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お題
開催期間 03/08/03~03/08/16
参加作品数 36
審査員 6人
本スレ 8の575-690
議論スレ 6の823-872


【チャンプ】
  • 心臓(犬大好き):7点

【準チャンプ】

作品一覧


No. タイトル 作者 点数
578 - 1
579 BLUE - -
582-584 夏プキン -blue-blue-blue- - -
586 ゼリー - 1
587-589 いつでも側に なみなみお -
591-593 砂糖ミルク - -
594 薔薇 - 5
595 ポート・アントニオの八月 - 4
596 Rain erase to salad days 昼酔軒@助手補佐見習 2
597 青のコンビニ - 2
599 きみの青 - 1
603 動かぬ婆 - 2
604-605 青いカプセル - 2
608 - 1
612 ブルー - -
613-614 世界 - -
615 青夜夢 脚立 3
616-618 青色異星人 - 3
620 青い鳥 - 2
621 水辺にて - -
622-623 青色眼鏡 - 1
625-627 急行列車 ame 4
628 無題 - 1
629-631 増田課長  快楽童子 4
632 青い。 - -
639-640 ☆Planet・Rhythm☆ 皮膚へタレ 3
641 青の眠り - -
642 君の知らない僕らの秘密 - 1
643 - 1
644,647 青の欠片 - -
645-646 無題 - 2
654 迷子 激辛正当派 4
655-656 青虫 - -
657,659 青の詩 - 1
658,660 波立つ泡の中から - -
661 心臓 犬大好き 7

【審査員】
  • なみなみお ◆mCFk32Woec
  • ななほし ◆Jp7Hsv.jJ2
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.
  • 4th ◆HdqTLODCXU
  • 都立家政 ◆MD76fFko5o
  • ame ◆yUHAxrOw2c

【採点レス】

671 名前:なみなみお ◆mCFk32Woec  [sage] 投稿日:03/08/11(月) 02:11 ID:OoTDh+qw
【3点】
>>594 薔薇

【2点】
>>625-627 急行列車

【1点】
>>615 青夜夢
>>616-618 青色異星人
>>629-631 増田課長

674 名前:ななほし ◆Jp7Hsv.jJ2  [] 投稿日:03/08/11(月) 23:44 ID:BonbSOjB
2点 >>595 :ポート・アントニオの八月 :03/08/05 03:27 ID:fmR4X0r/
2点 >>597 :名前はいらない :03/08/05 05:50 ID:sUoFm2Ls
2点 >>603 :動かぬ婆 :03/08/05 21:19 ID:w3gwJYd6
2点 >>615 :青夜夢 :03/08/06 02:31 ID:RuTJI942
2点 >>620 :青い鳥 :03/08/07 12:18 ID:LUmM+FxK
2点 >>629 :増田課長 :03/08/09 01:21 ID:S70Uhprv

1点 >>596 :Rain erase to salad days :03/08/05 05:38 ID:LRzy468R
1点 >>608 :色 :03/08/06 00:18 ID:P5loBGjv

680 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [age] 投稿日:03/08/13(水) 22:59 ID:jJsVp5ZX
3点
>>661

2点
>>594
>>625-627
>>639-640
>>645-646

1点
>>586
>>595
>>596
>>629-631
>>642
>>654

681 名前:4th ◆HdqTLODCXU  [sage護摩1] 投稿日:03/08/13(水) 23:21 ID:F/vZNKdv
3点
>>661 重たいのは太陽への憧れ

684 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o  [] 投稿日:03/08/13(水) 23:50 ID:PbBsU/tz
【3点】>>654 「迷子」

【2点】>>616-618 「青色異星人」

【1点】
>>578「青」
>>595 「ポート・アントニオの八月」
>>599 「きみの青」
>>622-623 「青色眼鏡」
>>628「無題」
>>639-640 「☆Planet・Rhythm☆」
>>643「青」
>>657 659 「青の詩」

687 名前:ame ◆yUHAxrOw2c  [sage] 投稿日:03/08/15(金) 22:41 ID:CEz4oJ0A
【2点】
>>604-605 青いカプセル

