「見ろ!俺の新しい力を…!スタート・アップ!」
【名前】 |
轟轟鬼 |
【読み方】 |
ごうごうき |
【声】 |
榊原卓士 |
【登場作品】 |
暴太郎戦隊ドンブラザーズ |
【登場話】 |
ドン32話「けっとうソノ2」 |
【分類】 |
ヒトツ鬼 |
【憑依された人間】 |
大野稔 |
【欲望】 |
「宿敵の桃井タロウを倒したい」 |
【素体】 |
ベニツ鬼 |
【モデル】 |
轟轟モデル |
【スキン】 |
しつこき冒険者 |
【蟾ィ螟ァ蛹】 |
巨大化せず |
【ドロップ】 |
ボウケンジャーギア |
【文字化け】 |
霓溯ス滓姶髫(轟轟戦隊) |
【むかしむかし…】 |
稔は手裏剣鬼と魔法鬼になったことがあるそうな… |
【モチーフ】 |
冒険者、盗賊、海賊、方位磁石、ボウケンジャーの戦隊クレスト、タイヤ、鬼 |
【名前の由来】 |
轟轟戦隊ボウケンジャー+ヒトツ鬼 |
【詳細】
ジャケットと方位磁石がくっついた鍔広帽という装いで、下卑た笑みを浮かべた青白い顔を持った幽鬼のような「しつこき冒険者」スキンで実体化した
ベニツ鬼。
宝探しに熱中するあまり怪物化してしまった冒険者、あるいは血色の悪さから道半ばで倒れ夢破れながらも、なおも執念で動き出した冒険者の成れの果て…とも見える。
大野稔、まさかの3度目のモンスター化。
手裏剣鬼、
魔法鬼となって宿敵と見定めた桃井タロウを倒すことに対し執念を燃やしていたが、
魔法鬼ングとなってもなお叶わなかったため、忍者道も魔法もやめて実家の牧場を手伝っていた。
すっかり大人しくなり母親も安心していたが、わずかに燻っていた執着が見せたものか、馬の体の模様が手裏剣に見えたり、忍者の頭巾を被っている幻が見え始め、一度は沈静化した欲望が再燃。
それによって三度ヒトツ鬼を引き寄せ、轟轟鬼としてモンスター化した。
その妄執は人を超え、リベンジの鬼と化した。
タロウに勝つため忍者道や魔法すら超える果てなき冒険スピリッツをどんどん究めていき、頭にくっついたプレシャスコンパスで標的を探し、スタート・アップしながらアクセル全開でアタックを仕掛ける。
しかし忍者道も絶たれ、魔法も使えなくなった大野は最早タロウに対する執念しか残っておらず、勝つための道を探し続ける「しつこき冒険者」以外の何者でもない哀れな存在に成り果てた。
ターゲットを探す以外の能力は持たず、ただがむしゃらに飛びかかる程度しか出来ない。
そのためソノイと戦うドンモモタロウに飛びかかっていったが、ソノイのバロンソードに一閃され爆散してしまった。
「母ちゃん、ごめん…」
と言い残し…
脳人の攻撃を受けたヒトツ鬼は人間に戻れずそのまま消えてしまう。
そのため大野稔もここまでか…とおもいきや、普通に生存していたことが明らかになった。
その後の経緯も含めて
大野稔の項目も参考にしていただきたい。
【余談】
モチーフは「轟轟戦隊ボウケンジャー」。
ヒトツ鬼のデザインを担当している篠原保氏が全ての怪人デザインを担当した作品であり、アニバーサーリー作品として登場した怪人は全て歴代の戦隊ロボや巨大戦力が裏モチーフとして含まれている、いわばヒトツ鬼の先輩。
デザインコンセプト自体はヒトツ鬼とは異なり、どちらかと言えば
仮面ライダージオウの
アナザーライダーが近い(モチーフの原型をある程度保ちつつ様々なエッセンスを持っていくタイプ)。
スーツは
海賊鬼の胴体と
快盗鬼の頭部を組み合わせリペイントし、怪盗鬼はルーペだった頭のパーツを方位磁石に変更し、縁は車系戦隊であるボウケンジャーに合わせタイヤのようなカラーとディティールが入っている。アクセルラーのイメージかもしれない。
轟轟鬼を含め、スーツを構成するモデルとなった戦隊は「宝物を探す」という共通点がある。
ゴーカイジャーは「海賊」戦隊である上、巨大敵組織に歯向かうことから「海賊」と呼ばれていたアウトローな戦隊であり、ルパンレンジャーは大切な人を取り戻すため、不思議な力を持つ宝物を探し求めていた。
特にルパパトに登場する
ルパンコレクションはボウケンジャーに登場した
プレシャスとよく似た性質を持つ。
ボウケンジャー達はサージェス財団というプレシャスを次世代のため保管することを目的とした財団であるが、その「保護」を目的とした姿勢を問題視している人間は少なくないらしく、実際
レムリア文明を研究していた五十嵐半蔵はサージェス財団を「貴重な遺跡を荒らす」として否定的だった。
ちなみにマジレンジャーの次作がボウケンジャーであり、VSシリーズで登場したアカレッドがゴーカイジャー本編にて重要な役割を担っていた。
また、
ネガティブシンジケートの中には、「忍者道」に通じる現代に生きる忍び達の組織「
ダークシャドウ」、「魔法」じみた不思議な力を使う
ゴードム文明が存在している他、探究心の果人間としての姿を捨てた
創造王リュウオーンが作り上げた
ジャリュウ一族もあり、ベニツ鬼を素体とした冒険者をイメージさせる上半身の組み合わせはそれを意識したものか。
残る
クエスターは魔術的な力で身体を作り変えられ蘇った人間とは別種族…
と思いきや、人間からヒトツ鬼という怪物の姿になるのは、アシュという人間とは違う進化を遂げた生命体がクエスターになったのと同じ経緯を辿ったと見れなくもない。
異なる組織を総括したネガティブシンジケートという呼び名そのものを背負った一人シンジケート。
最終更新:2023年03月06日 04:07