ギマイラ


ギマイラのパワーは、遙かにウルトラマン80を上回っていた!!

1980年に放映されたウルトラシリーズ第8作『ウルトラマン80』に登場した怪獣。別名「吸血怪獣」。
本作における唯一の前後編である第18話「魔の怪獣島へ飛べ!!(後編)」に登場(前編には登場していない)。
身長59m、体重5万2000t。
マイラ」と濁るので注意。濁らないと別物になる
また、『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では百体怪獣ベリュドラの右手の人差し指として登場している。

20年前、ある宇宙人の乗った宇宙船を襲撃(宇宙人の設定は原作ネタバレを参照)、
そのまま地球に降り立ち、半冬眠の状態で潮風島に潜伏していた怪獣。
全身から妖しげな霧を発生させ、島の大半を覆い尽くす。
この霧の粒子一粒でも吸った生物は思考力が麻痺し、ギマイラの思うがままに操られてしまう
(この霧は宇宙のカオスであり、UGMの技術を持ってしても分解は不可能)。
生物の生き血をエネルギー源にしており、
自身の消耗したエネルギーを補充する為に発生させた霧によって島の住民を集め、
舌から無数に伸びる触手で住民達の生き血を啜り、密かに復活の機会を窺っていた。
その舌は生物から血を吸い取るだけではなく、敵に巻きつけ締め上げた上に、高圧電流をお見舞いする武器としても機能する。
また霧には毒ガスとしての効力の他に、無機物を破壊するという二重の効力を持ち、口から一気に噴出する事によって強力な武器になる。

そしてギマイラの最大の武器は額から伸びる一角。これを敵に突き刺し、直にエネルギーを流し込む必殺戦法を持つ。
そして更にこの一角からは、生物を怪獣化させる効力を持つ光線も放つ事ができ、怪獣になった生物を配下にし、
咆哮によって自由に操る。
しかもこれによって怪獣化させられた生き物が元に戻るのは不可能であり、死ななければ元の姿に戻る事はできない
(更にギマイラのコントロール能力は、自分の生み出した怪獣のみならず、他の怪獣に対しても有効とも言われる)。
また、霧によって操った人間をUGMに差し向け、袋叩きにさせ、自分が光線で止めを刺そうとしたり、子分の怪獣を80に差し向け、
自分は咆哮によって命令するだけで高みの見物を決め込むという知性派の怪獣でもある。

子分のダロンとラブラスを差し向け、80を危機に追いやっただけでなく、自身も上記のように様々な特殊能力を持ち、
しかもそういった超能力に頼らずとも肉弾戦だけで80を終始圧倒するほどの強豪である。
しかも、80交戦時はまだエネルギー充電中状態なのを、住処を爆破されたためにやむなく出てきた状態、
要するにエネルギーが不完全な状態であったにも拘らず、80を圧倒していたのだ!
(しかもウルトラマン80はウルトラシリーズを通して殆ど希少な、地球における戦いでは無敗のウルトラマンである)
ダロンの時といい、ラブラスの反逆が無ければ80がどうなっていたか分からない……。

このように、その潜在能力は未知数な上に、不完全な状態でもかなりの戦闘能力、
自ら手下の怪獣を生み出す他、多彩で強力かつ残酷(過ぎる)超能力、更にある程度の高い知能を兼ね備えた、
80きっての最強怪獣と噂され、ウルトラシリーズを通してみても、中々の実力派である事は確かである。

+ ちなみに
PHP文庫において発売中の書籍「最強ウルトラ怪獣決定戦」においては、他の80怪獣最強候補のザキラ、
そしてプラズマ・マイナズマを差し置いて、80エピソード中最強の怪獣であると分析されている。

人間怪獣ラブラス

身長55m、体重3万8000t。
着ぐるみはサラマンドラの改造。武器は左手のハサミ
矢的らUGMの隊員達が潮風島を探索中、一人の女性を連れ、UGMを妨害しようとする謎の怪獣。
その正体は先に潮風島に訪れていたUGMのイトウチーフが、ギマイラの怪獣化光線を受け、怪獣と化してしまった姿であった。
自分が人間であった頃の意識は残っており、大して敵意は見せないものの、ギマイラの咆哮によって遂に80に襲い掛かっていく。
しかし未だにイトウチーフの感覚は生きており、操られてもなおその呪縛に抗おうと戦い続けていた…。

