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お題
開催期間 04/01/29~04/02/08
参加作品数 24
審査員 4人
本スレ 10の360-430
議論スレ 7の928-939


【チャンプ】

【準チャンプ】

作品一覧


No. タイトル 作者 点数
361 裏めしや - 2
362-363 午後五時の荒天 - 1
364 キメラ - -
365 裏のない人 - 1
366 裏庭 なみなみお -
367 裏道 soft 1
368-369 語り部(ア) - -
370 農夫の歌 -
374-375 アナウンス 快楽童子 1
376 サヨナラ満塁ホームラン - -
377-378 - 3
379-380 うら - -
381 ころコロこみックす 通行人 1
382-383 天狗ばなし ヤマネコ 3
384 ザ・裏 - 3
385 うらぶれ - 3
386-387 A Back and Lips - 3
388 2ちゃんねる - -
389 - -
390-391 眠り 第壱夜 - 1
392-394 真綿のような戦火のなか、三通の手形、その裏書き れん@2ch 9
395-396 月の裏をとらえる ダ~ミヤン 1
397 舞台裏の少女 - -
401 自転車に乗って - 3

【審査員】
  • ななほし ◆lYiSp4aok.
  • 構造 ◆/Cej999/v6
  • ame ◆yUHAxrOw2c
  • 激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q

【採点レス】

419 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/02/08(日) 02:11 ID:j2hUd6DU
3点 >382 :天狗ばなし1 :04/02/03 17:37 ID:qerKFAp5
3点 >385 :うらぶれ :04/02/04 13:06 ID:ea8YPua+

2点 >384 :ザ・裏 :04/02/04 11:17 ID:+u8xeX4t
2点 >386 :A Back and Lips 1/1 :04/02/05 00:00 ID:eh6onIMa

1点 >361 :裏めしや :04/01/29 12:29 ID:QSYlJw2o
1点 >367 :裏道 :04/02/01 04:38 ID:F41mS7Yk
1点 >374 :アナウンス 1/2 :04/02/02 22:08 ID:C1k/Gw5P
1点 >377 :裏1/2 :04/02/03 03:19 ID:NHFASL3W
1点 >390 :眠り 第壱夜 :04/02/05 17:32 ID:ZP8GKHbn
1点 >392 :『真綿のような戦火のなか、三通の手形、その裏書き』 :04/02
1点 >401 :自転車に乗って :04/02/05 23:30 ID:HkbjCuiO

422 名前:構造 ◆/Cej999/v6  [sage] 投稿日:04/02/08(日) 23:10 ID:y9pIn6xr
>>392-394
3点

>>377-378
2点

>>395-396
1点

423 名前:ame ◆yUHAxrOw2c  [sage] 投稿日:04/02/08(日) 23:25 ID:X8aJ7Ii7
2点
>392-394 『真綿のような戦火のなか、三通の手形、その裏書き』

1点
>381 ころコロこみックす
>401 自転車に乗って

424 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q  [sage] 投稿日:04/02/08(日) 23:28 ID:YJeEGu0S
2点
>392-394 『真綿のような戦火のなか、三通の手形、その裏書き』
1点
>361 裏めしや
>362-363 午後五時の荒天
>365 裏のない人
>384 ザ・裏
>386-387 A Back and Lips

425 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q  [sage] 投稿日:04/02/08(日) 23:29 ID:YJeEGu0S
あ、ひとつ書き忘れた。。。

1点
>>401「自転車に乗って」


作品





裏めしや



361 名前:裏めしや [] 投稿日:04/01/29(木) 12:29 ID:QSYlJw2o
段ボールのお山
しとしと雨に崩れかけ
しわがれたキャベツら
値札をつける口もなく

青白く芽吹く煤団子ら
雨にむかい手を伸ばす
ありえない隅へのサッカーボール転がれば
金網越しに見つける少年もあるかも

捨てられないところ
賞味期限内のところだけを
当然として特権の者として
めしやで食らうは無知な労働階級ども

ありえぬ空間から裏めしや
厨房で整う自動人形たちへ
表へむかって裏めしや
ちょうだい
ちょうだい
それ






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【得点】 0点





午後五時の荒天



362 名前:午後五時の荒天1 [] 投稿日:04/01/30(金) 02:16 ID:nlnGhB9L
寒流に乗った、昨日の荒天はわずかに
コンクリートをたたきつけて
反発は随分と細部にまで及んで
それでも敗北して
いずれ、侵食する、という痕跡を残した
で、俺はずいぶん歴史的だな、
という陰口を叩き壊す

しかし、そこは収めろ
で、打ち揚げられたヒトデ
カルシウム質のなかに
なんとか花を見出そうと
いくつかの思想をこねくり回して
頭を痛めてみたものの

腹痛を催して、吐き出すと
タバコを一服、海に棄てる
波紋はあっさりと掻き消されたようで
断末魔のわずかな煙がのった
港湾沿いのしけった風に吹かれて脂汗を催す

    オエッ

結局のところ、漂う煤煙はモザイクのかかった
テクノ調で機械音と脳みそのやわらかさが
ガチガチに固まった
あのこびりついた歯石のやわらかさを
象徴するようなあの音は…

363 名前:午後五時の荒天2 [] 投稿日:04/01/30(金) 02:16 ID:nlnGhB9L
永遠に聞こえやしないんだよ
内耳炎でな

赤ん坊、と叫んでみて
そのままブリキ板でボコボコに
補修された道を歩いてゆくと
嘔吐を思い出す
吐き出してみたところ
毛玉だったのはいいのだが
ずいぶんと合成繊維ばかりで

