とある傭兵の超連射砲<ガトリングガン> ◆hqt46RawAo



□ 記録№6『クロス・ファイア』 □


上条当麻は一軒家の奥へと無我夢中で走っていた。
左後の壁から襲い来る弾雨より逃れるため。
先行するサーシェスの背をひたすらに追う。

「不幸だぁぁあぁぁ――!」

上条はやはりこれを言わずにはいられない。
鉛の雨に追い回されているこの状況。
いつ自分の体を銃弾が通り抜けるか分らぬこの恐怖。
嫌でも口癖が飛び出してくる。

背後より迫り来る弾幕は紛れも無く、上条ごとサーシェスの命を摘みに来ていた。
その連射力、威力、共に並大抵の銃器ではない。
加えて、実に狙いが精密だ。
総合的な火力ならば、サーシェスのガトリングには劣るが。
集弾率ではあちらに軍配が上がるだろう。

更に使い手もやはり只者ではない。
サーシェスは兎も角、最低でも上条が完全に油断していたタイミングで、
放送に重ねて壁撃ちの奇襲を仕掛けてきた。
その、敵を殺すことのみを重視した機械的な手際。
ありがちな例えだが、殺人マシーンの様、と言ったところか。
もし、サーシェスの反応がもう少し遅れるか、
敵が壁越しにでもこちらの状況を伺えるような目を持っていれば、今頃二人の命は無かっただろう。
前方のサーシェスも弾雨に追いつかれぬように、左方へとガトリングを打ち返しながら走り続ける。

「ボウズ、こっちだ!」

上条はなんとか一軒家奥の部屋、ダイニングルームへと辿り着く。
そして、サーシェスがひっくり返していたテーブルとソファの裏へと飛び込んだ。
頭を抱えながら、サーシェスと共に即席の盾の後ろで身を低くする。

「……って、こっち側でいいのか!?」

切迫した状況の中、上条はその不可解をサーシェスぶつける。
左の壁からの銃撃から逃れてきたのに、飛び込んだ盾は右の方向を向いているのだ。
このままでは弾雨に追いつかれる、と焦る上条であったが。

「ああ、これで正解だ。こっちの壁は厚いし隣にもう一室ある。
 これ以上、左の壁から銃弾が飛んでくることはねえ……が、だ」

サーシェスの言葉通り、左からの弾雨はピタリと止んだ。
だが、その直後には右から飛んできた銃弾が二人の頭上を抜けて行き。

「一難去って、また一難ってなぁっ!」

サーシェスはバリケードから腕だけ出して、ガトリングを撃ち放つ。
右手の窓の向こうに見える、庭に現れた枢木スザクに向けて。

「どうなってんだ!?」

ガトリングガンの号砲に対して両耳を押さえながら、上条が疑問を口にするのも当然である。
一つの家を挟んで、左からの射撃が止んだ瞬間に右からの射撃。
敵が移動したとすれば早すぎる。
その疑問の答えは単純明快、故に多少は思いつきにくいが、つまり。

「簡単なこった。敵さん二人に増えやがったんだよ。
 枢木スザクがあんな連射性の高けえ銃持ってんなら最初から使ってくるだろうし、俺はとっくに殺されてる。
 こいつは増援が来たとしか思えねえって考えた訳よ」

「なる、ほどな……。そういうことかよ」

上条は納得しながら、拳を握り締めた。
そして、思考する。
この状況で自分に何が出来るのかを考える。

やはりこの場で『幻想殺し』は何の役にも立ちそうにない。
けれども、だからと言って上条にはこのまま盾の下で震えている事など出来ない。

(自分に出来ることを見つけ出せ……!
 俺には何がある?この右腕だけか?違うだろう!?)

彼は諦めない、いかなる事態にも諦観しない。
暫し目を閉じて深呼吸して、目を開く。

「……よし」

そして上条は戦うことを選択した。
相手が幻想であろうと現実であろうと、この五体で突破しよう。
背負う骸を守る為に、あの背中に報いるために。

「あんたの知恵を貸してくれ」

戦う為に、そう隣の男に声をかけた。
そして、男の答えなど最初から決まっている。
返答はガトリングガンの銃声に掻き消されぬよう、叫ぶように返された。

「かまわねえぜぇ!ここじゃ、俺達は一蓮托生ぉ!
 とりあえずは協力して生き延びるとしようかねぇっ!」

□ 記録№7『小休止』 □


銃声が止んだ。
庭から銃撃を仕掛けていたスザクが、攻撃の手を止めたからだ。
サーシェスもガトリングを掴む手をバリケードの後ろへ引き戻す。
だが、一軒家に再び静寂が流れ出すことは無かった。

放送が流れ続けている。

それだけではなく。
先ほどから、ぎしりと嫌な音が鳴っている。
空間が悲鳴を上げるかのように軋んでいる。

「策は二段構えってか……?こりゃ不味いな」

咥えたタバコに火をつけながらサーシェスは呟く。
一軒家はその内側と外側から鉛の雨を叩き込まれ続けた末に、いまや倒壊の危機を迎えていた。
先のレイとサーシェスの銃撃により、支柱が何本か砕けたのか、建物全体が大きく左側に傾いてきている。