タコ怪獣ダロン

身長53m、体重4万8000t。
潮風島近海に潜むタコ型の怪獣。
ラブラス同様にギマイラによって姿を変えられ、ギマイラの咆哮によって操られる怪獣。
陸上でも活動でき、体中の触手で相手を締め上げ電撃で動きを封じ、絞殺する。

+ 原作ネタバレ
UGMが潮風島の異常を察知。それを調査するために何故かイトウチーフが自分一人で向かうと名乗り出る。
しかし赴いたイトウチーフは、調査の連絡中に応答が途絶え、謎の怪獣らしき鳴き声を最後に、行方不明となってしまう。

イトウチーフの探索及び潮風島の異常の原因究明の為、やってきた矢的らは一人の不審な女性に遭遇。
島には彼女を除き、人一人の姿はない。
証言を聞こうとする隊員達から、何故かその女性は逃げ出し、突如現れた怪獣ラブラスに連れ去られていった。
その直後、島には何事も無かったかのように島民達が行き交っていた。
しかし誰一人口を聞く者はいない。
そして島民達の首筋には、吸血鬼に噛まれたかのような跡が見られた……。
大した情報も得られずにそのまま夜になると、どこからか妖しげな霧が潮風島を包み始める。
隊員達は島民達が列を組み、一斉にどこかへ向かおうとしているのを目撃。
彼らを尾行した隊員達が見たものは、巨大な洞窟から伸び出た幾つもの触手が島民達の首筋に吸い付き、
その生き血を啜っている光景だった。呼びかける隊員達に対し、突如島民達は襲い掛かる。
間一髪の所で謎の女性が現れ、隊員達を連れ出し事なきを得るが、すぐにまた姿を消してしまう。

翌日、怪獣ラブラスが現れ、それを攻撃しようとする隊員達に、再び現れた女性は「ラブラスはイトウチーフである」と告げる。
突如海からダロンが出現。昨夜の洞窟から響き渡る咆哮に呼応するかのように隊員達に襲い掛かる。
矢的はウルトラマン80に変身。ダロンに立ち向かう。
そして遂にラブラスことイトウチーフもその咆哮に操られ始め、80に挑みかかっていく……。
2体がかりの攻撃の上、80はイトウチーフであるラブラスを攻撃する事ができないため、2大怪獣の猛攻に苦戦。
しかしラブラスの止めの一撃が80ではなくダロンの首に命中。
咆哮に操られながらもイトウチーフが自らの意志で80に助太刀したのだ。
憤激したダロンが仲間割れをしている隙に80はウルトラレイランスでダロンを仕留めるが、
姿を変えられたラブラスをどうする事もできなかった。

後日、矢的は再び謎の女性に遭遇。その女性の名は星沢子。実は宇宙人であり、イトウチーフの婚約者でもあったのだ。
自分の宇宙船を怪獣ギマイラに攻撃され、地球に不時着し、潮風島でしばらく生活していたのである。
そして、イトウチーフと自分の父親を怪獣にして殺してしまったギマイラに復讐するために歩き回っていたのだった。
隊員達の装備品の爆薬を奪い、単身でギマイラを攻撃しようとする沢子を矢的は止めようとするが、
沢子はギマイラの住処を爆破させ、遂に島民や怪獣達を操っていた根源たるギマイラがその姿を現す。
UGMの攻撃をものともせず、霧を吐き出し、島周辺を霧で覆い尽くしていく。
ウルトラマン80に変身した矢的であったが、ギマイラの圧倒的なパワーの前に歯が立たない。
絶体絶命のピンチに瀕した80に、突如ラブラスの加勢が入りピンチを免れる。
そしてギマイラがラブラスに制裁を加えている間に、80に体力回復と反撃の猶予を与えてしまい、
ギマイラは80から渾身の反撃を受け、怯んだ所をムーンサルトキックを受け爆発四散する。

ギマイラに殺されたラブラスは元のイトウチーフの姿に戻る。
涙に暮れる星沢子は自らの命と引き換えにイトウチーフを生き返らせ、散り行くのだった……。

+ 以降の作品の活躍
2019年には『ウルトラマンタイガ』第11話、第12話で39年ぶりにテレビ媒体で登場を果たした
しかも、1クール目の節目の中ボスポジションという優遇っぷりである。
ゼラン星人オショロが手配した怪獣と劇中で説明されているため、
怪獣のバイヤーであるヴィラン・ギルドから競り落としたものと思われる。
本作では規制の関係か、血液でなく人間の生体エネルギーや魔法の力をエネルギー源にすると解説されている。
エネルギーを吸われた人は虚脱状態に陥るが命に別状はなく、怪獣化の能力は見せない(破壊光線は使用可能)など全体的にマイルドな描写になっている。
しかし驚異的な実力は相変わらずであり、直前のパゴスとの戦いで手負いの状態だったとはいえタイガを圧倒する実力を持ち、
おまけにタイガが脚を痛めているのに気付くや否やそこを狙って攻撃したり、
タイガを援護していたサラサ星人を隙を突いて先に始末しようとするなど、知的な行動も健在。

