灼熱の嵐の中を進むこと半日、
砂塵の中に埋もれるばかりだった石塊が、徐々に人工的な石柱へと変わり始めた。
砂塵の中に埋もれるばかりだった石塊が、徐々に人工的な石柱へと変わり始めた。
瞬間、エーテルの風が凪ぎ、眼下に広がる石造りの都市。
いつ誰が建てたものかは分からないが、私たちはここを拠点に深穴の淵へと下りる準備をすることになる。
いつ誰が建てたものかは分からないが、私たちはここを拠点に深穴の淵へと下りる準備をすることになる。
ヴァルキリーのソニアと言う女性が考古学に明るいらしく、石柱に刻まれた文字を読んでくれた。
「都市の亡骸」
私の知っているものから 現在では恐らく絶えてしまった言葉まで、あらゆる言語でそう書かれていた。
石柱は彼らの墓標なのかもしれない。