トリスの戦い

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トリスの戦い - (2010/06/15 (火) 21:39:46) のソース

&bold(){概要}
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トリスの戦いとは、[[ザールック]]3331年7月、[[フレイミスト]]国と、[[ビーストバリア]]国軍の間で起きた戦いである。
同時期に、[[アーズ]]国と[[アトレティア]]国による[[ルクフェルの戦い]]が行われ、[[アーズ]]国の決戦に横槍をいれさせない為の戦いでもある貯め、広い意味ではトリスの戦いは[[ルクフェルの戦い]]の局地戦に含まれる。

&bold(){戦闘に至るまでの背景}
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&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/az/page/3331-0.JPG,left)

[[アーズ]]国が[[ガザデルー]]と決着をつけるべく出陣した直後、[[フレイミスト]]国が[[アーズ]]国本国なり遠征軍の後背のみを狙うのは当然のことであった。その為[[アーズ]]国は、あらかじめ[[ビーストバリア]]国に、[[フレイミスト]]国の牽制を依頼していた。
だが、[[ビーストバリア]]国は、牽制を通り越して、[[フレイミスト]]国と存亡をかけた決戦に突入しようとしていた。
誰もが無謀と思われたその戦いだが、[[フレイミスト]]国は、勝利を繰り返しながら疲労し、[[ビーストバリア]]国は、他国の協力や偶然でなんとか勝っている様に見えて、その戦力を着実に増加させていた。

[[フレイミスト]]国は、弱国と侮っていた[[ビーストバリア]]国をこの戦いで打ち払い、そのまま[[アーズ]]国の後背を突いて壊滅させ、[[ガザデルー]]が支配する[[アトレティア]]国に対して、相当な発言力を持つ同盟国になるのが最終目的であった。この戦いは、その為の最初の一歩に過ぎなかった。

&bold(){両軍の戦力}
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|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''攻撃側''|BGCOLOR(#cccccc):|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''守備側''|
|>|>|>|>|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/monsyou/fureimisuto.PNG)&br()[[フレイミスト]]国軍|CENTER:''軍勢''|>|>|>|>|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/monsyou/bi-sutobaria.PNG)&br()[[ビーストバリア]]国軍|
|>|>|>|>|CENTER:総兵力32000|CENTER:''兵力''|>|>|>|>|CENTER:総兵力25000|
|>|>|>|>|CENTER:[[リョウ]]|CENTER:''総指揮''|>|>|>|>|CENTER:[[ベルーマ]]|
|>|>|>|>|CENTER:|CENTER:''軍師''|>|>|>|>|CENTER:|
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):CENTER:''主要参戦者''|
|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/ryou.PNG,width=55,height=55)&br()[[リョウ]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/garyuu.PNG,width=55,height=55)&br()[[ガリュウ]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/erena.PNG,width=55,height=55)&br()[[エレナ]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/gaira.PNG,width=55,height=55)&br()[[ガイラ]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/zairyou/50.GIF,width=55,height=55)||CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/beru-ma.PNG,width=55,height=55)&br()[[ベルーマ]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/reiko.PNG,width=55,height=55)&br()[[霊虎]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/seiryuu.PNG,width=55,height=55)&br()[[青龍]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/kokurou.PNG,width=55,height=55)&br()[[黒狼]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/hisyou.PNG,width=55,height=55)&br()[[飛翔]]|
|||||||CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/rodeli.PNG,width=55,height=55)&br()[[ロディ]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/gairasu.PNG,width=55,height=55)&br()[[ガイラス]]|CENTER:&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/az/sam/marura.PNG,width=55,height=55)&br()[[マルラ]]|||

&bold(){戦闘経緯}
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&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/az/page/3331-4.JPG,left)

