ベルザフィリス建国記

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ベルザフィリス建国記 - (2011/12/02 (金) 17:39:59) のソース

&bold(){概要}
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ベルザフィリス建国記とは、[[ディアル]]と[[ルーディア]]による、[[ベルザフィリス]]国建国のいきさつをまとめた戦記。
[[蜉蝣戦記]]の中の一部だが、軍勢を率いての戦いではなかった為、[[戦闘一覧]]とは別途扱われる。

&bold(){ベルザフィリス建国}
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[[アニスの戦い]]で大敗を喫し、[[シーザルス]]国への帰還も閉ざされた[[ディアル]]は、[[ルーディア]]を伴って[[アル]]国最南端の城[[ベルス城]]にたどり着いていた。

688年7月、山賊頭の[[ベヌロゥズ]]を配下とした[[ディアル]]は、旅商人に姿を変えて[[ベルス城]]の城主を人質にとり、城を内部から占領。城主は[[アル]]国の暴君[[ルドリア]]派であり、人心は離れていた為、既に城下町の長老をはじめとする実力者の知己と協力を得ていた[[ディアル]]の決起に、民衆は進んで協力した。
更に、[[ディアル]]は周辺地域の小城も次々と説得により自軍になびかせ、ベルザフィリス国の基礎を築き上げる。

年は変わり689年4月3日、[[ディアル]]は、説得と知略をもって、戦わずに領土を拡大させていく。多少の小競り合いはあったものの、「一度でも大敗したらそれまで」という圧倒的国力差から、このときが[[ディアル]]にとって、最も緊張を強いられた時期であった。
幸いな事に、[[アル]]国は[[ロッド]]国との戦いを続けていた為、それまで辺境の小さな反乱程度の認識で、[[ディアル]]の[[ベルザフィリス]]国建国を相手にしていなかったが、流石に周辺地域までも支配下に置かれたことに国主[[ルドリア]]は怒り、海路から進撃を開始した。
この時点で[[ベルザフィリス]]国は、国と呼ぶことすらおこがましい規模で、当然艦艇などというものは持っていない。そんな中、漁師[[ザガ]]という男が[[ディアル]]に、翌日の海が荒れることを告げる。
これを聞いた[[ディアル]]は、[[ザガ]]を将軍に抜擢すると、抜刀隊を結成させ、嵐に乗じて、停泊中の[[アル]]国艦隊旗艦を奪い、旗艦からの偽情報で艦隊そのものを乗っ取ってしまう。(後に[[イェーガ]]の投降により艦隊を得ているが、この奇襲で手に入れた艦も、[[ムーン艦隊]]に編入されたと思われる)

更に勢いにのったベルザフィリス国は、4月6日に新たな軍議を開く、[[メヌズロゥ城]]攻略作戦であった。
まずは山賊から今や将軍となっていた[[ベヌロゥズ]]が[[ディアル]]の元から脱出する。新興勢力、しかも寄り合い所帯であった[[ベルザフィリス]]国から脱出者が出る事は不思議ではなかったものの、一応[[メヌズロゥ城]]の守備軍もこれを疑ってかかる。しかし逃亡兵を追撃にきた[[ディアル]]本隊が城に迫っていると、騒然となってそのまま逃亡兵を城に入れて城門を閉じた。
これに対して[[ディアル]]は城に攻撃を仕掛けるが、兵の数も少なく城に迫ることができない、[[メヌズロゥ城]]軍は勝機を見出したと城外に討って出るが、そこを[[ベヌロゥズ]]によって空き城を奪われてしまう。
こうして人材、兵力、艦艇、そして最低限お互いを援護できる拠点数箇所を手に入れた[[ディアル]]は、正式に建国宣言を発令。
[[ベルザフィリス]]が国として正式に認知されたのは、この日からだといわれている。

&bold(){ディアルの死}
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[[ディアル]]が建国した[[ベルザフィリス]]国は、出自に拘らず優れた人材を次々と採用し、国力、兵力共に急成長を遂げていた。
そんなある日、激務に疲れた身を癒そうと、僅かな供を連れて[[ディアル]]は狩りに出向いていた。だが、この日の夜、[[ディアル]]は突然吐血すると、そのまま病状に伏せる。
放浪時代に誤解から殺害してしまった狩人の娘の怨霊に魘されたという噂も実しやかに流れていたが、真相は謎である。

結局[[ディアル]]の症状は、一向に回復することなく悪化し、9月26日深夜、妻[[ルーディア]]、養子[[ガイヴェルド]]に看取られて息を引き取った。

遺言により国主の座は[[ルーディア]]に引き継がれることとなる。
国を継いだ[[ルーディア]]が最初に行った事は、先王と同じく人材の召集であった。彼女は一代の賢人と呼ばれた[[グレシア]]を説得して軍師として迎えることに成功する。

[[ディアル]]の死を聞きつけた[[アル]]国は、国主[[ルドリア]]自らが出陣、配下に[[アル国四天王]][[ザグルス]]、[[フェルド]]、[[メネシス]]、[[レディナス]]を揃えての万全の体制であった。
しかし、2つの小城を落とした所で[[ベルザフィリス]]国軍の伏兵に遭遇、渓谷を長蛇の列になっていた[[アル]]国軍は、完全に遮断され、互いに連絡もとりあえずに壊滅していく。([[ルドリアの南征]])

&bold(){関連項目}
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-[[蜉蝣戦記]]

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