053

楔 ◆jk/F2Ty2Ks


(……うん、決めた! 田村さん達を追いかけて、仲間に入れてもらおう!)

イリヤはそう決断した。
それは彼女の直感であり、DIOへの疑いと女性だけで構成された集団にいる安心を天秤にかけた打算ではない。
このままDIOたちと行動を共にしても、美遊やクロには会えない気がしたのだ。
ルビーと出会って魔法少女として戦う事になってからもその前も、その直感に従って悪い状況に陥った事はそれほどない。
しかし、決断はしてもそれを実行に移せるかどうかは話が別だ。

(ルビーを譲って貰った恩があるのに、こんなおかしな状況で「向こうのチームに移ります」なんてどう切り出せば……)

イリヤにはイマイチ実感は出来ていないが、状況はいつ他人が襲ってきてもおかしくない殺し合い。
殺し合いをしろ、と言われてはいそうですかと受け入れる人間などイリヤには想像し難かった。
が、クラスカードの英霊のような怪物も中にはいるかもしれない。
出会った人間は今のところ皆好意的だが、何かをきっかけに豹変する者もいるかもしれない。
そんな緊迫した状況で、一度知り合った人たちに別れを切り出すとなればどんな言い訳をしても、
相手を疑っているという印象を与えずにはいられないだろう。イリヤはとても困ってしまった。

(ど、どうすれば……DIOさんに不快感を与えず、食蜂さんも出来れば誘って……ど、どうすればー!?)

ずんずん進んでいくDIOの後ろをトコトコ歩きながら頭を抱えるイリヤ。
ただ歩いているだけで軽く息を荒げながら、イリヤの後背をキープしている食蜂も気になる。
彼女はDIOを信頼しているようだが、だからといって放っておいていいものなのだろうか。
このまま迷っていれば、田村たちと合流するのがどんどん難しくなるばかり。
緊張と焦燥のあまり、ぐわんぐわんと頭痛すらしてきた女子小学生イリヤ。


(『イリヤさーん。一応忠告しておきますけどここでは逃げに入らないほうがいいですよー。
  ここじゃ鏡面界にも飛べませんし。』)

(う、うう~。流石にそこまで追い詰められてないよ?……でも実際どうすればいいのか……)

(『全くしょうがないですね~。まあ、自分で決めたならお手伝いはしますよ、ステッキとして!マスコッツとして!』)


へ、とイリヤが応える前に、ルビーが奇声を上げた。

『WRYYYYYYYY!!!DIO様!少々お話が!!!』

「ちょっ」

「……何だ、ルビー?」

振り返ったDIOの表情は、苦虫を噛み潰したようなものだった。
イリヤもその背中から多少の苛立ちは感じていたが、どうやらルビーに対してはあまりいい感情はないようだ。
かしましく話しかけてくるルビーをうっとおしそうに見ていたDIOだったが、その言わんとするところを察したのだろうか。
歩みを止め、少し遅れていた操折が追いつくのを待ってイリヤに語りかけた。

「つまりイリヤちゃんは、さっきのお姉さん達と一緒に行動したいと言うわけだね?」

「は、はいっ。で、でもおじさんが信用できないとかそういうわけではなくて」

「成る程、このDIOよりもあの田村という女が信用できるだけだというわけだ……」

DIOの声色が変わる。瞬間、イリヤは目の前の存在が別の物に入れ替わったような感覚を覚えた。
剣の英霊を前にした時のような、へばりつくような恐怖。変身していないことを後悔する。
DIOとイリヤの間には半歩の間合いもない。ルビーがなにやら伝えてきているが、頭に入らない。
イリヤの頭の中で、見えない指がスイッチに手を伸ばしかけ――――。


「……それならば、私としては君を引き止めることはできないな」

「―――っ、ハァッ……」

しかし意外にも。DIOは残念そうに肩をすくめ、イリヤの気持ちを汲んでくれた。
絶息していたイリヤの背中を冷たい汗が伝う。一瞬で膨れ上がった心臓の鼓動は未だ収まらない。
先ほどの"死"への直感が気のせいだったかのように、DIOは気さくに話しかけてくる。

「わたしは君の保護者ではないし、君は自分の力で自分の身を守れる。それならば自分の行動は自分で決めるのが
 当たり前の筋というものだろうとわたしは思うよ……。同じ女の子として、操折ちゃんはどう思うね?」