「連中はこの家ごと俺たちを潰す気らしいな……」

第一、サーシェスの得物は外部から撃ち込めば、建物一つ倒壊させたガトリングガンだ。
それを内側から抑え気味とはいえ、使用すればこうなるのは自明だった。
とはいえ、サーシェスにはこれしか銃器が無かったので致し方なく使用したのだが、状況はこの通り自らの首を絞めている。
威力ばっかり高いのも考え物だな、と考えながらサーシェスは煙を吐き出した。

「さてと、ボウズ。作戦会議といこうか」

その一言に上条は頷く。彼は戦うことを選択した。
だがこの状況、少なくとも上条の視点では八方塞である。
この場では右手の力が役に立たず、しかも丸腰。戦況に実力が追いつかない現状。
決意だけではそれを補うには至らない。
戦う為の具体的な手段を手に入れなければならない。
活路を見出す為に、隣に座る男の知恵と協力が必要だ。
使えるものは何でも使う。生き延びる為に協力する。
手段を選ばない事とはまた違うが、今だけはその思考において上条とサーシェスは共通していた。

「だがその前にボウズ。
 さっき、なんで枢木スザクが殺し合いに乗ったのかって聞いたよな?
 ありゃ何でだ?もしかして説得でも考えてんのか?」

上条はすぐには答えない。
その質問だが、実は先ほど銃撃を浴びたとこによって、
最早上条にとっては不要なモノになっていた。
今の上条はある一つの確信を持っているが故に。

「一応言っておくが止めて置けよ?戦いになったら事情なんざどうしようもない。
 ここから先は戦争だ。敵はどんな手段を使ってでも俺達を殺りに来る。
 しかも、サシの勝負じゃねえときた。会話なんざしてる暇はねえよ。
 手段なんか選んでいられねえ、殺すか、殺されるかだ」

そしてそんな暇は俺が潰す、と心の中だけで呟き。
サーシェスは言葉を切る。
対して上条からは一言だけだった。

「それがさっき、あのスザクって奴を殺す気で撃った理由かよ?」

この言葉には少し、怒気が含まれていた。
いや滲んでいたと言うのが正確か。
上条の心もっと奥深くで、それがどれだけ燃えているのかは分らない。
彼は今、織田信長の様な条理を越えた化け物とはまた別の、人間として殺す者の思考を知った。

「ま、そんなところだ」

それに対してサーシェスは言及しない。
戦闘中に敵の説得なんぞ始められたら邪魔にしか成らないと思って聞いたが、
本人にその意志が無いのならこれ以上は時間が勿体無い。

「とりあえず前提の説明から入ると、だ。ここはそう長くもたねえ。じきに天井が落ちてくる。
 奴等はそれが分ってる、だから攻める手を止めやがった。放送をゆっくり聞きたいってのもあるだろうが……。
 まあとにかく、こちらからうごかねえ限りジリ貧ってワケだな」

「それは分ってる。重要なのは、どう動くかって事だろ?」

「ああ、その通り。と、ここで質問だ。
 この場における俺達の勝利ってのは何だと思う?」

「…………。
 ここから逃げ切ること、だろうな」

それほど間を置かず、言い換えれば『脱走が限界である』と上条は答えた。
上条はサーシェスやスザクほどに戦闘の場数を踏んではいない。
しかし、とっさの判断力や理解力は優れたものを持っている。
だからこそ、彼はここで『敵を全て倒すこと』とは言わなかった。

この状況を客観的に見て、襲い来る者を倒すことに固執すれば、ただ単に命を捨てることになる目算が高すぎる。
彼が戦う理由はあくまでも仲間を救うこと、背負う御坂の遺体を守ることだ。
戦場に仲間がいなかった以上、最優先することは遺体を安全な場所まで運ぶことになる。

そして、上条は自らの命をぞんざいに扱ったりはしない。
自らが傷つくことや死ぬ事が、大切な人たちを一番苦しめる事になると知っているから。
この選択にも『正義の味方を志す少年』との違いがかいま見える。

いやもしかすると、それでも普段の上条ならば多少の無茶をしたかもしれない。
彼がこの場で、コレほどまでに御坂美琴の死体の安全に拘ったのは……おそらく。

『次に、前回の放送から今回の放送までの間に死亡した参加者を発表させて頂きます。
 読み上げる順番はこちらで死亡を確認した順番からです。




 以上、11名です。残りは26名となりました』

今、名前を呼ばれた誰かとの。
この先、決して果たされることの無い約束があったからだろうか。


「正解だ。じゃあ、次はどうやって逃げ切るのかが問題だが」

とにかく、サーシェスもその答えには満足して話を進める。

「とりあえず敵さんは待っていても勝てるわけだから、出口を塞いでいるだろうな。
 現にここから出られる庭にゃ枢木スザクが控えてるし。
 玄関の方にはおそらく、さっきの新手が回り込んでるだろうぜ」

