フランツィスカ

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フランツィスカ - (2011/04/22 (金) 19:29:30) の最新版との変更点

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&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/furantulisuka.JPG,left) &bold(){基本情報} ---- -名前 フランツィスカ・シェレンベルク -生没 [[アルファ]] (1680~1741) -出身 [[ティネゼリア]]帝国 -種族 ハーフ([[翼在りし者]]、[[人間]]) -性別 女 &bold(){略歴} ---- 代々神官をつとめるシェレンベルク家の次女として生まれる。母から翼を受けついだ[[翼在りし者]]である。 シェレンベルク家には、破壊の[[神座]] である[[ガウデバ]]に関する書が眠っており、倉庫で埃をかぶっていたその書を見つけ出したフランツィスカは、両親も知らなかった古文書を自室に隠し、このガウデバを見つけることを目的にしていたといわれる。 素直で平凡だった姉とは正反対であり、攻撃的で法術の才能に恵まれたフランツィスカは両親に反発を繰り返し、15歳のころにはもはや両親の魔力をも凌駕し、手がつけられなくなっていた。 1700年ごろに家を出て、ティネゼリア政治警察へ入隊。[[ルーン]]国との国境付近で、レジスタンス狩りやスパイ狩りで多大な成果を挙げ、警察幹部の副官にまで出世する。 政治警察時代のフランツィスカは、逮捕したレジスタンスやスパイに必要以上の拷問と虐待を加えていたが、この組織では拷問も虐待も合法であったため、そこまで問題とはならなかった。 このころから、彼女の残虐な性格がよく現れていたといえる。 1737年に、ティネゼリア国が[[ロヴェリア遠征]]の準備を始めると、ガウデバを探すチャンスとばかりに政治警察を退官し、[[ロヴェリア遠征]]に従軍して、密かにこのガウデバを見つけ出す。 破壊神とも呼べるその存在は、普通なら危険なものとして処理されるが、彼女は自分と共にこの危険な玩具に魅了される者を探す為、まずは[[ヴァン・フレイ]]国に入国する。 しかし、ヴァン・フレイ首都の街角でぶつかった男と口論になり、炎の法術で攻撃。男を全身火傷の半殺しの目にあわせる。通報から駆けつけた警備隊から逃亡するも、2時間後に疲弊したところを逮捕された。 そこで、囚人部隊を指揮する[[ゴトラス]]に見初められ、自由と引き換えに囚人部隊への参加を要請される。ここで手柄をあげれば国の上層部へ近づけるチャンスと、囚人部隊へ参加。 [[ノスタル高原の戦い]]へ従軍し、ゴトラスの指示を無視して[[ガライザラ]]の騎馬隊を炎の法術で追い返す。勝手な行動をゴトラスから咎められるも、フランツィスカはむしろ敵を撃退した自分に感謝しろと猛反論し、ゴトラスに修正される。 表向きはゴトラスの叱責を受け入れたが、内心でゴトラスに激しい恨みを抱く。この怨恨が、後に2人を引き合わせることになる。 [[フェローラの戦い]]では、強襲部隊に従軍。砦の局地戦で「敵兵を逃すな」という指令を必要以上に守り、逃走する守備兵への虐殺を行う。この行為にさすがのゴトラスも顔をしかめたと言われている。 フェローラの戦いにて、罪状が消滅したフランツィスカは、ヴァン・フレイ国を後にて[[クレアティボ]]国へと渡る。 クレアティボに仕官したフランツィスカは、早く発言権を得るため、戦略会議に出席する将軍に賄賂を渡し、戦線を拡大させる。 [[レフティアの戦い]]でもその戦いぶりは変わらず、わずか200名の法術部隊で次々と敵部隊を打ち倒すも、部下を省みない戦い方は消耗も激しく、後衛の部隊と交代したときには、その数はわずか40人になっていた。 その後、味方の防衛網を破って突撃してきた[[アストリア]]国軍の勢いを見て、これは止めきれないと悟ると、迎撃を指示し、自らは翼を使い逃亡。見捨てられた40名の残存兵はアストリア軍の突撃で壊滅した。 本陣まで逃げ戻ると、浮き足立っていた本陣部隊の一部を勝手に指揮して追撃して来たアストリア国軍を撃退。レフティアの戦いは幕を閉じる。 戦後処理で、味方を見捨てて逃亡したことを非難されるも、本人は悪びれもなく「たった40名の兵では、食い止められないのは明白。だったらそれを盾にして時間を稼ぎ、後衛の遊んでいた兵力を有効に使って撃退したほうが確実だった」と、非を認めるどころか、逆に浮き足立っていた本陣部隊の指揮官を非難した。 結果的に、200名の部下を全滅させながらも、その倍以上の損害をアストリア国軍に与えていたため、この行為は不問となった。 