんね」

九頭龍「だったらあけれる、か……」

不二咲「あのぉ……球磨川君の部屋の鍵も開いてたけど、あれはなんでだろう?」

名瀬「一つだけ例外があったら目立つしじゃねーの?」

七海「【球磨川君の死体から鍵を取って】、そこにボードゲームを始末しに行ったのかな?」

九頭龍「おいおい、球磨川自身がやったって可能性もあるだろ? なんったって、あいつは【大嘘憑きで生き返った】んだからな!」



善吉(あの状況からして、あれはありえねえ……!)
論破しろ!
↓2

【球磨川君の死体から鍵をとって】

【血の跡】

善吉「それは違うぜ!」


善吉「あの姿態の血は全くかすれてなかった。球磨川は胸を刺されてたんだ。鍵なんて漁ったら、確実に血がこすれる」

七海「じゃあ、球磨川君の鍵は球磨川君が生きている間にとられたの?」

むくろ「でも、13日目の10:30以降に意識があったのは球磨川と苗木くんだけだよね」

九頭龍「だったら……」

狛枝「あはっ、あの苗木君が嘘をついてたと思う? 嘘じゃないって、九頭龍君自身が思ったんだよ?」

不二咲「じゃあ、クロはどうやって球磨川君の部屋の鍵を手に入れて、ボードゲームを隠したの?」



善吉(それが可能なやつは……)
人物を指定しろ!
↓1

安心院さん?

善吉「……安心院か?」

安心院「……」

狛枝「7932兆1354億4152万3222個の才能と4925兆9165億2611万0643個の欠点、合わせて1京2858兆0519億6763万3865個のスキルを持ってるキミなら、球磨川禊の攻撃を避けられてもおかしくはないけど……」

安心院「……」

善吉「ち、ちげえよな?」

安心院「……はあ」

安心院は大きなため息をついた。

安心院「ボクは違うよ」

善吉「……」

安心院「僕なら球磨川君程度なら、一切の証拠を残すことなく殺せるぜ? まったく、君たちならもっとましな答えを出してくれると少しは期待してたんだけどね」

狛枝「そうなんだよね……実は僕は迷ってるんだよ……」

善吉「へ?」

狛枝「真のクロがいったいどっちなのか、ね」


善吉「どっちって……」

安心院以外のクロ候補とは?
↓1

クマー

善吉「もしかして、球磨川自身か?」

狛枝「そのとおりだよ! 大嘘憑きは劣化していて「強い思いの込められたもの」は無かったことに出来なくなっていた。裏を返せば強い思いが込められていない苗木くんの攻撃なら無かったことに出来るはず。死亡推定時刻からして、球磨川禊は一度生き返っているはずなんだ」

苗木「そんな……」

狛枝「そして、苗木君は球磨川禊を殺した直後に記憶が途切れている……これって、生き返った球磨川禊が苗木君の記憶をなかったことにしたんじゃないかと思ったんだよ」

九頭龍「おいおい、じゃあそのあと球磨川が死んでた理由って……」

狛枝「あり得るのは、球磨川禊の自殺か、安心院さんがクロだった場合だけだよね?」

狛枝「僕としては球磨川禊自殺説を押すよ。だって、球磨川禊は寄宿舎のほとんどのカメラの撮影機能をなかったことにしている。それって、球磨川自身が、食堂に残っていた人の始末を誰がやったか黒幕にすら教えたくなかったからじゃないかな? 安心院さんならカメラに映ることなく全員を部屋に返すことだってできただろうしね」

モノクマ「……」

狛枝「実際、モノクマは苗木君がクロだと思ってたみたいだし」

善吉「でも! 実際どっちなんだ!? 確証はねえだろ?!」

狛枝「そう、それが問題なんだよね……」


苗木「……ううん、もしかしたら確かめる方法があるかもしれない」

不二咲「えっ……」

苗木「聞いてみればいいんだよ」




誰に聞けば確かめられる?
↓2

球磨川自身

善吉「まさか球磨川本人か……!?」

苗木「むかし、球磨川先輩が言ってたんだ。『僕の目的は全滅だ』って。あの時とは状況が違うけど、わざわざ僕に殺させておいて、生き返って偽造耕作をして、わざと自殺したんだったとしたら……考えられる狙いって、全滅しかないよね」

桑田「あ、頭がこんがらがってきた……!? どういうことなんだ!?」

狛枝「……そうか。確かにそれが狙いなら、球磨川禊は「もう一度生き返る」ことのできる状態である必要がある。なら、話は聞けるよね」

九頭龍「ど、どういうことなんだ!?」



球磨川がメンバーを全滅させるためにはなぜもう一度生き返ることのできる状態でいる必要があるか?
苗木がクロだと見抜けた場合、見抜けなかった場合の球磨川の2パターンの行動とは?
↓2

