プロローグ/モノローグ ◆ANI3oprwOY
――――――やあ、またせたね。
■ ■ ■
モノローグα/04:00
まだ夜も明けきらぬ時分である。
天に広がる偽りの大空より、落下する影があった。
それは鎧。巨体を誇る機械の鎧である。
一定速度で降下する、人型の兵器。
とある世界の、とある兵器だった。
「……ぎ」
空を落下する機械の内部にて、男が呻いている。
その男、ディートハルトは体に襲い来るGの重みに表情を歪めながらも、掴む操縦桿を硬く握り締めていた。
年柄にもなく怯えるように指は震え、歯はガチガチと噛み合わず、顔は酷く青ざめている。
「ぐ、ご……ぉ……!」
今彼が為している動作。
遥か高度を保つ空母より下降し、目下に広がる大地へと降りること。
パイロットの技能としては比較的基本の範疇に分類されよう。
しかし彼の本職とはパイロットなどではなく。
ましてや彼の知る世界には存在しない機体の操縦となれば、
たとえ単なる下降動作であろうと、冷や汗ものの行為であった。
「……ふ」
いくら『あちら側』にて各世界の兵器についての資料を深く読み込み、分析を重ねていたとしても。
いくら『優秀なガイド役』が傍についているとしても。彼には実戦経験が無い。
動かす動作の全てに、自信がもてないのだ。
一秒後にはバランスを崩し、地上に叩きつけられる衝撃が襲うかもしれない。
そんな未来を想像する度に身の毛がよだつ。
「ふは」
加えて、
「はは、馬鹿、な」
今彼が存在する世界。
それを統べる『神の掌』より逃れでた直後とあれば、
むしろ彼は比較的冷静な精神を保っていたと言えるだろう。
「逃げ切った……だと? そんな馬鹿なことが、あるか? は、は、はははは」
酷く、酷く、乾いた笑いだった。
水分の蒸発しきったような、砂を吐くようなカラカラの声が、狭いコックピット内に響く。
「何故だ? 何故生き延びられた? 何故、私はまだ生きている?」
己がここに居る理由。
ここで、こうして自分の命を握り締められるその訳を。
まるで世界に問いかけるように、彼は呟いていた。
「何故死ななかった?」
疑問に思うのも当然であろう。
ディートハルトが死ぬ機会なら、幾度もあったのだ。
あの飛行船で、支配者たる存在から銃口を向けられ、形容不能のナニカによって助けられた後も。
今、地上への降下を成し遂げるまでの極短時間の間に、上空の飛行船にて数え切れぬ程の死を、彼は予感させられた。
追ってくる敵の数は無数。
飛び交う銃弾。掠めていく大質量。
飛来する榴弾。真っ赤に染まる視界。
幾つもの脅威が背を追ってきた。幾度も死を確信した。
なのに現実は目の前に在るこれである。
生きている。死んでいない。
それどころか飛行船の中に隠されていた一機の兵器を奪取し、地上への降下さえ成し遂げている。
「つまり私と、一丁の銃と、そして彼女。だけで、奴から逃れられると……? 馬鹿な……ははは」
ディートハルトはやはり、確信と共に一笑に付す。
現実を見ても到底信じられないのだ。
馬鹿げている。どう考えても在り得ない。
この世界を支配する神にも等しい存在。
リボンズ・アルマークから独力で逃れ出るには、己はあまりに小さな存在だと知っている。
故にこれは、馬鹿げている、と。
「何故だ?」
何故なのだ、と。
現在進行形で襲い来る重力と、落下の緊張の最中にあっても、
ディートハルトは問わずにいられないのだ。
「支配者の余裕故に見逃された、か? いや、奴はそんな中途半端な気分屋ではない。
現に、殺す必要の無い私まで、あの時は徹底して殺そうとしていた。
とはいえ単なる幸運など、馬鹿げているそれこそありえない」
ここで生きている事こそが異常なのだと、確信をもって言い切ることが出来たのだ。
「ならばやはり……これも、貴様の手の内ということか……?」
あれほどの存在を前にして、運で生き延びられたなどあり得ない。
