あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第2回トーナメント エキシビションマッチ 第1試合
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aioricharabattle
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第2回トーナメント エキシビションマッチ 第1試合
《長嶋小雪 VS 最後の勇者ブレイヴ》
あにまんオリキャラ最強トーナメント特設リング。決勝戦を終えた熱気も冷めやらぬまま、エキシビションマッチが開催される。
対峙する二人。
対峙する二人。
長嶋小雪――異世界転生を経て多くの激戦を生き抜いた少女。
界渡る黎明 勇者ブレイヴ――幾多の世界を渡り歩き、絶望を切り裂いてきた英雄。
「いやー、急に呼ばれたと思ったら勇者さんと戦うことになるとは。」
小雪が元気よく飛び跳ねながら言う。その顔には躊躇も迷いもない。
「……私も、楽しみにしていたよ。」
ブレイヴは静かに構えた。その目に宿るのは、戦士としての矜持。
ゴングが鳴る。
「——試合開始ッ!!」
瞬間、小雪の瞳が鋭く輝く。
「【鑑定】、発動っと。」
一瞬でブレイヴのスキル、戦闘スタイル、弱点を脳内にインプット。
(剣技、魔法、権能……全部ヤバすぎるレベルですね。でも、負けるつもりは一切ありませんよ。)
(剣技、魔法、権能……全部ヤバすぎるレベルですね。でも、負けるつもりは一切ありませんよ。)
「いきますよ。 【習得】!」
小雪の体が光に包まれ、その手に原初の聖剣が生まれる。ブレイヴの剣技の一端が小雪の中に刻まれたのだ。
「……一応聖剣は選ばれし者しか使えないはずなんだけどね。」
ブレイヴが微かに目を見開く。どうやらこれは想定外だったようだ。
「じゃあ私が選ばれし者だったんじゃないですか?知りませんけど。」
「まぁとりあえず……お手並み拝見といきますよ。」
小雪が踏み込む。聖剣による剣閃がブレイヴを襲う。
しかし――
「……甘いね。」
ブレイヴの不屈の聖剣が防ぎ、今度は真の原初の聖剣でカウンターの斬撃を放つ。
小雪は寸前でかわしつつ、ブレイヴから習得した魔法を発動。
「【フレイムバースト】!」
爆炎がリングを包む。しかしブレイヴは微動だにせず、空間魔法で炎をかき消す。
「なら、次はこれです!」
小雪の手元に複数の魔法陣が展開される。その技量はまさしくブレイヴと同じだ。
「【サンダーレイン】!」
雷撃が降り注ぐ。しかし、ブレイヴは時空の聖剣を振るい、雷の軌道をずらす。
「さすが勇者、ただでは勝てそうにないですね。」
小雪は息を弾ませながら笑う。
「じゃあこういうのはどうです?」
彼女は勇者の切り札を習得する。
「【習得】……【進化魔法『ビケイム・ハイエンド』】!」
小雪の体が変化する。竜の如き力を宿した強化形態。ブレイヴがわずかに目を細める。
「……そこまで私の技を再現するとはね。驚きだよ。」
「言っときますが、まだ終わりじゃないですよ?」
『時凍の呪い』
続けてリクに施された不老不死の呪いを模倣。彼女自身も不老不死となる。
「そして最後に!『電装極雷(ナルカミ)』!」
第一回大会で猛威を振るった紫電改の雷化も発動され、小雪は尋常ではない力を手に入れた。
「巨竜に不死身に全身雷か………これは不味いかもね。」
さすがのブレイヴであってもこの多重スキル形態には息を飲む。
これは手加減していて勝てる相手ではない。
これは手加減していて勝てる相手ではない。
「……私も本気で行くよ。」
ブレイヴの七本の聖剣が光に包まれ、一つへと統合される。
そう奇跡によって生まれた究極の聖剣『約束された希望の聖剣』の登場だ。
「行きますよっ!」
小雪が猛然と突撃する。その速度はまさしく雷速と言ったところで、地面を蹴った音が遅れて聴こえてくる。
「あぁ。来たまえ。」
ブレイヴは避けることなく聖剣でそれを真正面から受け止める。
リングが軋むほどの激突。
拳と剣が火花を散らす。
だが――
「……君に敬意を表する。」
刹那、小雪の動きが止まる。
時空の聖剣による時間停止、および簒奪の聖剣によるスキルの奪取が発動したのだ。
時空の聖剣による時間停止、および簒奪の聖剣によるスキルの奪取が発動したのだ。
(……これ、割とマジでヤバいやつでは?)
彼女は即座に離れて回避行動にに移るが、その隙を見逃さないブレイヴの一閃が放たれる。
だが、突如小雪の体が消失する。
「――【マイナスエントリー】!」
過去への跳躍。そして確定。
それはスキルの吸収を終了させるのと同時に、反撃のチャンスを生み出した。
「そりゃ!電装兵雷!」
突如、小雪の姿が分裂し、複数の分身がブレイヴを囲む。
「すごい技だけど……読めたっ!」
ブレイヴは自らの戦闘経験から本能的に本体を見抜き、聖剣で斬りつける。
「【天退】!」
だが、小雪は咄嗟に念動魔術で聖剣を上空に吹き飛ばす。
さらに、彼女の追撃は止まらない。
「がら空きですよ!【ゲートオブカオス】!」
彼女はブレイヴの上半身目掛けて超至近距離から光と闇の光線を放射する。
凄まじいエネルギーが炸裂し、リングはとてつもない衝撃に飲み込まれた。
ドガァァン!!
……煙が晴れると、救済の神剣を構えているブレイヴと、重傷の小雪が現れた。
ブレイヴは小雪の攻撃が当たる直前で救済の神剣を呼び出しており、光線を無効化しつつ小雪に一閃加えていたのだ。
「……やりますね。ですが、今は私も不死身ですよ。」
その言葉通り、時凍の呪いによって彼女の傷は瞬く間に回復する。勇者の聖剣と言えど、最高級の呪いを祓うには至らなかったのだ。
「そろそろ決着といきません?お互いに手札は見せたわけですし。」
小雪はこれ以上の戦いは億劫だと感じ、次で終わらせる決意を固めた。
「あぁ、わかった。次の一撃で終わらせよう。」
ブレイヴもそれに応え、自らの持てる力の全てを発揮することを誓う。
『最終勇者奥義!エクストリームホー……』
『空脚』
勇者の体が不可視の六本脚に貫かれ、そのまま倒れる。
「……次で決着とは言いましたが、真正面から打ち合うとは言ってませんよ。」
小雪は敵対する者には容赦がない。そこを忘れてしまうと、足元を掬われてしまうのだ。
「勝者——『長嶋小雪』!!!」
審判が小雪の勝利を宣言し、決着のゴングが鳴り響く。
小雪の行動は一見卑怯に見えたが、闘争という分野においてこれ以上の正解はなかったと言えるだろう。彼女なクレバーな戦いは、観衆の心に深く刻まれた。