希苑組SS


合計点<-->


タイトル







★★★安価リレーSS第6話『脅威!侵攻、半裸将三大武天』★★★


「はええもんだな あのSRRとの戦いからはや一ヶ月……
 まさか生きてふたたびこの門をくぐれるとは思わなかったぜ」

「ああ、まったくだ」

あの死闘から一ヶ月――
桜舞う希望崎学園の校門に揃い踏む、希苑組強化魔人総勢12名。
SRRとの壮絶な戦いで負った傷も中国医術の力で癒え、
全員が新たな学園生活の予感に晴れやかな顔をしていた。

「先生、ジェット気流に制服飛ばされちゃったので一緒に下着姿で下校してくれませんか?
 一人で帰ると恥ずかしいし、最近は怖い人が出るって噂だし」

教室へ向かう彼らの横を、ほぼ全裸となったノリノリのり子が飛び、
雛森に下着姿を共用している。

「だ、駄目よのり子さん……っ。
 で……でも、のり子さんの下着姿は私が守るから……」

「ふふっ、先生ならそう言ってくれると思ったよ!
 ……あっ!」

「どうしたののり子さん? まさかあの戦いの後遺症が……!!」

「センセー、おしっこー」

2人のいつものような微笑ましいやり取りに、
思わず苦笑する夏川とヤクザクワガタ。

「ノリノリのり子の奴も相変わらずじゃのう」

「フッ しかし奴も大した男だぜ。
 一度はマダマテ第四形態の一撃で五体がバラバラになったってのに、
 今はそんな事忘れたかのようにケロリとしてやがる」

「しかしわからねえのは瀕死の俺らを中国医術で助けた謎の三人組だ。
 奴等は一体何者なんだ?」

「ああ、何事もなければいいがな」

だが、あの世界を喰らうというSRRとの戦いをも、この頼もしい仲間達と切り抜けてきたのだ。
これから何が待ち受けていようと、俺は俺を肯定する。
そう決意する夏川であった。


「もっちゃう、もっちゃう・・。」

一方、飛行能力を使って外の11人より一足早く学園に飛び込んだのり子は、
トイレを求めて全力疾走していた。

だが、トイレまであと一歩というその時……!
のり子の目の前に、突如として3つの巨大な影が立ちふさがった!

「……」
      「……」
  「……」


「うっ……! な、なんだてめえらは――っ!?」

三人の発する無言の威圧感に、思わず絶叫するのり子。
あのSRRをも越える圧力……こいつら、只者じゃあない――!

「お前達か、希望崎学園希苑組は……
 虚無神SRRを倒すとは、随分といいセンスだ」

そう呟きタバコに火をつける、軍服姿のバンダナ男。

「こちらスネーク、希望崎学園に潜入した」

         ┌───────────――───┐
         │  蛇陰哮殺拳のネイキッド・スネーク  |
         └───────────―────┘

「フッ、しかしスネーク。
 SRRなど我らに比べれば使い走りの子供のようなもの」

三人のうちの一人、道着姿の男が続ける。
あのSRRが小者だと……!? なんなんだこいつらは……!
声を出す事すらできず、戦慄するのり子。

「わたしはギースだ 正真正銘の新(ネオ)ギースだ!」

         ┌───────────────┐
         │  烈颪菰武術の新(ネオ)ギース  |
         └───────────────┘

「ところでお主、小便が漏れるとか申していたでごわすな――」

そしてその二人の背後から登場する、一際巨大な影――!!

「良い事を考えたでごわす。オイのアナルに小便するでごわす」

         ┌───────────────┐
         │       阿羅架覇道の張遼       │
         └───────────────┘

「あ、あ、あ……」

じょぼぼ

恐怖の余り、アナルに放出するまでもなくその場で失禁するのり子。
そののり子の前で……スネークは軍服をNAKEDに。新(ネオ)ギースは羽織っていた道着を捨て去り。
そして張遼はツナギのホックを外し――


「「「我々半裸将三大武天!! これより希苑組にこの希望崎学園を賭けた決闘を申し入れる!!!」」」


「なるほどな、半裸の中年男三人。
 これがのり子の聞いた噂の正体だったってわけか」

その時、背後から救いの声が響いた。
――夏川!!

「そしてスネークのサバイバル医療とギースの復活能力、張遼の中国医術を合わせれば、
 あれだけの瀕死に陥っていた我々を救う事ができたのも納得できようというもの
 すっかり忘れとったわい、お前ら半裸将三大武天の存在の事をな……」

「知っているのかヤクザクワガタ!」

「フッ、昔のよしみで少しな。あのSRRが赤子に思えるほどの強敵ぞろいよ。
 小僧どもにはちょいと手に余る相手じゃ……まずはワシが行こう」

一歩踏み出すヤクザクワガタ。
……だがその行く手を塞ぐかのように、まず進み出た影があった!