あれほどの存在から、逃げ切れるなどあり得ない。
ならば生きている理由など、逃げ切れた理由など一つしか考えられない。
つまりこれすらもまた、支配者の計算の内ということ。
いまだ己は、敵の掌で踊る人形に過ぎないと、そういうことなのだろう。
「お前は……どう思う?」
気まぐれに、その行為に意義など見出さぬまま、ディートハルトはソレに聞いた。
返事など期待せず、ただ何か明確な者に問うた方が落ち着くと考えたのか。
世界に聞くよりもマシと思ったのか。
現に、ソレ――コックピットに無理やり詰め込まれたような禁書目録(インデックス)――は応えなかったが、
ディートハルトは構わず続ける。
「私は今も奴の操り人形だと、お前は思うか?」
己の存在価値を問うように。
「私はこれから、一つの目的をもって動き出す。だがそれすらも、奴の目論見通りだと……」
応えない少女に向って問うた。
ディートハルトがここで生きていられる、おそらく最も大きな要因へと。
「これから私がする全てが、神の掌の上なのだと……」
少女の動きに合わせていれば、いつの間にかここに居たという感覚なのだ。
実際、この機械を動かせたのも、少女の知識があってこそである。
「まあいい」
応えない少女にやはり飽いたのか、それとも気が済んだのか。
ディートハルトは再び、呟くように、切り替える。
「どちらにせよ変わらないな。なぜなら、私の神は一人だけだ」
その言葉には、力強い熱が篭っていた。
「私が踊らされてやるのは、彼――ゼロだけなのだから、な」
笑みさえ浮かべながら、ディートハルトは言い切った。
かの名を呟いただけで力が漲ると、誇るように。
「私の神はゼロという存在ただ一人。奴ではない。そうとも、私はゼロの勝利を信じている。
例え、これから私がゼロの為に動くことを見切られていようと。それが奴の意のままだとしても。
おそらく最終結果は奴の思惑とは違うだろう。なぜなら、ここにはゼロがいるからだ」
それは根拠の欠片も無い、盲信のような言葉だった。
だがディートハルトの目に表れた熱は偽物ではない。
当然である。真実、彼はそれを盲信しているのだから。
「いいとも。私は操られてやろう。どこまでも道化に成り果ててやろう。だが糸を引くのは奴ではない。
私が認め、私が信じるゼロだけだ。
ああ、信じているとも。私はゼロを信じている。なぜなら――」
否、それは盲信という言葉ですらまだ温い。
「聞くところによると、私は彼に、『死ぬほど』焦がれたそうだからな」
目に映るものは狂信のそれである。
「近い未来か、遠い時空か、異なる世界か、命を失うと知った。
ゼロによって、ゼロを信じきれなかった男が、やはりそれを上回ったゼロによって死んだと」
知らされた真実と、そこから連想された情景と、己の言葉とに燃えていく男の胸の内。
想像するほどに恐怖は消えていく。
手の震えは止まり、目は輝き、笑みさえも浮かべてしまえるのだ。
「今なら、真の確信を抱ける。
ああやはり彼はカオスの権化だった。
私の死をもって証明された。故に、私は歓喜するのだ。
歓喜し、盲信し、狂信し、今度こそ、完全なる傀儡と化する」
彼を思えば思うほど。
あの日、己を突き動かしていた感情が沸きあがってくる。
脳を燃やす狂気に溺れることが出来る。
ならばこれこそが、彼なりの、恐怖への対抗策だったのかもしれない。
「では」
そんな男へと、傍らの少女が声をかけた。
「具体的に、これからどうするつもりですか?」
ほんの少し香ったはずの違和感に、狂信の男は、だから気づけなかったのだろう。
「〝南側"の集団へ、むかう」
「南ですか」
少女の言葉には本来あり得ない筈の濁りを、すぐに嗅ぎ取ることができなかった。
「ああ、北ではない……南だ。
もちろん北にいる彼に直行することが理想だが、それは出来ない。
北には……『奴』の手足(アリー・アル・サーシェス)があるからな……リスクが大きすぎる」