見抜けなかった場合→普通にモノクマが全滅させる。その後球磨川が復活して苗木を螺子伏せる

見抜けた場合→苗木のお仕置き後に復活して裁判の結果が間違いだったと指摘。モノクマを誘導して全滅させる

善吉「苗木がクロだと見抜けなかった場合は、苗木がクロだと思っていたモノクマに苗木以外全滅させて、その後球磨川が復活して苗木を螺子伏せる。苗木がクロだと見抜けた場合、苗木のお仕置き後に復活して裁判の結果が間違いだったと指摘してやっぱり全滅させる……こういうことか?」

桑田「な、なるほど……つーかさ! なんで球磨川のヤローは俺たちを全滅させようとしてたんだ!? 意味わかんねーし!」

狛枝「まだ、仮定のはなしだよ。でも、もし苗木君の考えがあってたなら……僕たちは今からでも球磨川禊に会いに行くべきだよね?」

名瀬「おい、球磨川のいるところまで行くぞ。構わねーな」

モノクマ「……特別に許可しましょう!」

モノクマがそう許可するや否や、みんなはいっせいにエレベーターへ向かった。
球磨川禊が死をなかったことにできる状態なのかを確かめるために。

俺たちは脱衣所へ向かった、

善吉「……」

苗木「……」

ゆっくりと入口から覗き込み、球磨川の死体のあるはずの場所を確かめる。




球磨川「……やあ、みんな」「僕だよ」




球磨川は、何もなかったかのように、無傷で立っていた。




脱衣所には血のあともないし、壊れたロッカーも元に戻っている。

狛枝「やっぱり、今回の事件の真相は君の自殺ということであってたみたいだね」

球磨川「……」

球磨川は括弧つけていなかった。いつものような薄っぺらい笑顔は消え、圧倒的な存在感を放ってこちらを見つめていた。

苗木「禊、先輩……」

球磨川「なんだい」

苗木「その……」



何を話す?
↓1

今回の行動の理由

善吉「……球磨川。どうしてお前はこんなことをしたんだ」

球磨川「決まってるじゃないか。こんなコロシアイを無茶苦茶に引っ掻き回したかったからだよ」

善吉「そんな理由で……!?」

球磨川「そんな理由で? 何を言ってるのさ。ボクがそもそもこのコロシアイに参加したのも、引っ掻き回すためだったんだぜ?」

善吉「は……!?」

苗木「参加って……禊先輩は巻き込まれたんじゃなかったんですか!?」

九頭龍「どうせでまかせだろ……!」

球磨川「僕は望んでこのコロシアイに参加したのさ」

苗木「どうして……!?」


何か心当たりはあるか
↓1

ちーたんが調べたパソコンのデーター

善吉「確か……」

不二咲たちが解凍してくれたデータを思い出す。

―――ここには2種類のものがいる。望んで参加したものと、勝手に選ばれたものだ。

善吉「まさか、あんたが望んで参加したものだったのか!?」

球磨川「どうして知ってるのかは知らないけど……僕は望んでこれに参加したのさ」

苗木「どうしてなんだよ?! どうして……」

球磨川「いいことを教えてあげようか。望んで参加したものはボクだけじゃないんだぜ? 今もまだ、生き残ってる中にいる」

善吉「!?」



何を話す?
↓2

99代生徒会とは何か
何故自分が100代生徒会長なのか

善吉「すこし、聞きたいことがあるんだけどよ。99代生徒会ってなんなんだ? お前は、俺が100代生徒会長だったってことの詳細を知ってるんだろ? 記憶だって思い出してるんだし」

球磨川「……どうして知っているのか気になるけど、まあいいや。僕はその情報を知っている」

善吉「じゃあ……」

球磨川「でもお前には関係ない話だよね、それ」

善吉「は……?」

関係ない? どのあたりがだろうか?

球磨川「そうだよ。それは確かにお前の功績だけど、お前の功績じゃないでしょ?」

善吉「どういうことだよ!?」

球磨川「やだなあ善吉ちゃん。僕はただ当たり前のことを言ってるだけだよ。見ないと見えないは違う。しないとできないは違う。ただの記憶喪失じゃないんだよ?」

球磨川は意味深なことを言っている。

球磨川「ピンチになったら自分の眠ってた才能が発揮される、とかそういうご都合主義は週刊少年ジャンプの中くらいにしてくれよな」

善吉「……?」



何を話す?
↓2

望んで参加した連中詳しく

苗木「あのさ、望んで参加した人たちってどういうことなの?」

球磨川「そのままの意味だよ。ここには3種類の人間がいるんだ。望んで参加したものと、勝手に選ばれたもの……そして黒幕との内通者だ」

桑田「はあっ!?」

狛枝「内通者……?」

球磨川「……思い出せよ。僕たちがここにいる意味を。僕たちの目的は、殺しあうためでも、ここから出るためでもないだろ? そう、無茶苦茶に引っ掻き回すためじゃないか!」