DIOの視線が食蜂に走る。数秒押し黙った彼女はイリヤを見て、DIOとは反対の意見を告げた。

「私は反対ねぇ。この子は私達の情報を少なからず持っているわけだしぃ? 他人に私達を売ることもありえるわ」

「わ、わたしそんなことしないよー!」

『そうですよ!イリヤさんはヘタレな一面もありますが他人を陥れるような人ではありません!』

「そうだぞ。無闇に人を疑うのは如何な物だろう? 君の性格は理解しているがそれでは敵を作るばかりじゃあないか」

ルビーとDIOの進言をむすっとした顔で受け取り、食蜂はそっぽを向いた。
思わぬ反応に狼狽するイリヤの肩をDIOが優しく叩き、言外に「任せろ」、と告げる。
DIOは不機嫌そうにする食蜂を少し離れた場所へ導き、真摯な表情で小声の会話を始めた。
それを見ているイリヤの心からは、少しずつDIOへの警戒が薄まっていく。

「DIOさんと食蜂さん、ケンカしなきゃいいけど……」

『イリヤさんも罪な人ですねぇ。でも殺し合いが始まれば多分隙を突いて逃げられますよ』

「滅多なこと言わないでよ……どうしたのルビー……」

やがて食蜂が呆れたように溜息をつき、二人の会話が終わったようにイリヤには見えた。
食蜂の表情は僅かに柔和なものに変化しており、胸を撫で下ろすイリヤ。
二人はイリヤの下へ歩み寄り、少し寂しそうな表情でイリヤと別れることを惜しむ言葉を述べる。


「我々は、北の能力研究所へ向かおうと思う。操折ちゃんが似たような施設を知っているらしいからな」

「DIOの館ってところへはいかなくていいんですか?」

「エジプトの、わたしの住まいがそのままあるというわけではないだろうからね。恐らくは広川の撹乱だろう」

「ここに住んでるわけじゃなかったんだね……」

「貴女の知り合い……美遊ちゃんとお姉ちゃん、見つかるといいわねぇ」

妹だよ!と憤慨するイリヤに、DIOが洗えなくてすまないが、と前置きして借りていたハンカチを差し出す。
さらに、頭につけているハートの飾りがあしらわれたサークレットを外してイリヤの頭に装着した。

「ハンカチにはこのDIOの匂いが染み込んでいる。我が愛鳥ペットショップならばその匂いを嗅ぎ付けてくれるはずだ。
 花京院もこの飾りを見ればわたしとの関わりを察して協力してくれるだろう。せめてもの餞別と思ってくれ」

「さらに追加力だゾ♪ このカード、貴女絡みのものでしょ? 私が持ってても意味ないから進呈するわぁ」

食蜂もまた、Lancerと表記されたカードをイリヤに提供した。
クラスカード『ランサー』。マジカルルビーと併用する事で英霊の武器と魔技を一時的に使用できるアイテムである。
イリヤはもはや恐縮する他ない。親切な人達を疑ったことを恥じると同時に、自分に出来る事がないかと考える。
美遊とクロエにも、彼らに協力してもらうというのはどうだろうか。

「何から何まで……ありがとうございます、あの、私も何かミユとクロの目印になるものを……うーん」

『イリヤさんには魔法少女としてのシンボルがないからこういうとき困りますねー』

「うるさいよ! う、うーん……手紙でも書くとか……ちょっとお待ちいただけますか?」

「いや、既にかなりの時間が経っている。そんな事をしていたらあの女に追いつけなくなってしまうぞ。
 大丈夫、君と同じように彼女たちとも仲良くなれるさ。君も私の仲間に出会ったら、仲良くしてあげて欲しい」

朗らかに語るDIOに、イリヤは感服する。なんて立派な人なのだろうか、と。
せめてもの気持ちとして自分には扱いづらい支給品の大剣を譲渡して、イリヤは二人に手を振った。
DIOは笑顔で返す。食蜂はリモコンを持った手を振って返す。
少しの間立ち止まり、イリヤは転身してDIOたちとは逆の方向に走り出した。

「ルビーよ、イリヤちゃんを頼んだぞ!」

『……』

「返事しなよ、失礼だよルビー」

『はい。お任せください』

DIOの激励を受け、イリヤは友達と妹を探すべく路を急いだ。




「残念だな」

「ええ、残念ねぇ」

南へと走り去ったイリヤを見送って、DIOと食蜂は歩き始める。
二人の間には、イリヤの前で見せていた和やかな雰囲気は微塵もなくなっていた。
そこにあるのは親愛でも主従の絆でもない、純粋な利害関係の一致。
DIOには便利な食糧が必要で、食蜂には安心を与えてくれる存在が必要だった。

