七巫女

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七巫女 - (2010/04/13 (火) 12:03:40) のソース

&bold(){概要}
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七巫女とは、[[シャクティアナ]]帝国領土の辺境の地に伝わる伝承から生まれた言葉である。
なお、実際には七巫女という言葉は存在せず、封印(後述)に関わる物語が起きたとき、当時封印を受け継いだ七人が偶然女性だった為、物語の便宜上後付で「七巫女」という単語がつけられた。

&bold(){伝承内容}
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[[ルーイガルド]]8000年頃、[[シャクティアナ]]帝国領土の辺境の地にて、一匹の魔物、[[ゲルガイン]]が暴れていた。突然変異的に生まれたその魔物の力は強大で、討伐部隊を幾度も撃退した。力で倒せないと悟った討伐部隊は、ゲルガインに偽りの降伏をして酒宴を開くが、その席で高名な魔道師により、ゲルガインを封印した。
封印は七つに別けられ、魔道師の弟子7人がそれぞれの水晶に封じ込めた。そして、彼らはその宝玉を「形のあるもの」では奪われる懸念があると、自らの体内に組み込み、物的に奪われない様にした。
しかし、唯一彼らの思いと違ったことは、ゲルガインは封印されながらも強力な魔力を放ち続け、その封印は胎児へと受け継がれ、自分達一代で終わると思っていた魔道師達の思惑を裏切り、次の世代へと受け継がれることとなったことである。

最初のうちは、英雄として祭られていた七人だが、時の流れによりかつての地位も失われ、名も変わり、封印のことも知らされず、七人は、何も知らないまま自らの体内に封印を受け継いだ状態となっている。

&bold(){七巫女の特徴}
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封印されたゲルガインは、完全に眠りの状態となっているが、そのあふれる魔力は常に香水をかけた貴婦人の様に周囲に漏れ続けている。
その力は、一種の催眠作用を持ち、「力を欲する者」をひきつけることとなる。もちろん、人間は誰しも向上心を持つが、一般的・常識的範囲内の向上心には反応せず、限度を超えた病的なまでの向上心、あるいは周囲も見えなくなるほど嫉妬や執着心に捕らわれた状態となっている者は、この催眠作用にかかりやすい。
これは、ゲルガインが本能的にそういう人物が「自分の封印を解いてくれる者」に相応しいと考え、それらに値する者をひき付けている為と思われるが、あくまでも推測の域である。

&bold(){封印の解除}
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封印は、物的に砕いても解く事はできない。7つの封印を一箇所に集め、解呪の法術を施さなければならないが、その術はゲルガインを封印した魔道師の血族にしかできない。
ゲルガインは眠ったまま「無意識」に魔力を発し、それにあてられた者たちが、知らないまま七巫女と接触することは過去何度もあったが、自分が封印の継承者であることすら自覚しない七人に加えて、存続しているのかもわからない魔道師の血族までもが偶然一箇所に集まることなど現実的にはほぼ解除が不可能ではあり、封印が解除されることはまずなかった。
だが、[[ファルサス]]が、この過去の伝承を知り、そこから七巫女のことを調べ上げたことにより、後に物語となる七巫女争奪戦が繰り広げられることとなる。

&bold(){関連項目}
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-[[Seven Prison]]

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