「玄関と庭の二択……か」

そのどちらかを突破しなければ外部へは至れない。
奇をてらった発想としてはサーシェスのガトリングで壁を破って逃げると言う手もある。
しかし、一軒家が崩れかけている現状ではその選択肢は除外した。

「俺は庭だと思うが……ボウズは?」

サーシェスがそう思った根拠は単純な攻めやすさ。
まず、スザクが手負となっている事は先の攻防で確認できた。
加えて、庭に至る出口の方が玄関より広いし近い。

「俺は玄関だと思うぜ」

しかし上条の意見は違った。

「さっきのスザクとその仲間の作戦。
 仲間が俺達をここに誘導した後、スザクが仕留めるって事なんだろ?
 じゃあ何で手負いのスザクがあそこに居るんだ?
 仕留めきれなかった時に、状況がこうなる事を向こうが読んでいたとすれば、
 俺たちがより逃げやすい『庭』に、手負いのスザクを配置するのは不可解だ」

「玄関側の敵はスザク以上の深手を負ってるかもって事だろう?
 ボウズ、手前なかなか鋭いな。
 ああ、その点は確かに言えてる。
 だが俺が『庭』を選んだ理由はもうちょい深い。
 根詰めて話そうや、放送終了が攻めのタイミングだぜ」

二人は暫しの間、脱出の為に作戦を練った。
そして放送は終わりに近づいて。

『それでは今回の放送はこれまでだ……!
 1人でも多く死に、1人でも多く次の放送を聞く者がいることを期待して、
 諸君らの顛末を見届けるとしようっ……!』

終わる。
と同時に、
このアリー・アル・サーシェスの存在において、最後の戦いが始まった。

□ 記録№7『正解の無い選択』 □


上条とサーシェスは同時にバリケードの内側から飛び出した。
サーシェスは片手に絶殺の凶器を掲げて。
上条は背負う死体の他には何も持たずに。
対照的な二人は『庭』に向かって駆け出す。

背後。
玄関に続く廊下にて響く銃声が、彼らの選択の正しさを示している。
廊下の道は狭い、二人並んでは通れない。
再び壁抜きを狙われては今度こそ二人まとめて殺される。
その考えが二人に庭からの脱走を選択させた決め手だった。
事実、廊下には今誰も居ないが、その空間は銃弾の雨に撃たれている。

だが、振り返ることは無い。
二人が見据えるのは一点。
目前にあるただ一つの脱出口(庭)のみ。
それを見据える彼らの眼に――。
空中で、駒のように回転する枢木スザクの姿が映りこんだ。

「「なにぃぃぃィィ!!?」」

サーシェスも上条も、驚愕を露にするしかない。
その人体の限界を若干度外視した動きにも目を見張ったが、
サーシェスと上条が行動を開始するのとまったく同時に、スザクの側から攻めて来られたのだ。
完全にこちらの行動を読まれていたのか、この展開もスザク達の作戦の一部だったのか。

そして、放たれる回転キック。
轟、と風を切り裂く音を引き連れて、鋼の脚が撃ち出される。
『殺す勢いの蹴り』と表現してなんら不都合はない。
威力、安定性、スピード、全てかね揃える、人体が繰り出す技として最高純度の一撃だ。

「糞がぁっ!!」

この状況で、蹴りは第一に狙うべき目標へと飛来する。
つまりはサーシェスの首を刈る。
その威力、腕では防ぎきれないことをサーシェスは瞬時に悟った。
苦肉の策としてガトリングガンでガードを固める。

「「ッオオオォォッ!!」」

競り合う刹那。
拮抗は一瞬、スザクの蹴りが振り抜かれ、ガトリングガンが宙を舞った。
一回転するサーシェスの全身。
ふらつきながらも転ぶことだけは耐え抜いて。

直上から降り注ぐ銃声を聞いた。

上条にもその音は聞こえていた。
そもそも、最初から聞いていた。
玄関の方から響く銃声。
廊下の方から響く銃声。

それが徐々に近づいてくる、という違和感。
おかしい。
この部屋において、壁抜きは不可能ではなかったか。
なのに何故こんなにも近くで銃声が聞こえてくる?

その疑問は宙を舞ったガトリングガンを見上げた瞬間に氷解する。
玄関側方面の廊下の天井を伝って、このダイニングルームの天井にまで連続して開けられた、孔。
銃撃によって、現在進行形で穿たれていくそれはいまや楕円の形を描ききる。
つまりコレは壁抜きではなく。

「――床抜き!?」

上条がそれに気づいた瞬間。
崩壊する天井と共に、レイ・ラングレンが戦場へと乱入した。

□ 記録№8『その戦争をぶち殺す』 □


二階の床を突き破って、ダイニングルームへと降り立ったレイは一拍子置いて行動を開始する。
愛銃を旋回させながら、スザクの蹴りによってふらついていたサーシェスに不意打ちを仕掛ける。
しかし、打ち込む寸前に敵の手が文化包丁を握り、こちらに振り上げられたのを見て射撃を断念。
銃に付属している刀のような部分で迎撃する。