【1点】
>>661 心臓


作品







578 名前:青 [] 投稿日:03/08/03(日) 13:04 ID:zVqHjGl/

              未だ覚醒していない
               やや脱力した眠り
                  夢の中

              注ぎ降る光に導かれて
.            広がったり絡み合ったり
               雲は流れ糸を紡ぐ

             空を仰いだ空の上の空が
              青い青い青に溶けて
                今 目を覚ます



【コメント】



【得点】 0点





BLUE



579 名前:BLUE [] 投稿日:03/08/03(日) 16:11 ID:h52VUsLq
眠っている
それ

鼻で黒を探し
目で白を覗いて
足で緑を踏み潰し
口で黄を剥がし取り
両手で赤を引き裂き
溢れ出たそれは

脳いっぱいの青



【コメント】



【得点】 0点





夏プキン -blue-blue-blue-



582 名前:「夏プキン -blue-blue-blue-」 [sage] 投稿日:03/08/03(日) 20:16 ID:/JqKi5kW
スクール水着のカグヤ姫
プールの端っこ
夏草毟って
また埋めなおす

カラッ空
真昼の満月
出てるのに
帰れない 帰れない
物憂げな瞳の彼女

誰も引き止めないから
飛び出せないのさ
スクール水着のカグヤ姫
重い想いに華奢な肢体を

僕 が 抱 き し め て あ げ る !
        ラ           ヒ
「CMのナプキンは
なんでいつも青い汁吸うの?
軽くて小さくて吸っても飛ぶの?
吸っても軽くて小さいから飛ぶの?
毟った夏草
すぐ落ちるのに
濡れたスクール水着にくっ付いて……」
   ラ        ヒ

583 名前:「夏プキン -blue-blue-blue-」2 [sage] 投稿日:03/08/03(日) 20:16 ID:/JqKi5kW

空の深さのプール
反射してる視線
コンクリートブロックの間
アミダみたいに辿って
ナミダに届くけど君はシカッティング
イヤンヌ

射られて落ちるのかカグヤ姫!?
non!断じてnon!!
射られてるから飛んでいくのさ
幻の代六コースクロールを長い髪が進む

             ラ
      キ
                  ラ
涙ながすよに青い血流したい思春期
僕は君の背中おして
さよなら 今月も
スクール水着のカグヤ姫

バタ足 青空 夏プキン パイ! パイパイ!パイ!
さよなら僕の青春群像! bye!bye!
どこまでも行ってしまってブルースカイ パイ! パイパイ!パイ!
愛されたら空へ bye!bye!
bye!


584 名前:夏プキン [sage] 投稿日:03/08/03(日) 20:21 ID:/JqKi5kW
幻の代六コースクロールを長い髪が進む

幻の第六コース クロールで長い髪が進む

スマソ



【コメント】



【得点】 0点





ゼリー



586 名前:ゼリー [sage] 投稿日:03/08/04(月) 15:19 ID:LSzos/v5
それは
人工着色料の
思い出

(誰にだって初恋の思い出は甘酸っぱいものだ)

古びた喫茶店
黒ずんだ椅子
黄色のチェックのテーブルクロス
ちょっと背伸びして頼んだコーヒー
窓から差し込む光

その光を受けて輝いた青色のゼリー

(初恋は実らないもの   ジンクスだ)

少しずつ歪んでいく前にある顔
利き過ぎた冷房
冷めていくコーヒー
相変わらずそこにある青色
表面に苦りきった男の顔と涙をたたえた女の瞳を映し

素直になれなかった

結局一口も食べられなかった青色のゼリー
その色は彼女の心を表していたように
…彼女はあの時何を考えていたのだろう
(今では確かめようも無いことだが)

それは人工着色料の思い出
僕の、初恋



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【得点】 0点





いつでも側に



587 名前:いつでも側に(1/3) [sage] 投稿日:03/08/04(月) 18:35 ID:jWCvNX2/
君は厚化粧だけど
夜の街を縮める車窓越しに
君は 泣いているようで
いきなり
うずくまって小さく小さく
抱え込んだ両膝に顔を落として

乗客の見降ろす先に (見上げるとひかりが溢れてた)
君がいて―

もし 僕が神様なら (神様なんかいないけれど)
のっぺらぼうの乗客なんか消し去って
月まで旅行に行くけど 二人

僕は神様じゃないから (神様なんかいないから)
君の側にいることしかできない

(日常に疲れて あくせく働いて
同じ事ばかり いつか変わるだろうって思ってたけど いままではさ
一生変わらないって 世界は 永遠に)