「どきな。ヤクザのオッサンはまだSRRと戦ったときの傷が完全に癒えてねえ。
 それに……ヘッ、三大半裸だか誰だか知らねェが、
 あたしらの希望崎学園を好き勝手しようなんざ、随分と勝手な連中じゃねぇか……!!」

「「「ダンゲロス子!!」」

「あいにく、生まれつきこういう勝手な手合いは許しちゃおけないタチでね……!
 『フレイムレインはブッ放す』、『学園タンも守る』、
 「両方」やらなくっちゃあならないってのが「希苑組」のつらいところだな。
 覚悟はいいか?アタシはできてる」

今、希苑組の新たなる戦いが始まる――!!



★★★安価リレーSS第7話『ゲロ子がやる気なくなって希苑組のスタメンから外れたようです』★★★



(TA-35RG操縦してぇ…)

ダンゲロス子はそう心の中で呟いた…
新たに現れた敵、半裸将三大武天なる者達を相手に奮闘するダンゲロス子であったが流石に一対三では分が悪い。
SRRの過去転校生がいればこれくらいの敵が出現したくらいで希苑組がおたおたすることもなかったであろうに、
あいにくSRRはこの間全員でフルボッコにしていたので今のところは戦力にならない…
というか、確か自分達はいまだに青空の会と抗争中であったはずなのだがそれはどうなったのだろうか…
どんどんカオス化する安価リレーSSの内容に困惑しながらもバールのような物で殴りかかりながら目の前の敵に集中するゲロ子。

こっちの主力である夏川や、先の戦闘で負傷したクワガタのオッサンはなんとか守らなくてはならない。
しかし、自分の能力『フレイムレイン』は一発限りの大技。勝負を急ぐあまり安易に発動して隙を作るわけにもいかない…
せめて、確実にフレイムレインを命中させるために敵側に隙を作りたいところ。
こっちの戦力は…


ドリアン「やべえ、オナニーしすぎで下半身が痛い」

雛守「オ、オ、オナニーなんて破廉恥な言葉を学校内で使っちゃいけません(// //)」



ダンゲロス子「\(^o^)/」

雛守先生が家庭訪問にくることになった・・・。
それだけで興奮してセクハラ発言を連発し、ウブな雛守先生を困らせるドリアン。
だ…ダメだこいつら…早くなんとかしないと…
つーかよくよく考えたらなんで今回のキャンペーンに一切登場してない
ヤクザクワガタなんかのために自分が体を張らなければならないのだろうか…

………キャンペーンに登場してない?

ダンゲロス子「そうか!!!」
ゲロ子に名案が閃いた。メインGKの存在である。
いまだに青空の会のキャラはほとんど把握してないが、張遼はともかく
スネークやギース様なんて確か今回のキャンペーンにはエントリーしていなかったはず…!!
全てを統括するメインGKならば、キャンペーン進行上邪魔になるイレギュラーな存在は全て排除してくれるのではないだろうか?
今回のGKは凄い、これほど複雑で大幅な仕様変更をしたキャンペーンを捌き切る頼りになる存在だ。
メインGKならきっと誠実に対応してなんとかしてくれる、さっそく頼んでみよう!!


参加者「GK、さっきの回答と食い違っています!!」

piera「後に言う方が正しいんだよ、おれがおまえらの質問に答える時はな!」



ダンゲロス子「orz」

だめだ、GKも頼りにならねぇ…
やはり自分がなんとかするしかないか…
全ては夏川とヤクザクワガタ、そして希苑組のためである。



一方その頃、夏川は魔山先輩、EA01β版、雛守先生、のり子とイチャついていた。

「「「「さあ?私達の誰を選ぶのっ!!夏川君?」」」」

夏川「あ、あはは、あははははー。じゃあ、俺、帰るから!転校生次元に帰って、その後に3万年前に行くからっ!オリジンもよろしくな」

???「ふふ・・その程度で本当に逃げられるのかしら」

夏川「!?」

ヤクザクワガタ「わしも彼女候補に入れてくれんかのう…ポッ」

夏川(に、逃げ出してえ)