左方向から首筋を狙う一閃を刀部分で受け止め、跳ね飛ばす。
続けてこちらから攻撃を開始。
刀部分を敵の頭をカチ割る意志で振り下ろす。

しかし、それは包丁によって受け止められ、左側に流された。
レイの体勢が崩れかける。
その隙を逃さない、サーシェスの一突き。
体を捻りながら、レイの腹部を狙って包丁を突き出してくる。
流れた左から、なんとか銃を引き戻して防ぐ。

割と余裕の無いタイミングだった為、刀部分の根元で受け止めることになった。
しかしそれはレイにとってのチャンスに他ならない。
この状態で引き金を引けば銃弾はサーシェスを捉えきる。

「死ね」

一言だけ呟いて指に力を込める。
だが、それより一瞬早く文化包丁が滑り上がり、銃口を押し上げた。
ぐい、と押されたレイの腕に伴い射線も上昇する。
銃弾はサーシェスの頭の上を飛び越えて、後ろの壁、砕けた天井に撃ち込まれていく。

「派手な登場の割には動きが遅せぇぞテメエ!
 意識に体が着いて行ってねのが分るぜ。手負いで戦場に出てきやがったな!?」

これが事実である故に、サーシェスはレイに対して互角以上の戦いを実現していた。
包丁の刃と奇銃の銃口が交差し、火花を散らす。

その傍でも既に第二の戦いは幕を上げていた。
こちらは乱れ飛ぶ拳と脚。
原始の暴力が飛び交っている。

スザクはレイの乱入に乗じて、
一気にサーシェスを殺害せんと銃を構えたが、そこに割って入る影があった。

「待ちやがれって言ってんだろ!」

上条当麻の拳がスザクの銃口をサーシェスから別つ。
その時点で上条を完全に障害と見なしたスザクは迷う事無く攻勢に転じた。
腕を伸ばし、掌を指先まで揃えて伸ばし、硬化。
上条の首に向けて振り下ろす。

所謂、手刀というもの。
殺傷を目的とはしない、気絶させる為の一撃。
数瞬後、このような手加減を加えたことをスザクは後悔させられる。

沈み込む上条の体、空を切るスザクの手刀。
しかし驚いたのはそこではない。
その次だ。

上条は屈んだ体勢から拳を打ち上げる。
素人の繰り出す無軌道なパンチ。
だのに、その速度はスザクの目算を遥か彼方に置き捨てた。

「な――!?」

ガードが追いつかない、油断のツケは頬への衝撃として支払わされた。
いや衝撃どころではない。
体が浮く、スザクはたった一発の拳によって後方の壁へとふっ飛ばされたのだ。

そのたった一撃でスザクは悟らされる。
この相手に手加減は出来ない。
少なくとも肉弾戦の上では不可能だ、と。

「ふざけんじゃねえ!」

上条は叫ぶ。
思いの丈を言葉にする。
それを拳に込め、力に変えるように。

「てめえら、こんな所でなに馬鹿なことやってんだよ!?」

壁を背にして倒れなかったスザクに向けて、追撃の拳が飛ぶ。
それをかわしながらスザクは口を開きかける。

「――上じょっ――」

しかし、言葉にすることは出来なかった。
飛来するドライバーがスザクの頭に直撃する。
思考回路を言葉を組み上げる事に回した隙をサーシェスが突いてきたのだ。
それとほぼ同時に放たれた上条の蹴り。

思考の間隙を二連撃に襲われる。
かわしきれない。
右手を払われて拳銃を落としてしまう。

「……っ!」

この場が一対一の状況ならば何も揉める事は無かった。
話せば分る間柄だった。
しかし今、すぐ真横ではサーシェスとレイが戦っている。
そしてレイはサーシェスを押し切れていない。

今のサーシェスは戦いながらスザクに仕掛ける余裕があるのだ。
しかし、スザクには戦いながら上条と話す余裕が無い。
上条当麻は余裕を持てない予想外の使い手であり、会話の隙はサーシェスが突いてくる。
戦いになったらどうしようもない、と。
状況は戦いの前にサーシェスが話していた通りの展開になった。

「俺はお前等の事情を知らねえ!……けどな!」

いかなる事情があっても、心に正義が有ろうとも。

「誰かを殺すことで何かを果たすなんて間違ってる!俺は絶対に認めねえ!」

上条当麻は認めない。
彼は何も知らない、スザクの事情もレイの事情もサーシェスに騙されていることにも。
しかし本質的な意味で、それは彼にとって関係の無い事なのかも知れない。
いずれにせよ、彼は認めないからだ。
例えば、この場でサーシェスに騙されていることに気が付いても、
上条当麻はスザクがサーシェスを殺すことを黙認することは無いだろう。

背景は知らなくとも、行動で結果は見えてくる。
事情一切関係無く、殺し合いに乗るというその動作。
誰かを犠牲にしても良いという意志を上条は微塵も認めない。
だから、彼はスザクの前に立ちふさがるのだ。

