主爵中尉とは、前漢前半期に用いられた朝廷職官である。時には九卿の一人にも数えられ、現在の国務大臣に相当する。列侯を司った。史書では単に主爵と呼称される事が多い。
 武帝太初元年、職権を大鴻臚に移管し、自らは右扶風と改称されて地方行政官となる。


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歴史

 故は秦官と謂う。漢初これを継ぐ。
 景帝中六年、更名して主爵都尉と為す。
 武帝太初元年、職権を大鴻臚に移管し、右扶風と更名して京兆尹の右地(西方)を治める太守に相当する職となった。


 一人、秩二千石。


職掌

 列侯を掌る。


属吏


 二人、六百石。



屬官

右扶風へ。その属官が主爵時代にどれほど存在したかは不詳。



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関連項目・人物


詳説




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最終更新:2014年12月03日 20:53