「ならば」
「南の連中をサポートする。などと、悠長は言わない。私の目的の為に、彼らを使わせてもらう。
此方にはカードがある。飛行船から持ち出したもの、そして情報だ」
熱に動かされた男はそこまで言ってようやく――
「私の目的はゼロの勝利。それだけなのだからな。
それ以外の物は、私とて利用させてもらう。いずれ、破滅する者達だ……」
「天江衣の首輪はどうするつもりですか?」
「……お前にしては、意図の分らない質問だな」
口長だけは冷徹で機械的なインデックスの言葉。
ようやく、彼は気づいた。
何故聞くのか。
彼女が聞いたということ、それだけで既に違和感に違いない、ということに。
そして、
「……無論、放置する。当然だろう、あれを外せば、それこそ奴の狙い通りだ。
奴がこの場に踏み込む免罪符を与えてなるものか。
『この勝負に勝ちたいならば、首輪を外してはならない』
私は『あちら側』に近かったからこそ知りえた情報だが、きっとゼロとてこれくらい気づいているはずだ……が」
ディートハルトの事情如何に関らず、地上に居る誰にとっても、天江衣は見捨てなければならない。
その事実を、若干の疑念と共に口にした。
「そうですか」
しかしインデックスは何一つ揺るがず。
平然と、口を開く前の状態に立ち戻っていた。
感情のない、意志の無い、それこそディートハルト以上に、人形の様な存在へと。
「……?」
結局、感じ取れたものは違和感のみ。意味までは読みきれぬまま、ディートハルトも口を閉ざす。
特段重要にも思えなかった。なぜなら、この少女は何も出来ないと考えていたからだ。
あの場で支配者に排除されようとしていたのはインデックスも同じであり。
つまりそう大した役割はないと断じている。
感情も力も無いと、聞いていたし、思っている。
ディートハルトにとって彼女は己が交渉材料であると同時に、
ただの盾程度の価値しかない。故に、口も軽くなったのだろう。
「まあいい。では行くぞ。まずはこの機体を何処かに隠さなければな」
残りはただの独り言のように、己を鼓舞するようにして、ディートハルトは機体を降ろしていく。
「さて」
徐々に近づいてくる下界の戦地を見つめ、彼は誓った。
ここでは無いどこかの世界で、道を誤り命を落とした己の代わりに。
「ゼロよ。待っていてください。私は今度こそ、最後まで貴方の力であり続けましょう」
ゼロの力となり、ゼロのみの勝利を実行する。
それ以外の全ての破滅を、結果とする。
「私にも意味がある……意志があるのだ!」
たとえ人形であろうと、誰にも望まれない存在だろうと、一見取るに足らない砂粒のような価値しかなかろうと。
ここに意志はあるのだ。意味はあるのだ。
だから手足は動く、今こうして言葉を発せられるのだ、と。
ディートハルトは信じ、動こうとしていた。
その、力強い熱狂。
視野狭窄。
だからこそ、彼はやはり思い至らなかったのだろう。
己と全く同じ理論を、傍らの少女にも当てはめられるという、ごく簡単な事実にすら。
■ ■ ■
モノローグβ/05:15
「――――ふむ」
黒衣の神父がその部屋にいた。
光の少ない放送管理室。 黒で統一された大きめの安楽椅子。
生きている間、遠藤勇二が譲らなかったその場所は今、この男の席である。
「それで、だから君はこれを渡す、と」
シートに深く腰をかけながら、言峰綺礼は目の前に立つ人物へと言葉を投げた。
机の正面に立つ、一人の黒服。
名前の与えられない男へと向けられた言峰の視線からは、興味本位以上の意味を見出すことはできない。
ただそこにいるから、話しかけて来るから、だから受け答えをしているだけである。
男はただの黒服だった。
この物語においてなんら重要なファクターに成りえないと、断じられた彼はそれでも、
「はい」
実直な声色で肯定した。
「だが、本当にいいのかね?