もう一度言う。
彼は手の届く範囲に居る人を守りたいと願う。
そして、その胸の奥底からあふれ出た感情に疑問を挟むことは無い。
事の善悪に関わらずだ。

「いいぜ、テメエら――」

これだけの意思宣言を挟みながら上条の攻撃はまったくぶれない。
まるで体と口が独立しているかのよう、驚嘆すべき思考速度だ。
少なくともスザクにはマネできない。
ただ黙して迎撃に徹するのみ。
その間、なおも上条の宣言は続く。

「これが『戦争』だからって、何をしてもいいって思ってるなら……!」

それはこの場に居る全ての人間に向けて発せられる言葉。
サーシェスすら例外ではない。

スザクは理解する。
この手合に説得の意志は微塵も無い、と。
吐き出される言葉は己の感情と主張を敵に叩き付けているだけだ。
本質はやはり拳にあり、スザクが倒れるまで繰り出される。
そして、裂帛の気合と共に振り上がり、下ろされ続ける上条の拳と共に叫ばれる布告。

「――――まずは、そのふざけた戦争をぶち殺す……ッ!!」

この場に居る全員を殴り倒すという宣言。
それを片手で受け止めて、スザクは全力で攻めることを決めた。
眼前の敵に容赦は無い。
ならば、こちらも容赦はしない。
上条にとってスザクが間違っている事は兎も角、ここでスザクが倒れれば全てが終わる。
それもまた事実。
スザクが上条の拳に倒れれば、連鎖的にレイも倒れる。
そうなれば待っているのはサーシェスによる虐殺の時間だ。

故に、思考を戦闘のみに傾け、スザクは全力で上条を潰しにかかった。

□ 記録№8『神の手』 □


刃、銃、拳、蹴。
乱れ飛び、交錯する。
それと同時に軋み続ける一軒家。
タイムリミットが迫る中、
先に勝敗が決したのはスザクと上条の戦いだった。

上条は既に何発目かも分らないパンチを放つ。
しかし、当たらない。
代わりに返されたスザクの拳。
かわそうとするが、完全にかわす事が出来ずに肩口を殴られる。
怯みながらも足払いを仕掛けるが、やはり当たらない。
逆に返され、転びかける。
その腹に膝蹴りが打ち込まれ、上条は初めて後ろに下がった。

「がぁっ……クソッ……」

先ほどから一方的だった。
数十秒間こそ渡り合えていたものの、それ以降は上条の拳は空を切り続けている。
スザクの攻撃は外れない。

確かに最初は互角だった。
上条の実力に加え、上条の拳が『死』に繋がらないモノ故にスザクのギアスは発動しない。
そこに加え、スザクは片腕を骨折している。
勝機はあった。
だがそれ以上に上条に劣勢を強いたのはその身に背負う死体である。
人一人分の重量を支えながら戦った上条の体力は数分と持たない。
時間の経過によって、今遂に上条の疲労は臨界点を突破する。

「……ぜぇ……ぜぇ……ぐ…っ…ぉぉぉぉおおおおおおおおお!」

肉体の出力全てを振り絞った絶叫と共に、振り切られた拳も虚しく風を切るのみ。
そして、伸びきった腕はスザクに掴まれ、上条の鳩尾に拳が叩き込まれる。

「がはっ……!」

崩れる上条の体。
それをスザクは持ち上げ、一軒家の窓から庭へと投げ飛ばした。
ごろごろと草むらを転がる上条と死体から視線を切り、スザクは次を見据える。

上条の敗北を見たサーシェスは既に逃走を開始していた。
レイから距離を取り、ガトリングガンを拾い上げて玄関へと走り出す。
スザクとレイもまたそれを追う。

一軒家に倒壊の時が近づいてきている。
高まる軋音は限界を伝えていた。

形の歪んだ廊下を抜けて、スザクとレイは正面玄関を開けた。
その正面にサーシェスが控えていた。
ガトリングの銃口を二人に向けながら口元吊り上げて。

「かかったな!」

そしてスザクとレイの背後で、一軒家が遂に倒壊する。
二人にもう退路は無い。
向けられた銃口から逃れる術など何処にもない。
一方的に殺す立場が一転、殺される立場へと切り替わる。
サーシェスの哄笑と共に今再び、成す術の無い二人へと無数の銃弾が撃ち込まれ――無かった。

「……んな……馬鹿な……!」

銃口はひたすら沈黙を守る。
サーシェスが引き金を引けども引けども、何も起こらない。
ガトリングガンは壊れいてた。

スザクに蹴り飛ばされた時か、レイによる天井からの射撃によるものか。
要因はどちらでもいい。
とにかく彼はこの最終局面で運に見放されたのだ。

無言で銃を突きつけるスザクとレイ。
そんな絶望的状況を前に。

「――畜生が!」

サーシェスはやはり、逃走を選ぶより他無かった。
ガトリングガンをスザクに投げつけ、無防備な背中を晒して住宅地へと逃げ込む。
その背中に容赦なく撃ち込まれていく銃弾。
それでも倒れるとこはなく、サーシェスは住宅地を走り続けた。

