毛利元就

戦国時代の武将。戦国BASARAでは初代はNPCとして登場し、2からPCに昇格している。
史実では安芸の戦国大名。もとは安芸の小規模な領主であったが、その智謀で徐々に勢力を拡大。
合戦においても外交においても用意周到な策で相手を翻弄し、最終的にその勢力は中国地方全域に及んだ。
息子たちには「三矢の訓」や「百万一心」の標語で家中の結束を説くなど、
稀代の謀将・政治家であると同時に、人々の精神を啓蒙する先見性を持っていたことが指摘される。

戦国BASARAシリーズでは謀将の面がかなり拡大解釈されており、冷酷非道な青年大名、
もとい小心者の独裁者として描かれる。
「策の成功、ひいては自領の安泰のためなら味方も捨てる」という理念のためか、味方に対しても攻撃判定がある。
その冷酷さ・孤独さのため部下たちからは恐れられ、度々他キャラクターからの批判を受ける。
挙句の果てに、某キャラからは「お前が死んでも誰もお前のことを思い出さない」と罵倒されるなど、
家族や仲間の結束を大事にした史実の元就をモチーフにしたとは到底思えないキャラクターとなっている。
確かに史実の元就の謀略には、「偽情報を流して敵が自ら部下を殺してしまうように仕向けた」など、
現代の価値観からすれば非道とも思えるエピソードもある。
だが、前述のように家族の結束を重んじ、妻や長男の死にショックを受け塞ぎ込むといった一面があることも確かなのだ。
武将の特徴的な一面のみを拡大解釈する、という流れは他の戦国時代を題材とした作品でも見られることではあるが、
その結果としてほとんど別物レベルにまで歪めてしまうというのは言語道断である*1

その冷酷さから女性ファンからの人気は高く*2、関ヶ原の戦いを舞台にした3でも死亡年代を無視して続投した。
一部の狂信的なB元就ファンが厳島神社オクラを奉納したこともある。

付記
毛利元就のステージでは弓兵が多く配置されるが、これは「三矢の訓」を意識しているため。
しかし、三矢の訓の本来の意味は、「仲間と協力すれば強くなる」ということであり、
間違っても「敵は矢で射倒せ」ということを伝えるものではない。*3
史実の元就を「キャラクターの元ネタ」としてしか見ていないことが、この点を見てもよくわかる。

付記2
生みの親である小林PはB元就を嫌っており、各所のインタビューにて、
「なぜB元就が人気があるのかわからない」「元就のひどさを際立たせるために元親を描いている」などと発言。
アンチはもちろん、あまりの冷遇ぶりにファンからも批判の声が上がっている。

付記3
『戦国無双3』でお市の武器が変更された*4ことを受けて、「BASARA元就の武器のパクリ」というB厨が現れた。
だが、無双お市の新しい武器は四つの輪が連結している「連環輪(雑技で用いられるサークル)」
と呼ばれる物で、円形をした刃物と言う点しか共通していない*5
また、B元就の武器は、真・三國無双シリーズの孫尚香の武器(圏)と酷似しており、
その文脈でいうなら、B元就の武器は孫尚香の武器のパクリと言えるであろう。
なお、B元就はB1での初登場当時はNPC扱いで、武器も采配であった。
B2でPCに昇格すると同時に姿形はそのままで武器が輪刀に変更されたが、
この武器変更は『ソウルキャリバーIII*6』に登場するティラ*7が持つリングブレードの模倣であるという意見も存在する。
さらに、B3における元就の第2衣装は赤みがかったオレンジ色をしたピエロを思わせるデザインであったが、
同シリーズのB3が出た地点での最新作『ソウルキャリバー Broken Destiny』でのティラの衣装は赤が基調であり、
かつ彼女の衣装はシリーズ通してピエロを思わせるデザインであるため、このことが一層疑惑を深めている。
ソウルシリーズからの類似の指摘はこれ以外にも多数存在している。

付記4
タレコミが根拠故に半信半疑でなければならないが、B元就に関する奇妙な説がある。
それは、そもそもB元就とB氏政のキャラクターデザインは逆であったという説である。

