「オーイエー!!!リッツパーティー最高ネ!!」

マンションの一室で、白人男性がリッツを食べながら一人ではしゃいでいる。
彼の名はボブ、故郷のカルフォルニアからつい一週間前に仕事で日本にやってきた男だ。
ボブは2メートル20センチの屈強な肉体と、どう見てもマフィアの幹部の様な強面で会社では少し浮いていた。
社内で歓迎会も行われたのだが、ボブは人見知りだったため殆ど喋れず、歓迎会は非常に気まずい雰囲気で終わった。
そこで彼は一人リッツパーティをしながら、日頃の憂さを晴らしていた。

「フウウウゥゥ…一人デパーティーヤッテモ、盛リ上ガリニ欠ケルネ!!!」

ボブは写真立ての中の友人たちを見つめる。
ポールとジムそれにトムにピーターそして自分みんな笑っている、あっちにいたころは土日は毎晩のようにパーティーをしながら、貧乳とニーソの素晴らしさについて語り合ったものだ。

「ミンナトパーティーシタイネ!!」

訪日一週間にして、ボブはすでにホームシックに陥っていた。
ボブはともかく一緒にパーティーをして、笑いあえる相手がほしかった。

「う~♪う~♪」

そんなとき窓の方から能天気な鳴き声が聞こえてきた、見てみると窓の外をゆっくりれみりあ略してゆっくりゃがゆっくりと空を飛んでいた。

「オウ!!YUKKURIレミリア!!!日本ニ来テ初メテ見タネ!!」

ボブはゆっくりゃを見て、仲間たちとの馬鹿騒ぎを思い出した。
ボブは窓をあけるとゆっくりゃに話しかけた。

「ヘイ!!!ゆっくりゃ!!カモン美味シイプリンガアルヨカモン!!」
「う~♪ぷでぃんたべるどぉ~♪」

窓のそばに近寄ってくるゆっくりゃ、ボブは逃がさないようにゆっくりゃの羽を掴む。

「う~!!なにするどぉ~!!」
「エスコートネッ!!オ嬢様気ヲツケテ家マデ入ッテキテネ!!」
「う~♪よいこころがけだどぉ~♪」

ゆっくりゃが家に入ると、窓を閉めカーテンを下ろす。

「う~♪はやくぷでぃんもってくるどぉ~♪」
「HAHAHA!!!プリンナンテ無イヨ!!!代リニリッツヲ食べサセテアゲルヨ!!!」

ボブはゆっくやに向かってリッツを差し出す。

「う~!れみぃはぷでぃんがたべたいんだどぉ~♪こんなのぽいっだどぉ~☆」

ゆっくりゃはリッツを羽で払いのけてしまった。
その瞬間にこにこと笑っていたお兄さんの顔は、FPSでリスポーン直後に後ろからヘッドショットされた時の様に怒りに歪んでいた。

「オゥ!!!!シット!!!!!MOTTAINAI!!!!!!!!!」
「うびゅぅ!!!!!」

ボブの平手打ちで、ゆっくりゃは地面に叩きつけられる。
ゆっくりゃは赤く染まった頬を羽で押さえて泣きだした。

「うぅ~!!いたいどぉーざぐやぁにいいつけるどぉ~!」
「食べ物ヲ粗末ニシタラ駄目ネ!!!キチント食ベナサイ!!!!!」

ボブは床に落ちたリッツを痛みに呻いているゆっくりゃの口の中に入れる。
吐き出そうとするゆっくりゃをがっちり押さえて、ゆっくりゃを上下にシェイクする。

「うぅぅぅ…!!!」
「YUKKURI味ワッテネ!」

ゆっくりゃが口の中のリッツを飲み込んだことを確認すると、ボブはゆっくりゃを離してやった。

「うぅぅ!!とってもまずかったどぉぉ~こーまかんにかえるどぉぉ~!!」
「オーケー!!!コングラッチュレーション!!!!チャント食べレタネ!!!!サスガオ嬢様ダネ!!次ハコレヲ食べナサーイ!!」

ボブはリッツに日本の伝統、山葵を乗せたものを嫌がるゆっくりゃの口に入れると、再びシェイクをし始めた。
余談だが辛党のボブは日本に来てから、暴君ハバネロに山葵をつけたものをよく食べている。

「HAHAHA!!!!!美味シイワサビダヨ、YUKKURI味ワッテネ!!!美味シイデショウ!!」
「うびゅううぅぅうう!!!!!!!!!」

ボブは少年の様に無邪気に笑いながら、ゆっくりゃを無心でシェイクする。
ゆっくりゃは顔を真っ赤にしてもがきながら、口の中の山葵リッツを必死で吐き出そうとしている。
ゆっくりにとって、塩や辛いものを食べさせられる事は拷問に近い苦行だ。
現にゆっくりゃは口の中の異常な辛みと塩のせいで、体中に焼けるような痛みさえ感じていた。

ボブはゆっくりゃがリッツと山葵を消化したのを確認すると手の中でうーうー叫んでいるゆっくりゃを離してやる。
ゆっくりゃは床に落ちると、普通のゆっくりの様に跳ねまわりながら何かの名前を叫ぶ。

