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【キャラクターが知っていること:モイル】
冒険者たちはモイルの伝説を知っているかも知れない――“待ち受けし都市”モイルはかつて、暗黒の魔導士たち
の都であった。彼らは都をより強力に、より豊かにすべく、禁断の魔術やデーモンの召喚に手を染めた。やがてオル
クスを信奉するカルト教団が都市の支配権を握り、オルクスに魂を捧げる儀式を通じ、デーモン・プリンスから恩恵
を授かった。
しかしやがて、彼らは自らの行き過ぎた行為を倦むようになり、勇気を振り絞ってオルクスの寺院を破壊し、オル
クスに捧げられた巨像を打ち壊した。そして彼らは、そのまったき光をもって自らの魂を浄化してもらおうと望みを
かけて、ペイロア神へと帰依した。しかしやがてモイルの市民たちは、かつて数多くの者たちが思い知ったさだめを
味わうこととなる。ひとたびオルクスの恩恵を受けた者は、誰一人として彼の手を逃れることはできなかった。
背信に激昂したオルクスがこの大都市に戻って目にしたものは、憎むべき太陽神に捧げられた寺院と石像であった。
デーモン・プリンスは都市全体を制圧し、都市をシャドウフェルの奥深くへ投げ込み、モイルの住人たちが二度とそ
の肌に太陽の暖かさを感じられぬよう呪いをかけた。人々の魂が絶望に侵されるのには、さほど時間を要さなかった。
彼らは都市に引きこもり、消滅という名の慈悲を受け入れたのだ。住人がみな消え去った後、彼らの愚行の結末を示
す壮大な記念碑として空っぽの都市だけが残った。以来、都市は何千年もの間そこにあり続け、死霊のエネルギーの
精髄を含む泥濘へと、徐々に沈んでいる。
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