一般的には、元就は高齢の大名であるが故に老人として描かれるのが通例である。
一方、氏政は氏康、ひいては信玄・謙信らの子の世代故にどうしても若手としてイメージされやすい。
にも拘らず、両者の年齢的な要素は綺麗に逆転しているわけである。

これは、B特有の史実無視よりも、単純な上記の設定ミスが根付いてしまった、
或いはそうせざるを得なかったのだと考えることが可能なのだという。
この説に従うと、小林氏がB元就を必要以上に嫌悪しているという事実は格好の傍証であり、
氏の単なる好き嫌いの表れというより、寧ろ当然の帰結だということになる筈である。

萌え駄目スレ

サブカル板に存在する議論用のスレ。
本来は801板に存在したBL関係専門のスレであったが、話題の拡張に伴い移転したものである。

スレタイの通り、原作者・関係者の萌えにより駄目になった作品を議論するものであり、
その議論の内容も多岐に亘ると言える。

さて、Bのアニメ第三期の三成への依怙贔屓による歴史的失敗を受け、
当スレにBファンの相当数が流れ込むこととなり、一時はスレを占拠する様相となった。
事実、DVD/BDの売上の破綻を以て萌え駄目と晴れて認定されることとなったのだが、
その中でもスレ住民への迷惑がかけられることとなった。

一方、当スレで萌え駄目認定を受けてより、無双に関する萌え駄目を一方的にまくしたてるB厨・腐の姿が、
散見されるようになった。
多くの場合は、持ち込み主が駄目と認定されて一蹴されているが、
およそスレの趣旨を理解していない低能ぶりは相変わらずであった。

付記
ところで、Bに関する評価は、萌え駄目スレ住人とBアンチスレ住人とでは当然ながら微妙に異なる。
アンチサイドからすれば、Bへの萌え駄目判定はそもそも起こらない筈であるため、
同スレへの参加等は当然ながら慎まれるべきであろう。
無論、関係スレへのリンクも設ける必要はない。

最上義光

安土桃山時代の武将。名は「よしみつ」ではなく「よしあき」と訓ず。戦国BASARA3にNPCとして登場する。
史実では出羽の戦国大名。実妹の義姫が伊達家当主の輝宗に嫁ぎ政宗を産んだため、政宗の母方の伯父に当たる。
最上家を57万石にまで成長させ全盛期を築き、「出羽の驍将」として讃えられた。
治水を中心として内政に力を尽くし、現在においても地元の人々からその治世を偲ばれるという点では、
甲斐の武田信玄・肥後の加藤清正に比肩するといっても過言ではないが、
甥の伊達政宗と敵対し、彼の死後に最上家は改易されてしまったためにあまり直接の史料が残っておらず、
ドラマや小説などでは悪者として描かれることが多い*8

戦国BASARA3では似非西洋貴族といった風貌のキャラクターであり、
シリーズ主人公格・政宗との対比のためかプライドの高い小者として描かれる。
義光の地元・山形県では最上義光のイメージ回復に力を注いでいるため、
「大谷事変」についで「最上事変」が起こるのではないかと危惧される。
なお、キャラクターデザインは『ソウルキャリバー Broken Destiny』のロード・ジオ・ダンピエール*9や、
『采配のゆくえ』の宇喜多秀家に酷似している。
似非貴族のイメージは『真・三國無双シリーズ』の登場人物である袁紹がモデルなのではないかとも言われており、
その証拠の一つとして、『宴』では両者の一部のモーションが酷似していることが指摘されている。

付記
ちなみに、上記にもある担当声優の白鳥哲氏は自身のブログにおいて、
公式発表の前にBに出演する旨を書いてしまい、直ちに消されたことがある。

付記2
B最上も、『宴』でプレイヤーキャラに昇格した。
しかし、そのシナリオは上記の『ソウルキャリバー Broken Destiny』のストーリーモードの丸写しであった*10
キャラクターデザインのみならずシナリオまでそっくり模倣するあたり、B製作陣の腐敗ここに極まれりと言った感があろう。