一度はタイガを変身不能な状況まで追い詰めるが、自身もストリウムブラスターで触手を負傷し撤退。
オショロの下に潜伏して回復に徹していた所をウルトラマントレギア(悪のウルトラ戦士であり本作のレギュラーの敵)にエネルギーを与えられ、
強化回復して地上に再び出現し、タイガと再戦する。
サラサ星人麻璃亜の援護を受けたタイガ相手になお互角以上に戦うが、
タイガが強化形態のフォトンアースとなった後は徐々に劣勢となり、オーラムストリウムで真っ二つに両断されて爆散した。

『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』では、アブソリュートタルタロスが連れてきたレイバトスが蘇生した個体が登場。
ルーゴサイトを追撃する80に強襲をしかけ、一度は舌で拘束して放電して追い詰めるが、
コスモスジャスティスの妨害により失敗。
最終的に80に投げ飛ばされて地面に落下したところでシューティングビームを受け爆死した。
出番は短かったが、ルーゴサイトともまともに戦える80を追い詰めており、強敵感は十分に見せていた。
また、成り行きでルーゴサイトとの挟撃になったとはいえ、
その場にはネオス、セブン21、途中参戦したコスモス、ジャスティスがいたにも拘らず執拗に80だけ標的にしていた他、
まるで一度戦ったことがあるかのように80の攻撃を的確に見切り、最小限の動きで回避ないし防御していた。
……ひょっとして潮風島で戦った個体が蘇生されたのだろうか?

ウルトラマントリガー』では第2話に登場。
「地球に住み着いた外来種」とのことで、本作の敵である闇の三巨人とは全く無関係な個体。
海から突如出現して市街地に侵攻し、GUTSファルコンも寄せ付けずトリガーと交戦。
マルチタイプのトリガーをパワーで圧倒するが、一か八かで跳びかかったトリガーに押し倒され、
間髪入れずゼペリオン光線のゼロ距離発射を顔面に浴びて爆散した。
曲りなりにもボス級の怪獣にも拘らず出番は短く、作劇的もダーゴンの前座扱いだったが、
ゼペリオン光線の反動のせいでトリガーが大きく吹き飛ばされているなど、
一応トリガーが強引に短期決戦に持ち込んだことは映像内できちんと描写されており、
相応の強敵感は見せていた。


MUGENにおけるギマイラ


zektard氏によるギマイラ(上の画像の左)が手描きキャラとして2009年11月14日に公開されている。
AIは無いものの性能は非常に強力で、人操作なら凶、狂キャラを倒す事も可能な性能を誇る。
zektard氏版は公開当初は頭身がSD頭身だったが、2011年12月20日の更新によりスプライトが大幅にリメイクされ、
上の画像の左のようなリアル頭身になった。同時にモーションも増え、投げ技も追加された。
2020年7月にはバリ音スクス氏製作のAIが公開されており、凶キャラとして強力な戦闘能力を発揮できるようになった。

他には、このzektard氏製作版のギマイラをバリ音スクス氏が改変した「ギマイラtypeB」(上の画像の右)も公開中。
更新の度に強さが変化しつつ、2020年7月の更新でデフォルトAIも登載された。
2020年7月版のAI戦の強さは「一般キャラ寄りだが少し強めのボス」といった感じである。
こちらにはmuu氏により外部AIが公開されているが、現在の最新版本体には対応していないので注意。
AIに対応した以前の本体に導入すると、強キャラを圧倒する当時の本体性能を発揮するので注意が必要。

+ zektard氏製作
  • zektard氏製作
防御力が非常に高くLIFEが1500、DEFに至っては何と350もあり、ゴモラテレスドンアントラーの250、
ヘドラギャオスの200、改変ゴジラの165をも上回る。
その上通常攻撃だけでも非常に高い攻撃力を持っており、使用時に無敵のある攻撃も多い。
更にダロンやラブラスを呼び出して敵を攻撃させる事もできるという原作に忠実な技も搭載されている。
また、ガードの際のグラフィックは「ラブラスを盾にする」というものである。
超必殺技ではzektard氏オリジナルのギマイラ完全形態“パーフェクト・ギマイラ”に変身。角からビームを発射する。