「はははははッ!こりゃ、終わったな。俺もドジ踏んじまったぜ」

笑いながら住宅地を駆ける。
彼には分っていた。
追ってくる二人を振り切れない。
どこぞに隠れたくとも背中から血が流れ続けて、道しるべを作ってしまっている。
それ以前に背中の傷は致命傷だと、霞む視界が告げていた。
己は死ぬ。

だが走る。
デバイスを取り出して、そこに表示されるマップを頼りに、入り組んだ住宅地を駆け抜ける。
神に見放された彼は諦観していたが、楽しんでいた。
生きるスリルとはこういう事だと笑っている。

死ぬ?
だからどうした?
それが生きることをやめる理由になるのか?
戦いをやめる理由になるのか?

「俺は俺だ!! 」

だから最後まで戦って死んでいく。
などと、纏まらない思考の果てに――。

「やあ、アリー・アル・サーシェス。相変わらずだね。
 死に掛けてるところ悪いんだけど、もう一度僕の元で働く気はあるかい?」

デバイスに映ったその男の声を聞き。

「――は?……はははははッ!はははははははははははははッッ!!
 当ったり前だぜぇ、大将!!」

ああだからこの仕事はやめられないのだ、と心底思った。

□ 記録№9『ある傭兵の死』 □


スザクとレイがサーシェスに追いついたのは
追い始めてからかなりの時間が経ってからだった。
火事場ならぬ死に際の馬鹿力で住宅地を駆け回ったサーシェスは様々な住居を転々として逃走した。
追う手間は半端ではなく、そこに辿り着いた頃、手負いのレイは完全にばてきっていた。

「あの怪我でここまで逃げ切るとはな。凄まじい執念だった」

レイがそんな声を上げる。
とある民家の一室で、アリー・アル・サーシェスは死んでいた。
うつ伏せに倒れ、手にはデバイスを握っている。
ここまで辿り着いたが、力尽きた。という様相だった。

ただ。
ただ一つ不可思議な点が。

「どういう事なんでしょうかね?これは?」

スザクが指差す先。
その死体の首には首輪が付いていなかったのだ。


【E-5/住宅地(とある民家)/一日目/夜】

【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュR2】
[状態]:疲労(大)、左腕骨折(処置済み)、脇腹に銃創、「生きろ」ギアス継続中
[服装]:ナイトオブゼロの服(マント無し)
[装備]:ベレッタM1934(6/8)、GN拳銃(エネルギー残量:中) 、鉈@現実
[道具]:基本支給品一式、ノートパソコン@現地調達、オレンジハロ@機動戦士ガンダムOO、9mmショート弾(14発)
    救急救命セット@現実、柳刃包丁@現実、工具一式@現実、雑誌@現実×多数、真田幸村の首輪
[思考]
基本:この『ゲーム』を破壊し、ゼロレクイエムを完遂する。
0:これからどうするか考える。
1:ルルーシュと合流する
2:首輪を外せる技術者を探したい。
3:ルルーシュに危険が及ぶ可能性のある要素は排除する。
4:明智光秀、織田信長、平沢憂、バーサーカー、ライダー、黒服の女(藤乃)に用心する。
5:確実に生きて帰る為の方法を探す。


[備考]
※ラウンズ撃破以降~最終決戦前の時期から参戦。
※主催が不思議な力を持っていることは認めていますが、死者蘇生が可能という点は全く信じていません。
※もしかしたら『敵のアジト』が『黒の騎士団のアジト』ではないかと少し疑っています。
※三回放送の前後に『E-3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランを政宗と神原から聞きました。
※政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。また、ビデオメールの送信元と受信時間を確認しました。
※アーチャーとC.C.が行動を共にしていることを知りました。
※政宗、神原、レイ、アーチャー、一方通行と情報を交換しました。
※飛行船についての仮説を一方通行から聞きました。
※ライダーの石化能力と藤乃の念動力についての分析を一方通行から聞きました。
※赤ハロとオレンジハロ間で通信が出来るようになりました。通信とは言えハロを通しているため、声色などはハロそのものにしかなりません。

【レイ・ラングレン@ガン×ソード】
[状態]:疲労(極大)、肋骨を数本骨折(処置済み)、左肩に銃創(処置済み)、脇腹に浅い銃創(処置済み)、ただし以上全て時間経過により悪化中
[服装]:武士のような民族衣装(所々破損)
[装備]:レイ・ラングレンの銃@ガン×ソード
[道具]:基本支給品一式×1、デイパック、ドラグノフ@現実(10/10)、 GN首輪探知機@オリジナル、平バール@現実、
    麻雀牌@咲×31個、ユンケルスター@現実×8、パチンコ玉@現実×大量、コンビニの商品多数(内容は後の書き手さんにお任せします)
[思考]
基本:もう少し生きてみる。
1:スザクの意志に任せる。
2:枢木スザクの『結果』を見届ける。
3:あるものは使う。
[備考]
※参戦時期は第8話~第12話のどこかです。
※ブラッドチップ・3ヶ@空の境界は円形闘技場に置いてきました。
※三回放送の前後に『E-3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランをスザクから聞きました。
※スザク、神原、アーチャー、一方通行と情報を交換しました。
※飛行船についての仮説を一方通行から聞きました。
※ライダーの石化能力と藤乃の念動力についての分析を一方通行から聞きました。