森蘭丸

安土桃山時代の人物。織田信長の小姓として著名。戦国BASARAシリーズに登場した。
諱は成利だが「蘭丸」の方が有名。「らんまる」の字は「乱丸」が正しいという説もある。
織田家家臣・森可成の子で、信長の小姓となり、その才能(加えて容姿)を信長から愛された。
天正10(1582)年の本能寺の変でも信長の傍で弟の坊丸・力丸と共に戦い、奮戦の末、明智方の安田国継に討たれた。
18歳の若さで討死したこと、主君・信長に近侍し衆道(男色)の相手を務めたとされるイメージから、
歴史小説などでは涼やかな美少年として描かれるのが通例である。
ただし、蘭丸の容姿について述べられた同時代の史料は存在しないため、
一族の証というべき*11屈強な体格の持ち主だったのではないかという推察もされている。

BASARAシリーズでは1から2英雄外伝までPCとして登場したが、3でリストラされた。
従来の「森蘭丸=美少年」というイメージを覆し、生意気な弓使いのクソガキとして描かれる。
対峙した敵に対する「バーカ!」などの悪態が、プレイヤーのイライラ感を増幅させてやまない。
主君である織田信長とその妻・濃姫を実の両親のように慕っているのだが、
その理由は「信長に拾われた戦災孤児だから」とBASARA2のストーリーモードで明かされた。*12
Bのキャラクター作りが史実や一般イメージを参考にすらしていないことがよくわかる例である。*13
なお、B蘭丸はB光秀のことを変態呼ばわりして一方的に嫌っているが、
これは戦国無双無印における蘭丸と光秀の関係に対する当て付けではないかという意見も存在する。

なお、リストラされたB3では新たな弓使いキャラクターとして鶴姫が登場。
もともとキャラクター人気は低かったので、新作でのPC復活の道は極めて遠いと言わざるを得ない。

モンスターハンターシリーズ

カプコンから発売されている、ハンティングアクションゲーム。略称は「モンハン」、「MH」等。
プレイヤーはハンターとなり、様々なクエストを受けながら、モンスターを狩っていく。
また、芸能人のファンも存在する。
さて、2011年に開催されたモンハンフェスタにおいて、小林がクロニクルヒーローズの試遊台を持ち込み、
試遊をアピールした事が話題となった。
恐らくはプレイステーション・ポータブルにおけるモンスタータイトルの人気にあやかろうとしたのだろうが、
「モンハン」と銘打たれているイベントで参加客が何を求めているのかは一目瞭然で、この行為は迷惑以外何者でもない。
Bアンチは勿論、モンハンファンの間でもこの件は非難の的となった。
小林が如何に目立ちたがり屋かよく解る。
ちなみに同社製品とはいえ、関係性の無い他製品のこの様な便乗宣伝は他に見当たらず、
当のクロニクルヒーローズの出来も惨憺たる物だったため、Bの恥の上塗りにしかならなかった。

付記
この件については、流石に他のプロデューサーも黙ってはおられず、小林に抗議したのだが、
小林は「どうして悪いのか?」と反論して開き直った。
但し、この件に関しては決定的な証拠がないようであり、伝聞のレベルに留めるのが無難である。

付記2
本作が「狩りゲー」という一ジャンルを築いて以降、多くのフォロワーゲーが生まれたが、
それに対して本作のファンから(ネガティブな)ステマの被害を主張する声が多く聞かれるようになった。
しかし、本作初期の口コミの流布などから、本作の台頭自体をステマの成功例と疑う向きもある。
本Wikiの対象であるB自体がカプコンとステマの関係を物語る好例であることも確かである。

付記3
本作のオンライン版である『モンスターハンター・フロンティア(MHF)』において、
Bの伊達政宗・真田幸村衣装とのコラボがなされることとなった。
社内でも孤立しているのではないかと推測されていた中で、
派生作品とはいえ看板作品におけるこの待遇は異例とさえ言える。
社内での小林及びBの地位の上昇(または他作品の不振)が顕在化しつつある証拠とも見える。

付記4
B4皇にて本作とのコラボがなされる事となった。
その内容はBのキャラクター達に本作の防具を装備させると言う物であったが、足利義輝がシルバーソルシリーズ、柴田勝家がレイアSシリーズ、井伊直虎がキリンシリーズであったのに対し、
後藤又兵衛のみがドスランポスの着ぐるみを着ただけと言うお粗末な物であった。
最終更新:2020年07月09日 21:17

