&bold(){概要} ---- ガイ・アヴェリの戦いとは、[[ラドリザン]]1258年6周期、[[ガルデス]]共和国と[[クレアムーン]]の間で行われた戦いである。 &bold(){戦闘に至るまでの背景} ---- &ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/elegy/zairyou/map07.JPG,left) [[クレアムーン]]は、[[ラグライナ]]帝国に対しても、[[ガルデス]]共和国に対しても、基本的には「防衛戦争」しかしなかった。 だが、[[レッド・ゲアルの戦い]]での勝利もあり、国内の空気は大きく変わっていた。 [[帝国内乱戦争]]の結末が全く判らないという情勢もあり、クレアムーンとしては少しでも国土を増強したいという思惑があった。そして、自衛の為の戦いは、いつしか積極的防衛となり、[[ガルデス]]共和国を攻め落とす為の侵攻戦へと差し替えられていた。 「来るべきラグライナ帝国との戦いの為」と一言添えれば、いかなる戦いも正当化される風潮が生まれ、(ただし、[[神聖帝国]]が勝ち残った時は、何事もなく和睦を結ぶつもりだった)[[真田弥生]]は、本人の意思と関係なくこの出陣を「神託」といわざるをえなくなっていた。 [[クレアムーン]]軍は、[[ガルデス]]共和国を一気に強襲するべく、[[竜の鱗]]を越えて共和国の旧首都[[ガイ・アヴェリ]]を目指した。 共和国の領土はこの時縦に伸びていた為、[[ガイ・アヴェリ]]を奪えばその領土は二分され、[[ラルティス]]、[[ミスリート]]、[[ガル・レディア]]を孤立させ、降伏させる事も可能であった。更に新首都である[[レイガス]]の喉元にまで迫ることができる。 しかし、慎重に慎重を重ねた隠密行動の出陣であったが、[[レディス]]、[[エヴェリーナ]]が仕掛けた情報網によりガルデス共和国はいち早くこれを察知する。 奇襲には奇襲で返すべく、密かに部隊を出陣させ、[[ガイ・アヴェリ]]に駐屯し、クレアムーン軍を待ち構えていたが、この出陣は、決して外部に漏らさない為、レディスが独断で動かしている。この時代、まだ議会と軍部における絶対的な境界線は存在せず、「現場の判断」、「超法規的措置」が幅を利かせる時代であった。レディスは前任の[[ラヴェリア]]と違い、議会と軍部の区別を明確なものにしていたが、この時ばかりは緊急を要した為、ラヴェリアの前例に倣った。 &bold(){両軍の戦力} ---- |>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''攻撃側''|BGCOLOR(#cccccc):|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''守備側''| |>|>|>|>|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/monsyou/kureamu-n.PNG)&br()[[クレアムーン]]軍|CENTER:''軍勢''|>|>|>|>|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/monsyou/garudesu.PNG)&br()[[ガルデス]]共和国軍| |>|>|>|>|CENTER:総兵力52000|CENTER:''兵力''|>|>|>|>|CENTER:総兵力39000| |>|>|>|>|CENTER:[[柊飛鳥]]|CENTER:''総指揮''|>|>|>|>|CENTER:[[レディス]]| |>|>|>|>|CENTER:[[成瀬風華]]|CENTER:''軍師''|>|>|>|>|CENTER:[[ゲイル]]| |>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''主要参戦者''| |CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/elegy/sam/asuka011.PNG,width=55,height=55)&br()[[柊飛鳥]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/elegy/sam/fuuka011.PNG,width=55,height=55)&br()[[成瀬風華]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/elegy/sam/ea-do011.PNG,width=55,height=55)&br()[[エアード]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/elegy/sam/miyuki011.PNG,width=55,height=55)&br()[[成瀬美雪]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/elegy/sam/yu-ko011.PNG,width=55,height=55)&br()[[ユーコ]]||CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/elegy/sam/redelisu011.PNG,width=55,height=55)&br()[[レディス]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/elegy/sam/geiru011.PNG,width=55,height=55)&br()[[ゲイル]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/elegy/sam/kaosu011.PNG,width=55,height=55)&br()[[カオス]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/elegy/sam/rina011.PNG,width=55,height=55)&br()[[リナ]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/zairyou/50.GIF,width=55,height=55)&br()| &bold(){戦闘経緯} ---- [[クレアムーン]]は遠征軍を組織すると、[[ガイ・アヴェリ]]を攻撃、しかし、手薄と見せかけて、万全の構えを見せていたガルデス共和国軍の攻撃により、クレアムーン軍は撃退され一旦後退。[[竜の鱗]]の麓にあるフェルディア山に集結する。 共和国軍は守りを固めると見せかけて、夜陰に紛れてフェルディアを強襲、ところがそこにいる筈の[[クレアムーン]]軍は一兵もいなかった。 フェルディアに共和国軍が入った事を確認すると、仕掛けておいた罠を発動させ、共和国軍を炎に包み込む。しかし、共和国軍の第二陣が遅れて到着した為、クレアムーン軍も外から奇襲を受け混乱、両軍は指揮系統もない混戦の中、流せるだけの血を流して撤退する。 &bold(){戦いの結末} ---- 明確な勝者のいない消耗戦であったが、「領土を防衛した」という意味では、[[ガルデス]]共和国軍の勝利と呼べる。 また、この戦いで議会を通さず軍を独断で動かした[[レディス]]に対して、緊急事態とはいえ、度を越していると[[ゴゥド]]は徹底的に糾弾した。 &ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/zairyou/50.GIF,left)