うんざりしたら
また腹痛だ

今の時間は
例えば朝だとする 
夜は薄命だから
誰かの言っていた
午後五時は
ずいぶんと
こちらでは、
撒き散らす、
小便を
加速したら
早くしろ



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キメラ



364 名前:キメラ [sage] 投稿日:04/01/30(金) 22:27 ID:fOjRH0hU

  君はキメラだ
  喘ぐキメラだ
  僕のペニスに貫かれて
  背中をみせて悶えるキメラだ
  湯舟のお湯はゆっくり波打ち
  時には細かく震えてさざ波立つ
  白い背中に梳けた髪がまとわりついて
  くねる背骨のようにS字にウエーブする
  右の肩越しに後れ毛がかかり
  上気した頬がほんのり桃色
  だが君は振り向こうとはしない
  うしろを見せたままだ
  きっと恥ずかしいのだ
  彼への言い訳を考えているのだ
  蛍光色が闇に煌めくように
  心の裏側を垣間見せて反射しているのだ

  君はキメラだ
  喘ぐキメラだ




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裏のない人



365 名前:裏のない人 [] 投稿日:04/02/01(日) 00:50 ID:NBnEZ1ms
  良い人だ、裏のない人だと聞いていたがすれ違ったら、本当になにも見えなかった。
  振り返ったオレはなにか反則をしたような、切ない気持ちでいっぱいだ。
  もちろんあの人は振り返ってはくれなかった。……。



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裏庭



366 名前:裏庭 [] 投稿日:04/02/01(日) 03:30 ID:hriZ7VHH
裏庭で 真っ白なコピー用紙を 泣きながら 何枚も燃やした

一枚目、空の無責任な青さのために、
二枚目、物言わぬ風のために、
三枚目、びどうだにしない雲のために、
四枚目、届かなかったひかりのために、
五枚目、ほしくない永遠のために、
六枚目、軽薄な言葉たちのために、
七枚目、くだらない自尊心のために、
八枚目、しゃべらない孤独のために、
九枚目、人生のはかなさのために、
十枚目、すべての沈黙のために、
十一枚目、ひえきったぼくのために

灰は脆く 
触るとすぐに崩れた
たくさんの灰を踏み固めて
ぼくはうすぐらい縁側に
うなだれた

遠くで眺めていた
タローが近寄ってきて
ぼくを心配そうに
覗き込んだ




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裏道



367 名前:裏道 [] 投稿日:04/02/01(日) 04:38 ID:F41mS7Yk
いつも渋滞の 騒がしい道を外れて
静かすぎる 裏道へ入る

遠回りだという事 わかってる 無駄だという事 わかってる
結局は戻らなくては

歩むべきは あの騒がしい道
車の音 耐えかねて
逃げるように 裏道へ入る

夕日に照らされた
伸びる影は一つ

あいつらには見つけられない 僕だけの道
僕という名の 逃げ場所

一匹の猫 いつも あの塀の上

君はいつでも そのままの顔
大きなリアクションで 喜んで 怒って
僕にとっちゃ 厄介さ

君をこの道に隠して 生きてきた
素晴らしいのは君の方
僕はあの騒がしい道じゃ どうにもやっていけない

いつも渋滞の 騒がしい道の ど真ん中に立って
大声で叫びたいよ 「僕はここにいる」

君なら出来るんだろな
だからこそ 裏道に隠しておくのさ



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語り部(ア)



368 名前:語り部(ア) [] 投稿日:04/02/01(日) 15:33 ID:W6p8ya0s

えーみなすぁん
虫たちの聴覚にご遠慮騒音をピーpppp膨らんでおりま寝る根のです失礼島す
失せろ
不満は
失せて
黄ばむ
ふん


「先天性のスナフキンが
  お花畑で歌います
  ラリラリラルルララリラリラルルラ

  「お花なんか枯れてしまえ」

「ナメクジばかりがいじめられ
  紫陽花ばかりが踊り出す
  ステップ忘れた農民が
  メロディー忘れて歌います
  ラリラリラルルララリラリラルルラ

  「お花なんか枯れてしまえ」



369 名前:語り部(ア)2 [] 投稿日:04/02/01(日) 15:33 ID:W6p8ya0s
「旅の仕方を忘れたよ
  豆の食べ方を忘れたよ
  食物連鎖を忘れたよ
  顔と形を忘れたよ
  スナフキンは歌います
  ラリラリラルルララリラリラルルラ
  忘れんぼうのふりをして
  ラリラリラルルララリラリラルルラ」

  「お花なんか枯れてしまえ」

  ラリラリラリラ

はいおしまいでごzazazaimasuuu



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農夫の歌



370 名前:農夫の歌 [sage] 投稿日:04/02/02(月) 00:03 ID:dfO1dOZ+
人知れず雲雀は幸せをさえずり、

裏の畑に口をあけた春が、毛穴の底から涌いてくる。

幾千の年月を重ねた清水は、黒い土に沁み入り、

磨きあげた鉄鍬を突き刺せば、

泥まみれた残雪が虚偽のように横たわっている。

裏の畑を偲ぶ春よ、
地熱のように地下に耕し、

私の心を掘り起こしておくれ!

大地の底で、
抉り込むような大声が、遠く響き渡っているから!!





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最終更新:2006年10月31日 23:28