私が遠藤と同等以上に信用できると、君は思うのか?」
いま男の手の内から、机の上へと置かれたモノ。言峰に渡されたもの。
――『カードキー』と『付属品』。
“それ”がなんであるのか、言峰は少しだけ耳に挟んでいた。
破滅への鍵。
リセットボタン。
即ち『表向きの主催者達』のリーサルウエポン。
“こちらがわ”の切り札だ。
「現状において、あなたは受け取る権利と、そして義務があります。
この――フレイヤを」
一口に言えば、超火力の爆弾。
破壊区域を指定可能かつ二次災害の無い、しかし問答無用の爆力を誇る戦略兵器。
――環境に“のみ”優しい核兵器とでも言えば適当だろうか。
ルルーシュ・ランペルージらの出身世界から持ち込まれたそれのデータが、放送管理室のモニターには表示されている。
「なるほど確かに。
遠藤亡き今、『“こちら側”の責任者』という役は私に移った。
と同時に、全権限が私に委ねられたことになる」
フレイヤ。
それは苦肉の策であり、最後の手段であった。
忘れてはならない。このバトルロワイアルの、表向きの目的。
見世物。スポンサーたちの余興。金の為の、あくまで人と人との殺し合い。
欲と、欲の、たてられた筋はそういうモノだった筈である。
そしてそれは、本当の目的が現れたからと言って、嘘になるわけではない。
聖杯の完成という、裏があるということは、逆転して表の証明にもなる。
つまりこのフレイヤの存在こそ、こちら側の存在証明。
「しかしコレは、君達にとっては最後の因(よすが)なのだろう?」
遠藤らがスポンサー共に準備していたもの。
小型だが、威力は充分。
一方通行、織田信長ですら生き残ることは出来ないだろうと断言できる威力。
「定めた空間を全て灰燼に帰す最終兵器。全く陳腐だが、それに足る威力をこれは持っている。
絶対的武力。王者の証だ。
主催者を打ち倒す意志を持った参加者の反乱。主催者同士の内乱。第三者の介入。
それら全て、この一撃で解決。漂白可能」
それはまさに、必殺の手段だった。
実際のところリボンズらを信用しきってなかったであろう遠藤が、
なんらかの保険としての意味も込めて用意していたのかもしれない。
「“こちら側”にとって都合の悪いとき、どうしようもないという時の強制終了。
最後に頼るリセットボタン。
それを、私のような半端な立ち場の者に、君達はどうして明け渡す?」
言峰綺礼。
真摯に、率直に、ある種残酷な問答を、この男は楽しんでいた。
これは他人事で決して無い。事実彼自身も微妙な立ち居地である。
こちら側ともあちら側とも切れぬ中間位置。なのに飄々とした体を崩さない。
「それは……我々が、ただの我々だからですよ。
こうする以外の選択肢は用意されていませんからね」
そしてここで、震えたような声で、ようやく黒服の男は感情を除かせた。
超えられない立場。生まれついてより定められた劣位に咽び、滲むもの。
「やれ」と言われた事はやらなければならない。
言われなくとも、「やらなければならない事」は、立場上、やるのが彼らなのだから。
悔しさを飲み込み、憤りと恐怖を押さえ込み、
ただ決まりだからという理由のみで、彼らは言峰へと託したのだ。
「ふ……。理解した。これは私が受け取ろう」
言峰は、ようやく見せた男の感情を良しとして、部屋を後にする背中を見送った。
扉の閉まる音がして、言峰一人きりになった空間に静寂が漂いはじめる。
「しかしコレが、何をもたらすか……」
黒い椅子に腰掛ける言峰は、机の上に残された『鍵』とデータを見つめて呟いた。
前任者の遺産、『表向きの主催者』の最終手段。
期せず舞い込んできたそれはしかし、言峰の思想とは相反するもの、興味の範疇外で在るはずの代物であり――
「ふむ」
彼にとってつまらない幕引きを匂わせる破滅の鍵を、神父は摘み上げるように翳した。
「だがお前にとっては違ったのだろうな。遠藤」
全てを巻き込んで消えることさえ許されなかった哀れで間抜けな男を、
鼻で笑いながらも、しかし功績として一つ認める。
「悪くない」
面白くなりそうなものを遺してくれた、と。
さらなる混沌を期待して。神父は口先に笑みを浮かべた。
◇ ◇ ◇
モノローグγ/06:45
暗い部屋に少女が一人、呆けた様子でそこにいた。