善吉「おい!? なにいってやがんだてめえ!?」

球磨川「望んで参加したものは、みんなこんなコロシアイを無茶苦茶にしてやりたいだけなんだよ」

善吉「だから苗木を巻き込んでこんな自作自演をしたって言うのか!?」

球磨川「黒幕をだますためだよ。いや、あきらめさせるためかな」



この話について何か追加質問はあるか?
↓2

「あきらめさせる」に突っ込む

善吉「あきらめさせるってどういうことだ? お前は黒幕の仲間なのか?!」

狛枝「あきらめさせるってことは……君は黒幕の目的を知ってるんだね」

球磨川「そうだよ」

苗木「いったい何なの……!? 今回の事件と何か関係があるんだよね」

球磨川「……」

球磨川はゆっくりとこちらに向かって歩き出した。

苗木「禊先輩……?」

球磨川「他のやつらはなんかムカつくからいやだけど、苗木君だけには特別に教えてあげようかと思って」

九頭龍「……は!?」

球磨川は苗木に手をかざした。

苗木「え……」

その途端、いきなり苗木は倒れた。

善吉「っ!?」




どうする?
1戦う
2苗木の様子の確認
3話を続ける
4そのほか
↓2

2

善吉「苗木!」

あわてて倒れた苗木のもとへ駆け寄った。
苗木は頭を抱えて唸っている。

善吉(おいおい……なんつー熱だよ!?)

狛枝「大嘘憑きでできることと、この症状から考えると、もしかして……」

球磨川「大正解。苗木君の記憶喪失をなかったことにした! 苗木君は全部知ってるからね。なんったって、苗木君は僕と同じ望んでコロシアイに参加した側の人間なんだから!」

善吉「なっ!?」

苗木がこんなコロシアイに望んで参加した……!? そんなことがあり得るのだろうか。

球磨川「……本当は、今回で全部終わらせるつもりだったのにね。ああ、また勝てなかった」



何を話す?
↓2

目的は本当に全滅だったのか

苗木の様子を確認しながら、質問を続けた。

善吉「本当に全滅が目的だったのか?」

球磨川「うん、そうだね」

善吉「なんでだよ。全滅させることに意味なんてあるのか?!」

球磨川「そうしたら黒幕の目的を阻止できるでしょ?」

七海「……それって、みんなの命より大切なことなのかな」

球磨川「だって、ここで誰が死のうが勝とうが生き残ろうが、何の意味もないしさ。まあ、僕と他の望んで参加した人たちには意見の相違はあったけどね。全滅が一番簡単な方法だったから、ね!」

そういうと、球磨川は螺子を持って襲い掛かってきた。


善吉「なあっ!?」


VS球磨川禊【1】

コンマ判定
【お母さん直伝サバット】戦闘補正+2
【生存本能】撤退コンマ判定に+2
戦闘、撤退の指定含め↓1

回避,2(+2=4)

俺は苗木を抱えてあわてて螺子を回避した。

苗木「うっ……」

苗木は少し動かしただけでも苦しそうにしている。迎撃しなくてよかった。

球磨川「逃げるなよ」

善吉「逃げるに決まってんだろ!」

球磨川「……はあ。もうどーでもいいや。どうせ失敗しちゃったしね」

球磨川は死んだ目で螺子を放り投げた。

球磨川「いいこと教えてあげるよ。黒幕は、あと2回事件が起これば僕たちの前に現れる」

善吉「……根拠はあんのか?」

球磨川「黒幕から聞いたからね」

善吉「はあ!?」

九頭龍「でめえ、黒幕の正体を知ってんのか?!」

球磨川「……」

善吉「それって、誰なんだ……!?」


直下コンマ判定
【教えても意味なんてない】-1
【草食系】+2
8以上で……?

1(+1=2)

球磨川「どうせ教えたって特に意味もないし、いいや」

善吉「はあ!?」

七海「それを決めるのは君じゃないよ。……と思うよ」

球磨川「……」

球磨川に話す気はないようだ……

桑田「おい、つーかさ、なんなんだよ!? 望んで参加したものとか、内通者とか、黒幕とかさあ!」

球磨川「……」

善吉「球磨川……?」

こいつの言っていることが容量を得ない。言ったらまずくなることなのだろうか?
本当にこいつは何がしたかったんだよ!?