ヤクザクワガタ「とったどー!!」




ダンゲロス子「………」

桂珪馬「エンディングが見えた。夏川はこのまま一直線でバッドエンドだ」

ダンゲロス子「なんかもう、アタシも帰ろっかな…(´・ω・`)」



★★★安価リレーSS第8話『番外編・そんな事よりマージャンしようぜ』★★★


「フハハハハ!
青空の会よ、我らがε先生の全身集合イラストに恐れおののくがよいわ!
ε先生の中二力は53万だッ!!!
ですがもちろんフルパワーであなたと戦う気はありませんから(たぶん)ご心配なく…」
「フハハハハ!
青空の会よ、我らが珪素先生の長編SSに恐れおののくがよいわ!
珪素先生の中二力は53万だッ!!!
ですがもちろんフルパワーであなたと戦う気はありませんから(たぶん)ご心配なく… 」

腰に手を当て高笑いするリレーSSの主役コンビ夏川&ゲロ子、読者諸君、見ての通りである。
前回までの流れをぶった切って今回は番外編、さっきの二人の台詞は読者に向けての宣伝であり意味は無い。

「で、とりあえず宣伝やったけど番外編って何やればいいんだ夏川ー!?」
「こっちに振るなー!」

二人の渡された台本は宣伝部分以外は真っ白だった。相方まかせでアドリブを考えてこなかった
二人は途方にくれる。

「アドリブならアイドルにお任せ」

ガラッと音を立てて窓が開きのり子が入って来る。
「SRR-、勉強教えたげるから空飛べる様にしてよー」、こんな軽いノリで得た飛行能力を使って飛んできた。
SRRの血による覚醒の成功例にはこんな奴もいた。凄いレアケースだから良い子は真似するな。

「こういう時は現場にいるメンバーだけでできるゲームでごまかせばいいんだよ。
今回は私入れて三人だからボードゲームとかかな?」
「そんなんでいいのか。だったら麻雀したいけれど一人足りないなあ…木下でも呼ぼうぜ」
「それには及ばんでごわす」

ガラッと音を立て教室の扉が開きウ○コが入って来る。それはウ○コだった。
直径30メートルを軽く越える巨大なウ○コだった。一体どうやって入ってきたというのだ。

「のり子、これお前が連れて来たのか?」
「ちがうよ、アイドルはウンチしないよ」

フルフルと首を振り、下着をめくり、器具によって女性器のごとく拡張された肛門を見せる。
固形食を食べずに過ごしてきて、ここ数年排泄に使われていない肛門からは便の臭いは一切しなかった。

「おいどんは謎のウンコでごわす、本場中国の麻雀を見せてやるでごわす」

自称中国出身の巨大ウンコは番外編専用の敵キャラだと判明。どう見ても張遼です。
助けてSRR!と三人の思いが一つになったのだが、リレー小説ではSRRはとっくに倒されたのは
この番外編でも適用されている。頑張れ主人公コンビとのり子、ここで一旦CMだ!

ナレーション(「マダマテ」は思念体彼の思想に共感したものに力を分け与える。
彼の言葉を聴いてはいけない彼を想ってはいけない彼を識ろうとしてはいけない
さもないとすぐに取り込まれるだろうSRRのように…)

???「シナリオに支障はない。SRR消滅と同時にプラン15<<origin>>に移行。
我々の悲願…述べ7万年にわたる願望もようやく成就するのだ」

あJ名人「ダンゲロス、戦慄のマダマテ編ついにクライマックス!そして、次回からは
新シリーズオリジン開始!皆、カードを集めてデュエろうぜ!オモチャはやっぱりぽぽトーイ!」

CMが開けると、戦いは最終局まできていた。ウンコの着ぐるみを脱いだ張遼、
肌着の夏川とのり子、そして、今まさにブラジャーに手を掛けたゲロ子。
一番脱いでいる彼女が最下位なのは明らかだった。

(お二人、仲間(読者)のために卑怯者を演じる勇気を持ってるかね?でごわす )
(イエッ)(サー)

開始直後張遼からアイサインで裏切りを持ちかけられ、快くオーケーした夏川&のり子。
ルールを脱衣麻雀にして、ゲロ子を最下位にする事のみに専念し、無事実を結んだ。

「ゲ・ロ・子!そーれ、ゲ・ロ・子!」
「後一枚!あっと一枚!」
「うわーん!お前らグルだろ!三人で組んで私をハメてるんだろ!」
「どこにそんな証拠があるでごわすか?さあ、オーラスでごわす」

ゲロ子のストリップのおかげで番外編にも関わらず視聴率はそこそこだった。やったねゲロ子!
スタメン外れても流石はヒロインだ!!







最終更新:2009年07月30日 22:54