○魔神達が住まう世界を異界と呼称する。
 アリストリアラクシアでは最初に世界の生き物たちが認識した"異界"という物はこの魔神達が住む世界だった。
 と言われているので狭義的な意味での異界はまずこの魔神達が住む世界を指す。
 広義的な意味では妖精郷なども異界に入るが、アリストリアラクシアでは他の世界はその世界名で呼ばれる。


○異界
原作と同じ様に、魔法文明時代の中期に認識された。
神の如き叡智を持つ魔法王達が異界の存在に気付き、そちらへのアクセスを試みた。
その時、魔神側達も呼応し、アクセスを試みた結果、魔神側からアプローチが起こる。
そして魔神達は他の魔法王よりも一歩先を出でんとした者達に囁きかけ、
自身らのコントロールの方法を教えて協力を持ちかけた。
それらは全て甘言であり、遠い遠い回り道の罠だった。だからこそ魔法王達も陥れられたのだ。
恐るべきは魔神達の狡猾さと我慢強さである。支配される事すらを愉しむのだ。
そして解放の時を待っている。間もなく魔法王同士の戦争は魔神達の協力により熾烈化していった。
そうなる事で更に強力な魔神との契約が必要となる。一つの魔法王が頭一つ抜ければ、
別の魔法王もまた更に強力な魔神らとの協力によりそれに追いつく。
それが広い範囲の各地で頻繁に起こった。
それは言うなれば仕組まれた鼬ごっこだった。
時は流れ、魔法文明時代末期になると、ほとんどの魔法王や実力のある魔法使いは
上位の魔神と契約しているという事態になる。
そして魔法王の中でもとりわけ力の強い魔法王達が複数の上位魔神と契約していた。
なまじ力が強かった為に、一度に契約可能な上位魔神が多くいたのが仇となった。
魔神達は魔法王達が年老いて肉体も精神も弱る頃合いを待っていたのだ。
いつしか魔法王達は魔神を支配する側ではなく、支配される側となり果てていた。
「異界とラクシアを繋げる”穴”を穿つのだ」と嘯く魔神達。
言われるがままに、導かれるがままに、誘われるがままに…
魔法王達は自らの強大な魔力と叡智により巨大な魔法陣を描く。
その魔法陣を以てしてラクシアに  "穴"  が開いた(空いた、ひらいた、とも)


―――――この大穴を人は”奈落(アビス)”と呼ぶ。

異界は混沌より生まれ出でたとされている。混沌に秩序を与え、世界を作り出す力。
 それは”鍵”と呼ばれ、様々な形を持つ。この鍵により異界が作られる。
 鍵は混沌から空間を切り出し、亜空へと繋ぎ留め、世界を創造する。
 鍵も混沌より現れると言われてはいるが、謎が多く未だはっきりとはしていない。
 一番有力な説としては、混沌は内側に尽きぬ力の核が渦巻いており、
 パワーバランスを保つ為に膨張した力を鍵として排出しているという噂である。
 それ故に無数の異界が存在するのだ。
 また、鍵は面を作るのに必要(一つだけなら点であり、二つなら線、三つで初めて面を作れる)な
 3つ以上があって初めて亜空へと世界を創造できるとされている。
 鍵に囲われた空間が切り出され、世界を作るという。基本的に鍵の数が多ければ多いほど
 切り取れる空間は増していき、世界の規模も広くなるとされている。
 そしてその鍵を扱う為には途轍もない力が必要で、文字通り世界を支配する力が求められる。
 鍵は一つ扱うだけでも力に優れた者でないと不可能だとされている。
 ただし、その欠片ならばLv1の魔神でも扱える。
 それがアビスコアである(原作では紫色の剣の形をした結晶だが、アリストリアラクシアでは様々)
 そしてその欠片であるアビスコアが砕かれて、更に小さな破片となった物がアビスシャードと呼ばれるのである。
 この鍵を多数扱える者は極々少数とされていて、6つが一つの指標とされている。
 ここを超えた者は異界において広大な地区や大陸の統治者、はたまた小さな世界なら
 世界創造主クラスと成り得る。故に六鍵王(りっけんおう)。
 鍵の色が青空を反射した鏡の様な様相である事から、彼ら彼女らはエンシェントアズールと呼ばれる。

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最終更新:2025年03月22日 23:17