膝を抱え、死んだ魚のような目で、灰色の床に置かれたモノを眺めながら。
少女その名を原村和。
愛の為に全てを投げ打った者である。
「…………」
少女は目し、そして黙して語らない。
見つめるモノを、置かれたそれを、一本の、断ち切られた『腕』を見つめたまま、何も語らず座り込む。
今更語ることなどない。話す気力など無い。
もう全て終わったのだと、諦観した様相だった。
「――――」
何をするでもなく佇んでいた和だが、ふと気配を感じて顔を上げる。
いつからだろう。
気がつけばそこにいた、気配。
気がついてしまえば露骨なほどの空気の歪みが傍にあった。
――自分以外の人間がこの部屋にいる。
誰だろうか。そんなことを考えるが、それほど興味はなかった。
……どうでもいい。
どうせ言峰あたりなのだろうと予測を付けて、少女はやはり黙した。
あの神父と関って、いまさら何になるというのだろうか。
凍てついたこの気持ちすら、締め付ける言葉をあの男はもっているかもしれない。
けれどどちらにせよ、苦しいだけだ。
胸を抉られるような言葉を吐きかけられ、傷つくだけだ。
何も変わりはしない。
現実は動かない。
もう全て終わったのだから。
もういい。
もう何も見たくないし考えたくもない。
このまま死ぬまで、何も……。
けれど、気配は、どれ程待っても消えてくれなかった。
いくら無視しても、気づかないフリをしても、彼女の傍に、そこに在り続ける。
結局、痺れを切らしたのは、和だった。
捨鉢な態度で和は、気配へと声をかける。
「――どなたですか?」
すると待ち構えていたとばかりに、その気配は答えた。
「――はっはー。……いや、もしかして気づいて貰えてないのかと思ったよ」
にやり、と。口元を少し自嘲気味に変えながら。
火の着いていない煙草を咥えながら。
アロハシャツの男は飽くまでも軽く言葉を口にした。
「しかし、どうにも元気が無いね。――何かやなことあったのかい?」
■ ■ ■
プロローグ/プロローグ
――――――やあ、またせたね。イリヤ・スフィール。
――――――またせたわね。リボンズ。
――――――待ちくたびれたかい?
――――――くたびれた。
――――――それじゃあ、止めてしまうのかい?
――――――止めてしまおうかしら?
――――――でも、止められないんだろう?
――――――止められちゃうと、困るんでしょう?
――――――……ふふっ。
――――――楽しそうね。
――――――楽しい?
――――――ええ、あなた、楽しそうよ。
――――――そうかな? それなら君はどうなんだい?
――――――どうかしら?
――――――相変わらずの反応だ。
――――――でも、ようやくここまできたのね。
――――――ああ、そうさ。君はここまできた。幾多の屍を見送って、待ちぼうけて、やっと。来たんだよ。
――――――やっともうすぐ……。
――――――ああ、だから、続きを見ようか。
――――――つづき、彼ら物語の最終章。
――――――そして、僕らの物語のプロローグ。
――――――待ちくたびれて、もう少し。
――――――この終幕と、至る先。
――――――笑って、見送って。
――――――感涙と共に、抱きとめようか。
【???/???/二日目/早朝】
【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/stay night】
[状態]:限界に近い
[服装]:???
[装備]:???
[道具]:???
[思考]
基本:聖杯としての役割を果たして、優勝者の望みを叶える。
1:この殺し合いを完遂し、優勝者の望みを叶える。
2:それまでは死なない。
[備考]
※参戦時期は本編終了後から一年経過程度です。
【リボンズ・アルマーク@機動戦士ガンダムOO】
[状態]:???
[服装]:???
[装備]:???
[道具]:???
[思考]
基本:聖杯を用いて望みを叶える。
?:敢えて首輪を解除させて対主催戦に持ち込ませ、最終的に自分が勝利する。
?:妹達とサーシェスを通じて運営を円滑に進める。
[備考]
※妹達と情報を共有しています。各妹達への上位命令権を所持しています。
※妹達はイノベイドの技術によって新造された個体です。
時系列順で読む
投下順で読む
最終更新:2011年09月27日 02:03