「言ったとおりに"設定"は出来たのか?」

「結構難儀したけど……上手くいったと思うゾ♪」

DIOから指示を受けて食蜂がイリヤに施した洗脳は三つ。

①。『アヴドゥル・ジョセフ・承太郎を名乗る者に遭遇した瞬間、DIOの記憶を喪失する』。

これはDIOの存在がイリヤに影響を与えた事を推察され、警戒されることを防ぐ為のもの。
DIOとしてはこの三人を見つけた瞬間に攻撃に移る、くらいのことはさせてもよかったのだが、
彼はアヴドゥルを除くジョースター二人の外見を知らない。故に、食蜂にもその設定は施せなかった。
100年の眠りから目覚め、4年ほど世界を見聞したDIOがまず興味を持ったのはスピードワゴン財団だった。
不快な名前だ、と嫌な予感はしていたが、手下の報告を聞いてその予感は的中していたと知る。
なんとジョースターの血族が存続しており、財団と密接な関係にあるというではないか。
しかしDIOはジョースターに勝利した自分を全く疑ってはいなかった。
ジョナサン以上の強敵が存在するはずがない。自分はそのジョナサンを完全に超越し屈服させたのだ。
その強すぎる自尊心が、彼に承太郎やジョセフを軽視させていたことは否定できない。
故にスタンドの練習をしていたら急に手から出てきた遠隔視の能力を使って精査するまでもない、と断じたDIO。
たまたま日本に住んでおり、もし失っても大して惜しくない花京院を行かせれば十分だと考えていた。

②。『イリヤ自身が「放置すれば死に至る」と認識する傷を負った者を見つけた場合、最善の殺傷手段で攻撃する』。

これはDIOたちの勝利に不可欠な、参加者を効率的に減らす為のもの。
イリヤの人となりならば、殺し合いを忌避する者たちの集団に入り込むことは想像に難くない。
身内が本人にも自覚なく突如攻撃してくるのは、まさしくそういった集団を瓦解させるきっかけにもなるかもしれない。
食蜂の『心理掌握』ならば事後にイリヤの認識を改変し、殺害行為の記憶を残さないことも可能だった。
だが他の洗脳の強制力を維持する為、またイリヤ自身を錯乱させて状況を混乱させる為にもあえてそれは避ける。
大怪我を負った者を助けようと駆け寄れば次の瞬間自分がその相手を殺しているのだ、驚きも天外だろう。

③。『ルビーの制止・忠告を当たり障りのない言葉に誤認し、それを他者に指摘された時相手に対し強い猜疑心を持つ』。

これはルビーによるイリヤへの影響を出来るだけ抑える為のもの。
こちらは先ほど効果の方を確かめている。転身時の消耗を心配するルビーの言葉をイリヤは全く理解していなかった。
洗脳自体はまだ気付かれていないようだが、これが繰り返されればやがてルビーが勘付く恐れもある。
とはいえルビー自身はイリヤの元から離れられないのだから、それほど心配する事もあるまい。



「人間一人にこの程度の指示をしたくらいで、疲労力がこんなに溜まるはずないんだけどねぇ」

「恐らくこのゲームの参加者は体力を消耗しやすくされているな。ヒロカワの奴は泥試合を好むらしい」

フラつく足取りの食蜂を特に気遣う様子もなく、イリヤから渡された大剣を振るDIO。
帝具・修羅化身グランシャリオ。鎧化して装着者の身体能力を高めるらしいが、同時に消耗も激しくなる。
吸血鬼であるDIOが装備して全力で戦闘に臨めば、敵にとっては『世界』が二体同時に襲ってくるほどの脅威だろう。
だが、DIOの見立てでは『世界』のスタンドパワーを全開にしてグランシャリオと併用すれば1分も持たず動けなくなる。
装具として使わず、あくまで武器として使うのがよさそうだ。
グランシャリオをディバックにしまい、DIOは食蜂に問いを投げる。