*1 パクリ元の『戦国無双3』にも毛利元就が登場したが、彼のストーリーの中、今までの戦いで様々な謀略を巡らせていたせいで後世に自分は冷酷非情な謀士と評されるのではないかと嘆くシーンがある。なお、作中の元就の性格描写は一般的なイメージに近い人の和を大事にし、人好きのする性格となっている。

*2 一部B腐の間では「元就はツンデレ」認定されている。が、ゲーム中で元就が特定の他人に好意を向ける(=デレる)シーンは皆無であり、要するに彼女らは「冷酷な美形」というキャラ設定から勝手にツンデレな性格を想像して愛好しているに過ぎない。

*3 コーエーテクモゲームスの代表作『信長の野望・革新』『信長の野望・天道』でも、何故か毛利家は弓系の兵法が強い。一応、後者の作品では弓適性が廃止された水軍適性を事実上兼用している=水上では直接攻撃は出来ない(あるいは困難)という現実を反映するためとされる。

*4 彼女の初期武器が初代の(本来の意味での)バカゲーぶりを象徴する「剣玉」であったことは余りにも有名(彼女が戦場に出たという記録は無く、キャラを創作するしかなかった為に周囲の人間関係から出来たお市像の誇張の所産であって、信長の妹→妹キャラ=幼い・無邪気ということから武器が剣玉になったと思われる)。これについては、現在でも作中でメタネタとして度々言及される。

*5 初期に流出したデフォルメイラストでは連環輪が一つにしか見えなかったため、誤解の元となってしまった。

*6 発売日はB1より後かつB2が出る前である。

*7 二つの人格を持ち、嫌いな相手にはとことんまで辛く当たる性格の小柄な少女暗殺者という設定のキャラ。ナンバリング毎に衣装や髪型はがらりと変わるが、『ソウルキャリバーIII』では緑を基調とした衣装に青い外跳ねのショートカットであり、よせばいいのにわざわざ似た外見・性格的特徴を持つキャラの武器を模倣するあたりが悪質である。

*8 敵対した伊達家の史料に依存せざるを得ないため。現在は再評価が進んでいるが、行き過ぎとの再批判もある。なお、悪人描写の典型である1987年放送のNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』では山形県から抗議があったほどであり、2009年放送のNHK大河ドラマ『天地人』では抗議を恐れてか出演自体が見送られた。

*9 こっけいな言動が特徴の詐欺師で、いわゆる「電気あんま」や「お尻ぺんぺん」など変態的な技を多数持っている。宴の最上シナリオにて、ドリルが尻に刺さって吹っ飛ぶシーンはこのことに対する当て付けだと言う意見も存在する。

*10 同作中に「ダンピエールはお姫様を付けねらうがぶっ飛ばされ、お姫様は別の変態貴族にさらわれる」というシーンが存在するが、B3宴には「B最上はBまつをさらおうとするがぶっ飛ばされる」シーンが存在する。なお、そのお姫様はしっかり者で長柄の武器を用い、声優はBまつと同じ甲斐田裕子女史である。

*11 父の可成および兄の長可は、共に織田家に名を知られた勇将として名高い。殊に、兄の長可は「鬼武蔵」の異名をとる、戦国時代を代表する狂戦士として一部戦国ファンに知られている。

*12 史実において、蘭丸の父である可成は宇佐山城の戦いで討死しているので、その意味では戦災孤児と言えなくもないが、可成はもともと織田家の家臣であり、なおかつ兄弟や一族の多くが存命であったことを踏まえると、とてもこのようなキャラクター設定にできるものではない。なお、実際の森家は蘭丸の弟の忠政が継ぎ、現在も続いている。

*13 もっとも、教科書である戦国無双の初代無印では稲葉山落城の時に光秀と共に斉藤家に仕えていたというBASARA以上にムチャクチャ過ぎる設定だったりするのだが。なお、当然ながら批判があったためか2以降はその設定は削除され、より通説的な蘭丸像が無双でも採用されることとなった。