588 名前:いつでも側に(2/3) [sage] 投稿日:03/08/04(月) 18:36 ID:jWCvNX2/
駅について 崩れ落ちた君を
支えながら 泣きまくった
それは夜風のせいなんかじゃない

僕は君じゃない―僕は君になれない―ごめん。ごめん。ごめん。

とにかくあいつを殴って来るよ (たぶんあそこにいる)
あいつだ あいつのことさ わかるだろ?
君は急がなくていいからゆっくり 歩いて来るんだ
あいつには 僕が話しをつけておくから、ゆっくり
僕は待ってる いつまででも 階段の一番上でさ 
いつものように 笑って手を振って
いつでも側にいるから

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

589 名前:いつでも側に(3/3) [] 投稿日:03/08/04(月) 18:37 ID:jWCvNX2/
ゆるさねええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!

追伸
青い朝が来たら 目を覚ましておくれ
わかるだろ?青い朝
新宿で君と僕 なんどとなく向かえたあの朝
疲れきった夜が宇宙に追いやられて 全てが青くなるあの朝
全てが浄化されるあの朝

立ち上がって空を見上げておくれ
精一杯 あの朝を浴びおくれ
駅の蛍光灯が消えるまでは

僕はいつもそこにいて
世界を青く染め上げるんだ

やっぱり 神様なんていなかったよ
だから、




【コメント】



【得点】 0点





砂糖ミルク



591 名前:砂糖ミルク [sage] 投稿日:03/08/04(月) 23:22 ID:Z0Hxd7MX

  精液ではない
    (それは砂糖ミルク)
  干涸びた汗ではない
    (それは砂糖ミルク)
  シャツからぽろぽろ落ちるんですよなんだかわかりますかこれがね塩なんですよもう水なんかでないのそれでね便所にいくとスパイがいるんです
仲間に紛れ込んでいるんですねそれでね小便が赤くないと密告されて懲罰を受けるんですよ血尿がでるくらい強く地面を叩かない奴は忠誠心が足りないっていうんでねではない
    (それは砂糖ミルク)

  この世界の左端から、青い海の上下をまたぎ
  ゆらゆらと右端まで一周していく
  まっしろなラインが見えますか
    (それは砂糖ミルク)

  あれは地獄ですよ
    (いいえそれは砂糖ミルク)
  ほんとに真っ赤になるんです
    (それはしろい砂糖ミルク)



592 名前:砂糖ミルク [sage] 投稿日:03/08/04(月) 23:24 ID:Z0Hxd7MX
   ある日、駅の改札で声をかけました
   女の子だとおもったら男の子でした
   高校生かとおもったら小学生でした
   人間だとおもっていたのに天使でした

   その子が娘になったのです
   カターシャという名前です
   毎日、村から三キロの市場へ
   食べ物を買いにいくのです

   そのあいだに僕は廃品回収の仕事を済ませて
   昼過ぎにふたりで朝御飯を食べます
   もちろんふたりでつくります
   後片づけは交代で
  (やがて僕たちは廃品回収だけでは食べていけなくなったので)

   カターシャはもうずいぶん大きくなって
   胸も少しふくらんできたので
   僕がさわろうとすると嫌がります
   このあいだは乳首の先が痛いと泣いていました
  (カターシャにもっと稼ぎの良い仕事をするように言いました)

   でも週末には庭でふたりで本を読みます
   僕がつくった砂糖ミルクをカップに注ぎ
   それをデッキの上に置いて
   雨が降ることなどありません
  (カターシャは身体が弱いので体力をつけなくてはいけません)


593 名前:砂糖ミルク [sage] 投稿日:03/08/04(月) 23:24 ID:Z0Hxd7MX

   カターシャちゃんと血尿はでたか
    (いいえそれは砂糖ミルク)
   まだシャツが濡れているじゃないか
    (いいえそれは砂糖ミルク)
  (職場で問題を起こさないように躾けもしなければなりません)

  僕はカターシャを寝かし付け
    (カターシャ、明日は休みだから)
  ベッドサイドに置かれた空のマグカップを手に取って
    (ひさしぶりに海にいこうか)
  それをきちんと洗いました
    (青い空がどこまでも広がり)
  塩つぶひとつ残さぬように
    (海は遠くまでそれを映して)

