バルディゴス討伐連合軍

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バルディゴス討伐連合軍 - (2011/11/29 (火) 13:29:59) のソース

&bold(){概要}
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バルディゴス討伐連合軍とは、偽帝[[バルディゴス]]を討つべく結成された連合軍のことである。
この連合軍と[[バルディゴス]]との戦いが、[[蜉蝣時代]]の幕開けとなる。

[[ルディック]]帝国は、歴代皇帝を補佐する二人の副将がいたが、その一人である[[バルディゴス]]は、皇帝を暗殺し、[[蟠踞乱戦争]]と呼ばれる戦いを制して強引に帝位を簒奪する。
これに対して、もう一人の副将だった[[ロールソレア]]は、バルディゴスを討つべく、各国(実際は[[ルディック]]帝国内においける各区だが、この頃既にそれぞれが独立国の様に振舞っていた)に書状を送る。([[ロールソレアの密書]])
しかし、これが発覚し、[[バルディゴス]]は追手を放って[[ロールソレア]]の一族、各国へ派遣された使者を殺害する。
だが、[[バルド]]国の[[ボルゾック]]にのみ、この書状は届き、これを「自分の提案」と摩り替えた[[ボルゾック]]の決起により、バルディゴス討伐連合軍が結成されることとなる。

既に[[ルディック]]帝国皇帝の威厳は失われ、各領主は、領主ではなく国主と名乗り、自らの領土を「国」として自由に統治していた時代ではあったが、だからといって皇帝を殺害した[[バルディゴス]]をそのままにしておく訳にはいかなかった。
ある者は単なる先祖からの義理のため、ある者は次の時代への密かな野心のため、ある者は純粋に国主の義務と受け止め、バルディゴス討伐連合軍は結成された。
連合軍には、この戦いをきっかけとして幕を開ける[[蜉蝣時代]]と呼ばれる乱世で名を馳せる国主、将軍が数多く所属することとなる。

[[バルド]]国主[[ボルゾック]]を総大将に、才気溢れる[[シーザルス]]国主[[ディアル]]、[[ロードレア]]国主[[レイディック]]、仁君と謳われた[[アゾル]]国主[[ゴル]]、[[ゾリメック]]国主[[サリーア]]、その他にも[[シャリアル]]国主[[メスロー]]、[[ゲーリー]]国主[[マラ]]、[[リューグ]]国主[[ライグ]]、[[イージル]]国主[[キャルス]]が参加。
[[アル]]国、[[ロッド]]国は、[[ルディック]]帝国内の区ではなく、それぞれ別の経緯で建国された国である為、この連合軍には関わっていない。[[シーザルス]]国も同じだが、地形的に[[ルディック]]帝国を包囲するのに都合がいいと判断され、連合参加が呼びかけられた。また、この時内乱状態だった[[ゴアル]]国は、唯一連合参加の誘いを拒絶した。(実際は、国主が空席であったことから、使者も書状を誰に届ければいいのかわからず、空振りになった為である)

当初[[ボルゾック]]はこの連合軍の参謀に、[[リューグ]]国主の[[ライグ]]と、唯一[[ルディック]]国の領主ではない[[シーザルス]]国主[[ディアル]]を推したが、[[ディアル]]はこれを辞退して[[アゾル]]国主[[ゴル]]にその地位を譲った。

&bold(){バルディゴス討伐連合に参加した国}
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|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/barudo.PNG)|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/ro-dorea.PNG)|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/zorimekku.PNG)|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/i-ziru.PNG)|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/ge-ri-.PNG)|
|[[バルド]]国|[[ロードレア]]国|[[ゾリメック]]国|[[イージル]]国|[[ゲーリー]]国|
|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/syariaru.PNG)|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/si-zarusu.PNG)|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/ryu-gu.PNG)|CENTER:&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/char/monsyou/azoru.PNG)||
|[[シャリアル]]国|[[シーザルス]]国|[[リューグ]]国|[[アゾル]]国||

&bold(){討伐連合軍とバルディゴス軍の戦い}
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-[[ドルリア砦の戦い]](前哨戦もここに含める)
-[[レッド・ロウ砦の戦い]]
-[[ルーズの戦い]]

&bold(){討伐連合軍解散}
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[[ルーズの戦い]]において、[[バルディゴス]]は[[カルディス]]によって暗殺された。
[[カルディス]]は、単身[[ボルゾック]]に会見を申し込む。当初はこの暗殺を、「目先の褒美欲しさに実行した小賢しい背信行為」として罵ろうとした[[ボルゾック]]だったが、[[カルディス]]が見せた書状により顔面蒼白となる。
それは、自分しか持っていないと思っていた[[ロールソレアの密書]]であり、[[カルディス]]は、[[ロールソレア]]の実弟であった。
これにより、[[ボルゾック]]は、「兄である[[ロールソレア]]様の仇を討つ為、危険を承知で敵軍に潜入した、なんという美談」と、諸将に説明しなければならなかった。
その後、[[カルディス]]は戦後処理の混乱に乗じて、「[[ルディック]]国内での反乱を防ぐため、自分に同調する者を集めて勢力をつくりたい」と提案、戦後処理に謀殺されていた[[ボルゾック]]は、適当な相槌でそれを承認した。
すると、[[カルディス]]は急ぎ本国に戻り、あらかじめ用意していた人材に一斉蜂起させ、あっという間に[[ロー・レアルス]]国を作り上げてしまった。

旧[[ルディック]]帝国領土を手に入れるつもりであった[[マラ]]や[[メスロー]]は露骨に怒るが、[[ボルゾック]]は、自身の失態を認めることができず、「[[バルディゴス]]討伐の褒賞であるから仕方がない」とその場をなだめるのみであった。

これらの混乱もあり、また当初の目的である[[バルディゴス]]は討たれ、[[ルディック]]帝国が、以後は[[ルディック]]国として諸国と同格になると申し出たことにより、連合軍は解散することとなる。

&bold(){関連項目}
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-[[蜉蝣戦記]]

&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,left)