この様に技性能、基本能力共に強力だが、AIが搭載されておらず、普通のキャラに負ける事も多い。
とはいえwatch modeでの強さが丁度良く、怪獣相手だといい感じで相手の体力を減らしつつ負け、
理不尽な強さには見えないので、動画使用にも割と適している。

なお性能を把握した上で人操作するとかなりの強さを発揮し、あらゆる上位怪獣キャラを屠る程のステータスを有しているので、
負けさせたい時はwatch mode、勝たせたい時は人操作と動画使用時に使い分けるといいだろう。

2020年7月22日にバリ音スクス氏によって外部AIが公開された。現在はスキキラーハーゲッシ氏のサイトで代理公開されている。
元のキャラの性能上特定の技で相手を封殺できてしまうが、このAIでは様々な技を使う事が意識されている。
それでも性能自体は変わっていないためかなりの強さを誇っている。

技の性能はこんな感じ。
  • デストロイクラッシュ
    • 拳にエネルギーを纏い、強烈なパンチを繰り出す。
      一番攻撃力は低めで、攻撃範囲も他の技ほど広くないし、自分の食らい判定も消えない。
      しかし他の技より発動が早く、連続ヒットを狙える為、かなりのダメージも期待できる。
      隙も少ない技なので、接近戦を仕掛けられたらすかさず繰り出そう。
  • カオスフォッグ
    • 口から吐く霧で攻撃する技。劇中でも多用していた技である。
      ノーゲージの技だが、技の発動が早く、発動中は自分の食らい判定が消失。
      そしてわずかではあるが相手のAPを削る事もでき、攻撃できる範囲も広いと非常に強力。
      人操作ならこの技の連発だけでハメ殺せる事も多い。
  • バンパイヤファング
    • 敵に噛みつき攻撃するつかみ技。
      劇中では特に使用しておらず、吸血も長い舌で行っていたのだが、ギマイラの外見にかなりマッチしており違和感はない。
      アーマー持ちで投げ技有効の相手ならば一度ヒットを決めたらそのままハメ殺す事も可能。
      しかしやはりつかみ技なので敵に接近しないと使えず、威力も低いので実用性があまりないのが欠点。
      見栄えはいいのに…。
  • ラブラスファイヤー
    • 前述のようにラブラスを呼び出してラブラスの火炎で攻撃する技。
      発動は遅いが、やはり自分の食らい判定が消えるので心配はいらない。
      同時に中々高威力で発動中の時間も長く、弾幕を繰り出された時の回避及び反撃などに非常に有効。
      食らい判定も広範囲で、カオスフォッグに比べて遠くまで届くのでうまく使い分けよう。
      劇中では使用していないが、着ぐるみの改造前のせいかあまり違和感は感じない。
  • メガパワーボム
    • 新たに追加された投げ技。ラブラスファイヤー、バンパイヤファングをも凌ぐ破壊力を持つ。
      少しばかりつかむ際に癖があるので機を見計らって使用する必要がある。
      バンパイヤファングを連続で決められた際などに繰り出し、大ダメージを決めよう。
  • ダロンウィップ
    • ダロンを呼び出して攻撃する技。発動は遅いが食らい判定は消える。
      攻撃できる範囲が上下にも広く、遠くには届かないが広範囲を攻撃できる。
      ノーゲージの技では一番高めの威力なので、状況に応じてラブラスファイヤーと使い分けよう。
  • 究極気孔波
    • 前述のようにパーフェクト・ギマイラに変身し角からのビームで攻撃する技。ゲージを1.5本消費する。
      ムルチ等のビームとは違い、持続時間が長めで、発射中の角付近にもエネルギーが出ているので攻撃判定がある。
      そのため遠距離だけでなく、近距離の広い範囲も攻撃できる。
      威力も高く、通常の防御力のキャラであれば一撃で倒せるほど。
      劇中のギマイラも角からの光線は強力で、直接ラブラスの体内に光線を流し込んでおり、
      そのイメージを上手く使っており、見栄えもいい。
なおcmd内の技名が実際の技名と異なっているので、コマンドの配置を変えようと思った時には注意。

