あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第1回トーナメント エキシビション 第2試合
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aioricharabattle
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第1回トーナメント エキシビションマッチ 第2試合
《魔法剣士——ソニア・アルジェント VS 紫電改・サンダーボルト・田中》
あにまんオリキャラ最強トーナメント特設リング。
観客席が熱狂の渦に包まれる中、司会者がリング中央に立ち、マイクを高く掲げた。
「さあ、皆さんお待ちかね! 本日の特別エキシビションマッチ二戦目! 魔法剣士——ソニア・アルジェント! VS 今大会準優勝を果たしたダークホース——紫電改・サンダーボルト・田中!」
名前が読み上げられると同時に、ソニアは紺色の外套をはためかせながら静かにリングに上がった。その銀色のレイピアは月光のように鈍く輝き、短銃の銃口からは淡い魔力の光がほとばしる。
一方、紫電改は無愛想な顔をしながら無言でリングに足を踏み入れた。彼の体には微かに電気が走り、空気がじりじりと焼けるような匂いが漂う。
「早速、始めるか。」
紫電改が低く呟いた途端——
「ディメンションシュート!」
ソニアは空中に魔法陣を描き、レイピアを突き刺した。無数の空間の穴から同時に突き出される銀の刃。その瞬間、紫電改の周囲にバチバチと電気が弾ける。
「電装盾雷(ツチイカヅチ)!」
紫電改は電磁バリアを展開し、ソニアの空間攻撃を弾いた。触れた刃先からは青白い火花が散り、空気が歪む。
「さすがですね。」
ソニアは微笑むが、すぐに間合いを詰める。レイピアを素早く振るい、火属性を纏わせた「ファイアブレンディング」の炎の刃が紫電改を狙う。
「電装斬雷(サクイカヅチ)!」
紫電改も負けじとプラズマの剣を生み出し、火炎の刃と交わらせた。剣戟の度に雷と炎が弾け、視界を灼熱と閃光が覆う。
「まだまだ!ゲートオブカオス!」
ソニアは剣先で虚空に円を描き、異空間への穴を開いた。そこからは怒涛の魔力が奔流となって放たれる。だが——
「その程度か、電装豪雷(オオイカヅチ)!!」
紫電改は雷雲を呼び、空から巨大な雷撃を落とした。魔力の奔流と雷撃がぶつかり合い、リング中央に爆風が巻き起こる。
煙が晴れると、ソニアはミラージュクロークで魔力の障壁を展開していた。しかし、その外套にはわずかな焦げ跡が見える。
「ならば、これで決める!」
紫電改の体に電流が集中し始める。肌は雷そのものとなり、電装極雷(ナルカミ)を発動。
「速い——!」
ソニアが瞬時に反応するが、紫電改は雷の速さで空間を駆け、次々にプラズマの斬撃を繰り出す。彼女は必死にディメンションシュートで迎撃するが、速度が違う。
ついに、紫電改の一撃がソニアの外套を切り裂き、肩口に雷の傷が走った。
……かに思われたが
「ウォーターブレンディング。純水バリアと言ったところですね。」
なんとソニアはすんでのところで絶縁体の純水を纏うことによって雷の一撃を無力化していた。
「あなたが電気である以上、もう私には勝てませんよ。」
事実、電気が効かない相手に紫電改ができることなどほとんどない。ただし、今までの紫電改であったのならだが………
「ならこいつでどうだ。『電呪装喪雷』!」
彼は内に秘められた呪いの力を覚醒させた。黒い稲妻が空気の爆発と共に特大の滅びを与えんと襲い掛かる。
「無駄ですよ!」
ソニアは再び純水のバリアで防御するが、黒い閃光がそれをいとも容易く打ち砕く。
「なんですって!?」
驚いている間に爆風は彼女を吹き飛ばす。どうやら呪いの力を帯びた雷は通常の電気とは性質が異なるらしい。
「こんなところで負けていられませんわ!」
ソニアは空間魔法で場所と場所を繋ぐゲートを作成し、吹っ飛ばされる勢いそのまま紫電改の背後にワープする。
「闇を祓う光よ!ライトブレンディングエターナルシュート!!」
ザシュ!ザシュ!ザシュ!
呪いの力を打ち消す光の魔力を込めたレイピアが無数に分身して紫電改を何度も何度も貫く。
だが、暗闇を退ける光を直に浴びても尚、その呪いの力は弱まることを知らずに湧き上がっている。
だが、暗闇を退ける光を直に浴びても尚、その呪いの力は弱まることを知らずに湧き上がっている。
「生憎この呪いは年代物でな。その程度じゃ祓えねぇぞ。」
紫電改は腹に刺さったレイピアを抜けないように腹筋で固定しつつ、右腕に黒い雷を集中させる。
「歯ぁ食いしばれ!『電呪装天退』!」
漆黒の拳はソニアを上空に殴り飛ばした後、それを上回るスピードで空中に移動。そのまま彼女を地面に向けて叩き落す。
………土埃が晴れると、そこには倒れ伏したソニアの姿があった。決着だ。
………土埃が晴れると、そこには倒れ伏したソニアの姿があった。決着だ。
「……前みたいにチート技で後から倒されたりしないよな?」
紫電改は決勝戦での一幕を思い出すが、今回はしっかりと相手を倒すことができていた。
「勝負あり! 勝者、紫電改・サンダーボルト・田中!!」
司会者の声が響き渡り、観客席は割れんばかりの歓声に包まれる。
紫電改は傷ついたソニアに手を差し出した。
紫電改は傷ついたソニアに手を差し出した。
「いい戦いだった。」
ソニアは悔しそうに眉をひそめつつも、その手を取った。
「次は、勝つわよ。」
こうして、エキシビションマッチ二戦目は大盛況の中幕を閉じた