何か話す?(ラスト)
↓2

内通者、勝手に選ばれた者、望んで参加した者はそれぞれ何人いるのか

狛枝「ねえ、内通者、勝手に選ばれた者、望んで参加した者ってそれぞれ何人ずついるのかな?」

球磨川「……」

球磨川はどうやら狛枝のことが嫌いなようだが……

球磨川「……内通者1人、望んで参加したもの6人、残りが勝手に選ばれたものだよ」

善吉「なっ」

想像以上に望んで参加した物の数が多かった。
そのうち2人は球磨川と苗木らしいが……

善吉「……」

周りを見渡す。……誰が内通者で誰が望んで参加したのか、見当もつかなかった。

モノクマ「さてさて! そろそろいいよね! お楽しみの投票タイム!」

名瀬「なっ!? 今回もやんのか!? 球磨川は生き返ったし、事件そのものがなかったようなものじゃねーか!?」

モノクマ「いやいや、学級裁判を開いたのにオシオキがなしだなんて信じられないよね! だから今回も通常どおりクロを決定します!! ほらほら、早く裁判所にもどって!」

安心院「……」

俺は苗木を背負って裁判所まで再び下りて行った。




今回のクロ……それは
↓1

クマー

モノクマ「大正解~! 今回のクロは球磨川君でした! 自作自演ってやつですね、もう! 危うく僕も騙されるところでした」

球磨川「……」

モノクマ「言い残すこともなさそうだし、さっさとオシオキを始めましょうか!」

モノクマは赤いボタンを取り出した。

苗木「……う」

善吉「苗木!? あんま動くんじゃねえ!」

苗木「大丈夫だから……!」

苗木はゆっくりと顔を上げて球磨川の方を見た。

球磨川「さよなら苗木君。またね」

苗木「―――っ!?」

善吉「おい! じっとしてろ!」

状況を把握したのか、苗木があわてて動こうとした。

球磨川「僕の言うことを疑うの? やめてよね」

球磨川はやれやれと首を振った。

球磨川『どうせすぐ会えるさ』『僕は生まれてこの方嘘をついたことがないのが自慢なんだから!』

苗木「……っつ!!」

球磨川『キミと過ごした時間は楽しかったぜ』


≪クマガワクンガクロニキマリマシタ。オシオキヲカイシシマス≫


≪超高校級の過負荷球磨川禊のオシオキ☆目指せ一等賞!≫

球磨川は、陸上のトラックのようなところに立っていた。モノクマがバトンを持って迫ってくる。
襲いかかってきたモノクマを球磨川は螺子伏せた。
しかし、モノクマは攻撃の手を緩めない。一撃、二撃、攻撃を浴びる。
モノクマの攻撃をなかったことにはできなかった。それを理解するや否や、球磨川は反対方向に走り出した。
突然後ろから鉄球が迫ってくる。必死に逃げようとする。モノクマが鉄球に巻き込まれてつぶされていった。
球磨川は白い階段のような場所を駆け上がった。鉄球が通り過ぎていくのを眺めていた。
無事、鉄球を避けることができ安心すると、突然球磨川の首の周りに糸のようなものが巻きついた。
それは、金メダルの付いたワイヤーだった。
ワイヤーは一気に締まると、球磨川の首をはねた。
身体が、表彰台から落っこちていく。
血がメダルを染めた。


……こうして第3の裁判は終わった。

本当に、よくわからない裁判だった。
球磨川の真意もろくにわからなかったし、残ったのは死にそうなほどの高熱を出している苗木と、内通者や望んでコロシアイに参加したものの存在発覚による疑心暗鬼だけ。

善吉(黒幕か……)

球磨川は5つ目の事件が終われば黒幕が出てくるといった。
……本当なのだろうか。もし本当だとして、俺たちはあと2回もこんなものを経験しなければならないのだろうか。

善吉(どうしろって言うんだよ……!)




エレベーターはゆっくりと上昇し始めた。


10人のシロを乗せて。




第三の学級裁判



閉廷









≪メンバー≫「生き残り10人」
人吉善吉(超高校級の???)
苗木誠(超高校級の幸運)
安心院なじみ[?年](超高校級の???)
戦刃むくろ(超高校級の軍人)
桑田怜恩(超高校級の野球選手)
●弐大猫丸[二年](超高校級のマネージャー)
狛枝凪人[二年](超高校級の幸運)
九頭龍冬彦[二年](超高校級の極道)
●球磨川禊[三年?](超高校級の過負荷)
不二咲千尋(超高校級のプログラマー)
七海千秋[二年?](超高校級のゲーマー?)
●朝日奈葵(超高校級のスイマー)
●不知火半袖(超高校級のフードファイター?)
名瀬夭歌(超高校級の生体工学者)
●音無涼子→江ノ島盾子(超高校級の絶望)

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最終更新:2013年01月04日 17:59