―――≪ 影隠忍法帖 ≫―――


第一話 「冒険の始まり」の巻

今日はとても良いことがあったので記録を残すでござる。

人生初の冒険を経験!

今まで書物でしか見たことのない世界を実際に歩けて感動したでござる!(あまり活躍できなかったけど…)

先日の任務先で拾った石のお陰な模様。あの後書物で調べて分かった夢験石に違いはなかったよう。

飛んだ先は情緒溢れる外の国の遺跡。どうやら偉い人の墓場のよう。

拙者以外にも4人の冒険者がいたでござる!

ノーツ殿、Tinker殿、虎之助殿、ルキフェルナ殿

挨拶を交わした後は早速冒険、と思いきやまずは周囲の探索。この慎重さが冒険者!

何やら壁に言葉が残されてござった。シャドウ語もあったでござる。拙者の遠い親戚がここに来たのでござろうか。

書かれていた言葉の通りに文字を壁に書き記せば、なんと隠し扉が!冒険!

しかし、せるめとと…とはなんだったんでござろうか。

この時、確かに誰かの視線を感じたのでござるが、誰も見当たらず……今思えば、王様だったのかもしれぬでござる。

皆、とても頼りになる人達で安心して冒険できたでござる!

隠し扉の先には祭壇のような部屋があり、部屋を調べればお宝が!冒険!

しかし、どうにもそれだけには思えず、皆で祭壇にある宝石を調べようとすると…砂でできた怪物が現れたのでござる!面妖!
拙者の得意な風遁はあまり効かないし、剣で切ってもあまり効かないしで思わずしょんぼりしてしまったでござるが、皆が励ましてくれたでござる!ルキフェルナ殿はわざわざ銃弾を詰まらせた振りまでして拙者を元気づけてくれたのでござる。まさかあのタイミングで詰まらせるわけないでござるから、あれは絶対にわざとでござる!
そのおかげもあって、とどめを刺すことができたでござる!

結局、祭壇の宝石は何かの装置だったようでござるが、何の装置か分からなかったので取り敢えずOFFにして元の場所に戻ったでござる。そして、奥にあった魔法陣を虎之助殿が動かすと……何やら不穏な雰囲気に。墓を荒らすなら命がけでお宝取っていけ、みたいなことを言われたらしいでござる。これまた書物に書かれているような展開で心躍ったでござる!

魔法陣に入ると、何やら別の場所に移動したようで、これまた趣ある遺跡の中だったでござる。

ここにも祭壇があって、何やら聖なる力で結界を創り出しつつ、何かを隠しているらしいでござるが…拙者達は隠されているものに興味津々。ノーツ殿が魔力を込めて結界を壊してしまったでござる。すると、今まで無かったはずの扉が現れたのでござる!面妖!

宝箱からアイテムを入手しつつ、扉を開けるとそこには……面白可愛い生き物が!

クィンマンサって名前のもふもふした生き物で、触ると人によって色が変わるクィンマンサだったでござる。拙者は蜜色になって、何やら気力が湧いて出たでござる!

思わず抱きついたら、クィンマンサ殿から忠告されたでござる。似たような存在に出会っても抱きついたら駄目らしいでござる。似たような、ということはクィンマンサとは別の生き物ということでござろうか……謎でござる。

次に出てきたのは包帯でぐるぐる巻きの怪物でござる!おそらく屍鬼の類だと思われるでござるが…これまた強かったでござる。拙者が一人だったら直ぐにやられてしまっていたでござる……皆と一緒に冒険できて良かったでござる。

虎之助殿やノーツ殿が前にいると頼りになるでござるし、Tinker殿は癒やしの術にも秀でていたでござる。ルキフェルナ殿の銃撃も強力でござったし……里に戻ったらちゃんと修行しようと思ったでござる。

この後、何やら急に身体に痛みが……修行で同じ感じを受けたことがあるから分かるでござるが、多分呪いでござる……。

その後は別の部屋に向かってる途中に蟲が付いてきていてえんがちょしたり、金色と銀色の身体を探し回ったりしたのでござるが、集めた身体を祭壇の部屋に持っていって棺に入れると、この遺跡に眠っていた王様が現れたのでござる!

倒せばお宝頂戴!だったのでござるが……どうにも勝てる気がしないということで逃げる方向に。ノーツ殿が変身!ルキフェルナ殿が堕天?っぽいことしてなんとか時間を稼いでくれたので厄除け脱出できたでござる!

そのまま遺跡からおさらば!危ないところでござった……でも、とっても楽しかったでござる!

また、いつでも夢に呼ばれて冒険できるように修行頑張るでござるよ!にんにん!

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最終更新:2025年02月18日 00:09