「『心理掌握』の効果は永続的に続くのか?」

「ええ。普段なら、だけどぉー。さっきの女の子とイリヤちゃんへの手ごたえから見てこっちも制限力かかってそうねぇ」

「有効に活用するには経過観察が必要か。実験に使える参加者がいればいいが」


観察、というDIOの言葉が食蜂の脳裏を刺激した。
彼女は自分の能力で他人を操る事に何の抵抗もないが、相手の人生を破滅させるようなことはなるべく避けてきたし、
洗脳して所有物にした人間の面倒は最後まで見ることが絶大な力を持つ自分の義務だと考えていた。
しかし先ほどのイリヤへの指示は、そういった彼女なりの歪な倫理観にも悖るものではなかっただろうか。
何のためらいもなくそれを実行できた理由はすぐに思い当たる。DIOの存在だ。
彼を見ていると、自分という枠にヒビが入り、広がっていく感覚を覚える。
自分を善人だと思えない引け目、虐げられて歪んだ性根、優れた力への過信……。
そういった要素は、DIOの前では最悪の作用をもたらす。

(この人についていけば、私も……なんというか、安心できる気がするのよねぇ)

DIOの持つ力は、彼の信奉者の目には万物を超えるものに映る。暴力でも魅力でも、彼を超えるものはいない、と。
その偉大な力を持つ者に仕えれば、己の不安は消え、自信を持つことが出来る。
偉大な指導者に導かれているという錯覚。人間を超えた者に認められているという盲信。
それが、DIOの信奉者を人間のまま人間でなくするのだ。
吸血種が『世界』という最強のスタンドで人間を餌とすることよりも、DIOという人格そのものこそが世界を蝕むのだ。


(御坂さんが居る以上、私が最後の一人になるまで生き残れる可能性はかなり低いわぁ。
 だったら、この人に従って……私の有用力をDIOに認めさせる。この男の、右腕になる)

広川の言葉など信用できない。だが、DIOは死んだ人間を生き返らせたことがあると食蜂に語った。
それを、何故か信じられる。頭の中を覗けない男の言葉を。その理由は、食蜂にはわからない。
DIOに自分を殺すには惜しい、己に必要な存在だと認めさせる。共に歩む資格を持つと知らしめる。
それが、食蜂が決めた行動の指針だった。
そのためならば、他人の命などゴミも同然。イリヤがどうなろうと、彼女には微塵の心痛もないだろう。

「イリヤちゃん、ちゃんとやれるのかしら。心が壊れたりしなければいいんだけど」

「そうなったら、残念だ。だが、我々が失うものは何もない。なにか心配する事でもあるのか?」

「……いいえ、ないわねぇ☆」

DIOのそれをなぞる様に醜悪な笑顔で、食蜂が笑う。だが、彼女は理解していない。
他者とのコミュニケーションを能力に頼ってきた彼女には、DIOの本質を知ることはできない。
彼は、超越者ではない。他人がいなければ、己の存在意義を見出せない一個の命だ。
DIOには他人が必要だ。しかしそれでも。DIOにとって他人とは、どこまでいっても踏み台でしかないのだ。
見下ろしながら生き足掻く者を笑うことはあっても、肩を並べる事は絶対に許しはしない。
彼が唯一対等と認めた男の肩は、いまや彼の首の下にあった。DIOの≪世界≫は既に完成されている。
どんな言葉をかけ、どんな力を見せれば取るに足らない人間どもを安心させ、自分の役に立たせることができるのか。
DIOの興味はそこにしかなく、だからこそ人間にとってのDIOとは何か、を問う田村玲子に狼狽したのだ。

「操折ちゃん、もう少しゆっくり歩くか?」

(まずはちゃん付けをやめさせたいゾ)

互いの思惑を知らず、二人は黎明の道を歩く。
未だ、陽の光は届かない。




【G-4/1日目/黎明】

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】
[状態]:健康 転身状態 『心裡掌握』下
[装備]:カレイドステッキ・マジカルルビー@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
     DIOのエキスが染みこんだイリヤのハンカチ DIOのサークレット
[道具]:ディパック×1 基本支給品×1 クラスカード『ランサー』@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 
     不明支給品0~1
[思考]
基本:美遊、クロと合流しゲームを脱出する。
1:美遊、クロとの合流。
2:田村、真姫を追いかけ同行させてもらう。
3:花京院、ペットショップを探して協力する。

【心裡掌握による洗脳】
※トリガー型 8/8時間経過
『アヴドゥル・ジョセフ・承太郎を名乗る者に遭遇した瞬間、DIOの記憶を喪失する』 
『イリヤ自身が「放置すれば死に至る」と認識する傷を負った者を見つけた場合、最善の殺傷手段で攻撃する』

※常時発動型 6/6時間経過
『ルビーの制止・忠告を当たり障りのない言葉に誤認し、それを他者に指摘された時相手に対し強い猜疑心を持つ』

[備考]
※参戦時期は2wei!の調理実習終了後。
※『カレイドルビー』の制限は、自立行動禁止、引き出せる魔力の絶対量低下。
※『カレイドルビー』には、誰でも使える改造が施されており、さらに吸血鬼の血を吸った事で何がしかの不具合が起きているようです。