【E-5市街地/倒壊した一軒家の庭/一日目/夜】

【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
[状態]:疲労(中)、気絶中
[服装]:学校の制服
[装備]:御坂美琴の遺体
[思考]
基本:インデックスを助け出す。殺し合いには乗らない。御坂の遺体は必ず連れて帰る。
 0:――。
 1:とりあえず御坂美琴の遺体を守り抜く。
 2:一方通行を探し出す。
 3:戦場ヶ原ひたぎに同行。阿良々木暦を探す。戦場ヶ原ひたぎと3匹の猫の安全を確保する。
 4:インデックスの所へ行く方法を考える。会場内を散策し、情報収集。
 5:壇上の子の『家族』を助けたい。
[備考]
※参戦時期は、アニメ本編終了後。正体不明編終了後です。


□ 記録№00『人を超えた者』 □


あまりに寝心地が良かったからだろう。
彼はその不快感に、思わず飛び起きてしまった。
ばさっと、音を立てて布団が体から滑り落ちる。

周囲を見回せば、そこは小さな個室だった。
この場所にあるものと言えば、彼が今まで眠っていたベットと、室内を照らす蛍光灯と、
部屋の端にちんまりと置かれたテレビが一台。

「んん……こりゃどうなってん……」

と、そこでテレビに電源が入る。
そこには見知った顔が映っていた。
加えて言えば、彼が眠る直前に見た顔でもあった。

「おはよう、アリー・アル・サーシェス。
 僕の名前はリボンズ・アルマーク。憶えているかな?」

「……ははっ!おふざけは無しにしようや大将。
 俺がクライアントの名前を忘れる訳がねえだろうがよ?」

「……へえ?君にとって僕はまだクライアントなのかい?
 君をこの場所に放り込んだことに、僕が一枚噛んでると知っても?」

テレビに映るリボンズと名乗る人物の発言を聞いても、
サーシェスと呼ばれた人物は動揺しない。
むしろ愉しそうに笑っていた。

「別に契約を解消した憶えはねえしな。
 それに俺はこの戦争を楽しんでたんだぜ?
 強制参加ってのは確かに引っかかったが、意思確認なんざ大した意味はねえだろうしな。
 それに大将が噛んでるってのも少しは予想してたぜ。
 こんなドでかい催しもんだ、むしろアンタが関わってねえ方がおかしいだろ?」

「ふっ、その賞賛は謹んで受け取っておくよ。
 まあとにかく、今後も僕達は良い関係を築けるってことだね」

そうだな、と言いながらサーシェスはベット上で胡坐を書いた。

「とりあえず、マジで助けられたみたいだな。
 再契約のおさらいといきましょうや」

「そうだね。さて、君が死ぬ前に何処まで説明したかな。
 僕は君を蘇生させ、もう一度だけチャンスを与える。
 その代わり、君は『こちら側』が出す指示には従ってほしい。
 ここまでは言ったね?」

「ああ、基本項目だ。俺はそれに了承した」

画面の中の男は満足げに頷く。
サーシェスと呼ばれた者に記憶の混濁は見られない。
見込み通り状況に対応しきっているし、性格もやはり申し分ない。
刺客としてこれ以上の人材はありえないだろう。

「ならば、より詳しい契約の説明といこう。
 君はこの場所からリスタートする。後はこれまで通りに優勝を目指してくれればいい。
 ただし、『こちら側』が送る指令には原則従って貰う。
 指令はそこのディパックに入っているデバイスに送られるから、注意してくれ。
 これに逆らう意志を見せた場合は首輪を爆破させてもらうよ」

「これか?」

そういって、彼はベッドの横に置いてあったディパックを拾い上げる。

「そう、けどその中にはデバイスと基本支給品以外は何も入っていない。
 悪いけど武器は自分で調達してくれ。
 これはハンデだ。
 一度死んだ身が反則でゲームに戻るんだ。このぐらいは当然だろう?」

「それはよく分る理屈だが、解せねえ事があるな」

「なんだい?」

「大将はわざわざ俺を生き返らせた。
 なら、俺にやってほしい事があるんじゃねえのか?
 そのくせ丸腰でほうり出すってのはいったい何故だ?」

彼はディパックの中に本当に武器が入っていない事を確認して問いかける。
画面の男は含み笑って答える。

「まあね、確かに君にやって欲しい事はある。
 主に君の前任者がやっていたことだ。結界に関して君は触れないけど。
 殺し合いを煽ること。謎の女の捜索。出来ることは色々ある。僕の好きに動いてくれる参加者は欲しかった。
 それに、今後の君の活躍によって君自身の重要性が高まれば、待遇も変わってくるかもしれない。
 けどね、君はもう十分すぎるほど役割を果たしてくれているのさ」

