概要

将軍とは、ある国に仕える立場の者を総称して呼ぶ名前である。詳細は国によって差はあるものの、一般的には国に仕える全ての文官、武官、さらには軍師をも指す。したがって、「○○はA国の将軍である」と、「○○はA国の武官である」は同義を意味する。
その一方で、同じく国の為に戦う「兵士」は、基本的に徴兵制であり、戦いのない時は自分達の仕事をもっている為、将軍には属さない。そういう意味では、将軍という言葉は「職種」と同義と考えてもよい。ただし、戦場で戦う事そのものを職業とする傭兵も、将軍ではなく兵士に属する。


将軍の階級

前述の通り、将軍とは立場(「職種」と言ってもいい)を示す言葉であり、階級そのものではない。ほぼ全ての国は、将軍の前に名前をつけることで階級を示している。この名前は国によって異なる為、他国の将軍を名前だけで階級を判別することは、あらかじめその国の知識をもっていないと難しい。
判りやすく数字を入れている国もあれば、聖獣の名を冠する国、またはその国の過去の英雄と、名前の付け方は千差万別である。

将軍は、何段階にもピラミッド状の階級制が作られているが、戦史に名前を残す立場となる将軍はほぼ全てが「国王・皇帝」の直属の立場にあたる。
その将軍には、分隊として自由に使える将軍が存在し、それらの将軍にも更に下の将軍がいる。しかし、その立場までいくと、戦場で自ら自由に使える兵士は数人~数十人であり、戦史に名前を見つけ出すことは難しく、たとえ手柄をあげても「(上司)将軍の部隊が敵部隊を打ち破り」という形で、まとめられる事がほとんどである。
しかし、裏返せば、その立場の者が遥か上位に位置する敵国の将軍を打ち破れば、その知名度は一気に上昇する。
戦乱の時代、世襲で最初から上位にいた将以外は、ほとんどがそういった僅かな隙間しかない階段を自力で上り詰めた者達である。


最終更新:2024年08月03日 18:45