更にCNSファイルを少し書き換える事で、某動画におけるもう一つのzektard氏オリジナルキャラによる試合開始前イントロに変更できる。
+ ☆ ぎじんか ☆

+ バリ音スクス氏製作 ギマイラtypeB
  • バリ音スクス氏製作 ギマイラtypeB
zektard氏製作版のギマイラを、バリ音スクス氏によるsffファイル及び性能のアレンジが加えられたギマイラ。
2011年4月26日に無限ロダのup2739で公開された。
現在はスキキラーハーゲッシ氏が代理公開しており、検索では見付けにくいが、
『MUGEN怪獣キャラ総合スレ3』の873のリンクから代理公開先へ行く事ができる。
2018年11月までの更新で技の追加や不具合の修正や性能調整がされて性能が大きく変化し、
2020年7月22日の更新で新技やデフォルトAIが搭載された。
最新版は2022年5月1日更新。
旧バージョンもなだげつ氏のサイトで代理公開中だが、不具合修正とAI搭載前のバージョンであるため最新版を使用した方がいいだろう。

グラフィックは、当時は比較的SD風だったzektard氏の旧版の頭身を上げ、実写風にアレンジされた感じになっている。
技も原作再現の尻尾攻撃や角攻撃などが更新によって何度か追加され、どの技も力強く動いて攻撃してくれる。
ゲージ技も突進して角突き刺しからのエネルギー流し込み、舌を巻き付けての放電、
角からの光線などが追加されている。
口から霧を吐くカオスフォッグや、ダロンとラブラスを召喚する技も強力だが、
2012年の更新などによって連続使用の時間制限や回数制限が設定され理不尽では無くなった。

強化カラーの12Pでは常時ゲージが自動増加する。
2020年版ではステータスもLife1200、defense100と通常キャラの1.2倍の設定である。改変等は自由との事。

+ 通常攻撃、ゲージ技
パンチがメインのzektard氏版に対し、角攻撃、尻尾攻撃、キックなどを使うのが特徴。
角でのアッパー攻撃は相手を上に打ち上げる。
角突き下げ攻撃は中段技になっている。
頭突き攻撃は攻撃中に無敵がありリーチも長い。
尻尾攻撃も強、中があり下段でリーチが長く開始前に無敵がある。
全体的には長めのリーチと無敵ありの強めの攻撃が多く、相手にする場合は攻撃の打ち合いでは不利になりやすい。
しかしガードさえできればきちんと有利フレームも取れるし反撃のチャンスになるので、上下段を見切ってガードし相手したい。

ゲージ技の放電舌は射程が長い投げ技で強力。
掴み動作中はアーマーがあり、掴み動作中に攻撃を当てても止められないがダメージが通る。
掴み動作中に攻撃が当たると舌を負傷するのか、放電舌を連続使用するための使用不能時間が伸びる使用になっている。

+ 連続使用制限、回数制限のある技
  • 連続使用制限、回数制限のある技
カオスフォッグはzektard氏版同様の長い射程と無敵時間が非常に強力。
公開当初は相手ゲージ減少効果まであり、連発しているだけで非常に強力で、初期版でのmuu氏の外部AIが強かった原因である。
しかし、2020年までの更新で強力なカオスフォッグにも使用時間制限が付いて連発できなくなり、
相手ゲージ減少効果も無くなって威力も下げる調整になった。
2020年版での位置付けは無敵と射程が強いが連続使用できないので使い所に注意する技になっている。

ダロンとラブラスを召喚する技も当初は長い無敵が強力だったが、2012年の更新などによってそれぞれラウンド中に使用回数の制限が設けられた。
ラブラスに関しては同一ラウンド中二回目の使用時には原作同様反逆を起こす仕様も追加されている。

+ その他の仕様
  • その他の仕様
2018年11月18日更新版ではAI戦で相手がガードできなくなる状況が発生する不具合などが修正され、
オプションで技使用後に一定時間使用不能になる技が今使用可能なのかどうかを表示する事が可能になった。
同梱のreadmeの記述に従って記述を修正すれば、アイコンで使用不能な技が分かるようになるので人操作向きかもしれない。

たい焼きやられにも対応しており、今なら漏れなくタコ焼きもセットで付属します。
ジャンプ攻撃が一切無く滞空時間も短いこのギマイラが、空中の相手にしか当たらないたい焼きやられの技に当たる事は、
狙って当たりにでもいかない限りまず有り得ないので、実戦で実際に見る事は無いだろうが