【DIO@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ】
[状態]:疲労(小) まあまあハイ!
[装備]:帝具・修羅化身グランシャリオ@アカメが斬る!
[道具]:ディパック×1 基本支給品×1
[思考]
基本:生き残り勝利する。
1:ジョースター一行を殺す。(アヴドゥル、ジョセフ、承太郎)
2:部下との合流。(ペット・ショップ、花京院)
3:操折の能力制限を確かめるために適当な人間を捕まえる
4:能力研究所へ向かう

[備考]
※禁書世界の超能力、プリヤ世界の魔術についての知識を得ました。
※参戦時期は花京院が敗北する以前。
※『世界』の制限は、開始時は時止め不可、僅かにジョースターの血を吸った現状で1秒程度の時間停止が可能。
※『肉の芽』の制限はDIOに対する憧れの感情の揺れ幅が大きくなり、植えつけられた者の性格や意志の強さによって忠実性が大幅に損なわれる。
※『隠者の紫』は使用不可。


【食蜂操折@とある科学の超電磁砲】
[状態]:額に肉の芽、『上条当麻』の記憶消失。 疲労(大)
     心理掌握行使:1/2名(あと2時間で1名回復)
[装備]:家電のリモコン@現実
[道具]:ディパック×1 基本支給品×1
[思考]
基本:生き残り脱出する。
1:DIOに自分を認めさせ、生還する。
2:能力の制限を把握する。

[備考]
※参戦時期は超電磁砲S終了後。
※『肉の芽』を植えつけられた事によりDIOに信頼を置いているが、元々他者を信用する神経を持ち合わせていない事もあり、
  毎時毎分DIOへの信頼は薄まっていく。現時点で既に「いとこの大学生(ルックスもイケメンだ)」に対する程度の敬意しかないようだ。
※『心理掌握』の制限は以下。
  ・脳に直接情報を書き込む性質上、距離を離す事による解除はされない。
  ・能力が通じない相手もいる(人外) ※定義は書き手氏の判断にお任せします。
  ・読心、念話には制限なし。
  ・何らかの条件を満たせば行動を強制するタイプ(トリガー型)の洗脳は8時間で解除される。
  ・感覚、記憶などに干渉して常時効果を発揮するタイプ(常時発動型)の洗脳は6時間で解除される。
  ・完全に相手を傀儡化して無力化するのは、2秒程度が限界。
  ・同時に能力を行使できる対象は二人まで。
   一人に能力を行使すると、その人物の安否に関わらず2時間、最大対象数は回復しない。




【支給品解説】


サンルーフ付きの高級車@現実
外車、頑丈でガソリンも満タン。昼間に天井が開くとたくさんの光が入ってきてDIOは死んでしまう。
F-3 滝の中腹にぶち込まれているが、幸いにもガソリンは漏れていないようだ。

家電のリモコン@現実
家電のリモコン。食蜂は能力の円滑な利用のために、ボタンに能力を割り振っている。
なくても『心理掌握』は使えるが、疲労が増大するだろう。

帝具・修羅化身グランシャリオ@アカメが斬る!
鎧の帝具で、インクルシオの改良型。透明化機能はないが、安定した性能を発揮する。
通常時は大剣の形を取り、斬撃武器としても一級品。

クラスカード『ランサー』@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
かって存在した英雄・魔物などの力を封じた、規格外のマジックアイテム、その一つ。
ステッキを媒介にして封じられた存在の武器・奥義などを再現できる『限定展開(インクルード)』(一度使用すると、数時間使用不能になる)
持ち主自身の肉体を媒介にして封じられた存在の全てを再現する『夢幻召喚(インストール)』に使用される。
『夢幻召喚』については、カードの設計思想、理論、製造目的を知る美遊、
そして過程を省いて望んだ結果だけを引き出す特性を持ったイリヤからその力を奪って分離したクロエのみが使用可能。
2wei!の時点では、クロエ分離後のイリヤは夢幻召喚を使用することはできないとされていた。
『ランサー』の限定展開は因果逆転の呪いを帯びた魔槍の再現。ひとたびその真名を開放すれば、必中必殺の一閃を放つ。


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031:生と力と強さの証 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 071:いずれ、しづ心なく。
DIO 072:鋼vs電撃vs世界
食蜂操祈
最終更新:2015年06月22日 16:57