「うーっづ!!!うっづづ!!!!!!ざぎゅやぁぁ!!!!!ざぎゅや!!!!!!!」
「上手ニ食ベマシタネッ!!!!ボブトッテモ嬉シイデスヨ!!次ハ、甘~イコーラヲ飲ンデクダサイ」

ボブは苦しそうに飛び跳ねるゆっくりゃを捕まえると、カップの中に注いだ醤油を口の中に流し込む。
ボブがゆっくりゃ風情にアメリカのソウル、コカコーラを飲ませる筈が無かった。

「うびゅっづ!!!!!!!!びゅびゅ!!!うぅびゅびゅ!!!!!!!!」
「TAPPURI飲ミナサイ!!!!GOKUGOKU飲ミナサイ!!!!!」

暴れるゆっくりゃの口の中になみなみと醤油を注ぐ、もがくゆっくりゃを腕力と確かな技術で抑えつけながらの芸当は一種の職人芸にも見えた。
ボブはカルフォルニアにいたとき、よくパーティーの余興としてゆっくりを捕まえては、不味いものを無理やり食べさせて遊んでいた。
仲間内ではYUKKURIシェイクのボブとしてちょっとは知られた存在だった、彼ならではの技術だ。

ゆっくりゃは体の中から襲ってくる異常な激痛に震えながら、なんとか口の中の醤油を吐き出そうとするが、ボブによってしっかり口はホールドされていて全く口が開かない。

「うぶぶ!!!!!!!!!!!」

ゆっくりゃは口の中のゆっくりできないものが、じわじわ自分の体の中に吸収されていくことにパニックに陥った。

「うびゅん~!!!!!!びゅべっんんんんん~!!!!!!!!」
「日本ノゆっくりゃハナカナカ元気ダネッ!!!」

十分は経っただろうか、ボブはぐったりとしたゆっくりゃをテーブルの上に置くと、イスに腰掛けてゆっくりゃの様子を観察する。

ゆっくりゃの顔は薄茶色に染まり、真っ赤に充血した眼を限界まで見開いて、滝の様に汗を流しながらえづいている。
体内の肉まんの中に蓄積した毒物を必死に吐き出そうとしているのだ、しかしリッツや山葵、醤油などはボブの強力なシェイクによって、しっかりゆっくりゃの体の中の具に吸収されていた。
ボブのテクニックによって、体にしっかりなじんだ醤油や山葵はちーちーやうんうん、ゲロなどで排出することはできない。
ゆっくりゃは体中で炸裂する痛みに普段の笑い顔が苦痛と恐怖に歪んで苦悶の表情を浮かべている、ボブはリッツを食べながらニヤニヤしている。

「リッツパーティーヲ楽シンデクレテ嬉シイヨ!!!YUKKURIシテイッテネ!!」
「う゛っ゛ざぎゅ!!!ざぎゅぎゃ!!!!びゅ!!!ウぅぅ…」

必死に体の中の毒素を吐こうとえづくゆっくりゃ、無駄な努力をするゆっくりゃの顔はボブを何時でも楽しませてくれた。
学生時代は毎日のように、ゆっくりをシェイクしたものだ。
ボブは州のYUKKURIシェイクコンテストでの、ライバルたちとの死闘を思い出していた。

「ビルハ本当ニ強カッタデス…今頃ドウシテイルンダロウ?」

決勝戦で胎内妊娠型のゆっくりれいむに農薬入りの餃子などを食べさせて、お腹の子供を殺さないようにシェイクしたあの日の思い出は、昨日の事のように思い出せる。

「ううぅぅ!!!うぅ~ぅぅう!!!うぅうう…!!」

ゆっくりゃはびくびく痙攣しながらテーブルの上をゆっくり転げまわっている。
口からはほかほかの湯気が出始めていて、羽を滅茶苦茶に振り回しながら呻き声をあげている。

「ソロソロ食ベゴロデスネ!!ITADAKIMOSU!!!!」

ボブはゆっくりゃに向かって手を合わせると、ゆっくりゃに噛り付いた。

「うぎゅ!!!ぎゅじゅ!!!!!じゃぐやぁ!!!!!しゃぎゅびゃ!!!!」
「ハッム!!!ハフハフ!!!ピリ辛肉饅ハ癖ニナルネ!!トッテモ美味シイヨ!!」

ゆっくりゃの体は肉まんでできている、辛い物を大量に無理やり食べさせることでゆっくりゃをより美味にすることができるのだ。

「うっう゛…う゛…」
「ソウダ!!会社ノ皆ニボブガシェイクシタYUKKURIヲ持ッテイコウ、キット皆ト打チ解ケラレルヨ!!!サンキューゆっくりゃ!!君ノオカゲダ!!」

ボブは頬を噛みちぎられて、傷口から肉汁を流して苦しんでいるゆっくりゃをハグすると、再び食事に取り掛かった。

「ナカナカ君ハ美味シイヨ!!!YUKKURI食ベルヨ!!」
「…うぅ゛う…」

ボブは会社のみんなと打ち解けれる、素晴らしいアイディアを授けてくれたゆっくりゃに感謝しながら、リッツパーティを続けた。


BYゆっくりな人


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最終更新:2022年05月18日 21:29