2020年7月更新版では「尻尾攻撃中」と「尻尾攻撃強」の新技が追加された他、モーションの変更やAIの追加など大幅な更新が行われている。
既存の技にも性能調整や一部変更が加えられており、
ダロンとラブラス召喚技が無敵の長い技から設置技に変更、ラブラス反逆時には自身にダメージだけでなく大きな隙が生じ、
勝利ポーズにラブラスが出なくなるなど、演出面も大幅に変更されている。
AIも新たにデフォルトで搭載されており、性能も相まってかなりの強さを誇る。
とはいえ一方的な試合になる事は少なく、様々な技を使って見栄えのいい戦いをしてくれるので、動画等でも使いやすくなっていると言える。
ダメージレースで勝つ事が多く、2020年版は投げダメージがattack依存になったので、
負けさせたいや強さを調整したい場合にはattackを下げる調整が有効だろう。

前述の通りmuu氏による外部AIが2011年8月10日に公開されており、当時の本体の凶に届きそうな本体性能と相まって、
導入すると下記のように強ランクの怪獣の殆どを圧倒する強さを発揮していた。
ただし、このAIは前述のように現在公開中の最新版の本体には対応していないので注意。
最新版は本体性能もかなり強寄りとなり、デフォルトAIも搭載されたため、最早別物と考えた方がいいだろう。

+ 2011年版での本体性能の特殊仕様とAI導入時の強さについて
2011年版でmuu氏AIを導入した場合、切り返し技としてのラブラスファイヤーを多用し、長い射程もさる事ながら、
この技の無敵が防御としても機能する。
カオスフォッグも発動時の一瞬の無敵が発生を潰すのを阻む上、普通のSFC『ウルトラマン』のステージだと、
一瞬でほぼ画面端まで届いてしまうので、遠距離戦でも飛び道具相手に充分すぎる反撃が可能。
これらに対し、普通のAIだとガードしてしまうのだがこれも罠になっている。
というのもこのギマイラはガードした相手への削りダメージがかなり大きい上(非ガード時の約半分のダメージ)、
相手に攻撃をガードされた方がガードされない時よりもギマイラ側のゲージが多く溜まるという厄介な仕様になっているのだ。
ゲージ技がガード不能な投げになっている事もあって、ガードを固めてしまうAIほど不利になってしまうだろう。
流石は原作でも高い知能と狡猾さで恐れられた強豪怪獣なだけの事はある。

怪獣大決戦勢、FEアレンジ勢の怪獣では動きの遅さと空中からの攻撃不足、
きちんとガードしてしまう常識的なAIのせいでこれらに対応できず、圧倒されたままやられてしまうだろう。
一応幕張ベイエリアなどの広いステージならカオスフォッグが端まで届かず、
飛び道具に優れたキングギドラなどならば善戦も可能になるが、SFC『ウルトラマン』のステージでは厳しい。

逆にいうとガードに頼らずガン攻めしたり無敵付きの移動技で飛び回って攻撃するようなAIとキャラならかなり楽に戦える。
対空攻撃にも欠けるのでそういったキャラも有効。無敵移動技付きのFEアレンジウルトラ戦士勢や、
突進を駆使する恐竜戦車あたりならいい勝負ができるだろう。
他にも飛び道具性能が優れたメカゴジラや、遠距離戦でも強いデストロイアEXのようなかなり飛び道具の強力なキャラも有効で、
逆にギマイラを圧倒できる。とはいえFEウルトラ戦士でもスピリッツ4つ、戦闘機ONでようやくいい勝負なのだが。
また攻撃時に相手のゲージが殆ど溜まらない這い寄る混沌氏の怪獣キャラも相性がよく、
ベムラーエレキングで充分追い込める。無論ガードをしないアーマーキャラも有効でバガン+もいい勝負になる。

こういった性能なので、凶キャラ相手だと惨敗するが、普通の強は圧倒する事も多いと極端な戦績になりやすい。
使い所には気を付けよう。
強ランクの怪獣に対するボスキャラとしてプレイヤー操作で挑む場合や、全開設定のFEアレンジウルトラ戦士相手の強敵には丁度いい性能なので、
強ランクの怪獣でギリギリ倒せるボス格が欲しい時に使ってみよう。

出場大会

【ギマイラ(zektard氏製作版)】
【ギマイラtypeB(バリ音スクス氏改変版)】

出演ストーリー

愛の証~あいのしるし~
怪獣王 王座復権への道
サザンクロス街伝 (第15話に登場。色んな意味で擬人化注意)
大怪獣戦記 ~STAR BRIGHT~
なこるる茶屋(第99、100話の前後編に登場。初戦闘は100話)


最終更新:2023年07月29日 11:52