戦前の予想を覆し、[[ビーストバリア]]国軍の軍勢は[[フレイミスト]]国の軍勢と互角に戦った。
[[ビーストバリア]]国は過去、自力で何かを成し遂げた事がなく、いつも他国の助けを借りていた。だからこそ[[フレイミスト]]国は[[ビーストバリア]]国を弱者とみていたが、実際戦いが始まれば、決して油断するものではなかった。
にも関わらず、[[ビーストバリア]]国軍は互角の戦いを演じた事に、[[リョウ]]は少なからず呆然としていた。
[[ビーストバリア]]国軍は、全軍を3つのグループに別け、全軍で戦っているように見せて、地形を利用して常時1グループは休息させていた。この戦法に気づかぬまま、[[フレイミスト]]国軍は攻撃を続け、いつしか疲労を蓄積し、疲労の限界にきた瞬間、完全に伏兵部隊となって大きく戦場を迂回していた[[霊虎]]部隊が[[フレイミスト]]国軍を背後から攻め立てる。
それに呼応して[[ビーストバリア]]国軍もそれまで守勢だった陣形を攻勢に切り替え、[[フレイミスト]]国軍を包囲していく。 

戦局は、完全包囲により、一斉攻撃を加えた[[ビーストバリア]]国の勝利で終わろうとしていた。だが、[[フレイミスト]]国は戦術も作戦も捨て、[[ビーストバリア]]国軍総旗艦聖獣へ突き進もうとする。
しかし、何重にも敷かれた防衛陣によって[[フレイミスト]]国は次々と兵力を削られ、更に後方から迫る[[霊虎]]の部隊によって[[ガイラ]]が戦死、続いて[[リョウ]]の部隊も壊滅する。
それでも、最前線を突き進む[[ガリュウ]]が[[青龍]]の部隊を突き崩し、[[青龍]]が戦死。
こうなると、その持ち前の嗅覚が動く[[ガイラス]]と[[マルラ]]は、[[フレイミスト]]国への寝返り、もしくは防衛陣を空ける事で後日の恩を売ろうかと考え始める。しかし、[[ロザンド]]の時と異なり、今回は[[ビーストバリア]]に属した直後の自分達がそう命令しても兵士達がついてくるわけがなく、彼らは命令を出せずにいた。その直後に[[フレイミスト]]国国主[[リョウ]]の戦死の報告が届くと、今度は一転して手柄を立てようと残敵掃討を命じる。
[[ガリュウ]]は[[マルラ]]、[[ガイラス]]によって、[[エレナ]]は[[ロディ]]によって討ち取られ、[[フレイミスト]]国は[[ビーストバリア]]国の前に完全に敗北した。

[[フレイミスト]]国は最初から[[ビーストバリア]]国を弱者と決め付けていた感がある。
油断はしない、そう口には出しても心の底で相手をなめていた部分があり、そこに付け入られて包囲作戦を許してしまった。
開戦直後に[[ビーストバリア]]が防御に徹したときも、「やはり敵は弱い、守ることで精一杯」という楽観が彼らの脳裏に走った事も確かである。

[[ビーストバリア]]国は数々の餌を喰らい、いつの間にか経験を重ねて「弱国」から、「弱国を演じる強国」に変化していた。開戦前にそのことに気づいていたのは、[[ベルーマ]]と[[霊虎]]だけであり、彼らはその擬態を最大限に利用した戦法をとった。 

&bold(){戦いの結末}
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同じ頃、[[アーズ]]国も[[アトレティア]]国に勝利をおさめ、[[アトレティア]]陣営は事実上の終焉を向かえ、[[ザールック]]の支配者は[[アーズ]]国となった。[[ビーストバリア]]国は、それに追随して国力の拡大を図ったが、ここでもまだ表に出ることを控え、あくまでも[[アーズ]]国を前面に押し立てて、その補佐という形に徹底した。

[[リョウ]]を失った[[フレイミスト]]国は、[[レンゲ]]ガ急遽帰国、王位につくことで混乱を収拾、以後は[[ビーストバリア]]国、[[アーズ]]国と和睦を結び、[[六界連合軍]]参加へと繋がっていく。

&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/zairyou/50.GIF,left)