「きっと奇麗だから」




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【得点】 0点





薔薇



594 名前:薔薇 [] 投稿日:03/08/05(火) 02:44 ID:Qbc+qS/O
青い薔薇を追い求めた若い研究者は その鮮明な青に惹かれるあまり
部屋の壁紙からマグカップ、眼鏡 果てにはその頭髪までも青に染めてしまった
遺伝子の螺旋を眺める彼の目には血の色は無く 
限りなく白眼に近い細い眼球が蠢いていた

それはそれはもう綺麗な青空を見たのは5年も前のことで
彼が見るのは原子の織り成す壮大なミクロコスモス
そこには夜も無く昼も無く、幾億光年の歴史を記憶する無力な蛋白質の一日だけ

それから幾年
彼のことを殆ど誰もがすっかり忘れ去ったころ
彼はその青い研究室の顕微鏡に誰も見たことの無い宇宙を見たという
「そこにある地球の姿に 青い薔薇の秘密を見つけた」
彼の遺体のすぐそばには殴り書きのメモ
しかし私が見たのは、すっかり色を失った彼の抜け殻と、一輪の薔薇だけ
勿論、その薔薇には色は無かった

彼の墓前には それからというもの、青い薔薇が添えられるようになった
香しい薔薇の香りを模倣した プラスティック繊維の蒼い薔薇
「いつかは、地球のような、神々しい青い薔薇が咲き乱れるように」
彼の墓石に刻まれた時代遅れの鎮魂の辞は
その数日後 誰かに傷つけられていた

その後、彼の研究室は遺伝子治療研究のために 若い研究者が引き継いだという
その時は誰もが、その先にあるプラスティックの地球に気付かなかったことだろう
彼は予言していた
原色で構成される、原子の中の宇宙が
彼の妄想ではなく その先に通ずる確信であったことを

彼の墓前の造花が 枯れ果てていたのを私は見たのだ



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【得点】 0点





ポート・アントニオの八月



595 名前:ポート・アントニオの八月 [] 投稿日:03/08/05(火) 03:27 ID:fmR4X0r/

ジャマイカに僕のいとこがいる

送られてきた絵葉書には

『今はポート・アントニオにいます。素晴らしく青い空です』

とだけ書いてあった

絵葉書の写真は
南洋の島影の航空写真だった

僕は猫に餌をやりながら
ポート・アントニオに思いを巡らせた

頭が痛くなるほどきりっと晴れたどこかの海岸で
日に焼けた僕のいとこが冷たい波で足を濡らしながら散歩している

ジャマイカウミサギを探したり
片言の挨拶を地元の人々と交わしたりしながら
もう一週間滞在を伸ばすことを考えたりしているのだ

そんなことを考えながら
日曜の朝11時は過ぎていった




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【得点】 0点





Rain erase to salad days



596 名前:Rain erase to salad days [] 投稿日:03/08/05(火) 05:38 ID:LRzy468R
虚空を掴んだ
太陽を片方の手で隠しながら
横を向く 草が風に揺れて
身じろぐ度 ポケットからコインが零れる
どこかの国のコインが埋まる 草叢に

月が浮かんでいた 頼りなさげに
今日は赤くなるのか 黄色くなるのか
ほんの少しだけ考えて 欠伸する
再び風が通り過ぎていく
白い牝鹿が草を食んでいる 夢を見る

龍神が雨を呼ぶ
手洗い目覚まし 濡れ始めるシャツ
走り去る青空 走り出す僕
コインを忘れたまま 草原の風になる
どこか遠くで雷が落ちた 震える空気

誰もいない部屋 
洗面台のコップ 歯ブラシの片方は埃まみれ
バスタオルで髪を拭きながら テレビを付ける
冷凍庫のドリアとウォッカ 一人呷る
灯りを点けず テレビだけ喧しく

(孤独を紛らわせるだけだったのに)
雨に打ちのめされた 体が震える
(サヨナラの言葉、かすれる記憶)
くしゃみが掻き消される 一人の部屋なのに

気持ちは深海に沈む
碧い青い蒼い海に 沈み込んでいく



【コメント】



【得点】 0点




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最終更新:2006年11月03日 22:27