「………………。
 ははぁ、大将。あんた俺を実験台にしやがったな?」

ご名答である。
彼をこれからどう動かすかについて、
テレビ画面の男はそれほど重要性を見出しては居なかった。
例えばこの部屋を出た瞬間に死なれた所で、対してショックは受けない。
残念には思うがそれだけだ。
もう二度と生き返らせることもあるまい。
男の言うとおり、彼は既に十分役目を果たしている。

「はっきり言うとそうなるね。
 君の意志がこうして不完全とはいえ、生き返ったことこそが何よりも重要。
 人の『意思』に関してのサルページ実験は成功だ。
 これも殺し合いがここまで進まなければ出来なかった事でもある。
 まあ、実はもう一人、この実験の被験者がいるんだけど、
 彼は完全に蘇生させる訳だから、『肉体』の再生からやらなくちゃいけなくて、少々時間が掛りすぎる。
 そこで君を使って、現時点の限界を施行したってわけさ。」

「つまり、生き返らせる価値のある参加者が俺しか居なかったってことか?
 生き返らせたついでに働いてくれる奴がちょうど俺だった、と。」

「同じ世界のよしみっていうのも少しはあったよ。
 君が生き返った理屈をもうちょっと具体的に知りたいかい?」

「いや、細かい事はいいさ。俺は戦争が出来て金がもらえればそれでいい。
 なにも文句は無いぜ大将。
 じゃあ、そろそろ行っていいか?」

「かまわないよ、それじゃあがんばってくれ。
 っとそうだ、聞き忘れる所だった。
 君のその肉体、今の僕の手足の一つなんだけど、どうだい?
 気に入ったかい?それもハンデって言う意味と、僕が監視しやすいていう事情でそうなったんだけど。」

「……ああ、大将には感謝してるがこいつは悪趣味極まる。
 優勝すりゃ元に戻してくれるんだろうな?」

そう言って、部屋を出て行く少女の見た目をしたアリー・アル・サーシェスを。

「もちろん」

と返して、リボンズ・アルマークは笑いながら見送った。











【D-3/憩いの館の一室/一日目/夜】

【アリー・アル・サーシェス@機動戦士ガンダムOO】
[状態]:妹達(シスターズ)に転身状態
[服装]:常盤台中学制服、首輪
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、特殊デバイス
[思考]
基本:雇い主の意向の通りに働き、この戦争を勝ち上がる。
0:さぁて、これからどうしようかねえ。
1:とりあえず現在地と指令の確認。
2:更に周辺を見て回り、できれば組める相手を見つける。 それが最適な選択になるならば、組んだ相手を騙すことも。
3:殺し合いをより楽しむ為に強力な武器を手に入れる。
4:ゼクスは胡散臭いが、彼の知り合いに接触する価値はある。 恩を売っておきたい。
  余裕があれば暦に接触してみたい。
【備考】
※セカンドシーズン第九話、刹那達との交戦後からの参戦です。
※五飛からガンダムWの世界の情報を取得(ゼクスに関してはやや誤解あり。ゼクス=裏切りもの?)。真偽は保留にしています。
 情報収集のためにヒイロ、トレーズ、デュオ、伊達政宗、神原駿河と接触する方針を続行。
※この世界の違和感(言語の問題等)は帝愛のせい、ということで納得しているようです。
※D-6のデパートには駐車場(車あり)があるようです。
※スザク、レイ、一方通行がアーチャーに接触した可能性があるとみています。
※E-3へ奇襲を仕掛けるか、逆に離れるかは、ライダーと藤乃の出方次第です。
※ライダーとはアーチャーが、藤乃とは式が、それぞれに共通した敵であると伝えました。

※特殊デバイスについて
マップ機能の他に『あちら側』からの指令が届く。
それに従わなかった場合サーシェスの首輪は爆破される。


【???/???/一日目/夜】


【リボンズ・アルマーク@機動戦士ガンダムOO】
[状態]:???
[服装]:???
[装備]:???
[道具]:???
[思考]
基本:???
?:妹達とサーシェスを通じて運営を円滑に進める。
[備考]
妹達と情報を共有しています。各妹達への上位命令権を所持しています。


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237:とある傭兵の戦争記録<レクイエム> 上条当麻 242:夢と復讐
237:とある傭兵の戦争記録<レクイエム> 枢木スザク 242:夢と復讐
237:とある傭兵の戦争記録<レクイエム> レイ・ラングレン 242:夢と復讐
237:とある傭兵の戦争記録<レクイエム> アリー・アル・サーシェス 241:輝くは電流火花
237:とある傭兵の戦争記録<レクイエム> リボンズ・アルマーク 250:あなたは無駄だと笑いますか?


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最終更新:2010年05月05日 21:27