概要
だが、
バルド国の
ボルゾックにのみこの書状は届き、これを「自分の提案」と摩り替えた
ボルゾックの決起により、バルディゴス討伐連合軍が結成されることとなる。
既に
ルディック帝国皇帝の威厳は失われ、各領主は、領主ではなく国主と名乗り、自らの領土を「国」として自由に統治していた時代ではあり、近年の研究では前皇帝は暴君であり、
バルディゴスの簒奪を民は歓迎したという説もある、だからといって皇帝を殺害した
バルディゴスをそのままにしておく訳にはいかなかった。
ある者は先祖からの義理のため、ある者は次の時代への密かな野心のため、ある者は未だ自分たちは
ルディック帝国の領主であると考え義務と受け止め、それぞれの思惑の元、バルディゴス討伐連合軍は結成された。
バルディゴス討伐連合に参加した国
討伐連合軍とバルディゴス軍の戦い
討伐連合軍解散
その後、
カルディスは戦後処理の混乱に乗じて、「
ルディック国内での反乱を防ぐため、自分に同調する者を集めて勢力をつくりたい」と提案、戦後処理に謀殺されていた
ボルゾックは、適当な相槌でそれを承認した。
すると、
カルディスは急ぎ本国に戻り、あらかじめ用意していた人材に一斉蜂起させ、あっという間に
ロー・レアルス国を作り上げてしまった。
旧
ルディック帝国領土を手に入れるつもりであった
マラや
メスローは露骨に怒るが、
ボルゾックは、自身の失態を認めることができず、「
バルディゴス討伐の褒賞であるから仕方がない」とその場をなだめるのみであった。
これらの混乱もあり、また当初の目的である
バルディゴスは討たれ、
ルディック帝国が、以後は
ルディック国として諸国と同格になると申し出たことにより、連合軍は解散することとなる。
関連項目
最終更新:2024年08月20日 00:33