その後、アストリア国へ攻め込むために必要な橋頭堡として、[[レセッソ]]国へ攻め込むが、この時も占拠して利用する筈だった敵軍の砦や食料を、気まぐれで燃やし、指揮官と正面から対立、疎まれた挙句、僅かな兵で敵軍の前に送り出されるという、戦死を期待される作戦を受ける。 彼女は自分を一旦戦死したことにさせ、密かにクレアティボ国に帰還、[[リルム]]に破壊をつかさどる[[神座]][[ガウデバ]]の存在を知らせる。 リルムは、病的なまでの潔癖症で、穢れの消えない世界なら、なくなってしまえばいいという過激な考えを、心の奥底に隠していた。それを見抜いたフランツィスカは、ガウデバという存在により、彼女の奥底に眠る願望を目覚めさせた。 1741年、[[ヴァン・フレイ]]国との決戦である[[リーズライディの戦い]]に参戦、この時、総指揮官[[ヴェスパー]]を差し置いて、リルムから[[ガウデバ]]を好きに扱っていいという密命を受け、彼女はついにこの破壊神を戦場に投入、ヴァン・フレイ国軍を恐怖のどん底に落としいれ、かつての私怨のある[[ゴトラス]]を見つけ出し討ち取るが、ガウデバが眠りより完全に覚醒し、「寝ぼけ状態」の自分に好きに命令をし続けていたフランツィスカに怒りを感じ、彼女を捕まえると、そのまま握りつぶしてしまう。 自分が眠りから目覚めさせたのに、恩を仇で返された形となったが、それはまさしく彼女の人生そのものを投影していた。 &bold(){人物} ---- -性格は残虐で冷酷。フェローラの戦いでは逃走する守備兵を虐殺。レセッソ国境戦では数で勝負が決まると判断し、戦場を迂回してレセッソの退路へと回り込む。フランツィスカの予想通り、レセッソ国軍はクレアティボ国軍の本隊に敗北。敗走するレセッソ国軍を待ち伏せしたフランツィスカ部隊は、負傷兵も残らず焼き尽くし、壊滅させた。 -上記の行動から、後世の歴史でも悪女として名高く、負の歴史を紹介した書籍等では、たびたびその名前が出てくる。 -フランツィスカの血統についてだが、父は[[人間]]で、その両親もともに人間である。母は[[翼在りし者]]だが、[[魔族]]と翼在りし者のハーフであったことがわかっている。姉は翼を持たないが、魔族の血が強く出た人間と魔族のハーフの特徴を示しており(1816年に140歳で病没)、シェレンベルク家は複雑な混血であったことがわかる。 &bold(){関連項目} ---- -[[LUNATIC DESTINY]]
&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/lunatic-destiny/furantulisuka.JPG) **基本情報 -名前 フランツィスカ・シェレンベルク -生没 [[アルファ]] (1680~1741) -出身 [[ティネゼリア]]帝国 -種族 ハーフ([[翼在りし者]]、[[人間]]) -性別 女 **略歴 代々神官をつとめるシェレンベルク家の次女として生まれる。 素直で平凡だった姉とは正反対であり、両親に対して反発を繰り返す攻撃的な性格であり、[[法術]]の才能に恵まれた為15歳のころにはもはや両親の魔力をも凌駕し、手がつけられなくなっていた。 シェレンベルク家には小さな図書館に匹敵する書庫があったが、そこには破壊の[[神座]] である[[ガウデバ]]に関する書物が眠っていた。 長い間誰の目にもつかずに埃をかぶっていたその書を見つけ出したフランツィスカは、古文書を自室に隠し[[ガウデバ]]を見つけることを目的にしていたといわれる。 1700年ごろに家を出て、[[ティネゼリア]]の治安維持部隊へ入隊、[[ルーン]]国との国境付近でレジスタンス狩りや密偵狩りで多大な成果を挙げ、幹部にまで出世する。 功績をあげるその裏で、逮捕したレジスタンスや密偵に必要以上の拷問と虐待を加えていたが、この組織では拷問も虐待も合法であったためそこまで問題とはならなかった。 だが、同僚ですら眉を顰めるその姿に、彼女の残虐な性格がよく現れていたといえる。 1737年に[[ティネゼリア]]国が[[ロヴェリア遠征]]の準備を始めると、古文書の情報からその地に眠っていると思われる[[ガウデバ]]を探すチャンスがきたと治安維持部隊を退官し、[[ロヴェリア遠征]]に従軍して、密かに永久凍土の中で眠っていた[[ガウデバ]]を見つけ出す。 だが、その巨体は彼女一人で掘り起こしたり輸送できるような存在ではなかったこともあり、彼女は自分と共にこの破壊神とも呼べる危険な玩具に魅了され、協力してくれる権力者を探す為、まずは[[ヴァン・フレイ]]国に入国する。 しかし、[[ヴァン・フレイ]]首都の街角でぶつかった男と口論になり炎の法術で攻撃、男を全身火傷の半殺しの目にあわせ、通報から駆けつけた警備隊から逃亡するも、2時間後に疲弊したところを逮捕された。 そこで、囚人部隊を指揮する[[ゴトラス]]に見初められ、自由と引き換えに囚人部隊への参加を要請されると、ここで手柄をあげれば国の上層部へ近づけるチャンスと囚人部隊へ参加。 [[ノスタル高原の戦い]]に従軍すると、[[ゴトラス]]の指示を無視して[[ガライザラ]]の騎馬隊を炎の法術で追い返す。 勝手な行動を[[ゴトラス]]から咎められるも、フランツィスカはむしろ敵を撃退した自分に感謝しろと猛反論するが、[[ゴトラス]]に叱責され、表向きは受け入れたが、内心で彼に激しい恨みを抱く。 [[フェローラの戦い]]では強襲部隊に従軍、砦の局地戦で「敵兵を逃すな」という指令を必要以上に守り、逃走する守備兵への虐殺を行うやりすぎな面もあったが、戦いそのものは勝利したため、戦功によって罪状は消滅、以後の身の振り方の自由を手に入れたフランツィスカは、[[ヴァン・フレイ]]国で協力者は見つけられないと悟り、[[クレアティボ]]国へと渡る。 [[クレアティボ]]国に仕官したフランツィスカは、発言権を得るため、戦略会議に出席する将軍に賄賂を渡し戦線を拡大させ自身の戦功をあげる機会をつくる。 [[レフティアの戦い]]でもその戦いぶりは変わらず、わずか200名の法術部隊で次々と敵部隊を打ち倒すも、部下を省みない戦い方は消耗も激しく後衛の部隊と交代したときにはその数はわずか40人になっていた。 その後、味方の防衛網を破って突撃してきた[[アストリア]]国軍の勢いを見て、これは止めきれないと悟ると迎撃を指示し自らは翼を使い逃亡、見捨てられた40名の残存兵は[[アストリア]]軍の突撃で壊滅した。 本陣まで逃げ戻ると、浮き足立っていた本陣部隊の一部を勝手に指揮して追撃して来た[[アストリア]]国軍を撃退し、[[レフティアの戦い]]は幕を閉じる。 戦後処理で味方を見捨てて逃亡したことを非難されるも、本人は悪びれもなく「たった40名の兵では、食い止められないのは明白、だったらそれを盾にして時間を稼ぎ、後衛の遊んでいた兵力を有効に使って撃退したほうが確実だった」と、非を認めるどころか逆に浮き足立っていた本陣部隊の指揮官を非難した。 結果的に、200名の部下を全滅させながらもその倍以上の損害を[[アストリア]]国軍に与えていたため、この行為は不問となった。 その後、[[アストリア]]国へ攻め込むために必要な橋頭堡として[[レセッソ]]国へ攻め込むが、この時も占拠して利用する筈だった敵軍の砦や食料を気まぐれで燃やし、指揮官[[アドス]]と正面から対立、疎まれた挙句僅かな兵で敵軍の前に送り出されるという戦死を期待される作戦を受ける。 彼女は自分を一旦戦死したことにさせ、密かに[[クレアティボ]]国に帰還、それまでの接触から自身の協力者になる可能性を秘めた[[リルム]]に、破壊をつかさどる[[神座]][[ガウデバ]]の存在を知らせる。 [[リルム]]は病的なまでの潔癖症で、穢れの消えない世界ならなくなってしまえばいいという過激な考えを心の奥底に隠していた。 それを見抜いていた[[フランツィスカ]]は、[[ガウデバ]]という存在により彼女の奥底に眠る願望を目覚めさせ、これ以後[[リルム]]の最も信頼する重鎮となり、国内での発言力を強める。 こうして、ついに[[ガウデバ]]の発掘に力を貸してくれる国を見出したフランツィスカはその力を手に入れ、1741年[[ヴァン・フレイ]]国との決戦である[[リーズライディの戦い]]に参戦。 この時、総指揮官[[ヴェスパー]]を差し置いて、[[リルム]]から[[ガウデバ]]を好きに扱っていいという密命を受けていた為、彼女はついにこの破壊神を戦場に投入、[[ヴァン・フレイ]]国軍を恐怖のどん底に落としいれ、かつての私怨のある[[ゴトラス]]を見つけ出し討ち取るが、[[ガウデバ]]が眠りより完全に覚醒し「寝ぼけ状態」の自分に好きに命令をし続けていたフランツィスカに怒りを感じ、彼女を捕まえるとそのまま握りつぶしてしまう。 自分が眠りから目覚めさせた相手に恩を仇で返された形となったが、それはまさしく彼女の人生そのものを投影していた。 **人物 -性格は残虐で冷酷、[[フェローラの戦い]]では逃走する守備兵を虐殺、[[レセッソ]]国境戦では敗走する[[レセッソ]]国軍を待ち伏せしたフランツィスカは、負傷兵も残らず焼き尽くし壊滅させた。 -上記の行動から後世の歴史でも悪女として名高く、負の歴史を紹介した書籍等ではたびたびその名前が出てくる。 -フランツィスカの血統についてだが、父は[[人間]]で、その両親もともに人間である、母は[[翼在りし者]]だが[[魔族]]と翼在りし者のハーフであったことがわかっている。姉は翼を持たないが、魔族の血が強く出た人間と魔族のハーフの特徴を示しており(1816年に140歳で病没)、シェレンベルク家は複雑な混血であったことがわかる。 **関連項目 -[[LUNATIC DESTINY]] &ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF)

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